- フリーター就職支援「ハタラクティブ」TOP
- お役立ち記事TOP
- 退職届の例文や書き方をご紹介!封入する封筒についても解説
退職届の例文や書き方をご紹介!封入する封筒についても解説
更新日
この記事のまとめ
- 「退職願」「退職届」「辞表」にはそれぞれ違う役割がある
- 退職届は退職することを通告する書類で、提出した時点で撤回はできない
- 退職届の書式は会社指定のものがあればそれを使うなど、就業規則に従おう
- 退職届には例文を参考に、「退職理由」「退職日」「退職する旨」を記載しよう
- 退職届を封入する封筒は白色を選び、表に少し大きめの字で「退職届」と書く
「退職届の例文や書き方が知りたい…」と退職時に悩む方も多いのではないでしょうか。会社を辞めることが決まったら、一般的には退職届を提出します。会社規定の退職届がなく、書式や書き方に決まりが何もない場合は、自分で一から作成しなくてはなりません。このコラムでは、退職届の例文や書き方をご紹介。退職届を封入する封筒についても解説していますので、参考にしてみてください。
「退職願」「退職届」「辞表」の違いとは?
退職の際に提出する書類として、「退職願」「退職届」「辞表」がありますが、実はそれぞれが持つ役割は異なります。以下で違いを解説しますので、必要に応じて使い分けましょう。
退職願
退職願は、退職したいと会社に願い出る書類です。あくまで願い出るものなので、会社に却下される可能性もあります。提出した時点では、まだ正式に退職することが決まっていませんので、会社側から承諾を得るまでは自分から撤回することも可能です。また、退職願は必ず提出しなければならないものではないため、口頭で退職の意思を伝えても問題ありません。
退職届
退職届は、会社に可否を問わず退職を通告する書類です。会社側が受理すればその時点で退職が決まるため、撤回はできません。「民法627条」では、労働者は一方的な通告でも、一定期間後に労働契約を解約することが可能となっています。しかし、会社とのトラブルを避けるためにも、いきなり退職届を出さず、まずは口頭で退職の意思を伝えましょう。
辞表
辞表は、会社の経営者や役員など雇用関係のない人が職を辞する際や、公務員が退職する際に提出する書類です。そのため、民間企業の社員が辞表を提出することはありません。一般社員と公務員でなぜ提出する書類が違うのかというと、公務員は労働契約を結んでいるのではなく、行政から任用されているという扱いになっているためです。
参照元
e-GOV法令検索
明治二十九年法律第八十九号「民法」
退職届の基本知識
退職届の基本知識として、提出するまでの流れや書式、作成に使うものを解説します。
退職届を提出するまでの流れ
退職届を提出するまでの基本的な流れは、以下のとおりです。
- ・直属の上司に退職意思を表明する
- ・退職願を提出するか、口頭で退職を願い出る
- ・上司と相談して退職日を決める
- ・改めて退職届を提出する
退職届の提出日は、法律では退職日の2週間前までとなっていますが、企業によって就業規則が異なるため事前に確認しておきましょう。
退職届の書式
退職届の書式は退職届の提出日同様、就業規則に従います。会社規定の退職届がある場合はそちらを使いましょう。会社から書き方なども含め何の指定もなければ、手書き、縦書きで退職届を作成することが一般的です。
退職届の作成に使うもの
退職届は用紙のみで提出するわけではないので、便箋だけでなく無地の白い封筒も用意しましょう。大きさは、用紙がB4なら長形4号、用紙がA4なら長形3号を選び、便箋は3つ折りにして封入します。また、筆記用具は黒のボールペンか万年筆を使いましょう。
退職届の渡し方や渡すタイミングについては、「退職届の渡し方は?タイミングはいつ?書き方や封筒の選び方を解説!」のコラムで解説しています。こちらもぜひ参考にしてみてください。
退職届の例文と書き方
ここでは、退職届の例文や書き方について解説します。以下は、縦書きで作成する際の手順です。
- 1.右端の行の中央あたりに、少し大きめの字で「退職届」と書く
- 2.改行して一番下に「私事」と書く
- 3.改行して上から、「退職理由」「退職日」「退職する旨」を記載する
- (例文)この度、一身上の都合により、令和◯年◯月◯日をもって退職いたします。
- 4.少しスペースを空け、行の中央よりやや上あたりに退職届の提出日を書く
- 5.改行し、提出日の日付の書き出し部分よりやや下に自分の所属する部署名と名前を書き、名前の下に認印を押す
- 6.少しスペースを空け、上から正式な会社名を書く
- 7.改行し、代表取締役社長の名前を殿の敬称を付けて書く
退職届の例文や書き方については、「退職届に書く日付はいつにするのが正解?書類作成のポイントや注意点も解説」のコラムでも解説しています。こちらも合わせてご覧ください。
退職届を封入する封筒の書き方
退職届を封入する封筒の書き方にもマナーがあります。封筒の書き方を紹介しますので、以下を参考に準備しましょう。
- 1.表側は、中央よりやや上あたりに少し大きめの字で「退職届」と書く
- 2.裏側は、左下に自分の所属する部署と名前を書く
退職届を封入する封筒の注意点は、「退職届のマナーとは?封筒の選び方や添え状の書き方について解説」のコラムでも詳しく解説しています。こちらもチェックしてみてください。
初めて転職する場合は、退職届のマナーが分からないという方も多いでしょう。そういった際は、転職・就職支援のハタラクティブへご相談ください。ハタラクティブは、高卒や既卒、第二新卒、フリーターなどの若年層を対象に就職・転職支援を行っています。専任のアドバイザーが丁寧にカウンセリングを実施し、一人ひとりに合った求人をご紹介。退職や転職にともなう手続きについてもアドバイスいたします。「転職したいけど、経験が少ないので自信がない…」とお悩みの方も、まずはお気軽にご相談ください。
- 経歴に不安はあるものの、希望条件も妥協したくない方
- 自分に合った仕事がわからず、どんな会社を選べばいいか迷っている方
- 自分で応募しても、書類選考や面接がうまくいかない方
ハタラクティブは、主にフリーター、大学中退、既卒、そして第二新卒の方を対象にした就職・転職サービスです。
2012年の設立以来、18万人以上(※)の就職・転職をご支援してまいりました。経歴や学歴が重視されがちな仕事探しのなかで、ハタラクティブは未経験者向けの仕事探しを専門にサポートしています。
経歴不問・未経験歓迎の求人を豊富に取り揃え、企業ごとに面接対策を実施しているため、選考過程も安心です。
※2014年12月~2024年1月時点のカウンセリング実施数
一人ひとりの経験、スキル、能力などの違いを理解した上でサポートすることを心がけています!
京都大学工学部建築学科を2010年の3月に卒業し、株式会社大林組に技術者として新卒で入社。
その後2012年よりレバレジーズ株式会社に入社。ハタラクティブのキャリアアドバイザー・リクルーティングアドバイザーを経て2019年より事業責任者を務める。