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第二新卒が転職活動で気をつけることは?事前準備や面接について解説!
更新日
この記事のまとめ
- 第二新卒とは、新卒で正社員として入社し3年以内に退職して転職活動を行う人のこと
- 第二新卒は転職活動前に、転職の目的や希望する条件などを明確にしておくことが大切
- 第二新卒が面接で気をつけるのは、前職のネガティブな話をしないこと
- 第二新卒は経歴やスキルで嘘をつかないようにも気をつける
- 第二新卒は社会人としての基礎ができているため企業から評価されている
「第二新卒が転職活動で気をつけることは?」と気になる方もいるでしょう。第二新卒は新卒とは違い、社会人としての基礎や経験も評価されています。
このコラムでは、第二新卒が転職活動や面接で気をつけることについて解説します。また、どのような方法で企業を探せば良いかについてもまとめました。転職活動を成功させたい第二新卒の方におすすめのコラムです。
第二新卒が転職活動で気をつける5つのこと
第二新卒が転職活動を行う場合、前職への発言や伝え方には気をつけなければなりません。ここでは、第二新卒の転職で気をつけたいポイントを解説するので参考にしてください。
1.前職のネガティブな話は控える
面接などで、前職の会社に対するネガティブ発言は避けましょう。面接の場で前職の不満や問題点を、採用担当者に伝える必要はありません。
「残業が多かった」「社内の関係性が悪かった」など、たとえ正論であったとしても、採用担当者には「その不満や問題に対して自分からなにか改善をすべき点はなかったのだろうか」「自分で考え、行動し解決に向けて努力をしたのだろうか」という疑問しか残らない可能性があります。
また、「採用したとしても同じような状況になったときに退職してしまうのではないか」と推測されてしまうことも考えられます。印象を悪くしてしまうだけなので、前の会社のネガティブ発言は避けるようにしてください。
2.実績や経験などの嘘はつかない
第二新卒は社会人としての経験があるため、前職での実績や経験も問われます。しかし、良い印象を与えようと自分の経験以上の実績を語るのは避け、嘘をつかず正直に話すようにしてください。
嘘をついて自分を良く見せようとしても、深掘りされるとうまく答えられず嘘がバレる可能性は高め。嘘をついたことが分かれば評価が下がり、不採用になると考えられます。また、職歴や学歴などの嘘は、経歴詐称になります。入社できても詐称がバレて解雇されることも考えられるでしょう。
転職活動で嘘をつくとどうなるかについては、「面接で嘘をついたら調べられる?バレたらどうなる?考えられるリスクとは」のコラムで詳しく解説しています。
3.企業選びの前に退職理由を整理しておく
企業選びをする前に、退職理由を整理しておきましょう。「なぜ退職につながったのか」を理解しておかないと、また同じ失敗をする可能性があるからです。
たとえば、仕事内容が合わずに退職した場合、次の会社は別の仕事内容を軸に探すことができます。しかし、退職理由が分かっていないと、「同じ仕事内容で経験があるから」などの理由で選び、また仕事が合わないと退職してしまうかもしれません。企業を探す際は、退職理由もふまえて探すのがポイント。同じ失敗を繰り返さないことが、転職成功のコツです。
4.新卒採用との違いを理解する
新卒採用と転職活動は評価ポイントが違うため、事前に違いを整理しておきましょう。第二新卒と新卒は明確な違いがあるため、新卒就活と同じような気持ちで転職活動を行うと失敗する原因になり得ます。
たとえば、第二新卒はポテンシャルだけではなく、職歴や実績も評価されます。大学時代のエピソードよりも、社会人になってからのエピソードの方が評価されるでしょう。また、転職では職務経歴書が必要になり、新卒とは違ったアピールをしなければなりません。新卒気分で就活を行うと、失敗しやすいので気をつけてください。
5.志望企業に合わせたアピールを行う
第二新卒の転職活動でも、志望企業に合わせてアピールするのは大切です。企業研究を入念に行い、どのような人材が求められているかを調べておきましょう。
第二新卒は社会人経験が浅い場合も多く、スキルや実績だけでは評価されにくい部分もあります。また、年齢が若いため長期雇用を見込んで、人柄や強みが会社に合うかを考えて採用する企業も多いでしょう。新卒時の自己アピールを活用してもいいですが、社会人を経験すると考え方やアピールポイントも変わっている可能性があります。改めて自己分析を行うのもおすすめです。
そもそも第二新卒とは?
