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就活のエントリー数は少ないほうが良い?多い場合のメリットや管理術を解説
更新日
この記事のまとめ
- 就活時のエントリーには「プレエントリー」と「本エントリー」がある
- エントリー数は「10~19社」と回答した就活生の割合が約3割
- エントリー数が少ないメリットは企業研究を入念に行える点
- 最適なエントリー数は、スケジュールやメールを確実に管理しつつ就活に取り組める程度
- むやみにエントリー数を増やすより、企業研究や自己分析を十分に行うことが重要
「就活では何社ぐらいエントリーすれば良いの?」「一般的なエントリー数は?」と疑問に感じる人もいるでしょう。一般的には15~30社、就活を行う学生では10~19社が最も多いようです。エントリー数が少ないと、1社に対し情報を深く得られる一方で、不採用が続くと就活に焦りが生じる可能性もあります。このコラムでは、エントリー数が少ない/多い場合のメリットとデメリットを解説。ぜひ参考にしてみてください。
就活でのエントリー数は何社が一般的?
就活のエントリー数は、15~30社程度が一般的なようです。一方で、1~5社と少ないエントリー数に絞って就活を進める人もいます。就活では、自分にとって適切なエントリー数を知り、管理できる範囲でエントリーすることが大切です。
以下では、学生が就活を行う際のエントリー数や、エントリー時期をご紹介。「プレエントリー」と「本エントリー」の違いについて解説するので、就活時の参考にしてみてください。
就活を行う大学生のエントリー数
内閣府の「学生の就職・採用活動開始時期等に関する調査報告書(令和5年12月8日)報告書(p53)」によると、2023年に大学4年生がエントリーシートを提出した数は、10〜19社が28%で最も多いことが分かります。次いで5~9社が20.7%、1~4社が18.3%でした。
反対に、「30社以上」と回答する学生の割合は、2021年が21.8%、2022年で19.5%、2023年では17%と年々減少しています。
参照元
内閣府
学生の就職・採用活動開始時期等に関する調査
就活エントリーの時期
内閣府の「学生の就職・採用活動開始時期等に関する調査報告書(令和5年12月8日)報告書(p49)」によると、「最初のエントリーシート提出は9月以前」と回答した学生の割合が約3割、提出のピークは3月で約4割です。たとえば、4年制の大学に在学中の方の場合、3年生の9月までに最初のエントリーを済ませている学生が約3割いることになります。
エントリーの受付時期は企業によって異なるので、応募先企業の情報を事前に調べておきましょう。
参照元
内閣府
学生の就職・採用活動開始時期等に関する調査
「プレエントリー」と「本エントリー」の違い
エントリーには「プレエントリー」と「本エントリー」の2種類があります。
「プレエントリー」とは、企業へ個人情報の登録を行い資料請求したり、説明会に参加したりすることです。プレエントリーを行うと、自分がその会社に興味を持っていることをアピールできます。プレエントリーの段階では選考への参加はしていない状態です。
一方、「本エントリー」は、企業の選考への参加を意思表示することを指します。志望する会社へES(エントリーシート)を提出し、テストを受けるよう求められた場合は期限内に完了させましょう。
企業によっては、郵送で資料請求を行う場合もあるため、手元に届くまでの日数を考慮してエントリーする必要があります。
プレエントリーの方法やメリット、選考の流れについては「プレエントリーとは?インターンシップや就活に欠かせないって本当?」で詳しく解説しています。ぜひご覧ください。
就活時のエントリー数が少ないメリット
就活時のエントリー数が少ない場合、「スケジュール管理がしやすい」「入念に企業研究を行える」といったメリットがあります。メリットを知っていれば、それらを最大限発揮できるよう就活を進められるでしょう。
以下でご紹介するので、少ないエントリー数で内定獲得を目指す方はチェックしてみてください。
選考スケジュールの管理がしやすい
就活時のエントリー数が少ないメリットの一つは、選考スケジュールの管理がしやすいことです。
エントリー数を少なく絞りこめば、企業ごとのESの提出日や面接日を間違えることなく着実に進められます。就活ではESやテストの提出日を厳守しなければなりません。自分のスケジュールに余裕があると、選考にも集中しやすくなるでしょう。
