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第二新卒から医療事務への就職は可能?正社員になるポイントを紹介
更新日
この記事のまとめ
- 第二新卒から医療事務への就職は可能で、専門知識があると採用選考で有利になりやすい
- 医療事務の仕事は、「病院での受付業務」「診療報酬明細書の作成」「カルテの管理」など
- 医療事務に向いている可能性があるのは「人と関わるのが好き」「パソコン操作に抵抗がない」など
- 第二新卒から医療事務に就職するポイントは「自分の適性を確認する」「資格を取得する」など
- 第二新卒者が転職を目指すなら、転職エージェントに頼るのも手
「第二新卒から医療事務への就職は可能?」と疑問に思う方もいるでしょう。結論からいうと、第二新卒から医療事務への就職は可能です。受付で患者の方と接したりレセプト管理やカルテの確認を行ったりする場合もあるため、コミュニケーション能力やパソコンスキルを身につけておくのがおすすめ。このコラムでは、医療事務の仕事内容や就職を目指す際のポイントなどを解説しています。第二新卒で医療事務への転職を考えている方は、ぜひご一読ください。
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第二新卒で医療事務に就職は可能?
第二新卒から医療事務に就くことは可能です。ただし、医療事務は就業に資格や経験を必須としない職種であるものの、業務を行ううえでは診療報酬の計算や専門的な知識も必要になります。就職前にスクールや通信教育などの医療事務講座などに参加したり、「診療報酬請求事務能力認定試験」や「医療事務技能審査試験」などの民間資格を取得したりすると、採用に有利になることが多いようです。
より選考を通過する可能性を高めるためには、応募書類にも力を入れることが大切。志望動機を書く際には、「医療事務の志望動機の書き方を解説!例文を参考に履歴書で好印象を残そう」のコラムをぜひチェックしてみてください。
自分に合った勤務の仕方って?
医療事務の雇用形態は正社員だけでなく、契約社員・派遣社員・パート・アルバイトなどさまざま。第二新卒からいきなり正社員として働くことに自信がない場合は、まずは契約社員やパートとして知識を身に付けるのも一つの方法でしょう。そもそも「第二新卒」って?
第二新卒とは、一般的に新卒入社後3年程度の社会人を指します。大学卒の場合は25歳前後、高校卒は20歳前後です。明確な定義はなく、企業や転職サイトによっては若年層として大きなくくりで指している場合もあります。
第二新卒についてさらに詳しく知りたい方は、「第二新卒とは?いつまでが該当する?定義や求職活動を成功させるコツを解説!」を参考にしてみてください。
医療事務とはどのような仕事?
医療事務は、病院やクリニックで、受付業務をはじめ診療報酬明細書(レセプト)の作成、カルテの管理、会計業務などを行います。初診の方の診療申込書をもとに診察券やカルテを作成したり、患者さまを案内したりすることも。診察後は決められた診療報酬点数をもとに医療費を算出します。診察にかかる個人情報を取り扱うだけでなく、病院に訪れる患者さまと医療スタッフとの橋渡し的役割を担うのも医療事務の仕事です。
病院やクリニックは地域に点在していることが多いため、勤務地を選んで働きやすいのも医療事務の特徴といえるでしょう。自分に合った勤務方法が叶う会社を見つけたい方は、「自分に合った会社の選び方が分からない!企業を選ぶ基準やポイントをご紹介」のコラムもご一読ください。
医療事務の1日の業務
医療事務の1日は、担当している部署に出勤することから始まります。開院前に清掃やレジの準備を済ませるのが一般的です。開院後は病院によりますが、診療報酬を請求するための書類の作成や外来の受付、医療費の請求、入退院の手続きなどを行います。具体的には「医療事務とはどのような仕事?」で挙げた内容のほかに、初診の患者さまは健康保険証を預かったり、カルテの整理・保管を行ったりすることもあるようです。また、薬剤や備品、資材の購入に関する事務手続きをする場合もあります。
