志望動機が書けない理由は?新卒や転職者のためのコツを例文つきで解説!

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この記事のまとめ

  • 志望動機が書けないのは、待遇や条件で企業を選んでいるから
  • 志望動機が書けないのは、自己分析や企業研究が足りていないから
  • 志望動機が書けないのは、印象に残る履歴書の基本的な構成を知らないから
  • 志望動機には企業で活かせる強みを盛り込もう
  • ニートは志望動機を通して働くことへの熱意を伝える

「志望動機が書けない…」と悩んでいませんか?
志望動機を書くには、事前の自己分析と企業研究が必要です。また、「結論から書き出す」という基本的な履歴書の構成を知ることで、志望動機が書きやすくなります。
このコラムでは、新卒者・転職者・職歴がない人向けの志望動機の書き方を解説。例文も掲載し、志望動機の基本が理解できる内容になっています。

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志望動機が書けない理由

志望動機が書けない人は、まずその理由を探ってみましょう。志望動機を難しく感じるのには、以下のような要因があると思われます。

待遇などの条件で企業を選んでいる

給与や勤務地などの条件のみで企業を選んでいる人は、志望動機が書きにくい傾向にあります。志望動機では入社意欲を伝える必要がありますが、「条件が良いから」という理由では熱意は伝わらないからです。それどころか、待遇を理由にした志望動機は「ほかに条件が良い会社があれば辞めるのでは?」と思われがち。
また、条件は良くても仕事内容に興味が持てない会社は、長く続かない可能性もあります。志望動機が何も思い浮かばないときは、応募企業が本当に自分に合っているのか見直すことも必要です。

仕事への不満が転職の動機になっている

「残業が多くて仕事を辞めたい」「人間関係の悪い職場を抜け出したい…」というように、仕事への不満が転職理由になっている人は、前向きな志望動機を考えづらい傾向に。
企業から評価されるのは、入社後の展望が含まれた前向きな志望動機です。たとえ不満から転職するのだとしても、「今の仕事を辞めて何を実現したいのか?将来どうなりたいのか?」といった視点で志望動機を考えましょう。

自己分析が足りていない

自己分析が足りていないと、自分の強みや適性が把握できません。そうすると、そもそも自分の適性に合った企業を探すのが難しく、志望動機でも強みをアピールできないでしょう。自己分析は自分に合った企業を選ぶのにも必要な工程です。就職・転職活動をする方は、まずはじめに自己分析を行いましょう。

企業研究が足りていない

自己分析と同様に、企業研究も自分に合った企業を探し、説得力のある志望動機を考えるのに不可欠な要素。
企業について知らなければ、自分と企業の共通点が分からず、具体的な志望理由を説明できません。

志望動機の「型」が分かっていない

志望動機は結論から書き出し、次に具体的な理由を書くという一定の型があります。「志望動機の内容はイメージできているのに、書くのが難しい」という人は、この型を理解していない可能性が。志望動機の基本的な構成は、後ほど「説得力のある志望動機にする方法」でご説明します。

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面接官が志望動機から見ていること

面接官に評価される志望動機を書くには、面接官が志望動機から何を評価しているのかを知りましょう。

志望度はどれくらいか

面接官は志望動機から、応募者の入社意欲を推測しています。
説得力のある志望動機を作成するには、企業研究を通して企業の特徴を探り、そのうえで自分と企業の接点を探す作業が不可欠です。
しかし、その工程を省いて、競合他社でもいえる志望動機を伝えたらどうでしょうか。多くの面接官は「うちに対して熱意がない」と解釈し、評価は低くなってしまいます。

やりたいことが自社で実現できるか

応募者が「〇〇をやりたくて志望した」と言うとき、面接官はその目標が自社で実現できるかを判断しています。
なぜなら、自社で叶わない目標を持った人を採用しても、入社後にミスマッチが起こって離職につながるから。企業は志望動機を通して応募者と自社の相性を見極め、長く働いてくれる人材を採用したいと考えています。