第二新卒とは、新卒で正社員として就職したあと、1〜3年ほどで退職し、転職活動を行う人のことです。明確な定義や取り決めはありませんが、高卒なら21歳前後、大卒なら25歳前後が該当するでしょう。詳しくは、「第二新卒とは?転職の場で採用ニーズが高い理由やいつまでが対象かを解説!」のコラムをお読みください。
第二新卒は少なくない
厚生労働省の「新規学卒就職者の離職状況(令和2年3月卒業者)を公表します」によると、新規高卒就職者の37.0%、新規大卒就職者の32.3%が3年以内に離職しています。
このすべての人が第二新卒として転職・再就職をする訳ではありませんが、割合としては少なくないことが分かるでしょう。
参照元
厚生労働省
新規学卒就職者の離職状況(令和2年3月卒業者)を公表します
第二新卒を評価する企業もある
第二新卒に対して「若くてポテンシャルがある」「新卒と近い年齢で社会人経験がある」のように、プラスに考える企業があるからです。
しかし、「早期退職をしている」点で、マイナスに考える企業もあります。マイナスな印象をカバーできるように、アピールには工夫する必要があります。第二新卒が歓迎される理由については事項で、マイナスに捉えられる原因については「第二新卒の就活が厳しいと言われる理由」で解説しています。
企業が第二新卒を評価する理由
企業が第二新卒を評価するのは、戦力も今後の成長も期待できるためです。ここでは、第二新卒が評価されている理由を紹介するので、アピールする際の参考にしてください。
1.新卒より即戦力として期待できる
第二新卒が評価される理由は、新卒よりも経験があり、即戦力として評価できるためです。第二新卒は社会人経験があり、仕事の基本を分かっている状態です。特に、以前に経験していた業務と同じ業務に転職した場合、新しい会社の業務になじむのも早いでしょう。
第二新卒は新卒よりも経験やスキルがあるため、即戦力として期待しやすい存在です。そのため、新卒よりも優先して採用したいと考える会社もあります。
2.若手の人材を採用できる
若手を採用できるのも、第二新卒が評価される理由です。高卒だと20歳前後、大卒でも25歳前後と、若手の人材を採用できます。
会社によっては若手が少なく、積極的に採用したい場合も。新卒採用だと採用も入社も時間がかかり、動きにくい会社もあるでしょう。その点、第二新卒は中途採用なので採用時期は決まっておらず、1年中採用可能です。若手を好きなタイミングで採用できる点も、会社が評価している理由です。
3.柔軟な対応に期待できる
第二新卒は経験している会社の数や期間が少ないため、考え方が柔軟で会社になじみやすいメリットがあります。1つの会社で10年・20年働いていると、どうしてもその会社の社風に染まりがちに。新しい会社に入社しても、「雰囲気が違う」「体制が違う」「業務の流れが違う」と感じ、業務に影響が出る恐れもあります。
一方で、第二新卒のように在籍期間が短い場合、特定の会社に慣れる前に次の会社に移れます。年齢も若いので柔軟な対応や考え化がに期待できるでしょう。
4.教育の時間と費用を抑えられる
第二新卒は新卒入社した企業で基礎的なマナーや研修を受けているので、教育に関する費用と時間を抑えられます。業務についての研修さえ受ければ、業務に参加できる場合もあるでしょう。
新卒の場合、ビジネスマナーの研修から始める企業もあります。習得するために数日や数週間かけることも珍しくありません。企業としては、研修費用や時間を少なくできるメリットから第二新卒を採用するようです。
第二新卒が評価されている理由については、「第二新卒の需要は高いって本当?強みを活かして転職を成功させよう!」のコラムも参考にしてください。
第二新卒で転職活動を行う3つのメリット
第二新卒は社会人経験を評価されるだけでなく、年齢が若いため未経験の仕事に挑戦しやすいのがメリット。第二新卒で転職活動を行うメリットを紹介するので、就活成功に向けて参考にしてください。
1.社会人の経験を評価してもらえる
第二新卒は社会人経験を評価してもらえる点がメリットです。業務の経験やビジネスマナーなどを評価され、有利に働くケースがあります。
