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介護業界の課題とは?将来性についても紹介!
更新日
この記事のまとめ
- 介護業界の課題の1つに、人手不足がある
- 人手不足の原因に、少子高齢化による働き手の減少や収入に関する課題が考えられる
- 介護業界は今後も高齢化が進むため、高い需要があると予想されている
- 人手不足という課題を解決するため、処遇や労働環境の改善が行われている
- 介護業界の仕事の魅力は、未経験の方も資格を取得しキャリアアップが目指せること
介護業界の課題について気になる方もいるでしょう。介護業界における重要な課題の1つが、人手不足です。人手不足は、少子高齢化や収入の問題が関係していると考えられています。一方で、介護業界は今後も需要の拡大が見込まれています。介護従事者を確保するための、処遇や労働環境の改善が期待できるでしょう。このコラムでは、介護業界の課題や今後についてまとめました。
介護業界の課題
介護業界が抱える課題のなかでも重要視されていることの1つが、人手不足です。人手不足となる理由には少子高齢化のほか、仕事内容と収入が見合わないことが考えられます。以下で詳しく解説します。
少子高齢化
内閣府の「令和6年版高齢社会白書」によると、2023年の日本の人口1億2,435万人のうち、高齢者の割合は29.1%です。この割合は年々増加しており、今後も上がっていくと考えられています。
その一方で、働き手が含まれる15~64歳の人口は、1995年の8,716万人をピークに減少し続けています。この結果から、介護を必要とする高齢者が増えているのに対し、介護業界で働く人材が足りないという状況が発生しているといえるでしょう。
参照元
内閣府
令和6年版高齢社会白書
仕事内容と収入が見合わない
人手不足になる要因の1つが、介護業界の収入です。介護業界の収入は、介護保険制度によって上限が定められています。そのため、上限を超える収入のアップは難しくなります。また、体力や精神的に厳しい面もある仕事のため、「収入が労働量に見合わない」と考える方も多いようです。
介護職の給料については、「高卒から介護職になれる?資格は必要?給料や年収面も詳しく解説」のコラムでも紹介しています。あわせて参考にしてみてください。
離職率はそれほど高くない
厚生労働省の「令和5年雇用動向調査結果の概況」によると、介護業界を含む医療・福祉の離職率は14.6%でした。産業計は15.4%のため、平均よりも低いことが分かります。ただ、収入やワークライフバランスを理由に離職する方がいるのも事実です。中でも、「部署異動が少ない」「職員同士のコミュニケーションが足りていない」など、人間関係を離職理由として挙げる方が多い傾向があります。運営体制のあり方も、人手不足を改善するための対策の1つといえるでしょう。参照元
厚生労働省
令和5年雇用動向調査結果の概況
介護業界の今後
日本では、高齢者の人口が年々増えているため、介護に関する仕事は今後ますますの需要拡大が予想されています。また、介護従事者を確保するために、政府が主導となって処遇改善を進めているのもポイントです。たとえば、従業員の待遇や職場環境を改善した事業所には処遇改善加算を付与しています。これにより、職員の給与を増やすことが可能です。
ほかにも、介護ロボットの導入やIT化の促進など、労働環境の改善に取り組む事業所も増えているようです。介護業界は、今後もさらなるニーズの拡大と労働環境の改善が見込まれるため、介護に関する仕事は将来性があるといえるでしょう。
将来性のある仕事について詳しく知りたいという方は、「これからの仕事とは?需要や将来性のある職業・業界と転職ポイントを解説!」のコラムを参考にしてみてください。
介護業界は未経験からチャレンジできる
介護業界では、採用にあたって学歴や年齢を問わないケースが多いため、未経験からチャレンジしやすい仕事です。資格がなくても挑戦できるうえ、スタッフに対して資格取得の支援を行っている事業所もあります。未経験や無資格から始めて経験を積み、国家資格である介護福祉士を取得するのも給料アップのための1つの手です。
また、介護福祉士を取得したあとに介護支援専門員の資格を取り、ケアマネジャーへのキャリアアップを目指す道や、社会福祉士の資格を取得してソーシャルワーカーとしてキャリアチェンジする道もあります。ステップアップすることで仕事の幅も広がり、やりがいを持って活躍できる仕事といえるでしょう。
未経験から介護業界で働きたいとお考えの方は、「未経験から介護職に転職したい!無資格でも大丈夫?志望動機の例文も紹介」のコラムをご覧ください。
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一人ひとりの経験、スキル、能力などの違いを理解した上でサポートすることを心がけています!
京都大学工学部建築学科を2010年の3月に卒業し、株式会社大林組に技術者として新卒で入社。
その後2012年よりレバレジーズ株式会社に入社。ハタラクティブのキャリアアドバイザー・リクルーティングアドバイザーを経て2019年より事業責任者を務める。