このほか志望動機からは「前向きな姿勢があるか」「職場の人と協調できそうか」といった応募者の人柄も見られています。
志望動機は、企業が一緒に働く仲間を決めるうえで非常に重視する項目です。応募書類・面接で頻出する質問なので、手を抜かずに対策しましょう。

新卒が志望動機を書くための準備

ここでは、新卒の学生が志望動機を書くときに役立つ準備をご紹介します。

説明会で情報を集める

企業研究の情報源として、企業のWebサイトや業界関連の書籍、新聞やニュースが使えます。さらにこれらに加えて、就職支援サイトが行う合同説明会や企業主催の会社説明会を利用できるのが新卒のメリット。志望度の高い企業の説明会には必ず参加し、社員から直接話を聞きましょう。

インターンシップで情報を集める

就活が本格化する前に行われるインターンシップも、企業の情報を得る絶好の機会です。実際に仕事を体験するインターンでは、社員の人柄や職場の雰囲気が理解できます。
志望企業が決まっていない場合は、何となく気になっている業界や企業のインターンに参加するのもOKです。いくつかのインターンに参加し、自分がどんな仕事や企業に向いているのか見極めましょう。適性に合った企業に応募すれば、企業と自分の接点をアピールしやすくなります。

OB訪問で先輩の志望動機を聞く

先輩の志望動機を聞くと、自分にはない視点を知れたり、新たな企業の魅力が見えたりします。
OB訪問は、人事に聞きにくい情報や就活アドバイスが得られる貴重な機会です。OB・OGは大学の名簿から探せるので、ぜひ先輩に依頼してみましょう。

転職の志望動機に盛り込む内容

転職者の志望動機では、前職で培った経験をアピールすることが鍵となります。企業を選んだ理由を伝えつつ、自分がどのように貢献できるかをアピールしましょう。

企業を選んだ理由

応募企業の事業内容や特徴を取り上げ、応募先を選んだ理由を述べます。ここで覚えておきたいのは、競合他社でも言える内容では熱意が伝わらないこと。企業研究を行ったうえで、応募企業だからこそ言える志望動機に仕上げましょう。業界や職種を選んだ理由を加えてもOKです。

企業で活かせる強み

志望動機では、企業を選んだ理由を説明するだけでなく、自分と企業の相性の良さを伝えることも大切。
「〇〇という理念のある貴社であれば、私の〇〇のスキルを活かせると考えました」という風に、企業で活かせる自分の資質やスキルを説明しましょう。正社員経験がある場合は、前職で培った実績を伝えるのも効果的です。

入社後の目標

志望動機に入社後の目標を入れることで、キャリアプランが明確であることや、入社後にどんな風に活躍したいのかを伝えられます。ここでのポイントは、応募企業で実現可能なキャリアプラン書くこと。実現が難しい目標だと、「うちには合わない」と判断されてしまいます。自分のやりたいことと、企業の事業内容・ビジョンを照らし合わせ、企業の方針に沿ったキャリアプランを考えましょう。

転職者の場合、志望動機は退職理由と一貫性を持たせると説得力がアップします。たとえば、前職の仕事内容が不満で退職した場合、志望動機では「次は〇〇の仕事がしたくて貴社を志望している」と言えるでしょう。
転職の目的がはっきりしている人は、早期離職の心配が少ないといった点で評価されます。

志望動機が書けないニートはどうする?

ニートから就職を目指す場合は、どのような志望動機が採用につながるのか、職歴がない人に向けた志望動機のポイントもまとめました。

働くことへの熱意を伝える

正社員経験がないニートは、応募企業を選んだ理由を述べる前に、「なぜ正社員になろうと思ったのか」を伝えると良いでしょう。
企業が職歴がない人の採用で危惧しているのは、「本当に働く意欲があるのだろうか」「長く働いてくれるだろうか」という点です。企業の懸念を払拭するには、就職への意欲を示すことが何よりも大切。その根拠として、正社員になろうと思った心境の変化を説明しましょう。

