コミュ力が高いと有利？就職で求められるスキルとは

「コミュ力」や「コミュニケーション能力」という言葉を、よく耳にします。企業側が応募者に求める条件には、適応力や目標達成思考、社会常識などいろいろありますが、中でもコミュニケーション能力の高い人材を求めている企業が多いようです。
しかし、一口にコミュニケーション能力といっても、その中には多くの要素が含まれているもの。ここでは、企業が求めている能力や、コミュ力を高める方法などについてまとめました。

企業が求める「コミュ力」とは

中途採用では、応募者に経験や実績、スキルを求める傾向が高い反面、社会人未経験者を採用する場合は応募者の人間性やポテンシャルに期待して採用することがあります。

「求める人物像」は企業によって異なりますが、コミュニケーション能力（コミュ力）を重視している企業が多いのが現状です。

しかし、コミュニケーション能力といっても「誰とでも話せる」「友だちが多い」「人に優しく接することができる」などはあまり重要ではありません。
企業が求めていることは、「人の話を正しく理解し、答えることができる」「人見知りしない」といった基本的なことから、「相手が求めるものを聞き出すことができる」「考え方の違う相手と話し合い、折り合いをつけることができる」など高度なものまで幅広いのです。
いくらトーク力があっても、ムードメーカーになれても、適切な意思疎通ができなければ「コミュニケーション能力がある」とは言えないでしょう。

コミュニケーション能力以外にも、企業から一目置かれる人材となる要素について「圧倒的に仕事ができる人の特徴とは？基本姿勢や業務に取り組むコツを解説」でまとめていますので、気になる方はこちらもご覧ください。

コミュ力は働くために必要？

営業や接客業など、顧客を相手に商品やサービスを提供する職種では、コミュニケーション能力は必須と言えるでしょう。
お互いに不信感があると仕事にも影響してしまいます。信頼関係を構築するためには、コミュニケーションは不可欠なもの。
誰にも関わらずに仕事が進められる職種というものはほとんどありません。
多くの職場において、コミュ力は重視されているスキルのひとつと言えるでしょう。特にチームワークが求められる企業では、コミュ力があるとアピールポイントになります。

コミュ力が働く上で重要とはいえ、中には人と関わることの少ない仕事も実際にあります。気になる方は「人と関わらない仕事31選！正社員や一人で在宅勤務できる職種をご紹介」や「人見知りに向いてる仕事とは？おすすめの職業や正社員就職のポイントを紹介」のコラムも参考にしてみてください。

コミュ力に自信をつける方法

コミュ力が大切だということは分かりましたが、自分のコミュ力に自信が持てない人はどうすれば良いのでしょうか。以下では、コミュ力に自信を持てるようになる3つの方法について整理しました。日頃から意識して人と関わるようにすると良いでしょう。

会話のキャッチボールを意識する

コミュニケーションは会話のキャッチボールです。片方がずっと話しているのでは会話は進まず、コミュニケーションがとれているとは言えないでしょう。
また、自分の情報を何も出さないでいると、信頼されにくいもの。しかし、無理に自分のことについて語ったり、相手と同じだけ話したりする必要はありません。
まずは、相手の話に興味を持って聞いてみましょう。そうすればおのずと質問が出てくるはず。「相手の発言に対して2割返す」など目標を決めてみるのもおすすめです。

相手を思いやる

相手や周囲の人を思いやり、気遣う行動をとることで、コミュニケーションがスムーズに進むでしょう。
口下手でも、なにかあったときにすぐ動ける人は信頼されやすいもの。また、常に周囲に目を配っておくことで、会話の糸口が見つかるかもしれません。

TPOを意識する

時間・場所・場合に合った話題、声の大きさ、立ち振る舞いを選ぶことが大切です。特にビジネスシーンでは、TPOにそぐわない行動をしていると、マナーが守れない印象を与えてしまいコミュニケーションは成り立ちません。
また、言葉遣いや名刺の受け取り方など、基本的なビジネスマナーも身につけておくと良いでしょう。

コミュ力に不安がある方は、エージェントに相談してみるのもおすすめです。
ハタラクティブでは、アドバイザーが1対1でカウンセリングを実施。あなたのスキルや経験、やりたいことなどをもとに、ぴったりの業界・職種を提案しています。
人事担当者や採用予定の部署の上司が求める人物像、仕事内容など、求人サイトには掲載されていない情報も得られるため、入社後のミスマッチも防げるでしょう。
また、入社後も定期的にフォローの連絡を行い、人間関係や仕事内容などについてヒアリングをしています。
初めて就職・転職をする方は、お気軽にハタラクティブにご連絡ください。