特技の見つけ方とは?履歴書や面接で好印象を与える方法

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この記事のまとめ

  • 就活における特技とは、特別なスキルではなく「自分が得意とすること」
  • 「特技がない」と悩む人の多くは、特技を特別視しすぎている
  • 特技がないと悩んでいるなら、日常生活や過去の経験から考えてみよう
  • 家族や友人に聞いて客観的意見を取り入れるのも、「特技がない」と悩む人におすすめ
  • 企業に与える印象が薄くなるので、空欄や「特になし」は避けよう

ほとんどの履歴書に用意されている趣味・特技欄。趣味は書けても、特技になにを書いていいか悩む方は多いでしょう。就活を有利に進めるには、企業や業務内容に合わせた特技を書くことも重要です。本コラムでは、特技がないとお悩みの方に向けて、特技の探し方と書き方例を紹介。記載を避けたほうがいい特技についても解説しています。

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なぜ特技がないと思うのか

特技がないと感じる理由の1つに、特技を「特別なスキル」「◯◯大会に出たなど華やかな賞歴」と捉えていることが挙げられます。
しかし、企業は必ずしも「派手な経歴を持つ人」「特別なスキルを持つ人」を採用したいわけではありません。後ほど詳しく説明しますが、企業は特技欄から応募者の人柄や説明能力をチェックしています。
以上のことから、履歴書に書く特技は「自分が得意とすること」を書くのが正解でしょう。

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特技は日常生活から見つけよう

「自分が得意とすること」がなにか分からなければ、日常生活から考えるのがおすすめです。

特技=特別なスキルではない

日常生活を振り返ってみる

普段やっていることを書き出してみて、アピールできることがないか考えてみましょう。
貯金や節約、掃除、洗濯、冷蔵庫の中を見て料理が作れる、スマホのパズルゲーム、編み物など日常の習慣や家事も十分特技になります。
たとえば、貯金や節約であれば堅実さや継続性、洗濯や掃除は几帳面さや継続性、料理は発想力や応用力、ゲームは集中力や頭の回転の速さ、編み物は集中力や継続性のアピールにつながるでしょう。

定期的に続けていること

長く続けられるということは、決して「苦手」「嫌い」ではないということ。
毎日はもちろん、週に1度や月に1度など、定期的に継続して行っていることがあれば、それは十分特技になり得ます。

ほかに比べて頑張っていること

日常的に行っている行動のうち、ほかに比べて特に力を入れている事柄も特技といえるでしょう。たとえば「洋服の仕分け方法にこだわっている」「靴磨きに時間をかけるようにしている」など、日常を振り返って探してみることをおすすめします。

過去の経験から探す

自己分析のように、過去の経験を棚卸しし、印象的な経験から考えるのも1つの方法です。例えば、小学校から高校まで継続していた活動があるなら、その活動自体が特技になり得ます。さらに、活動内での自分の立ち位置や役割から特技を考えることもできるでしょう。

長所から導き出す

「時間を守る」「誰とでも仲良くなれる」といった長所は、そのまま特技として使用できます。ただし、履歴書に長所を記載する欄がある場合は、同じ回答は控え、「時間を守る」なら「遅刻をしない」、「誰とでも仲良くなれる」なら「社交的」「親しみやすい性格」など言い換えましょう。

周囲に聞くのもおすすめ

どうしても自分の特技が分からなければ、家族や友人など周囲の人に聞いてみてください。
第三者の意見を取り入れることで自分を客観視できますし、自覚していない特技を発見するきっかけになることもあります。

特技について悩んだら企業が問う理由を考える

特別なスキルではなくても、履歴書に書く特技で悩むことは多いもの。そんなときは、企業がなぜ特技を知りたいのかを考えてみましょう。

1.人柄や価値観を知るため

特技の内容から、応募者の人柄や価値観をはかっている企業は多いようです。特に、長く続けている事柄であれば、応募者が重きを置くポイントが分かるもの。
特技は、趣味と同じで「自ら選択して行っている事柄」です。志望動機や自己PRよりも応募者の人柄が分かる、と捉える採用担当者もいるでしょう。

2.アイスブレイク

応募者の緊張をほぐし、リラックスさせる目的で特技を聞くことも。
応募者としても、いきなり志望動機や自己PRを聞かれるよりも、得意とする事柄のほうが話しやすいでしょう。また、緊張するのは面接官も同じ。場を和ませ、その後の面接をスムーズに進めるための施策です。

