- フリーター就職支援「ハタラクティブ」TOP
- お役立ち記事TOP
- 退職を申し出るときのポイントは?避けるべき時期や伝え方の例も紹介!
退職を申し出るときのポイントは?避けるべき時期や伝え方の例も紹介!
更新日
この記事のまとめ
- 退職の申し出は、退職希望日の1~3ヶ月前に行うのが一般的
- 繁忙期やプロジェクト途中など、退職の申し出を避けるべき時期もある
- 退職の意思は、最初に直属の上司に申し出よう
- 退職理由は、できるだけ前向きな内容に言い換えて伝える
- 上司や同僚、家族など伝える人によって退職の伝え方やタイミングを変える必要がある
退職を申し出る時期や正しい伝え方などについて、詳しく知らない方も多いのではないでしょうか。退職を申し出るときは、適切な時期や伝え方があります。また、上司をはじめ、同僚や家族、取引先など、人によって伝え方やタイミングが異なるので注意が必要です。このコラムでは、退職を申し出る際に適した時期や避けた方が良いタイミングについて解説。退職を申し出るときのポイントや、伝える際の注意点なども紹介しています。
退職を申し出るのに最適な時期
円満退職を目指すなら、退職を申し出る時期に気をつける必要があります。以下で、退職を申し出るのに適切なタイミングを紹介していきます。
退職の申し出は1~3ヶ月前にする
退職の申し出は、退職希望日の1~3ヶ月前にするようにしましょう。退職する際は、後任への引き継ぎや取引先への挨拶など、ある程度の時間がかかります。また、就業規則に退職についての規定があれば、それに従うのが基本です。退職を申し出る時期については、「退職を申し出る時期の決め方は?おすすめのタイミングや伝える流れ」のコラムでも紹介しているので、参考にしてみてください。
ボーナスを貰ってから辞めるのはアリ?
ボーナスを貰ってから退職を伝えるのは悪いことではありませんが、良い印象を残して会社を辞めたいなら避けた方が良いでしょう。ボーナスの支給額は、その期間までの評価や実績を見て決めている場合が多く、会社によっては「近いうちに退職する社員に、多くのお金をかけたくない」と考えている可能性もあります。また、ボーナスを貰ってからすぐに退職を伝えると、「ボーナスをもらうためにわざと退職を伝える時期を遅らせたのでは?」といった印象を与えかねません。そのため、退職を伝える際はできるだけ「会社に迷惑をかけない」「早めに伝える」の2点に重点を置きましょう。
法律では退職の意思表示は退職日の2週間前までと定められている
「民法第627条」では、退職の意思表示は、退職日の2週間前までにすれば良いということになっています。しかし、引き継ぎなどが間に合わず会社に迷惑をかける恐れがあるため、余裕を持って退職の意志を伝えておくのが無難です。ただし、「持病が悪化してこれ以上働けない」「家族が要介護になってしまい、自分以外に面倒を見られる人がいない」などの急を要する事情がある場合は、会社にきちんと伝えて早めに退職できるように対応しましょう。参照元
e-Gov法令検索
明治二十九年法律第八十九号「民法」
退職の申し出を避けるべき時期
退職を申し出るのに適した時期がある一方で、避けるべき時期もあります。以下で、退職を申し出る際に避けた方が良い時期についてまとめているので確認してみましょう。
繁忙期
繁忙期は仕事が忙しく、上司もスケジュールと心にゆとりを持ちにくい時期です。そのようなタイミングで退職の意思を伝えようとしても、忙しくて後回しにされてしまったり、対応してもらえなかったりする恐れがあります。きちんと退職の話し合いをしたいのであれば、スケジュールに余裕のある時期に申し出ましょう。
プロジェクト途中
参加しているプロジェクトがある場合、途中の段階で退職を申し出るのは避けましょう。後任者の選定や引き継ぎが上手くできず、同じプロジェクトに参加しているメンバーに迷惑をかけてしまう恐れがあります。退職する前に、今の会社で引き受けた仕事は責任を持って最後までやり遂げましょう。
円満に退職を申し出るための7つのポイント
円満に退職するためには、いくつか注意したいポイントがあります。どのような点に気をつければ良いか、以下でまとめました。
1.退職の意思を最初に伝える相手は直属の上司
基本的に、退職の意思は最初に直属の上司に伝えましょう。仲の良い同僚がいても、退職を考えていることを安易に言ってしまうのは避けた方が無難です。退職の意志を伝える前に社内に噂が広がり、上司の耳に入ってしまうと、思わぬトラブルに発展する恐れがあります。そのような事態を回避するためにも、まずは直属の上司に伝えることを念頭に置きましょう。
