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5月病の症状や原因とは?すぐに実践できる予防法や対策も解説!
更新日
この記事のまとめ
- 5月病とは、5月ごろに憂鬱な状態が続くことを意味する言葉
- 環境の変化が原因で5月病になることがある
- 無気力や食欲不振などが5月病の症状として挙げられる
- 5月病の予防策は、「規則正しい生活を送る」「ストレスを溜め込まない」など
「5月病の症状は?」「自分でできる予防法や対策はある?」と悩んでいる方もいるでしょう。5月病とは、仕事や私生活の変化が影響して憂鬱や不安な気持ちになったり、体調が悪化したりすること。生活習慣の改善や趣味で予防や対策を行えます。このコラムでは、5月病の概要や予防法、対策法などを解説。また、5月病のチェックポイントやなりやすい場合の特徴もまとめたので、心身の不調を防ぐための参考にしてみてください。
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5月病(五月病)とは
5月病(五月病)「ごがつびょう」とは、環境の変化が原因で憂鬱な状態になることを表現した言葉です。新社会人や異動、転勤などによって環境が変化した方が、順応しようと頑張り過ぎた結果、心身に不調を感じることを意味します。
5月のゴールデンウィーク明けに不調を感じやすいことから、5月病と呼ばれているようです。
正式な病気の名称ではない
5月病は、正式な医学用語ではありません。5月の連休明けごろに「憂鬱な気分になる」「やる気が沸かない」「食欲がない」といった症状が出ることから5月病といわれています。正式な病気ではないものの、我慢を続けるとさらなる心身の不調につながる恐れもあるようです。
連休明けの仕事が辛い理由については「連休明けの仕事がしんどい理由は?モチベーションを上げる方法も紹介」でも詳しく解説しています。
症状で5月病かチェックできる?
5月病かどうか気になる場合は、セルフチェックをしてみましょう。以下の症状で当てはまるものが多い場合、5月病の可能性があるといえます。
- ・憂鬱になる
- ・何もしたくない
- ・イライラする
- ・不安で自信がない
- ・眠れない
- ・食欲がない
- ・動悸がする
- ・めまいがする
- ・病気ではないのに体調が悪い
5月病になると、気力が沸かなかったり、不安を感じたりするようです。「いつも行っていることができない」「趣味を楽しめない」などの症状が見られる場合、5月病の恐れがあると考えられます。
5月病と6月病の違い
6月病は、6月ごろに心身に負担を感じる状態。5月病と同じく不安や食欲不振、めまいなどの症状が出ますが、発症する時期が異なります。また、5月病は1ヶ月程度で治まることがありますが、6月病は症状が慢性化する場合もあるようです。
なぜ5月病になる?
5月病になる主な原因としては、環境の変化に伴うストレスが挙げられます。新年度は進学や就職、転勤などで環境が変わり、気づかない間にストレスを溜め込みやすいようです。慣れ親しんだ仲間と離れたり、生活環境が変化したりすることで5月病が誘発されると考えられています。
憂鬱な気分が続くのは仕事が原因の場合も
新しい環境での仕事が憂鬱な気分の原因になっていることも。早く職場に馴染んで結果を出すために頑張り過ぎると連休中に力が抜け、連休明けに5月病の症状が出ることがあるようです。特に、次のような変化があった場合は、仕事がきっかけで5月病になりやすいといわれています。
- ・新入社員になった
- ・転勤や異動で環境が変わった
- ・新年度になって責任のある仕事を任された
- ・就活が終わって燃え尽きた気分になっている
休んでも疲れがとれない日が続くと、気持ちがどんどん沈んでいってしまいます。憂鬱なときの対処方法は「何をしても楽しくないときはどうする?つまらない理由や解決法をご紹介」のコラムで詳しく解説しているので、ぜひ対策の参考にしてみてください。
5月病になりやすい場合の特徴
誰でも5月病になるリスクはありますが、以下の特徴に当てはまっている場合は特に注意が必要といわれています。
- ・真面目
- ・完璧主義
- ・気配り上手
- ・責任感が強い
- ・意見の主張が苦手
真面目で頑張り過ぎたり、一人で抱え込んだりする傾向がある場合は、5月病になりやすいようです。周りの人のサポートも受けながら、無理せず環境の変化や5月病の原因と向き合うことが大切でしょう。
