- フリーター就職支援「ハタラクティブ」TOP
- お役立ち記事TOP
- 書類選考で落ちるのはなぜ?原因と通過の確率アップのコツをご紹介
書類選考で落ちるのはなぜ?原因と通過の確率アップのコツをご紹介
更新日
この記事のまとめ
- 採用担当者は「最終学歴」「志望動機」「資格や経験業務」「自己PR」をチェックする
- 書類選考で落ちるのは基本的な作成ルールを無視しているから
- 書類選考で落ちるのは「強みをアピールできていない」「応募条件と合っていない」から
- 書類選考通過のために企業を分析し理解度を深め、自身の強みとマッチさせることが重要
- 応募書類は導入文と結論の書き方を工夫し、第三者にチェックしてもらう
時間をかけているのに、書類選考で落ちる…。このような悩みをお持ちの方はいませんか?苦労したのにもかかわらず書類選考で落ちるのは、書類作成のルールやマナーが守られていなかったり、自身のアピールが不十分だったりすることが考えられます。このコラムでは、書類選考で落ちる理由や、通過率アップのコツをそれぞれ解説していきます。
書類選考で企業が確認するポイントは?
書類選考では、応募書類を採用担当者が見た際に「面接したい」と思わせる要素が記載されていると、有利に働くでしょう。企業の採用担当者が確認するポイントを解説していきます。
書類選考の基準になる要点が記載されているか
応募書類では、「最終学歴」「志望動機」「資格や経験業務」「自己PR」が重要な要素といえます。最終学歴は学習能力や基礎知識を示し、志望動機は企業への関心やキャリア目標を伝えられるでしょう。スキルや経験はポジション適性の証明を、自己PRは個性や成果をアピールできます。これらの情報を明確で具体的に記載することで、採用担当者にとって分かりやすい内容になるでしょう。
企業が求める人材かどうか
企業は書類選考で、「応募者が企業の理念に共感しているか」「経験やスキルが求めるレベルに達しているか」などを見極めます。職務経歴書で自身の持っている資格や今までの業務で行ってきたことを具体的に書きましょう。書類で自分のことをどれだけ伝えられるかがカギになるので、自己PRや志望動機も充実させましょう。
早期離職の可能性があるか
企業にとって「人を雇うこと」はコストがかかるため、長期間働いてくれる人材を優先して採用する傾向にあります。そのため、応募者の前職での勤続年数を重視するでしょう。転職回数が多くても、それぞれの転職には正当な理由や目的があることで、「早期退職の可能性があるのでは」という懸念を解消できます。さらに、志望先で長期間働く意欲をしっかりとアピールすることが重要といえます。
書類選考の段階で落ちる確率は?
転職時の書類選考の通過率は、一般的に30〜50%程度とされています。つまり、就活をしている人の約50〜70%が書類選考で落選することになりますが、企業や職種、募集の状況によっても異なるため、必ずしもこの割合で落選するとは限りません。
とはいえ、書類選考は容易ではないため、準備を怠らずに進めることが肝心だといえます。また、30〜40代以降は書類選考の通過率が低下する傾向にあります。年齢が上がるほど、企業から求められる条件も高くなるためです。20代の場合はポテンシャルを重視されることが多く、書類では測りきれない能力や魅力を、面接で示す機会が多いといえるでしょう。
中途採用であることや年齢は関係ある?