企業としては、何も知らない人材を採用するより、経験のある人材の方が戦力として期待できます。前職で学んだことは、面接で存分にアピールすると良いでしょう。
2.未経験の職種でも採用されやすい
第二新卒は社会人としてまだまだ若く、成長できるポテンシャルがあるため、未経験の職種にも求人があります。新しい職種にチャレンジできる点はメリットになるでしょう。
一般的に、中途採用ではポテンシャルよりも経験や実績を重視される傾向にあります。しかし、第二新卒は今後の伸びしろも含めて採用されるケースが多く、未経験の職種にも応募できるのでおすすめです。
3.新卒採用と比べてライバルが少ない
新卒採用と比べると、求職者が少ない点もメリットです。第二新卒は転職枠を使用するため、新卒採用のように時期を決めて一斉に応募する訳ではありません。
企業によっては、同じタイミングに応募した人がおらず、自分だけが面接に参加する場合もあります。他者との比較ではなく、自分の能力を評価してもらいやすい点が第二新卒の特徴です。新卒との違いについてを「新卒と第二新卒の違いとは?就職難易度の差や転職のコツを解説」のコラムで解説しています。新卒のときと何が違うのか気になる方は、ぜひ参考にしてください。
第二新卒の就活が厳しいと言われる理由
第二新卒の就活が厳しいといわれるのは、早期退職のイメージがつきやすいからです。デメリットもあることを理解して、対策を進める必要があります。ここでは、なぜ厳しいといわれるのかについて解説するので、就活を成功させるための参考にしてください。
早期退職をする印象がつくから
第二新卒は入社してから3年以内に離職しているので、「すぐに仕事を辞めてしまう」と思われる場合があります。入社してもまた辞めてしまうのではないかと思われ、評価が下がる可能性があるので気をつけましょう。
退職しそうと思われないためには、納得できる退職理由を考えておく必要があります。入社への意欲をアピールし、長く働きそうだとイメージしてもらえれば、就活成功につながるでしょう。
社会人としての基礎は必要だから
第二新卒の場合、ビジネスマナーのように社会人としての基礎は必要です。たとえば、面接での立ち振る舞いや、履歴書の書き方などで基礎があるかを見られているので気をつけましょう。新卒よりも良いアピールをするのが、就活成功に向けて大切です。
第二新卒の転職活動が厳しいといわれる理由については、「第二新卒の就活は厳しい?うまくいかない原因と成功に導くやり方を解説」のコラムでも解説しているので参考にしてください。
第二新卒が後悔せずに転職活動を成功させるコツ
第二新卒が転職活動を成功させるためには、自己分析などの就活準備が大切です。第二新卒ならではのポイントを理解し、準備を進めましょう。
1.自己分析を十分に行う
転職活動を始める前に、自己分析を行います。自己分析は自分の経験や特徴を整理したり、志望条件を確認したりするために欠かせません。自己分析で経験や特徴を整理しておけば、自己PRでのアピールができるようになります。また、転職に求めるものを整理しておくと、企業選びに役立つでしょう。
自己分析の詳しい進め方については、「自己分析とは?就活や転職でどう使う?基本と簡単に行う方法をご紹介」のコラムで解説しています。進め方を参考に、実践してみましょう。
第二新卒として改めて自己分析を行う
第二新卒として転職を考えたら、改めて自己分析を行いましょう。「新卒のときにやったから」と行わない方もいるようですが、社会人経験を経た状態と新卒時では考えることや重視するポイント、将来の目標などが変わっている可能性が高いです。新卒時の自己分析をもとに転職先を決めてしまうとミスマッチを起こす可能性もあるため、改めて行うのがおすすめです。2.将来の目標を考える
何のために転職をするのか、将来の目標も考えておくのがおすすめです。何も考えずに転職してしまうと効果的なアピールができないだけでなく、「思っていたのと違う」と後悔してしまう可能性があります。
たとえば、「5年後にはリーダーになりたい」「10年後には海外で働きたい」のように大まかな目標でも構いません。目標が実現できそうな企業を選ぶことで、入社後のミスマッチを減らせます。
3.条件面の優先順位を決める