過去の経験や日常の中から強みを見つける

職歴がない人は、学生時代の経験や日ごろの行動の中から自分の強みを探しましょう。たとえば「こつこつ作業するのが得意」なら、それを裏付けるエピソードを紹介したうえで、「入社後は着実に仕事をこなして貢献したい」とアピールできます。
自分の強みが分からないときは、家族や友人に聞いてみましょう。

応募企業に関連する活動をする

それでも強みがないと悩む人は、応募企業の仕事に関連する資格を取得するなど、就職前に何らかの活動をしましょう。資格取得はスキルが身につくだけではなく、就職に対して熱意を持っていると証明できます。
働くことに慣れるためにアルバイトをして、その経験を志望動機に取り入れてもOK。志望企業と同じ業種でアルバイトを経験すると、実践的なスキルも身につきます。
資格取得やアルバイトの経験は、自己PRの題材にもなるでしょう。

説得力のある志望動機にする方法

ここからは、より説得力のある志望動機にするための方法と注意点をご紹介します。

話の順序は、結論→理由→入社意欲

志望動機は、結論・根拠・入社意欲といった3つの構成で組み立てると、分かりやすくまとめられます。

結論

なぜその企業に応募したのか、企業について共感していることとは何か、理由を簡潔に述べます。

根拠

結論を裏付けるエピソードを盛り込みましょう。企業の特徴と自分の特徴を関連づけ、マッチしている部分を志望動機として取り入れます。

入社意欲

入社後にどのようなビジョンを持って働きたいのか、その企業だからこそ目指せる将来像を伝えましょう。

企業が求める人物像を理解する

志望動機は企業が求める人物像を理解しておくと、アピールの方向性にずれが出ません。たとえば、リーダーシップがある人材を求める企業に対して、「几帳面な性格でミスなく仕事をこなす」とアピールしても効果は薄いでしょう。ミスが少ないのは強みですが、企業のニーズとずれていると採用の決め手にはなりません。
企業のWebサイトや求人情報から求められる人物像を推測し、自分の強みの中からマッチするものをアピールしましょう。

単なるファンにならないように

「商品が大好きだから」「長年サービス利用しているから」など、顧客目線にとどまった志望動機は評価されません。商品・サービスが好きという熱意はプラスに働きますが、企業は社員として自社に貢献してくれる人材を求めています。社員目線で、企業でどのように活躍できるのかを述べましょう。

待遇を志望動機にしない

給与や勤務地、労働時間などの待遇や条件を志望動機にするのはNG。
もちろん就職・転職先を決めるのに待遇は欠かせない要素です。しかし、志望動機で待遇を全面に押し出せば、「仕事自体に関心がない」と思われ評価につながりません。
待遇に惹かれて志望する場合も、志望動機は事業内容や仕事を中心に考えるのが基本です。

志望動機の例文

最後に、志望動機の例文をご紹介します。話の流れやまとめ方を参考にしてください。

事務職の志望動機の例文

自分が好きな製品に関わる仕事がしたいと考え、生活に身近な商品を数多く展開している貴社を志望いたしました。
私は大学卒業後は3年間飲食店に勤めており、事務職の経験はありません。しかし、接客で培ったコミュニケーション能力を活かして、誰に対しても明るく対応し、相手のニーズを察してサポートしていきたいと考えています。
また、私はホームページ作りを趣味としており、基本的なパソコン操作やタッチタイピングができます。貴社に採用された折には、1日でも早く仕事を覚え、チームに貢献できるよう努力していきたいです。

営業職の志望動機の例文

私が貴社を志望したのは、お客様の声をサービスに反映させることを非常に大切にする理念に共感したからです。
私は友人から「聞き上手」と言われ、相手の話に耳を傾けることが得意です。この強みを活かしてお客様に丁寧なヒアリングを行い、お客様が自分でも気づいていない要望を引き出していきたいと考えております。営業職は初めてですが、先輩方の活躍をお手本に力をつけていきたいです。

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