2.メールではなく対面で伝える
退職の申し出は、メールではなく対面で伝えましょう。メールで伝えるだけだと、一方的に主張を通している印象を与えてしまい、上司や周囲と気まずくなってしまう恐れもあります。
3.相談という形で呼び出す
上司を呼び出す際は、いきなり退職を切り出すのではなく、「ご相談したいことがあります」という形でワンクッション置きましょう。また、上司の都合を考え、忙しそうにしている時間は避けるのが賢明です。話しかけづらい場合は、あとで確認しやすいようにメールで「ご相談したいことがあるのですが、お手すきの際にお時間をいただけないでしょうか?」と事前にアポを取っておくと良いでしょう。
4.前向きな退職理由を伝える
会社や上司への不満が原因で退職を決意した場合であっても、退職理由を聞かれたときは、できるだけ前向きな理由を話しましょう。退職理由に待遇や人間関係を挙げてしまうと、改善を理由に引き止められ、退職しづらくなってしまう可能性があります。また、これからも今の会社に残る人に不平不満をいうのは、相手への配慮に欠けた行為です。円満退職を希望するなら、会社の愚痴や悪口はいわず、なるべくポジティブな理由に変換して伝えましょう。退職理由をどのように変換したら良いか分からない場合は、「退職理由の例文を紹介!前向きな印象を与える伝え方」のコラムを参考にしてみてください。
5.転職先を聞かれても詳細は言わないのが無難
上司や同僚に転職先を聞かれても、詳細をいうのは控えた方が無難です。転職先の会社名を答えてしまうと、「あの会社は△△だからやめた方が良い」というように、引き止めの口実にされてしまう可能性もあります。転職先を聞かれたら、「まだ決まっていません」「△△に力を入れている会社です」など、言葉を濁して回答すると良いでしょう。
6.引き止められても退職の意思は固いことを伝える
退職を申し出た際に引き止められる場合もありますが、その際は意思が固いことをきちんと主張しましょう。「実は退職を考えておりまして」などと切り出すと、退職するかどうか悩んでいると受け取られて、引き留められる可能性が高まります。また、職場環境や待遇について言及すると「現在より待遇を良くする」「環境改善に努める」など、さまざまな条件で引き止められることも考えられるでしょう。しかし、一度退職の意志を伝えた会社に残るのは居心地の良いものではありません。説得に応じて在籍することを選んでも、問題が改善されないという場合もあります。会社に同情してしまったり、好条件に揺らいだりしないよう、上司に退職の申し出をするときはしっかり決意を固めておきましょう。
違法な引き留めにあった場合は?
退職は法的に認められた労働者の権利の1つなので、妨害するような行為は違法です。「賠償金を請求する」「給与を支払わない」といった話題を持ち出されても真に受けないようにしましょう。なお、引き止めの手段がエスカレートしている場合は、証拠を集めて労働基準監督署などの公的機関に相談することをおすすめします。労働基準監督署への相談方法については、「労働基準監督署に相談できる内容やメリットは?方法は電話やメール?」のコラムで紹介しているので、参考にしてみてください。パターン別に見る退職を申し出る方法
退職する際は上司だけでなく、同僚や家族、取引先などにも伝える必要があります。以下で、退職を申し出る方法をパターン別に紹介。退職することをどうやって伝えれば良いかお悩みの方は、参考にしてみてください。
同僚に伝える場合
同僚や先輩に退職を申し出る場合、退職する理由や退職日だけでなく、これまで一緒に働いてきたことに対する感謝の気持ちを伝えましょう。
退職の伝え方の例
「私事で恐縮ですが、一身上の都合により△月で退社することになりました。入社して△年、慣れない業務に戸惑いながらも、やりがいを感じながら仕事をすることができました。業務を通してたくさんの方と関わり、多くのことを学び経験させていただきました。何かと至らぬ点もあったかと思いますが、お世話になり本当にありがとうございました。」
家族に伝える場合
家族に退職を伝える場合は、転職活動を始める前に話すようにしましょう。転職先の内定が出たあとや退職が決まってから家族に伝えると、反対されて揉めてしまう可能性もあります。また、家族がいる場合、転職は自分だけでなく、家族も巻き込む問題です。「今の仕事を退職したいと思っている」と切り出し、退職したい理由や転職先の条件などについて家族でよく話し合いましょう。
