- フリーター就職支援「ハタラクティブ」TOP
- お役立ち記事TOP
- 施工管理技士の年収は?資格取得やキャリアアップのコツを紹介
施工管理技士の年収は?資格取得やキャリアアップのコツを紹介
更新日
この記事のまとめ
- 施工管理技士の平均年収は約500~600万円といわれている
- 施工管理技士は、無資格の施工管理職よりも高い年収が見込める
- 施工管理技士で年収が高い人の特徴は、「勤続年数が長い」「専門的なスキルがある」など
- 施工管理技士の資格受検には、一定年数以上の実務経験が必要な場合がある
- 実務経験を積み計画的に資格を取得することで、施工管理技士として年収アップを図ろう
「施工管理技士になって年収を上げたい」と考えているものの、どのくらいの増額が見込まれるのか分からないという方は多いでしょう。このコラムでは、施工管理技士について詳しく解説。平均年収や資格が給与に与える影響を考察しています。また、施工管理技士で年収が高い人の特徴や、キャリアアップするためのポイントなどもまとめました。施工管理技士に興味のある方は、ぜひ本コラムを参考にしてください。
自分に向いている仕事を
簡単に診断してみましょう
性格でわかる
私の適職診断
施工管理技士の平均年収
施工管理技士の平均年収は、約500〜600万円といわれています。国税庁の「令和4年分 民間給与実態統計調査(P15)」によると、2022年における日本人の平均給与は457万6,000円でした。また、「同調査(p39)」では、建設業の平均給与が488万3,000円とされているので、施工管理技士の年収は高めであることがうかがえます。
そもそも施工管理技士とは?
施工管理技士とは、国家資格の一つ。国土交通省が行う技術検定に合格した人が取得できます。施工管理の仕事は無資格でも従事できますが、資格を取得することで仕事の幅が広がります。たとえば、2級施工管理技士になれば主任技術者、1級施工管理技士の場合は監理技術者の役職に就くことが可能です。
給料に上乗せして資格手当が支給されることも
施工管理技士の資格を取得すると、給料に上乗せして手当が支給される場合があります。施工管理技士が所属する企業は公共事業の入札で加点されて有利になるというメリットがあり、企業の利益に繋がるからです。そのため、施工管理技士は、無資格の施工管理職よりも高い年収が見込めるといえます。
施工管理職の年収は「施工管理の仕事」や「施工管理職の年収はどれくらい?収入アップのコツも紹介」で解説しているので、ご一読ください。
参照元
国税庁
令和4年分 民間給与実態統計調査
施工管理技士で年収が高い人の特徴
施工管理技士で年収が高い人には、「勤続年数が長い」「高年収が見込める地域で働いている」「専門的なスキルを備えている」「所属する企業の規模が大きい」などの特徴があるようです。以下にて詳しく解説していきますので、施工管理技士として年収アップを目指している人は、参考にしてください。
1.勤続年数が長い
勤続年数が長い施工管理技士ほど、年収が高い傾向にあります。多くの経験を積んで身につけたスキルが評価されて、昇進や昇給につながる可能性が高いからです。実務経験を積みながら、2級施工管理技士、1級施工管理技士とスキルアップしていくことで、年収の上昇も見込めるでしょう。
2.高年収が見込める地域で働いている
働いている地域によっても、年収に差が生まれるようです。「令和5年賃金構造基本統計調査結果の概要『都道府県別』」によると、全国平均の318万3,000円よりも賃金が高かったのは、東京都、神奈川県、愛知県、栃木県、大阪府の5都府県。最も賃金が高かったのは、東京都の368万5,000円です。賃金が高い都市部で働くほど、年収が高くなる傾向があると考えられます。
また、都市部以外にも災害からの復旧・復興工事や大規模な再開発が行われている地域では、高年収の求人が出される傾向にあるようです。
参照元
厚生労働省
令和5年賃金構造基本統計調査結果の概況
3.専門的なスキルを備えている
専門的なスキルを備えている施工管理技士は難易度の高い工事に携われるため、高年収を得られる可能性が高まります。たとえば、オフィスや学校の建設よりも、機器や回線を扱う通信インフラ工事のほうが専門性は高めです。一口に施工管理技士といっても、担当する工事の種類や規模はさまざまで、専門的な知識や技術を発揮できる人ほど高収入が見込めるでしょう。
4.所属企業の規模が大きい
規模の大きい企業に所属している施工管理技士ほど、年収が高い傾向にあります。大手企業は大規模な工事を担当することが多く、中小企業に比べて売上規模も大きいため、高い年収が期待できるでしょう。
ただし、スキルや経験が不十分だと大手企業に入社する難易度は上がります。施工管理技士として年収アップを目指したい人は、大手企業でも通用する知識や技術を身につけたうえで、転職を検討するのがおすすめです。
年収が高い施工管理技士が感じる苦労とは?