1社ごとの企業研究を入念に行える
1社ごとの企業研究を入念に行える点も、エントリー数が少ないメリットです。
就活では選考対策を行うために、志望する業界や会社の研究を行う必要があります。入念な企業研究によって、魅力的なESを書いたり、面接で熱意を伝えたりすることができるようになるでしょう。エントリー数を絞っていれば、1社ごとに費やす時間を多く取れるため、志望企業ごとに応じた対策を講じることが可能です。
魅力的なエントリーシートの書き方のポイントを「ES(エントリーシート)の書き方とは?志望動機や自己PRの例文を紹介」で解説しています。ぜひチェックしてください。
就活のエントリー数が少ないデメリット
就活のエントリー数が少ないデメリットには、「幅広い業界・職種の知識を得にくい」「就活に行き詰まる可能性がある」が挙げられます。以下の解説を読み、デメリットも知ったうえで、自分がエントリー数を絞って就活を進めるべきかどうかを考えましょう。
応募企業以外の業界や職種に対する知識を得にくい
エントリー数を少なく絞るデメリットの一つに、応募企業以外の業界や職種に対する知識を得にくい点が挙げられます。
自己分析や企業研究が十分でない段階で、エントリーする業界や職種を絞り込むと、視野が狭まったまま就活が進んでしまう恐れも。志望業界や企業のほかに、自分の希望や適性に合う企業が存在する可能性もあります。
不採用になった場合、就活に行き詰まる可能性がある
選考に進んだ結果、なかなか内定を得られず、就活に行き詰まる可能性があるのも、エントリー数が少ないデメリットです。
すべての企業で不採用となってしまった場合、企業選びから就活を再スタートしなければなりません。しかし、すでにエントリーの締切日が過ぎていることも考えられます。エントリー数が多ければ必ず内定が貰えるわけではないものの、エントリー数を絞り込み過ぎないことも大切です。
就活のエントリー数を多めにするメリット
就活のエントリー数を多めにすると、企業に関する情報を多く集められたり、気持ちに余裕を持って就活に臨めたりするメリットがあります。ここでは、就活のエントリー数を多めにするメリットをご紹介するので、興味のある企業がたくさんある方は確認してみてください。
就活や企業に関する情報を多く集められる
エントリー数を多めにすることには、就活や企業に関する情報を多く集められるメリットがあります。
就活や企業に関する有益な情報を集められるので、ESを書く際や面接対策、自分に合った会社探しに活用できるでしょう。その業界で求められている人材の特徴や、志望企業で活かせる自分の強みが何かを知れるうえ、自分に適した業界・職種を発見できる可能性もあります。
面接に慣れ、スムーズに受け答えができるようになる
第一志望の企業面接までに面接慣れしておくことができるというのも、エントリー数を多めにするメリットです。
1人で面接練習をしても、本番では緊張してしまうもの。エントリー数を多めにしておけば、そのぶん面接回数も増え、徐々にリラックスして受け答えができるようになるはずです。
気持ちに余裕を持って就活に臨める
エントリー数を多めにしておけば、気持ちに余裕を持って就活に望むことができます。
就活の過程で数社不採用になったとしても、まだほかの会社で採用のチャンスが残っているので、焦らずに就活に取り組むことができるでしょう。
就活のエントリー数を多めにするデメリット
就活のエントリー数を多めにするデメリットには、スケジュール管理が複雑になることや、企業研究に十分な時間を掛けられない点が挙げられます。エントリー数を多めにするかどうか悩んでいる方は、以下のデメリットを確認し、少なめにするメリットと比較してみましょう。
選考スケジュールの管理が複雑になる
エントリー数を多めにすると、選考スケジュールの管理が複雑になるといったデメリットがあります。
エントリーすると、企業からの案内メールが届きます。案内に従ってESを提出したり、テストを受けたり、今後の予定を調整したりしなければなりません。エントリーした企業の数だけ、これらのスケジュール管理を行う必要があります。
1社の企業研究に十分な時間を掛けられない
エントリー数を多くするデメリットには、1社の企業研究に時間を掛けられないことも挙げられます。
自分の希望に合った企業への選考を進めるためには、しっかりとした企業研究が欠かせません。多くの企業にエントリーすると、スケジュール管理や各社への対応に追われ、応募企業に応じた魅力的なESを提出するのが困難になる恐れも。また、企業研究は面接での回答にも影響が出る可能性があります。