仕事探しの条件には、優先順位を決めましょう。条件が厳しすぎると企業が見つけられず、緩すぎるとミスマッチにつながるからです。
まずは希望する条件をピックアップし、譲れない条件と、譲っても良い条件を決めましょう。希望条件すべてを満たす企業がない場合は、譲っても良い条件を削っていきます。すべての条件を満たす企業を見つけるのは困難です。選択肢がないと応募する段階までたどり着かないので、条件は優先順位を決めるようにしてください。
4.履歴書や面接など選考対策を行う
履歴書対策や面接対策などは必ず行いましょう。第二新卒の転職活動でも、新卒同様に選考が行われます。むしろ社会人経験があるため、新卒より厳しくチェックされる可能性も。「経験があるから」「スキルがあるから」などと油断していると、選考に落ちてしまい、転職活動が長引く原因になります。
第二新卒が転職先を探す5つの方法
第二新卒が転職先を探す場合、求人サイトや就活サイトで企業を探せます。ここでは、求人を見つけられる5つの方法を紹介するので参考にしてください。
1.求人サイト
多くの求人情報が集まっているのが求人サイトです。第二新卒だけではなく、中途採用なども含めて幅広い求人を検索できます。
検索できる求人数が多いので、条件にマッチした企業を探しやすいのがメリット。また、「未経験OK」「第二新卒歓迎」のように、キーワードで探せる点も魅力です。仕事探しのコツについては、「仕事探しで迷わない!自分に合った求人の選び方や失敗しないポイントを解説」のコラムで紹介しています。企業を探す前に、ぜひチェックしてみてください。
2.就活サイト
就活サイトに登録し、求人を探す方法もあります。新卒向けで第二新卒も利用できるサイトのほか、第二新卒向けの就活サイトなら、企業側も第二新卒からの応募を前提としているので、選考で不利になることはないでしょう。
就活サイトによっては、企業からのスカウト機能や就活ノウハウを教えてくれるページを設けていることも。仕事探し役立つ情報や機能が多いので、活用して進めると良いでしょう。
3.友人や家族の紹介
友人や家族に相談し、企業を紹介してもらう方法もあります。求人サイトを使わず、紹介を中心に採用を行う企業もあるので、効果的な方法です。友人などの紹介の場合、どのような企業なのか雰囲気を教えてもらいやすいメリットがあります。入社前に、自分に合いそうか判断しやすいので、ミスマッチ防止につながるでしょう。
知り合いの紹介による採用活動については、「縁故採用ってなに?メリット・デメリットとは」のコラムでご確認いただけます。
4.SNS
最近ではSNSを使用して採用を行う企業も増えています。SNSの担当者に直接連絡し、選考につながるケースもあるので覚えておきましょう。
注意点は、SNSは信頼できない情報も多く流れている点です。「実際に存在する企業か」「Webサイトはあるか」などを確認してから、応募しましょう。SNSだけではなく、求人サイトや就活サイトなども並行するのがおすすめです。
5.転職エージェント
転職エージェントでは求人紹介も行っています。あなたの経歴や特徴を聞いたうえでマッチする企業を紹介してもらえるのがメリットです。
また、転職エージェントの場合、求人サイトで紹介されていない「非公開求人」を教えてもらえることも。自分だけでは見つけられない仕事に出会えることもあるので覚えておきましょう。
転職エージェントに企業探しもサポートしてもらいたいのであれば、ハタラクティブがおすすめです。ハタラクティブは、フリーターや第二新卒を対象としている若年層向けのエージェント。紹介するのは「若手を採用したい」「経歴や経験は問わない」という企業なので、安心して転職活動を行えます。
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一人ひとりの経験、スキル、能力などの違いを理解した上でサポートすることを心がけています!
京都大学工学部建築学科を2010年の3月に卒業し、株式会社大林組に技術者として新卒で入社。
その後2012年よりレバレジーズ株式会社に入社。ハタラクティブのキャリアアドバイザー・リクルーティングアドバイザーを経て2019年より事業責任者を務める。