人事異動の1つ、配置転換とは?

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この記事のまとめ

  • 配置転換とは、同じ企業内に従事しながら、職種を変更される場合の人事異動のこと
  • 配置転換の目的は、人材育成や組織内全体の活性化
  • 適性の発見やマンネリ化防止といったメリットがある一方、専門性を磨けないなどのデメリットも
  • 業務上必要ない場合など、事情によっては配置転換が無効になることもある

企業に入ると、入社当時からずっと同じ配属先という人もいれば、能力や適正を見て他部署へ異動する人も。人事異動には、転勤・転籍・配置転換・出向・長期出張など、さまざまな種類があります。
それぞれ似たような意味を持ちますが、今回はその中の1つ、配置転換についてまとめてみました。
知っているのと知らないのとでは大違い?辞令が出たときスマートに対応できるよう、ぜひご覧ください。

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配置転換とは?

同じ企業に勤めながら、従事する職務の内容が変更される場合の人事異動のこと。
称、配転・ローテーションとも呼ばれています。

変更される職務の内容は、部署や仕事内容など。企業内での配転と企業間での配転の2種類があり、後者の場合、関連会社や子会社などへの(※1)出向や(※2)転籍も配置転換に含まれます。

昇格・昇進・降格・降職・解任など、職位の変更はありません。一般的に横異動の場合を指します。

※1:企業側と従業員側の雇用契約を維持したまま、関連会社や子会社などへ異動させ就労させること
※2:企業側と従業員側の雇用契約が終了しており、関連会社や子会社などへ異動させ就労させること

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配置転換の目的

なぜ配置転換が行われるのでしょう。
それは企業側と従業員側、双方とのメリットによるものです。

1つの部署・チームに留まらず、いろいろなステージで経験を積ませることで、本人も企業側も気づいていなかったような適性を発見できたり、社内での人脈が広がったり。

組織内の協働の促進に伴い、会社全体の活性化を目的に行われています。

配置転換のメリット

「目的」の項目でお伝えしたとおり、人材育成や組織内の活性化が配転のメリットです。もっと詳しくメリットを掘り下げていきます。

組織の活性化

前述したとおり、いろいろな環境での就労に伴い社内でのコミュニケーションが活発になります。結果、部署・組織・会社全体の活性化を期待できます。

キャリア形成、人材育成

さまざまな業務に携わることができ、仕事の幅や人間としての幅を広げられるチャンスがあります。

適性の発見

さまざまな経験を積み、いろいろな知識を吸収することで、自分がどんな業務に向いているのか得意分野の発見ができます。

マンネリ化防止

終身雇用制度の日本では、同じ環境で同じ業務を延々とこなすのは必然のことです。ルーチンワークにより慣れが出てきて、パフォーマンスが低下する恐れも。配転により、フレッシュな気持ちで新たにがんばろうという気持ちが生まれ、マンネリを打破できます。

モチベーションの維持

モチベーションの維持は、会社にとっても働く従業員にとっても必要不可欠な要素。配転により新たな風が吹くことで、新たな目標・挑戦したいことなどが見つかり、モチベーションの維持・向上に期待が持てます。

配置転換のデメリット

配置転換には、メリットもあればデメリットも。考えられるデメリットについていくつかピックアップします。

専門性を磨けない

配転のタイミングによっては、深く専門的な知識を身につける前に異動になってしまったというケースも少なくありません。
1つのことをとことん突き詰めたい方には、少し残念な異動となるでしょう。

勤務地変更による負担

配転に伴い勤務地に変更がある場合は、引っ越しを余儀なくされます。
金銭面での負担は会社側が担ってくれるものの、慣れ親しんだ環境から新たな環境でまたリスタートするには、慣れるまでに時間を要するでしょう。環境の変化に弱い方には辛いかもしれません。

精神的な負担

当然ながら、業務内容も一緒に働く仲間も一新されます。
一からリスタートになりますので、精神的な負担は計り知れません。ルーチンワークは苦手・新たな環境でがんばりたい・柔軟性はある、そんな方には向いていると言えるでしょう。

今までの経験やスキルを活かせない

同じ企業内での異動とは言え、新たな配属先によっては業務内容が180度変わることも。
せっかく培った経験やスキルを発揮できないのも、デメリットの1つと言えるでしょう。

配置転換を拒否できる?

長期雇用慣行(終身雇用)が一般的な日本の企業において、労働ニーズの変動に対応すべく行われている配置転換。

とは言え、企業側が従業員側を簡単に異動させられるわけではありません。
就業規則に、配置転換できる権利(配転権)の手続きを行い記載されているかが絶対条件。

また、記載があったとしても、従業員本人の合意が得られていない・雇用時点で職場や職種が限定されていた・配置転換の必要性が認められない・配置転換により従業員が理不尽な被害を被るなどは、配転権の濫用とされます。

配置転換でのストレスはどうする?

同企業内での異動に、ストレスを感じてしまう…そんなときは転職を視野に入れるのも選択肢の1つ。

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