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コーディングとは?プログラミングとの違いや勉強の注意点を解説
更新日
この記事のまとめ
- コーディングとは、プログラミング言語でソースコードを書くこと
- コーディングに求められるスキルとは、HTMLやCSSなどプログラミング言語の知識
- コーディングの勉強方法とは、スクール・オンライン学習サービス・独学の3つ
「コーディングとは何?」「プログラミングとの違いって?」と疑問に思う方も多いでしょう。コーディングとは、IT用語の一つです。このコラムでは、コーディングとは実際にどんなことをするのか、プログラミングとの違いやコーディングの勉強方法、注意点を解説します。コーディングを活かせる職業もご紹介するので、「コーディングを仕事にしたい」「コーディングを学びたい」という人は参考にしてみてください。
コーディングとは
コーディングとは、プログラミング言語やマークアップ言語を用いてソースコードを書くことです。「HTML」や「CSS」という言葉を聞いたことがあるという人もいるでしょう。HTMLやCSSがプログラミング言語やマークアップ言語に該当します。コーディングをする人は「コーダー」と呼ばれるのが一般的です。
コーディングはWebサイト制作に必須
Webサイトを制作するにあたってコーディングは欠かせない工程です。コーディングでは、Webサイトのデザインや内容を指示どおりブラウザで表示できるように、見出しや文字の太さ、デザインをHTMLやCSSによって書き表しています。Webサイトを作成するために、コンピューターが分かる言語で指示を出すと考えると分かりやすいでしょう。
プログラミングとの違い
コーディングはプログラミングの工程のうちの一つです。プログラミングは、「プログラムの設計」「プログラミング言語でソースコードを書く」「プログラムのテスト」「バグの修正」の全工程のことを指しますが、コーディングは、「プログラミング言語でソースコードを書く」工程のみを指します。また、コーディングは、誰が見ても同一のWebサイトを表示しますが、プログラムが加わると、個別で表記を変更できます。たとえば、ブログの訪問者カウンターや商品の在庫数などです。プログラムによって、Webサイトを開いた時点の最新の数値を表記できます。
プログラミングをする人は、プログラマやプログラマーと呼ばれるのが一般的です。企業によっては、コーダーとプログラマの業務内容を区別していないこともあるので、注意しましょう。
システムエンジニアについてさらに詳しく知りたい方は、「システムエンジニアの仕事」と「フロントエンドとバックエンドの違いを解説!エンジニアの仕事内容をご紹介」のコラムもあわせてご覧ください。
コーディングに求められるスキルとは
コーディングに求められるのは、プログラミング言語のなかでも「フロントエンド言語」のスキルです。プログラミング言語には、「フロントエンド言語」と「バックエンド言語」の2種類があります。バックエンド言語は、サーバーやデータベースの管理・連携に関わる言語で、Ruby(ルビー)やPHP、Python(パイソン)といったプログラミング言語が必要です。フロントエンド言語で必要なプログラミング言語は、HTMLやCSS、Javascript(ジャバスクリプト)、jQuery(ジェイクエリー)など。これらの言語のほかにも、CMSの知識があると良いでしょう。CMSとは、Contents Management Systemの略称です。日本語では「コンテンツ管理システム」のこと。CMSは、Webサイトの制作や更新、管理が簡単に行えます。
コーディングに必要なフロント言語のスキルだけではなく、バックエンド言語やCMSのスキルを身につけておけば、仕事の幅も広がるでしょう。エンジニアに必要なスキルや資格について解説している「Web系の仕事7つを紹介!SIerとの違いや必要なスキルについても解説」のコラムもあわせてご覧ください。
コーディングの一般的な例とは
コーディングでは具体的にどんなことをするのか、HTMLとCSSを参考に解説します。
HTML
HTMLはおもに、Webサイト上の文書構造のつくりをパソコンに伝えます。HTMLがパソコンに指示を出すために使用するのが「タグ」です。文章をタグで囲うことで、見出しや本文の区別をつけます。タイトルは「title」、見出しは「h1・h2・h2」、段落は「p」、リストは「ul」「li」などのタグを使用。設定情報を内包する「head」はブラウザ上に表示されないタグです。ほかにも多くのタグを使い分けて、文書構造の指示を出します。
CSS