多くの場合は来院患者の診察が終われば業務が終了しますが、受診患者が多いときや急患を受け入れたときは、残業が発生することもあるようです。ただし、厚生労働省が運営するjob tagの「医療事務」によると、労働時間の平均は161時間となっています。レセプトの点検日や薬の棚卸しなど特定の日に残業が発生しやすいため、慢性的に超過勤務になることは少ないと考えられるでしょう。
参照元
職業情報提供サイト(日本版O-NET) jobtag
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医療事務に向いている人の特徴
医療事務に向いている人の主な特徴として、「人と関わるのが好き」「パソコンスキルの操作が苦ではない」「学ぶことが好き」などが挙げられます。対象となるすべての特徴を掲載しているわけではありませんので、あくまでも参考にご覧ください。
人と関わるのが好き
人と関わるのが好きな場合は、医療事務に向いている可能性があるでしょう。医療事務は患者の状態を聞き取ったり、相手に合わせて適切な説明をしたりする機会が多く、コミュニケーション能力が求められることがあります。「人と関わるのが好き」「コミュニケーションが得意」なのであれば、医療事務の業務をスムーズに進められる傾向にあるでしょう。
パソコンスキルの操作が苦ではない
医療事務ではレセプト管理をオンライン上で行うことが一般的なため、パソコンの操作が苦ではない場合は医療事務の仕事に向いているといえます。電子カルテシステムを導入している医療機関もあり、また、増加傾向にあるようです。
厚生労働省の「平成29年版厚生労働白書 -社会保障と経済成長-」によると、一般病院の電子カルテ導入率は2005年から2014年にかけて増えていることが分かります。
引用:厚生労働省「平成29年版厚生労働白書 -社会保障と経済成長-第3章 成長という視点から見た社会保障 図表3-3-8電子カルテの導入率(一般病院)(p.161)」
400床以上の大規模な一般病院は、導入率が2014年時点で77.5%と高くなっているようです。また、199床以下の小規模病院でも年々、導入が増えています。今後も導入率は増えていくことが見込まれるため、ますますパソコンスキルは欠かせないといえるでしょう。
参照元
厚生労働省
平成29年版厚生労働白書 -社会保障と経済成長-(本文)
学ぶことが好き
医療現場では、医療に関わる専門家と共に働くため、常に新しい知識や用語を習得する必要があるでしょう。特に、薬剤名や病名、レセプト仕様などの専門用語を理解することは不可欠です。また、法改正などにより業務内容が変化する場合もあります。変化に柔軟に対応し日々学び続ける姿勢が求められるため、医療事務職は学ぶことを楽しめる方に向いている可能性があるでしょう。
第二新卒から未経験で医療事務に就職するポイント
第二新卒から未経験で医療事務に就職するためには、「なぜ医療事務を選んだのか」をまとめておくと良いでしょう。また、これまでの経験や強みを仕事で活かせるか考えたり、医療事務の資格を取得したりするのもおすすめです。
なぜ医療事務を選んだのかをまとめておく
第二新卒から未経験で医療事務への就職を目指す際には、「なぜこの仕事を選ぶのか」をまとめておきましょう。志望動機が分からない場合は、自己分析を行うのが効果的です。自己分析をすることで、自分の強みや得意分野を明確に理解でき、医療事務の仕事と自分の適性がマッチする部分を見つけられる可能性があります。マッチする部分を「医療事務を選んだ理由」としてまとめておき書類選考や面接でアピールすれば、「志望度が高い」「医療事務として活躍してくれそう」といった好印象を与えやすいでしょう。
自己分析の方法が知りたい方は、「『自己分析のやり方が分からない』方へ、有効な方法や就活への活用を紹介」を参考にしてみてください。
自分の経験や強みを仕事で活かせるか考える
医療事務への就職を成功させるためには、自分の経験や強みを仕事で活かせるか考えることも大切です。自己分析して洗い出したこれまでの経験や強みが、仕事で具体的にどのように活かせるかを考えてみましょう。そのうえで、応募先の医療機関の特色と照らし合わせれば、自分の適性とのマッチ度が分かります。ほかの医療機関にはない部分と自分の適性が合う部分が見つかれば、選考のアピールポイントにもなるでしょう。
