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社会不適合者とは?どんな生き方が正解?診断の仕方や長続きする仕事を解説
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この記事のまとめ
- 社会不適合者とは社会でうまくやっていくことが難しい人のことを指す
- 社会不適合者は協調性や責任感がなく自己中心的な考え方をする人が多い
- 社会不適合者の特徴が多くあてはまる人は意識的に行動を変えてみる
- 社会不適合者でも適職に出会えれば活躍できる
仕事がうまくいかないのは自分が社会不適合者だからかも…と不安に感じている人もいるのではないでしょうか。時間にルーズだったり、協調性がなかったりといった特徴がある人は、社会不適合者の傾向が強いでしょう。しかし、社会不適合者だからといって必ずしも仕事ができないわけではありません。自分に合った仕事を見つけることが大切です。ここでは社会不適合者におすすめの仕事も紹介しています。ぜひ、ご一読ください。
社会不適合者とは
社会不適合者とは、「社会からの要求に応えることができず、協調性をもつことが難しい人」を意味する言葉です。一般的に協調性がなく、会社の同僚をはじめとした周囲の人たちと馴染めなかったり、ルールや約束を守った行動が困難だったりするなど「社会の要求に応えられない」人のことを指します。
社会不適合者かどうか診断するための8つのポイント
周囲から「社会不適合者」と思われてしまう人には、いくつかの特徴があります。ここに代表的なものを挙げるので、自分にあてはまるものがないか診断してみても良いでしょう。
1,協調性がない
社会不適合者の特徴として挙げられるのが「協調性のなさ」でしょう。たとえば、仕事でトラブルがおきたとき、チームのみんなが解決に動いていても「自分には関係ないから」といって、一切関わらない人などがあてはまります。自分だけ周囲と違うことをして浮いていても、合わせる必要がないと考えているため、改善しないことがほとんど。協調性のない人は、周囲の和を乱す人と捉えられ、社会不適合者のレッテルを貼られることが多いでしょう。
2.責任感がない
社会不適合者は人に対して厳しい反面、自分に対して甘いことがあります。状況が悪くなると、これまでの言動をひるがえしたり、逃げたりしてしまう人もいるでしょう。社会人として、自分の言動に責任を持つことは大切です。自分本位な言動が続けば、社会不適合者と捉えられてしまうでしょう。
3.時間にルーズ
毎日遅刻してくる人、締切に間に合わない人などは、社会不適合者の傾向が強いでしょう。自分の都合を優先して動いてしまうため、相手を待たせることや困らせることに無頓着な人が多く、同じトラブルを繰り返しがち。遅刻を些細な事と捉えているのであれば、社会不適合者としての可能性が高いでしょう。
4.自意識過剰でプライドが高い
社会不適合者は自意識過剰でプライドの高い人が多く、他人に高圧的な態度を取りがちです。自分の考えを否定されることが苦手で、適切なアドバイスであっても受け入れることができず、保身のために怒り出す人もいます。自分の意見に一切口をだされたくないという人は注意が必要です。
5.嘘をつく
自分に都合が悪いことがあると、とっさに嘘をついてしまう人も社会不適合者の傾向が強くなります。たとえば、仕事でミスを指摘されたとき「謝罪もせずに人のせいにする人」や「すぐにばれるような嘘でその場を取り繕うような人」は、社会不適合者と思われている可能性が高いでしょう。
6.約束を守れない
社会不適合者は人との約束を軽んじる傾向があります。約束をしても守らなかったり、なかには約束そのものを忘れてしまったりする人も。時間厳守と同様に約束を破ることを繰り返せば、周囲からの信頼はどんどん失われていきます。
7.思い込みが強い
自分を過大評価し思い込みが強すぎる人も社会不適合者と呼ばれることがあります。自分を良く見せたり、また、実際よりも大きく見せたりするために、どんどん嘘を重ねる人もいるでしょう。自己愛が強く、他人と比較して自分が優位かを常に気にします。そのことにより、人間関係がこじれるケースもあるようです。
8.自己中心的で自分のことしか考えない
これまでの特徴すべてに共通しているのが、自己中心的な考え方でしょう。社会不適合者は自分のことしか考えず、思い通りにならないとイライラして、他人に八つ当たりすることもあります。いずれにしても、自分が正しいと強く思い込み、考えを改めることは少ないでしょう。
これらの特徴があてはまる人は、周囲の人に社会不適合者という印象を抱かれやすいので注意が必要です。なかにはすでに社会不適合者の可能性を自覚しており、「自分は働くのに向いていないかもしれない」と、悩んでいる人もいるでしょう。「社会人に向いていない人ってどんな人?特徴や性格は?」では、社会人としてのあるべき姿や対処方法などを、さらに詳しく紹介しています。あわせてご覧ください。
