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職務経歴書の転職歴が多いのは問題ない?経験を活かす書き方を解説
更新日
この記事のまとめ
- 職務経歴書に記載する転職回数が多くても問題ない
- 転職回数が多い方は、職務経歴書をキャリア式で書くのがおすすめ
- 職務経歴書の転職歴は軸になる経験を決めて書く
- 転職回数の多い方は、職務経歴書の自己PR欄で経験やスキルをアピールする
「職務経歴書の転職経歴が多いのは問題ない?」と不安に思う方もいるでしょう。職務経歴書の転職回数が多い方は、企業側の不安を払拭するためにも、これまでの経験やスキルをアピールすることがポイントです。このコラムでは、職務経歴書の書き方を記入例と一緒に解説します。自己PRの例文も紹介しているので、転職を検討している方はぜひ参考にしてみてください。
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職務経歴書の転職歴が多くても問題ない
職務経歴書に記載する転職回数が多くても問題ありません。転職回数が多く、職務経歴欄の記載が多くなることに不安を感じる方もいるでしょう。選考時には、転職の回数よりも経験やスキルが重要視される傾向があります。そのため、転職回数について触れる際には、身に付いたスキルや、企業が納得する理由を伝えることが大切です。
転職回数ではなく経験やスキルが重要
転職回数が多い方は、これまでの経験で培った知識やスキルを積極的にアピールするようにしましょう。転職回数が多いからこそ、仕事の経験を通して身に付いたスキルをアピールできます。このとき、企業が求める人材に合わせて、「これまでどのような経験をしたのか」「どのようなスキルを持っているのか」を伝えることが大切です。
企業が納得する転職理由を伝えるのも有効
企業に納得してもらえる転職理由を伝えることも大切。転職回数が多い応募者に対して、「またすぐに転職するのでは」と懸念する企業も少なくないためです。正当な理由を述べれば、企業側の不安を払拭できる可能性が高まるでしょう。
たとえば、前向きなチャレンジでの退職や、介護や育児など家庭の事情、会社都合でのやむを得ない退職は、企業に納得してもらいやすい転職理由といえます。また、会社とのトラブルで退職をした方の場合は、そのまま伝えず、今後について前向きな姿勢をアピールすることが大切です。
ほかにも、転職経験をアピールするコツについては「転職回数が多いのは不利?経験を上手にアピールしよう」を参考にしてみてください。
転職回数の多い人が職務経歴書を書くコツ
転職回数の多い方が職務経歴書を書く際には、「転職理由をポジティブに変換する」「企業が求めるスキルと自分のスキルをすり合わせる」など、いくつかのコツがあります。以下を参考に、効果的な職務経歴書を作成しましょう。
キャリア式で書く
転職回数が多い方は、職務経歴書をキャリア式で書くのがおすすめです。キャリア式とは、時系列順ではなく、これまで経験してきた職務内容や分野に分けて職務経歴を書いていくこと。アピールしたい経歴を前面に出して目立たせることができるでしょう。
キャリア式の書き方については「職務経歴書の「キャリア式」とは?書き方やメリットなどを解説」を参考にしてみてください。
転職理由はポジティブに変換する
企業に転職理由を伝える際には、転職理由をポジティブに伝えるようにしましょう。「職場が合わなかった」「待遇面に不満があった」など、ネガティブな理由でも、前向きな表現でカバーすることが大切です。「前職では携われなかった▲▲にチャレンジしたい」「前職では十分に活かせなかった▲▲というスキルを、ほかの事業に活かしたいと思った」など、転職の印象をポジティブに伝えましょう。
軸になる経験を決めて書く
職務経歴書を書く際には、軸となる経験を決めて記載することがおすすめです。
経験してきた職種に一貫性がない場合は、一つ一つ話すと話がまとまらない可能性があります。経験のなかで何を「強み」とするのか決めておくと、アピールしたいポイントを的確に伝えられるでしょう。