中途採用は競争率が高く、新卒採用と比べて書類通過率は低い傾向にあります。空いたポジションを埋める1名採用が主流なため、採用枠が限られており、自ずと書類選考の倍率も高くなるでしょう。
また、年齢が上がるにつれ、求められるスキルも増える傾向があります。ですが、適切な経験やスキルを持ち、採用担当者にアピールすることで、チャンスをつかむことができるでしょう。採用活動は3月と9月が活発で、ほかの時期は採用数が減少する傾向にあります。転職活動を成功させるには、市場の動向を把握し、複数の企業に積極的に応募することが重要だといえます。
書類選考で落ちる理由
書類選考で落ちたとき、企業にその理由を聞くことはできない場合が多いです。落ちた原因が分からないまま次の応募書類を作成し、同じ理由でまた落ちてしまうという悪循環が生まれる恐れがあります。
自身の応募書類の弱みに気が付くためにも、以下のポイントに自分が当てはまっていないかチェックしてみてください。
書類の基本的な作成ルールを無視している
書類選考で落ちる場合、そもそも基本的な作成ルールを無視している傾向にあります。採用担当者は1日に何通も書類をチェックしており、内容に不備があるときは中身を読まずに不採用にする場合があるからです。書類選考に応募する際は、内容の丁寧さや密度だけでなく、基本的な作成ルールが守れているかもしっかり確認しましょう。
履歴書の基本的なルールとNGポイント
書類選考で落ちるのを防ぐために、作成の基本的なルールとNGポイントを確認しておきましょう。ぜひ、応募書類の作成の参考にしてみてください。履歴書の基本的なルールは以下の通りです。
- ・黒のボールペンで記入する
- ・文字を丁寧に書く
- ・賞罰や資格などで書く内容がないときは、「特になし」と記入する(空欄をつくらない)
- ・文字を書き始める位置や余白をそろえる
- ・日付(年月)を正しく記入する
また、履歴書を作成する際のNGポイントは以下の通りです。
- ・鉛筆やシャープペンシル、修正液・修正ペンを使用している
- ・誤字や脱字、略字がある
- ・志望動機が応募企業向けの内容になっていない
誤字や脱字、基本情報漏れなど、短時間でも見つかるNG箇所がある場合は、選考から漏れる可能性を高めると考えて良いでしょう。作成する際は時間に余裕を持ち、記入後は必ず見直しをしましょう。あらかじめ見本を作成し、それをもとに書き進めると、ミスを防ぎやすくなります。
「履歴書の書き方!【見本付き】職歴・学歴・志望動機などの作成方法を解説」でも履歴書の書き方を解説しているので、ぜひ参考にしてください。
採用担当者から見て内容が分かりにくい
誤字や脱字があったら採用担当者に読んでもらえないことは先述しましたが、要点がまとまっておらず分かりにくい内容も、書類選考に落ちる原因の一つでしょう。分かりにくい文章で書かれた応募書類は、アピールポイントが伝わらないだけではなく、入社後のメールのやり取りや資料作成などの文章力がないという印象を与えかねません。
自分が伝えたいことをあらかじめ決めておくことで、採用担当者にとって分かりやすい内容の応募書類を作成できるでしょう。
面接したいと思わせるアピール要素がない
書類選考で落ちる原因の一つに、応募先企業が求める人物像に当てはまる自身の強みを、アピールできていない可能性があります。
たとえば、企業が求める人材として「コミュニケーション力が高い人物」を挙げているにもかかわらず、「エンジニアとして1人でデータの整理や管理を行う集中力」をアピールしても、印象には残りにくいでしょう。また、応募書類の志望動機の理由や根拠に裏付けがないと、採用担当者へのアピールは薄い内容になってしまい、面接をするまでに至らない可能性があります。
企業が求める応募条件に合っていない
「企業が提示している条件を満たしている人材」かどうかは、応募書類を見れば確認できます。そもそも応募条件を満たしていない場合は、選考から除外される可能性が高いでしょう。求人票に記載されている、「●年以上の実務経験」「必須スキル」「該当の資格の保有」などの条件は必ずチェックし、自身が合致する人材かどうか確認することがおすすめです。
提示した希望条件が応募先では叶わない
自身が提示した「勤務地」「職種」「年収」などの希望条件が応募先企業で叶わない場合は、書類選考で落ちる可能性があります。たとえば、「転勤あり」が条件の企業に、「転勤なし」という希望の応募書類を送る場合などが当てはまるでしょう。
より適性の高いほかの応募者と比べられた
企業が募集している人材にマッチしていたとしても、自身より高いスキルを持った人材と比べられて、選考から外れてしまう場合があります。自身が企業の求めるレベルに達していたとしても気を抜かずにいることが大切だといえるでしょう。
書類選考で落ちるのを防ぐためにやるべきこと
書類選考で落ちるのを防ぐためには、採用担当者が「読みたい」と思うような内容に仕上げることが大切です。そのためのポイントを解説していきます。
書類作成のルールとマナーを守る
採用担当者に応募書類を読んでもらう前に、まずは書類作成のルールやマナーを守りましょう。採用担当者が書類を見たときに、違和感がないような書類を作成するために、以下のポイントを意識することがおすすめです。