社会不適合者から脱出する方法
ここでは、社会不適合者から脱出する具体的な方法をお伝えします。
自分の行動を見直す
遅刻が多い、約束を守らない、小さな嘘を繰り返してしまうなど自分の行動のなかに、人からの信頼を失うような行動がないか洗い出してみましょう。そして、洗い出した行動一つひとつを正していくことが社会不適合者から脱出する近道となります。些細なことだし大丈夫だろうと考えず、「この行動は人に迷惑をかけていないだろうか」「自分が同じことをされたときどう思うか」と冷静に判断することが大切です。
行動を変える努力をする
洗い出しができたら行動を具体的に変えていきます。考え方をあらため、行動を変えるのは根気のいることです。最初は以下に挙げたことから変えてみても良いでしょう。
挨拶や返事を意識する
「おはようございます」「お疲れ様でした」などの基本的な挨拶を、自分から大きな声で伝えてみましょう。相手から言われるのを待つのではなく、自発的に行うのが重要です。そして、聞かれたことには「はい」と返事をするように意識してみましょう。相手の言ったことに対し、きちんと反応を返すのはコミュニケーションの基本となります。元気な挨拶と明確な返事を意識してみましょう。
時間や約束を守る
決められた時間や約束は必ず守るようにします。出勤時間や退勤時間だけでなく、締切のある仕事などは、提出日時までに間に合うようにスケジュール管理をしましょう。もし終えることが難しい場合は、相手から催促されるのを待つのではなく、事前に「期日までに終わらない」という報告や「もう少し時間がほしい」という旨をしっかり相談しましょう。予定を忘れがちな人はスマホのスケジューラーや手帳を活用するなど、便利ツールに頼るのも方法の一つです。
ルールや規則を守る
社会や会社で決められているルールや規則は必ず守るべきものです。自分の都合でルールを変更したり、守らなくても良いと勝手に判断したりしてはいけません。たとえ自分の意見に反していても、その会社の一員として働く以上、ルールや規則を守らない人は社会不適合者と判断されます。ルールや規則ができた背景を理解できると、自分の行動を見直すきっかけになるでしょう。
マナーを意識する
社会生活を送る上で、基本的なマナーを守ることはとても大切。言葉遣いや身だしなみなどのマナーは相手を不快にさせないためのエチケットです。また、会社で働く上で必要なマナーも存在します。マナーに自信がなく、社会不適合者かもしれないと悩んでいる人は「電話対応は苦手?確認しておきたい社会人のマナー」でも詳しく解説していますので、一度目を通しておくと良いでしょう。
社会不適合者に適した働き方
社会不適合者を脱出するために行動を変えることも大切ですが、自分の性格にあった働き方を選ぶことも方法の一つです。ここでは、会社や人間関係に馴染めない方におすすめの働き方をいくつか紹介します。
フリーランス
フリーランスとは特定の企業や組織に属さず、自分の持っているスキルを武器に「個人的に業務を請け負う仕事のスタイル」を指します。同じクライアントから定期的に仕事を請け負うこともあれば、仕事ごとにクライアントが変わることも。会社に属せず1人で自由に契約して仕事ができるため、自分のペースで働きたいと考える社会不適合者気質の方にはおすすめの働き方です。会社勤めと違い、毎朝の定期的な会議などが少なく、多くのルールや規則に縛られるのが苦手な人には最適でしょう。フリーランスの職業に多いのは「プログラマー」「ライター」「デザイナー」「フォトグラファー」など。能力や才能次第で収入を上げられますが、スキルがないとなかなか契約が取れないこともあるので注意が必要です。
在宅ワーク
在宅ワークは、会社のオフィスではない場所で業務を行う働き方です。ライターやデザイナー、プログラマーなど、さまざまな仕事で在宅ワークを取り入れている会社があります。在宅で働くため、人と煩雑なコミュニケーションをとる機会が少なく、社会不適合者の可能性がある方には最適な働き方でしょう。最近では、クラウドソーシングサービスや専用アプリを使い、比較的容易に在宅ワークを見つけられます。フリーランスの場合は直接自分でクライアントとやり取りをして仕事を進めていきますが、在宅ワークはクライアントと自分の間に企業が入るため、仕事を受けやすいことがメリットです。
このように自分1人で完結できる仕事を選ぶことで、人間関係のストレスを減らすことができます。自宅で仕事をすることに少しでも興味を持ったのであれば、「自宅で仕事をする3つの方法とは?在宅ワークのメリット・デメリットを解説」も確認してみましょう。メリットだけでなく注意点などもさらに詳しく解説されています。
社会不適合者が長く続けられるおすすめの仕事
ここでは社会不適合者の可能性に悩んでいる方に、おすすめの仕事をご紹介します。自分にあった仕事を見つけることで無用な退職を避けましょう。
人との関わりが少ない仕事