CSSは、Webサイト上のデザインをパソコンに伝えます。CSSは、HTMLとは別のファイルでコーディングをするのが一般的です。CSSが、「HTMLの何のタグ」に「何を」「どのようにする」のか指示を出します。たとえば、h1{color:black;}だと、「h1の見出しの文字は黒にする」というデザインの指示が可能です。h1の位置をセレクタ、colorの位置をプロパティ、blackの位置を値といいます。プロパティには、「font-size(文字の大きさ)」や「background(背景の指定)」など、多くの種類があるのでしっかりと覚えることが大切です。
コーディングの勉強法とは
コーディングを学ぶには、スクールで学ぶ方法とオンライン学習サービスで学ぶ方法、独学で学ぶ方法があります。以下で解説するので、自身に合った勉強法を見つけてみましょう。
スクールで学ぶ
Webデザインスクールやプログラミングスクールでコーディングを学べます。スクールでは講師に疑問点をすぐに聞ける点がメリットです。スクールのカリキュラムでは、コーディングについて基礎から学べるのでスキルを着実に身につけられるでしょう。
オンライン学習サービスで学ぶ
オンライン学習サービスでコーディングを学ぶのも一つの方法です。オンライン学習サービスは数多くあり、それぞれサービスが異なるので、自身に合ったものを見つけるのが重要。コーディングに興味がある人は、どんなオンライン学習サービスがあるのかチェックすることからはじめてみると良いでしょう。
独学で学ぶ
書籍やインターネットの情報をもとに、独学でコーディングを学ぶこともできます。独学でコーディングを学ぶ際のコツは、実践することです。実際にコーディングしながら進めることで、スキルが身についていくでしょう。コーディングを学びたいと思っている方は、プログラマーに向いている人の特徴やなり方を解説している「大学中退からプログラマーへ!仕事内容と就職までの道とは」もチェックしてみてください。
コーディングを学ぶうえで注意するポイントとは
コーディングを学ぶうえで注意するべきポイントについて解説します。勉強する際は意識しておきましょう。
丸暗記しない
コードを丸暗記してしまうと、応用力を鍛えることができません。コードの意味を考えてコーディングするのが大切です。
コピー&ペーストをしない
コードのコピー&ペーストもしないようにしましょう。こちらも応用力が培われなくなりますし、不具合があったときに原因を突き止められなくなってしまうことも。コピー&ペーストをせず、コードの目的に合う、正しい位置にコーディングできるように、コードを打ち込みましょう。
独学の場合は基礎から学ぶ
コーディングを独学で習得する場合は、基礎から学ぶことが重要です。スクールや学習サービスでは、カリキュラムに従えば良いのですが、独学だと何から学べば良いのか分からないことも。いきなり応用から学んでしまうと、うまく覚えられないこともあります。コーディングの基礎は何なのか、よく考えてから学びはじめましょう。
情報の正確性を吟味する
書籍やインターネットの情報を参考にする際に、情報の正確性を吟味することもコーディングを学ぶうえで注意するべき点です。誤った情報でないか、最新の情報なのか、ネットリテラシー能力を磨いておきましょう。
コーディングを活かせる仕事とは
コーディングを活かせる職業は、プログラマーやマークアップエンジニア、Webデザイナーなどです。以下でどんな仕事か解説します。
プログラマー
システムやソフトウェアを管理・開発するプログラマー。先述したように、コーディングはプログラミングの工程の一つですから、身につけておくのは必須といえます。Webやアプリ、ゲームなどプログラマーにも種類があるので、一口にプログラマーと言っても幅広い選択肢を持つ職業といえるでしょう。
マークアップエンジニア
マークアップエンジニアは、デザイン案どおりにコーディングするコーダーと異なり、依頼主の要望に応えながら、SEOやユーザーインターフェースを考慮し、コーディングします。コーディングに自身のアイデアを組み込めるのでやりがいのある職業といえるでしょう。
Webデザイナー
Webデザイナーは、依頼されたWebサイトのデザインを制作する職業です。配色やロゴなど、ブラウザ上で表示されるサイトのWebデザインを作り、コーディングを行います。Webデザイナーの仕事の幅は企業によって異なるので、コーディングスキルを身につけておいたほうが就職活動で有利になる可能性があります。
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一人ひとりの経験、スキル、能力などの違いを理解した上でサポートすることを心がけています!
京都大学工学部建築学科を2010年の3月に卒業し、株式会社大林組に技術者として新卒で入社。
その後2012年よりレバレジーズ株式会社に入社。ハタラクティブのキャリアアドバイザー・リクルーティングアドバイザーを経て2019年より事業責任者を務める。