仕事への姿勢や身に付いたスキルを伝える
これまでの経験だけでなく、仕事への姿勢や身に付いたスキルもあわせて伝えましょう。
仕事で大切にしてきたことや、意識していたことを伝えると、企業側が入社後の姿を想像しやすくなります。また、身に付いたスキルをアピールすることで、向上心を持って仕事をしていた姿勢が伝わるでしょう。
企業が求めるスキルと自分のスキルをすり合わせる
企業が求めるスキルと自分のスキルをすり合わせてアピールするのも、ポイントの一つです。
前述したとおり、身に付いたスキルをアピールすることも大切ですが、すべて記載すると、一貫性がないと思われる可能性があります。企業が求めるスキルに合うものに絞って書きましょう。
転職経緯や転職理由の欄を設けて理由を記載する
転職回数が多く、不安を感じる場合は、あらかじめ転職の経緯や理由を職務経歴書に記載するのもおすすめです。
面接では、転職の経緯や回数について聞かれることがあります。前もって伝えておくことで、書類の通過率が上がったり、面接がスムーズに進む可能性があるでしょう。
転職歴が多くても経歴を省略しない
転職回数が多い場合も、経歴を省略するのは避けましょう。基本的に、職務経歴書に記載する経歴は省略せずに記載する必要があります。詳しくは「履歴書の職歴は省略しても良い?書ききれないときの対処法を解説!」を参考にしてみてください。
転職が多い場合の職務経歴欄の記入例
ここでは、キャリア式での職務経歴欄の記入例を紹介します。転職回数が多い方は以下を参考に、職務経歴欄を完成させましょう。
職務経歴欄を前述した「キャリア式」で作成する際は、「通年△年」のように、実際に働いた期間が分かるように明記しておきましょう。雇用形態や会社名を正式名称で記載するのもマナーです。また、業務内容を簡潔に説明すると、企業側に納得してもらいやすくなるでしょう。
職務経歴書は2~3枚におさめる
一般的に、職務経歴書は2~3枚でおさめるのが無難でしょう。転職回数が多いと、職務経歴書の内容も多くなりますが、基本的に職務経歴書はA4用紙2~3枚が妥当とされています。企業には多くの応募書類が届くため、採用担当者にとって見やすいようにすることが大切です。
職務経歴書に記載する自己PRの記載例
ここでは、職務経歴書の自己PRの例文を、「スキルをアピールする例文」「仕事への姿勢や、やりがいをアピールする例文」に分けて紹介します。以下を参考に、自分の強みをアピールしましょう。
スキルをアピールする例文
「私の強みはコミュニケーション能力があることです。これまでは、接客業や人材サービス業を通して人と関わるスキルを培ってきました。特に人材派遣サービスの営業では、話を聴くことに注力していました。お客さまとの会話の中からニーズを引き出すことを意識し、売り上げを△%伸ばすことができました。貴社では、コミュニケーション能力を活かしてお客さまと接していきたいです」
仕事への姿勢や、やりがいをアピールする例文
「私の強みは向上心があることです。前職は接客を通してお客さまへ商品をアプローチすることに注力していました。売り上げの高い商品の分析を行っているうちに、商品が売れやすい環境を作ることにやりがいを感じ、今後はマーケティングに挑戦していきたいと思うようになりました。売り場での対策に力を入れている貴社で、前社で培ったスキルを活かしながら貢献していきたいです」
自己PRの例文については「自己PRの基本の書き方は?例文や新卒と転職での違いを紹介」をあわせて確認してみてください。
職務経歴書の書き方に悩んだら転職エージェントに頼るのも手
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一人ひとりの経験、スキル、能力などの違いを理解した上でサポートすることを心がけています!
京都大学工学部建築学科を2010年の3月に卒業し、株式会社大林組に技術者として新卒で入社。
その後2012年よりレバレジーズ株式会社に入社。ハタラクティブのキャリアアドバイザー・リクルーティングアドバイザーを経て2019年より事業責任者を務める。