コミュニケーションをとるのが煩わしいと感じる社会不適合者の気質がある人は、人との関わりが少ない仕事を選ぶと良いでしょう。警備員や清掃員など、1人で完結できる仕事がおすすめです。入社してすぐは研修などで人と関わることを避けられませんが、一通り仕事を覚えたあとは1人の時間を確保できます。ほかにも、長距離トラックの運転手や電気・ガスの検針員、郵便や宅配の仕分けなども人とコミュニケーションをとる機会が限られている仕事です。
場所や時間に縛られない仕事
出勤時間を気にしたり時間を守ったりするのに苦手意識があり社会不適合者の可能性を感じている方は、場所や時間に縛られずにマイペースにできる仕事を選びましょう。アフィリエイターやプログラマーなど、成果物重視で納品した分だけ報酬を貰えるようなフリーランスの仕事や在宅ワークがおすすめです。
1人で黙々と作業できる仕事
人と協同するのが苦手であり「社会不適合者かもしれない」と思っている方は、1人黙々と作業に打ち込める仕事がおすすめです。一つの部品を作り続ける工場での勤務やひたすらに数字などを打ち込んでいくデータ入力などがあります。いずれも、自分ひとりの仕事に没頭でき、煩わしい人間関係とは無縁です。
このように、社会不適合者の可能性を秘めている方でも自分の得意なことや好きなことを活かせる仕事であれば、長く続けられるケースもあります。時間を守ったり他人に合わせたりすることが苦手でも、仕事が自分に合っていて楽しいと感じられれば、それらを苦に感じないほど業務に乗り込めるでしょう。また、社会不適合者の特徴に当てはまる方のなかには、自分の得意なことにのみ熱中できる人も多くいます。
一方で、「自分はどんな仕事が向いているのか分からない」のであれば、1人で悩まずに第三者に相談してみることをおすすめします。自分では気づかなかった特技や良いところを見つけてくれるでしょう。周りに相談しにくいという方は就職エージェントを利用してみるのもおすすめ。就職エージェントでは就活のプロがあなたの適性を加味したうえで応募先の紹介をしてくれます。
若年層を対象とする就職エージェント「ハタラクティブ」では、人との関わりが少ない仕事や比較的自由に働ける仕事など、あなたの強みや希望に合った仕事の紹介が可能です。経験豊富なアドバイザーが専任で就職・転職をサポート。応募書類の添削や面接対策なども、全て無料で利用できます。長く仕事が続かず「自分は社会不適合者なのでは…?」と悩んでいる人や自分にあった仕事を見つけたい人は、ぜひお気軽にご連絡ください。
社会不適合者に関するお悩みQ&A
社会不適合者かもしれないと悩んでいる人のお悩みをQ&A方式で解決していきます。
いつもバカにされるのは社会不適合者のせい?
自分を良く見せようと思い過剰に反応しているケースもあります。人からの評価を気にせず、分からないことがあれば、素直に質問してみても良いでしょう。社会不適合者の特徴については、このコラム内の「社会不適合者かどうか診断するための8つのポイント」をご覧ください。
人と話したくない!社会不適合者でしょうか?
社会不適合者には、人との関わりが苦手なタイプも多いようです。だからといって、仕事が見つからなかったり、働けなかったりすることはありません。このコラムにある「社会不適合者に適した働き方」では、人とのコミュニケーションが少ない働き方を紹介しています。ぜひ、ご確認ください。
1週間で辞めたら社会不適合者?
仕事が長く続かない人は社会不適合者の可能性があります。プライドが高く、小さなことに我慢ができないこともあるようです。ただし、仕事が続かない理由は他にも多くあります。「仕事が続かない人の特徴と対処法を解説!長く働くにはどうしたらいい?」も、あわせてチェックしてみましょう。
社会不適合者の治し方って?
社会不適合者を脱出するには、自分の考え方を正し、行動を見直す必要があります。挨拶をきちんとする、時間や約束を守るなど基本的なことが多いですが、これまでの行動を変えるのはなかなか難しいことです。このコラムの「社会不適合者から脱出する方法」で詳細を確認できます。ぜひご覧ください。
社会不適合者でも就職する方法が知りたいです
社会不適合者でも適性に合った仕事に就くことで長く活躍することができます。どんな仕事が向いているか分からない人は、就職支援サービスを活用するのもおすすめです。無料で利用できる就職エージェント、ハタラクティブにぜひご相談ください。
- 経歴に不安はあるものの、希望条件も妥協したくない方
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一人ひとりの経験、スキル、能力などの違いを理解した上でサポートすることを心がけています!
京都大学工学部建築学科を2010年の3月に卒業し、株式会社大林組に技術者として新卒で入社。
その後2012年よりレバレジーズ株式会社に入社。ハタラクティブのキャリアアドバイザー・リクルーティングアドバイザーを経て2019年より事業責任者を務める。