- ・提出の締め切りを守れているか
- ・必要書類がすべてそろっているか
- ・自身の顔写真は清潔感があるか
- ・Web提出の場合は送信エラーがでていないか
また、「就活の書類を郵送するときのマナーを知っていますか?」では、応募書類を郵送するときのマナーについて解説しています。ぜひ参考にしてください。
自己分析を行う
書類選考で落ちるのを防ぐために、自身の強みやアピールポイントを的確に記載する必要があるでしょう。まずは、自身の自己理解を深めることが大切。自己分析をし、自身の伝えたい魅力を整理していくことで、採用担当者に伝えたいことを具体的に言語化することができるでしょう。
自己分析とは
自己分析とは、自分の経験や考え方を分析して、自身を深く把握する作業のことです。自己分析をすることで、自身でも気が付かなかった価値観や特徴を知ることができ、やりたいことが明確に見えてくるでしょう。詳しい実施方法は「自己分析の方法をご紹介!就活や転職に役立てよう」で紹介しています。応募書類を作成する際に、ぜひ参考にしてください。
応募する企業や業界を分析する
応募先の企業や業界を分析し理解度を深めることで、自身の強みやアピールポイントとマッチする部分が見つかるでしょう。どのようなアピールポイントが高評価につながるのかを確認することができ、書類選考により効果的な応募書類を作成することができます。
複数の企業に応募する場合は、各企業に合った内容に書類を作成することが大切。その都度、応募先企業が属する業界の研究を行いましょう。業界の研究に自信のない方は、「企業研究のやり方とは?情報収集の方法や得られるメリットなどを解説!」を参考にしてみてください。
自分の個性や人となりが表れる内容にする
書類選考で落ちるのを防ぐために、自分の個性や人となりが表れる内容を心掛けましょう。採用担当者は書類上でしか応募者のことが分からないため、強みやアピールポイントの根拠となる経験を具体的に記載する必要があります。
自身のことを十分に伝えるには、「どのような状況や思いだったか」「どのような結果になったか」「今後に活かせる学び」を主軸にして書くと良いでしょう。最後は、経験を通して得た学びが、入社後どのように活かせるかを想像できるような締め方が効果的だといえます。採用担当者に「話してみたい」と思われる内容にまとめましょう。
書類選考で落ちないように通過の確率をあげるコツ
書類選考の通過率をあげるコツが分からない方は、ほかの応募者との差別化を図ることをおすすめします。そのために押さえておくべきポイントを解説していきます。ぜひ参考にしてください。
導入文と結論の書き方を工夫する
文章の導入文と結論の書き方を工夫することで、採用担当者の記憶に残りやすい書類を作成できるでしょう。たとえば志望動機の書き出しで、「私が志望した理由は貴社の企業理念です」と書かれるより、「私が志望した理由は、前職での心に残る経験と貴社の企業理念がぴったりマッチしていたからです」のほうが、採用担当者は興味が湧く傾向にあります。
また、結論は「これまでの経験や得た学びを入社後どのように活かすか」で締めくくりましょう。採用担当者にとって、入社後の活躍をイメージしやすくなるため、面接で直接話してみたいと思われる傾向にあるでしょう。
郵送で送るときは挨拶状を入れる
応募書類を送るときは送付状を一緒に入れることで、「誰が何のために送ったのか」を一目で分かりやすくなります。また、受け取り側に丁寧な印象を与えられるため、採用担当者に好印象を残すことができるでしょう。受け取った人が扱いやすいようにするという気遣いが、書類選考で通過の確率をあげるコツの一つです。
挨拶状は「送付状」や「添え状」とも呼ばれ、ビジネスマナーとして応募書類と同封すると良いとされています。挨拶状の詳しい書き方を知りたい方は、「添え状とは?その役割や正しい書き方についても解説!」を参考にしてみてください。
第三者にチェックしてもらう
応募書類が完成したらすぐに送付するのではなく、第三者にチェックしてもらうのが良いでしょう。自分自身でチェックすることも重要ですが、第三者にも見てもらうことで新たな視点での気づきを得られることもあります。自分では見慣れてしまって見落としがちな不備も発見することができるでしょう。
また、就活のプロに書類をチェックしてもらうことも一つの手です。就職エージェントでは、転職活動中の人にそれぞれ専任のアドバイザーがつき、求人の紹介をしてくれるサービスです。
ハタラクティブは、既卒、第二新卒、フリーターなどの若年層に向けた就活支援サービスを行っています。就活の経験がない場合も、経験豊富なキャリアアドバイザーが手厚くサポートします。一人ひとりの適性に合った求人を紹介するため、「思っていた簡単な仕事とは違う」「入社後にミスマッチが起きた」というリスクを避けやすいでしょう。1分程度で簡単に受けられる適職診断もあるため、自分に合う職を探しやすいのもポイントです。ハタラクティブで転職・就職活動を進めれば、自分に合った仕事に就くために必要な自己分析や応募書類の作成、面接対策までサポートを受けられるので、ぜひお気軽に無料登録してみてください。
書類選考に落ちるお悩みに関するQ&A
書類選考を通過したら面接でも合格の可能性が高い?