志望する医療機関が自分に合っているかを知るためには、企業・業界研究を行うのがポイントです。企業研究とは、企業の強みや社風、事業内容などを調べ理解を深めること。また、業界研究とは業界の特徴を把握し自分に合った職種を見極めることです。「企業研究のやり方とは?情報収集の方法や得られるメリットなどを解説!」「業界研究のやり方は?就活に役立つノートの作り方とポイントを紹介」のコラムで、それぞれのやり方を詳しく解説していますので、ぜひご一読ください。
医療事務の資格を取得する
第二新卒から未経験で医療事務への就職を目指す場合は、資格を取得するのもおすすめです。医療事務は資格がなくても就ける職種ですが、資格の勉強を通して専門知識を身につけておけば、就職後にスムーズに業務を進める力が養われるでしょう。また、資格は履歴書にも記載できるため、採用選考で自分の強みとしてアピールすることも可能です。
「自分に合った仕事を見つけたい」「一人での就職・転職活動が不安」という場合は、就職・転職エージェントを利用するのも一つの手です。
就職・転職エージェントとは、求職者の就職・転職活動を支援する民間のサービスのこと。求職者と人材を募集する企業との間に立ち、マッチングを行っています。担当のアドバイザーが求人紹介をはじめ、就職・転職に関わるさまざまな相談に乗ってくれるので、就職・転職活動が初めての方も安心です。
就職・転職エージェントのハタラクティブは、第二新卒や既卒、フリーターなどの若年層に向けた就職・転職支援サービスを行っています。プロのキャリアアドバイザーが、マンツーマンで求職者一人ひとりに合った求人を厳選して5〜6社ご紹介。未経験者向けの求人も多く取りそろえていますので、「未経験から正社員就職を目指せるか不安...」といった方も安心です。
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第二新卒から医療事務を目指すときのQ&A
ここでは、第二新卒から医療事務を目指すときによくある疑問をQ&A形式でまとめました。学歴に関する疑問にも触れているので、ぜひご一読ください。
未経験から医療事務を目指すことは可能ですか?
医療事務に就くために必須とされる資格はないので、目指すことは可能です。「経験不問」「未経験OK」としている医療事務の求人も多い傾向にあり、未経験から挑戦しやすいでしょう。
未経験から医療事務を目指せるかどうか詳しく知りたい方は、「医療事務は既卒から目指せる?仕事内容や給料事情も解説」のコラムでも解説しているので、ぜひご覧ください。
医療事務の給与が気になります
厚生労働省が運営するjob tagの「医療事務」によると、令和5年度の医療事務の平均賃金は19万3,000円です。
医療事務には関連資格として民間の「診療報酬請求事務能力認定試験」「医療事務技能審査試験」などがあります。これらの資格を取得することで資格手当がつく場合もあるでしょう。昇給制度は医療機関によって異なるため、募集要項を確認しておく必要があります。
参照元
職業情報提供サイト(日本版O-NET) jobtag
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医療事務は服装・髪型が自由ですか?
医療事務として働く場合の服装や髪型は、勤務先の方針や職場の文化によります。一般的には、ビジネスカジュアルが求められる傾向にあるようです。特に医療機関のため、清潔感があり周囲に配慮した服装や髪型が求められることが多いでしょう。具体的な決まりがある可能性もあるため、入社前に確認しておくのがおすすめです。
就職・転職活動時の服装に悩んでいる場合は、「面接マナーを解説!就職・転職活動に必須の礼儀作法と身だしなみとは」のコラムをぜひご一読ください。
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自分に合った求人を見つけたい方は、就職・転職エージェントを利用するのがおすすめです。
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一人ひとりの経験、スキル、能力などの違いを理解した上でサポートすることを心がけています!
京都大学工学部建築学科を2010年の3月に卒業し、株式会社大林組に技術者として新卒で入社。
その後2012年よりレバレジーズ株式会社に入社。ハタラクティブのキャリアアドバイザー・リクルーティングアドバイザーを経て2019年より事業責任者を務める。