施工管理技士として高い年収を得ていても、業務の中で苦労を感じる場面もあります。たとえば、担当する現場の規模が大きくなったり専門性が高くなったりすると、施工管理技士が負う責任も重くなるでしょう。業務量の増加によって、残業や休日出勤が増える場合もあるようです。施工管理者が感じる苦労について詳しく知りたい方は「施工管理はきつい?意外と楽といわれる理由や向いてない人などを紹介」や「施工管理は女性にとってきつい?辞めたい理由やメリットを解説」のコラムをチェックしてみてください。施工管理技士になるには
年収アップを目指して施工管理技士になりたい方は、試験を受けて合格する必要があります。以下で、試験の概要を解説します。
試験を受けて資格を取得しよう
年収アップのために施工管理技士になりたいと考えている人は、「施工管理技術検定試験」を受検しましょう。施工管理技士には1級と2級があり、それぞれの級で一次検定と二次検定の2つに合格する必要があります。国土交通省の「令和6年度以降の技術検定制度概要」によると、1級も2級も一次検定を受検する際は、学歴や実務経験は問われません。1級の場合は受検年度末時点で19歳以上、2級の場合は17歳以上であれば受検が可能です。
二次検定の受検には実務経験が必要
二次検定を受検するには、一定の実務経験が必要となっています。2級施工管理技士の二次検定では「2級第一次検定合格後に3年以上」もしくは「1級第一次検定合格後に1年以上」の実務経験が受検資格です。また、1級施工管理技士の場合も「1級第一次検定、または2級第二次検定合格後に5年以上」などの実務経験が受検資格となっています。
なお、2024年度から2028年度までは、制度改正の経過措置期間として、二次検定では旧受検資格と新受検資格の選択が可能です。変更前と変更後の受検資格で、自分にとって都合の良い方に合わせて受検することができるでしょう。旧受検資格の内容や、詳しい変更点などは公式のWebサイトをご確認ください。
参照元
国土交通省
「施工技術検定規則及び建設業法施行規則の一部を改正する省令」等の公布
施工管理技士の年収アップのポイント
施工管理技士として年収アップするためには、長期的なキャリアプランを立てることがポイントです。
実務経験を積みながら資格取得に挑戦!
施工管理技士として年収アップしたいと考えている人は、まず長期的なキャリアプランを立ててみましょう。着実に実務経験を積み、計画的に資格を取得することが、施工管理技士として年収アップを図るためには最も効果的といえます。
また、転職エージェントに相談してみるのも選択肢の一つです。転職エージェントとは、民間企業が運営する就職支援サービスのこと。専任のアドバイザーによる求人紹介や、選考対策などのサポートを受けられます。アドバイザーと面談を行なったうえで、自身の希望に沿う求人を紹介してもらえるので、転職による年収アップも叶えられるでしょう。
施工管理技士として年収アップするために転職をお考えの方は、ぜひハタラクティブをご利用ください。ハタラクティブは、若年層に特化した転職エージェントです。専任のアドバイザーがカウンセリングをしっかり行い、希望や適性に沿った求人をご紹介します。また、ハタラクティブでは選考対策や内定獲得後のケアなども一貫してサポート。企業とのやり取りもアドバイザーがすべて代行するので、仕事と並行しての転職活動も安心して進められます。サービスはすべて無料です。まずは、お気軽にご相談ください。
- 経歴に不安はあるものの、希望条件も妥協したくない方
- 自分に合った仕事がわからず、どんな会社を選べばいいか迷っている方
- 自分で応募しても、書類選考や面接がうまくいかない方
ハタラクティブは、主にフリーター、大学中退、既卒、そして第二新卒の方を対象にした就職・転職サービスです。
2012年の設立以来、18万人以上(※)の就職・転職をご支援してまいりました。経歴や学歴が重視されがちな仕事探しのなかで、ハタラクティブは未経験者向けの仕事探しを専門にサポートしています。
経歴不問・未経験歓迎の求人を豊富に取り揃え、企業ごとに面接対策を実施しているため、選考過程も安心です。
※2023年12月~2024年1月時点のカウンセリング実施数
一人ひとりの経験、スキル、能力などの違いを理解した上でサポートすることを心がけています!
京都大学工学部建築学科を2010年の3月に卒業し、株式会社大林組に技術者として新卒で入社。
その後2012年よりレバレジーズ株式会社に入社。ハタラクティブのキャリアアドバイザー・リクルーティングアドバイザーを経て2019年より事業責任者を務める。