「真面目な人にはどのような特徴がある?損をするといわれる理由も解説」では、真面目な人が悩み過ぎずに仕事をするコツを解説しています。
5月病の予防法6選
5月病は、規則正しい生活を心掛けたり、趣味や運動を楽しんだりすることで予防できる可能性があります。以下では、5月病にならないために実践できる具体的な方法をまとめました。
1.規則正しい生活を心掛ける
生活リズムが崩れると心身の不調につながる可能性があるので、規則正しい生活を心掛けましょう。「同じ時間に起床・就寝する」「一日三食を決まった時間に食べる」などを意識してみてください。
また、栄養バランスの整った食事も大切。仕事の忙しさから栄養が偏りがちになると、体調を崩す恐れがあるため注意が必要です。
2.趣味に没頭する
5月病を予防するためには、趣味に没頭するのも一つの手。熱中できる趣味があれば、気が紛れたりストレス発散につながったりすると考えられています。
新入社員や異動後の方のなかには、仕事で早く即戦力になれるように努力しようとする方もいるでしょう。仕事を頑張ることは大切ですが、「早く一人前にならなければ」「職場に馴染んで結果を出さなければ」と必要以上に自分を追い込むのは避けた方が無難。仕事でミスやトラブルがあった場合、過剰なストレスを感じてしまう恐れがあります。仕事だけに全力を注ぐのではなく、趣味に没頭して適度に息抜きする習慣をつけましょう。
趣味をつくるメリットについては、「趣味はあったほうが良い?仕事への影響とメリット」のコラムも参考にしてみてください。
3.運動を楽しむ
「心が疲れている」と感じる場合は、体を動かしてみることをおすすめします。スポーツ庁の「職場におけるライフパフォーマンス向上を目指す目的を持った運動・スポーツに関する指導のすすめ」によると、運動には「不定愁訴の低減」「気分転換やストレス解消」といった、メンタルヘルス面への効果も期待できるようです。「5月病かも」とお悩みの方は、無理のない範囲で運動を楽しんでみてください。
参照元
スポーツ庁
スポーツ審議会健康スポーツ部会(第27回) 配付資料
4.ネガティブな情報を頭に入れない
気分が落ち込んでいるときは、ネガティブな情報に触れ過ぎないよう注意しましょう。人の悪口を聞いたり、暗いニュースを見たりすると、さらに気持ちが落ち込んでしまう恐れがあります。
ネガティブな人との関わりを減らしたり、明るい話題に触れたりすることで、気持ちが安定する効果が期待できるでしょう。
5.無理をしない
無理をし過ぎないことも5月病を予防するために大切です。新しい環境に早く馴染むために無理や我慢を続けると、心身ともに不調が出ることも。「仕事に失敗はつきもの」「初めは緊張して当たり前」などなるべく気楽に考え、無理をしないように注意してみてください。
6.一人で抱え込まずに相談する
ストレスを自分だけで背負い込まず、上司や先輩、同僚、家族、友人などに相談してみましょう。口に出してみると「大したことはないかも」と思えたり、相談相手によっては有効な解決策を教えてもらえたりすることも。ストレスが蓄積する前に、身近な人に聞いてもらうことが大切です。
5月病の対策4選
5月病を放置するとさらに悪化する恐れがあります。5月病になっていると感じたら、睡眠や食事を見直したり、自分なりのリラックス法を試したりするのがおすすめです。以下では、具体的な対策法をご紹介します。
1.良質な睡眠をとる
5月病で心身に不調を感じるときは、良質な睡眠をとるように心掛けましょう。e-健康づくりネット(厚生労働省)の「知っているようで知らない睡眠のこと」にあるように、睡眠不足になるとより気分が落ち込んだり、疲労を感じやすくなったりするようです。質の高い睡眠を十分にとると、自律神経が整いストレスが溜まりにくくなる効果が期待できます。
睡眠不足に悩んでいる場合は、「社会人の平均睡眠時間は?寝不足が続くときの対処法」のコラムもチェックしてみてください。
参照元
e-健康づくりネット(厚生労働省)
睡眠
2.食べ物に気をつける
5月病になってしまったと感じたら食事に気をつけることも大切。ビタミンやミネラル、タンパク質などをバランス良く摂取するのがおすすめです。
反対に、暴飲暴食や栄養バランスの偏った食事は控えましょう。胃腸の調子が悪くなると、さらに気分が落ち込んで5月病が悪化する恐れがあります。
3.リラックス法を実践する
