仕事の持ち帰りに残業代は出る？業務を効率化する方法も紹介！

「仕事の持ち帰りに残業代は出るのだろうか」と疑問に思う方もいるでしょう。基本的に、自主的な仕事の持ち帰りでは残業代は支給されません。一方で、上司からの命令があり、勤怠状況が確認できる場合の仕事の持ち帰りには、残業代が支給されることもあります。このコラムでは、仕事の持ち帰りを減らす方法や残業代の支給についてまとめました。

働き方改革で仕事の持ち帰りが増えた？

働き方改革は、主に長時間労働や残業時間の多さを問題視して対策を講じている政策です。その一方で、残業時間を減らす取り組みによって、業務時間内に仕事が終わらず持ち帰るというケースも発生しているようです。その結果、働き方改革の影響を受け、仕事を持ち帰り家やカフェで業務を行う人が増えた企業もあるでしょう。

働き方改革によって、企業側は社員の余暇時間を増やしワークライフバランスの実現を目指してきました。その一方で、取引先とのスケジュールの都合や業務量の多さから、社外に仕事を持ち帰らざるを得ない場合も出てくることが考えられます。

仕事の持ち帰りに残業代は出る？

持ち帰って行う仕事は企業の監督下にないので、労働基準法上の労働時間には該当しません。また、「自宅で○時まで業務を行い、それ以降は余暇の時間だった」ということを立証するのは難しいでしょう。そのため、自主的な持ち帰り残業では残業代は出ないのが基本です。

一方で、上司から仕事を持ち帰るよう命令があり、勤怠管理の環境が整った状態での業務は残業代が支給されることもあります。

仕事の持ち帰りを減らすためのポイント

仕事の持ち帰りを減らすためのポイントには、「仕事のやり方を見直し効率化する」「周囲の人に仕事を頼む」などがあります。以下で詳しく紹介します。

仕事のやり方を見直し効率化する

仕事を効率化できていないことから、業務に時間がかかり、持ち帰り残業が増えているケースも考えられます。効率的に仕事をするためには、以下の方法を心掛けると良いでしょう。

• ・作業にかかる時間を把握し、目標の終了時刻を決める
  ・タスクの優先順位を決め、優先度の高いものから手をつける
  ・日ごろからアイデアなどをメモにまとめておく

そのほか、仕事を効率化する方法については「作業効率を上げるためには？具体的な方法やおすすめのツールを紹介」のコラムで紹介しています。ぜひ参考にしてみてください。

周囲の人に仕事を頼む

任された仕事が自分の許容量をオーバーしていることで、持ち帰り残業が発生する可能性もあります。そんなときは、オーバーしそうな分の仕事を周囲の人に頼むことも必要です。いざというときに助け合えるよう、日ごろから丁寧に仕事をこなし周囲との信頼関係を築いておくと良いでしょう。

また、自分が対応できる仕事の量を把握しておくことも大切です。「キャパオーバーとはどんな状態？起こる原因と5つの対処法」のコラムで詳しく解説しているので、気になる方はこちらも参考にしてみてください。

転職するのも1つの手

「業務量が多すぎて仕事を持ち帰らないと終わらない」「周囲に頼れる人がいない」という環境であれば、思い切って転職するという手段もあります。自分の力で職場の労働環境を改善するのは難しいものです。上司に相談しても状況が変わらなかった場合は、転職を視野に入れてみても良いでしょう。
転職するかどうか迷うという方は、「転職するべきかどうか分からない…職場を変えるメリットとデメリットとは」のコラムをご覧ください。転職したほうが良い人の特徴や転職のメリットなどを紹介しています。

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