結婚が理由で退職する場合
結婚が理由で退職するときは、企業側から引き留められる可能性があります。退職を決意しているなら、以下のようにはっきりと辞めたい意思を伝えるのがポイントです。
退職の伝え方の例1
「実は再来月に結婚することになりました。相手が多忙なこともあり、結婚を機に仕事を辞めて家庭のことに専念したいと思います。そのため、誠に勝手ながら退職する決意をしました。」
退職の伝え方の例2
「私事ですがこの度結婚することになりました。相手の職場が遠く、引っ越しをすることになったため、誠に勝手ながら退職を決意いたしました。」
役職者や重要な業務を任されている場合
自分自身が役職者だったり、重要な業務を任されていたりする立場の場合、退職したときの会社への影響は大きくなるでしょう。まずは重要な業務から退くことを話し、退職することへの謝辞を伝えます。また、自分が辞めたあともなるべく職場に迷惑をかけないよう計画的に準備していることも伝えて、上司の不安を軽減しましょう。
退職の伝え方の例
「重要な業務を任せていただいている立場で申し訳ありませんが、退職したいと思います。現在担当している業務については、後任を△△さんにお願いしたく、すでに引き継ぎ書も作成しました。」
転職を見据えて退職する場合
ほかにやりたいことがあり、転職を見据えて退職は、「やりたいことを実現するために退職したい」ということをはっきりと伝えましょう。なお、伝える際はお世話になった職場への感謝の気持ちを述べ、上司の気持ちに配慮することも忘れないようにします。伝え方の例は以下のとおりです。
退職の伝え方の例1
「△年間成長させていただいたことに感謝しております。しかし、自分の年齢やこれからの人生を考え、可能なうちにほかの業種にチャレンジしてみたいと思い、退職を決意しました。」
退職の伝え方の例2
「子どものころからスポーツをすることが好きで、将来スポーツに関わる仕事をしたいという夢がありました。今の仕事にはやりがいを感じており、成長させていただいたことに感謝しております。しかし、夢をあきらめきれず転職を決意しました。」
取引先に伝える場合
取引先に退職する旨を伝える場合のポイントは、これまでのお礼や感謝の気持ちを伝えるだけでなく、退職日や理由などもきちんと伝えることです。なお、退職理由については出産や結婚などのライフイベントを除いて、基本的には一身上の都合と伝えて良いでしょう。
退職の伝え方の例
「私事で大変恐縮ですが、一身上の都合により△月で退社することとなりました。△△様には大変お世話になり、本当にありがとうございました。数々のご助言をいただき感謝しております。後任は同じ部署の△△が務めさせていただきますので、変わらぬご指導のほどよろしくお願いいたします。」
「退職を申し出るか悩んでいる」「引き止めに合ったときの対処法を知りたい」「自分に合った職場で働きたい」などとお悩みの場合は、ハタラクティブの利用を検討してみませんか。
ハタラクティブは、20代を中心とした若年層の転職・就職支援に特化したエージェントです。経験豊富なキャリアアドバイザーが転職先探しから面接対策、内定後のフォローなど、マンツーマンで転職をサポートします。また、カウンセリングの結果に基づき、実際に企業に取材を行った求人のみを紹介するので、自分に合った転職先に出会えるでしょう。サービスはすべて無料で利用できるので、まずはお気軽にご相談ください。
- 経歴に不安はあるものの、希望条件も妥協したくない方
- 自分に合った仕事がわからず、どんな会社を選べばいいか迷っている方
- 自分で応募しても、書類選考や面接がうまくいかない方
ハタラクティブは、主にフリーター、大学中退、既卒、そして第二新卒の方を対象にした就職・転職サービスです。
2012年の設立以来、18万人以上(※)の就職・転職をご支援してまいりました。経歴や学歴が重視されがちな仕事探しのなかで、ハタラクティブは未経験者向けの仕事探しを専門にサポートしています。
経歴不問・未経験歓迎の求人を豊富に取り揃え、企業ごとに面接対策を実施しているため、選考過程も安心です。
※2014年12月~2024年1月時点のカウンセリング実施数
一人ひとりの経験、スキル、能力などの違いを理解した上でサポートすることを心がけています!
京都大学工学部建築学科を2010年の3月に卒業し、株式会社大林組に技術者として新卒で入社。
その後2012年よりレバレジーズ株式会社に入社。ハタラクティブのキャリアアドバイザー・リクルーティングアドバイザーを経て2019年より事業責任者を務める。