3.自己分析ができているか

特技をとおして、自己分析が十分にできているかを確認する採用担当者もいます。自信を持って特技をいえる=自分に対する理解が十分ということ。
自己分析が不十分だと、自分に合う企業や就活の軸が定まっておらず自信のない回答になりがちです。

4.説明能力

面接において、特技に割かれる時間は決して多くありません。限られた時間のなかで、初対面の相手に分かりやすく説明できる能力は、社会人でいう「プレゼン力」に当たります。順序立てて説明できているか、誰にでも分かりやすい言葉を選んでいるかなどを確認し、社会人スキルをチェックしているのでしょう。

5.社風と合うか

興味があることや取り組み方から、社風と合うかを確認することも。ただし、特技の内容だけで社風に合うかを判断しているわけではありません。特技は、あくまでも補足材料と捉え、自己PRや志望動機でしっかりアピールしてください。

特技を適当に書いてはいけない理由

これといって特技が思いつかないからと、適当に記載するのは避けたいもの。
企業は特技欄から、あなたの人となりはもちろん、仕事に活かせる強みを持っているか、職場の雰囲気と合いそうかなどをチェックしています。

印象が薄くなる

特技を書くことで、「◯◯が得意な人」「◯◯が好きな人」という印象を与えられます。応募数が多い場合、応募者の名前は覚えていなくても特技や趣味は覚えている…というのは珍しいことではありません。話のきっかけになり、面接の場が和んだり、スムーズに進められたりといった効果も期待できます。

記載内容によってはマイナスイメージ

特技欄を空欄で提出すると、書類の不備を疑われたり、志望度が低いと捉えられたりすることがあります。また、「特になし」と書くのも避けるべき。こちらも、志望度の低さにつながります。

書くべきではない特技

空欄や「特になし」以外にも、書くべきではない特技はいくつかあります。
まず、競馬や競輪、パチンコ、麻雀といったギャンブルに関する特技。日常生活に支障がない程度だったとしても、お金への執着心や依存性などを疑われかねないため、採用担当者に良いイメージを与えることは難しいでしょう。
犯罪を連想されるような特技もNGです。
また、一見すると問題なさそうなものも危険。「週7日1日4時間はスポーツクラブで汗を流す」「休みのたびに海外へ旅行している」「バンド活動が今一番楽しくて暇さえあればライブをしている」などは、仕事への影響を懸念されます。アフィリエイトや動画投稿、ブログの運営などは副業を疑われることもあるでしょう。

履歴書の趣味・特技欄の書き方例とポイント

単に特技のみを記入する方がいますが、これはもったいないこと。欄の大きさが許す限り、プラスアルファ文章を書き足すと、周囲に差をつけることができます。以下の例を参考にしてみてください。

箇条書きの例

・料理(冷蔵庫の中に残っているもので献立を作れます)
・運転(週に2度ほど運転しますが、免許取得から◯年間無事故無違反です)
・サッカー(◯歳から続けています。リフティング最高記録は◯回です)

特技だけで終わらせずに、人柄や性格が分かる説明を加えましょう。

文章の例

・私の特技は料理です。冷蔵庫の中に残っているもので献立を作り、一汁三菜を作れます。
・私の特技は運転です。現在は週に2度ほど高速道路を含む運転をしますが、免許取得から◯年間無事故無違反です。
・私の特技はサッカーです。◯歳から続けており、高校時代は地元のJリーグチームのユースに所属していました。リフティングの最高記録は◯回です。

文章で記載する場合も、箇条書きのように簡潔にまとめてください。履歴書の特技欄は小さいため、多くの情報を盛り込むと相手に伝わりづらくなります。

書くときのポイント

特技を書くときには以下の3つのポイントに注意しましょう。

1.仕事に活かせるもの
どんな特技でも、仕事に活かせる内容にすることが大切。例えば、一見すると仕事に関係のない「マジック」という特技でも、「相手の期待を超える内容に変えるのが得意」と説明を加えることで、業務で活かせることがアピールできます。

2.具体的な表現
「高いコミュニケーション能力」「臨機応変の行動力」など、抽象的な表現は相手に伝わりづらいので、具体的な表現になるよう心がけましょう。「入学式の日にクラス全員と連絡先を交換した」のように、具体例を示すと伝わりやすいです。

3.業界や企業に合わせて変えてもOK
特技が複数あるなら、応募先に合わせて変えるのが有効です。
業界の傾向やその企業の社風に合わせ、求められるスキルや素質をアピールできる特技を用意しておきましょう。

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