書類選考を通過すると「面接でも合格かも?」と思うかもしれませんが、そうとは限りません。
書類上で「応募先企業の求める条件」に当てはまっていれば、通過する場合があります。しかし、それはほかの応募者にも同じことがいえるので、書類選考を通過したとしても気を抜かないようにしましょう。最終的な判断は面接で話しを聞いてから、と考える企業が多いため、書類選考に通過後はしっかりと面接対策もしていくことがおすすめです。
どのように面接対策をすれば良いのか分からない方は、「面接対策のやり方は?押さえておきたいポイントと注意点を解説」で解説しています。ぜひ参考にしてください。
書類選考に落ちた結果の通知には返信したほうが良い?
基本的には、書類選考に落ちた場合の通知に、返信する必要はありません。
多くの企業で不採用の通知メールは、システム上で機械的に送っている傾向にあります。返信することで採用担当者が確認するという手間を取らせてしまったり、そもそもエラーメッセージが返ってくるなど返信できないようになっていたりすることも。不採用の通知が来たら切り替えて、次の応募先のことを考えましょう。
万が一、合否の通知が来ない場合であっても、すぐに応募先企業へ問い合わせることは避けましょう。書類選考の結果が届かなくて不安な方は、「書類選考の連絡が来ないのは不採用?いつ問い合わせるべき?手段もご紹介!」を参考にしてみてください。
転職エージェントを利用すれば書類選考に落ちない?
プロのサポートを受けられるので、一人で行う転職活動より書類選考を通過する可能性は上がるでしょう。
ただし、必ずしも落ちないわけではないので、しっかり対策することが必要です。転職エージェントは応募者1人1人に合った求人を紹介し、内定までのサポートをしてくれるサービスです。
また、ハタラクティブでは、既卒、第二新卒、フリーターなどの若年層に向けた就活支援サービスを行っています。履歴書や職務経歴書などの応募書類作成のサポートもしているので、ぜひお気軽にお問い合わせください。
- 経歴に不安はあるものの、希望条件も妥協したくない方
- 自分に合った仕事がわからず、どんな会社を選べばいいか迷っている方
- 自分で応募しても、書類選考や面接がうまくいかない方
ハタラクティブは、主にフリーター、大学中退、既卒、そして第二新卒の方を対象にした就職・転職サービスです。
2012年の設立以来、18万人以上(※)の就職・転職をご支援してまいりました。経歴や学歴が重視されがちな仕事探しのなかで、ハタラクティブは未経験者向けの仕事探しを専門にサポートしています。
経歴不問・未経験歓迎の求人を豊富に取り揃え、企業ごとに面接対策を実施しているため、選考過程も安心です。
※2023年12月~2024年1月時点のカウンセリング実施数
一人ひとりの経験、スキル、能力などの違いを理解した上でサポートすることを心がけています!
京都大学工学部建築学科を2010年の3月に卒業し、株式会社大林組に技術者として新卒で入社。
その後2012年よりレバレジーズ株式会社に入社。ハタラクティブのキャリアアドバイザー・リクルーティングアドバイザーを経て2019年より事業責任者を務める。