企業研究に十分な時間を掛けられないまま面接に臨むと、志望動機を深掘りされた際、応募企業ならではのアピールができないこともあるでしょう。
就活のエントリー数を決める際のポイント
就活では、興味のある企業へエントリーするだけでなく、自分で管理できる範囲に留めることも意識しながら数を決めるのがポイントです。ここでは、エントリー数を決定する際のポイントを解説するので、自分に適したエントリー数を見つけてみてください。
興味のある企業にすべてエントリーする
就活のエントリー数を決める際は、興味のある企業すべてにエントリーする方法があります。
まずは、本エントリーに進むかどうか悩んでいる会社も含めてプレエントリーで情報を集め、その後ESを提出し本格的に選考に参加するかを決定すると良いでしょう。情報を集めた結果、本エントリーに進むつもりのなかった企業が第一志望になることもあります。
多過ぎる場合は5社~10社ピックアップするのがおすすめ
興味のある企業が多過ぎる場合は、5〜10社ピックアップしてみましょう。優先的に時間を割く企業を事前に決めておくことで、効率的に就活を進めることができます。
自分で管理できるエントリー数に留める
エントリー数を増やしていく予定なら、自分で管理できる範囲に留めましょう。多めにエントリーすることにメリットがあるとはいえ、むやみにエントリー数を増やすことはおすすめできません。スケジュールや提出物の管理ができ、自己分析や企業分析にも十分な時間を取れる数に留めましょう。
就活のエントリー数が多い場合の対処法
エントリー数が多い場合、Web説明会を活用したり、ESを提出する会社を絞ったりするといった方法があります。また、就職エージェントを活用し、スケジュール管理のサポートを受けるのもおすすめです。
以下では、就活のエントリー数が多くなってしまったときの管理術を解説します。
Web説明会を活用する
Web説明会を活用すると、対面での説明会への参加に比べ移動時間を短縮できるため、効率的に情報収集を行えます。居住地から遠い場所にある企業への就職を希望している場合、移動時間や費用がかかるものです。Web説明会を有効活用し、短縮できた時間は、自己分析や企業研究などに割くことができます。
自己分析と企業研究を行いESを提出する企業を絞る
自己分析と企業研究を行うことで、ESをどの企業に提出するべきかが見えてきます。
就活を始めたらまず自己分析をしましょう。自己分析によって自分の長所・短所、得意・不得意などを客観的に見つめ直すと、適性だけでなく仕事に求めるもの、やりたいことを明確化できます。また、企業研究によって企業理念や会社の動向、社長の考え方などを知ると、自分に合う会社かどうかも判断できるでしょう。
自己分析と企業研究の結果を照らし合わせると、ESを提出すべき企業が明らかになるはずです。ESを提出する企業を厳選し、選考のスケジュールが複雑にならないようにしましょう。
自己分析の方法やメリットは「自己分析とは?実施のメリットと就活・転職活動での必要性を解説」でも紹介しています。自己分析を始める際にお役立てください。
就職エージェントを活用する
エントリー数が多くなって管理が難しくなってしまった方や、自分の強みが分からなくてお困りの方におすすめなのが就職・転職エージェントです。
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就活のエントリー数の決め方や、選考スケジュールの管理にお悩みの方は、ハタラクティブへご相談ください。ハタラクティブは、20代のフリーター・既卒・第二新卒を中心に、求人を紹介する就職・転職エージェントです。プロのキャリアアドバイザーがマンツーマンでカウンセリングを行い、あなたに合った求人をご紹介します。また、エントリーシートの書き方や企業選びのコツ、面接対策などもアドバイス。登録・ご利用はすべて無料なので、ぜひハタラクティブにお問い合わせください。
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一人ひとりの経験、スキル、能力などの違いを理解した上でサポートすることを心がけています!
京都大学工学部建築学科を2010年の3月に卒業し、株式会社大林組に技術者として新卒で入社。
その後2012年よりレバレジーズ株式会社に入社。ハタラクティブのキャリアアドバイザー・リクルーティングアドバイザーを経て2019年より事業責任者を務める。