環境の変化による緊張から5月病になっている場合は、心身をリラックスさせられるように工夫しましょう。たとえば、緊張や不安を感じたら5分程度深呼吸したり簡単なマッサージで体をほぐしたりするのがおすすめです。
リラックス法を実践すると気持ちが軽くなったり、疲労やストレスが蓄積しにくくなったりする可能性があります。
4.ストレスの原因から離れてみる
5月病になったと感じたら、ストレスの原因から離れる努力をしてみましょう。たとえば、仕事が辛い場合は休日に旅行に行ったり、退社後に習い事や趣味を楽しんだりしてリフレッシュするのがおすすめです。
ストレスの原因について考える時間を減らすことで、気分が落ち込みにくくなる可能性があります。
5月病の治し方に悩むときは病院の受診も手
5月病の治し方に悩んでいる場合は、メンタルヘルスを専門とする医療機関に相談することを検討してみましょう。5月病の症状を放置していると、さらに心身に不調をきたす恐れがあります。「無気力な状態が続く」「体調が悪化してきた」など、気になることがある場合は、無理をせずに受診してみてください。
生活習慣を整えたり、リラックス法を実践したりと対策しても5月病に悩まされている場合は、転職を検討するのも一つの方法です。「業務に馴染めない」「人間関係に悩みがある」「仕事内容が合っていない」など、自分らしく働けない環境に身をおいていると、5月病のリスクが高まる恐れがあります。自分自身を守るためにも、転職について考えてみましょう。
転職を検討している方は、若年層をターゲットとした転職エージェントのハタラクティブをご利用ください。ハタラクティブでは、キャリアアドバイザーが丁寧なヒアリングをもとに、一人ひとりに合った求人をご紹介。また、書類選考や面接対策など、自分らしく働ける職場を見つけるサポートを行います。サービスはすべて無料のため、ぜひお気軽にご相談ください。
5月病に関するQ&A
ここでは、5月病に関するよくある疑問を集めました。5月病について気になる点がある方は、参考にしてみてください。
「5月病」の読み方は?
5月病の読み方は「ごがつびょう」です。また、「五月病」と表記する場合もあります。5月病になると、憂鬱で無気力な状態が続く、イライラするなどの症状が出てくる可能性があるでしょう。
気分が晴れないときのリフレッシュ方法は「何も考えたくないほど疲れている原因は?効果的な対処法もご紹介!」のコラムで紹介しています。チェックしてみてください。
「5月病」は英語で何?
英語では、春に起こる疲れを「spring fever」や「spring fatigue」と表現します。また、なんとなく気分が落ち込む様子を表す「blues」という単語も。アメリカでは新学期が始まる9月に起こる憂鬱な状態が「september blues(9月病)」と呼ばれているため、5月病を「may blues」と訳すことも可能でしょう。
いつから5月病の症状が出る?
5月病の症状は、一般的にゴールデンウィーク後に出やすいといわれています。新入社員の場合は、研修が終わり配属先での仕事が始まる6月ごろに「6月病」を発症することもあるようです。
社会人1年目で仕事に辛さを感じる場合は、「社会人一年目が辛いのはなぜ?理由は仕事や一人暮らし?!解決策を解説」も参考にしてみてください。
5月病はいつ治る?
5月病が治る時期には、個人差があります。短期間で治ることもありますが、長期化する場合もあるようです。症状を長引かせないためにも、このコラムの「5月病の予防法6選」を参考に、しっかり予防や対策を行いましょう。
最近眠い…。5月病のせい?
睡眠をとっているのにも関わらず、眠い日が続く場合は5月病の可能性も考えられるでしょう。仕事中でも眠気を感じる場合は「仕事中に眠いと感じる原因は?眠気を乗り切る対処法」のコラムもあわせてご覧ください。
5月病の対策をしても症状が続く場合は、転職も考えてみましょう。転職についてお悩みがある方は、ぜひ転職エージェントのハタラクティブにご相談ください。
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一人ひとりの経験、スキル、能力などの違いを理解した上でサポートすることを心がけています!
京都大学工学部建築学科を2010年の3月に卒業し、株式会社大林組に技術者として新卒で入社。
その後2012年よりレバレジーズ株式会社に入社。ハタラクティブのキャリアアドバイザー・リクルーティングアドバイザーを経て2019年より事業責任者を務める。