ブラック企業を退職するタイミングは?辞めるときの伝え方を解説

今年の4月から仕事を始めましたがブラックでした。辞めるタイミングはいつが良いですか?

4月に新卒で就職した会社が、土日休みナシ、毎日のように終電やタクシーで帰るブラック企業でした。社員同士で行った食事の代金は給料から天引き。仕事は楽しいこともありますが、退職も考えています。ブラック企業を退職するのは早めの方が良いでしょうか?

ブラック企業だからといってすぐに退職するのはリスクがあるのも事実です。退職しても次の就職先が決まっていなければ空白期間ができ、転職活動に影響が出ることも。しっかりと退職時期を見極めて、準備をしていきましょう。

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ブラック企業を退職するタイミングは?辞めるときの伝え方を解説

ブラック企業であっても、退職するかどうかはリスクを考慮して判断することをおすすめします。まずはブラック企業の見分け方をチェックしてみましょう。

残業代が出ない

みなし残業代として一定の額を支給する企業も増えていますが、みなし残業の時間と実際の残業時間が大きく違うという例もあるようです。

離職率が高い

特に、入社して間もない社員が大量にすぐ辞めてしまうような企業は要注意です。

長時間労働や休日出勤が多い

法的に問題ない範囲かどうか、自分の体力に見合った労働時間かどうかを見極めましょう。

パワハラやセクハラがある

パワハラには、暴力や罵倒など直接的なもののほかに、処理しきれない量の仕事を押し付けたり、逆に仕事を与えないというものもあります。

給料が安い

ただ給料が安いというだけではブラック企業だとは言い切れませんが、最低賃金を割り込んでいればブラック企業だと捉えて良いでしょう。

精神論ややる気を必要以上に重視する

過酷な環境に耐えられないのは根性が足りないからだ、という風潮があったり、無給での奉仕を強要したりという例があるようです。

→当てはまる項目が1~2個

ブラック企業の要素もありますが、ほかの条件が自分の働き方に合っているなら働き続けるメリットの方が大きい可能性があります。

→当てはまる項目が3~4個

ややブラック企業の傾向が強い企業です。心身への負担が大きい場合は退職も視野に入れて考えましょう。

→当てはまる項目が5~6個

ほぼブラック企業だといっていいでしょう。万が一に備えて、勤務時間や残業時間、パワハラやセクハラに当たる事例を記録しておくことをおすすめします。

ブラック企業の特徴は「ブラック企業の見極め方は?求人から分かることや面接で注意すべきポイント」や「ブラック企業の特徴とは?入社前に見極める方法と対処法を解説」のコラムでも解説しているので、参考にしてみてください。

ブラック企業をスムーズに退職する方法

ここでは、ブラック企業をスムーズに退職する方法をご紹介します。ブラック企業に勤めていて、退職を検討しているという方は参考にしてみてください。

退職理由を明確にする

ブラック企業を辞める際には、会社や上司を納得させるような退職理由を伝えましょう。退職理由が曖昧だと、引き止めに合う可能性があります。「キャリアアップしたい」「今の仕事を辞めて新しいことに挑戦したい」など明確な退職理由を伝えることが大事です。

退職の意思を上司に伝える

ブラック企業を退職する意思が定まったら、上司に伝えましょう。退職理由を聞かれた際には、明確にしておいた退職理由を述べてください。

退職前に転職先を見つけておく

ブラック企業を退職してすぐに次の会社で働きたいと考えるのならば、退職手続きと同時に転職活動をしておくことをおすすめします。もしも、有給が残っているならば、有給休暇を利用して転職活動をしましょう。転職先の入社が決まっていれば、現在勤務する会社の退職日も決めやすくなるはずです。また、転職先を早く決められれば気持ちに余裕が生まれ、変な焦りなどもしなくて済むでしょう。転職活動はきちんと焦らず計画を立てて進めましょう。

ブラック企業への対処法については「ブラック社員に負けない!その特徴と対処法を徹底解説」のコラムでご紹介しているので、あわせてご覧ください。

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ブラック企業でも本当に退職するべき?

こうして見てみると、あなたの会社は確かにブラック企業である可能性が高いといえます。しかし、もし正社員を続けることが可能であれば、続けた方が良いでしょう。この会社を辞めて転職することになったとき、採用する側の企業が前職の職場環境を考慮してくれるとは限りません。むしろ、「1年未満で退職している」「現在フリーターである」という事実だけを見られるという可能性も十分にあるのです。「仕事そのものは楽しい」と感じているのであれば、その間はできる限り仕事を続けてみるというのも選択肢の一つです。
ただし、精神や肉体に問題をきたしている、金銭面でのトラブルがある、倒産のリスクが高い、などの兆候がある場合にはすぐに辞めることをおすすめします。

ブラック企業でも「3年は働くべき」は本当?

新卒として就職した後の早期転職については、よく「3年は続けた方がいい」といわれることがあります。ただ、勤続年数に対する受け取り方は転職先の企業次第です。1年未満での退職をしているというだけでマイナスにとらえる企業もあれば、1年未満での退職が数社続いているのでなければそれほど問題にしないという企業もあるでしょう。
さらに、退職理由をどう伝えるかによっても早期退職に対するイメージは変わってきます。ポイントは、早期退職したことをしっかり反省しているかどうか。退職理由を「前の会社がブラック企業だったから」というだけで済ませてしまっては、自分に問題がなかったか分析する能力がなく、責任を前の会社に押し付けていると思われてしまいかねません。
また、勤続年数は、あなたが持っているたくさんの条件の中の一つ。意欲や経験、できることなど、ほかにもアピールできる要素はあります。条件そのものも大切ですが、面接で自分をどう見せるかも重要といえるでしょう。

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ブラック企業を退職したい!転職活動を行うタイミング

転職活動は、できるなら退職前に始めるのが良いでしょう。空白期間やフリーター期間が長いとその分不利になる可能性が高まります。
もし、正社員のままだと面接の時間がうまく調整できない、退職を引き止められて入社時期の見通しが立たないなどの問題がある場合は、転職エージェントや就職支援サービスに相談してみるのもおすすめです。
転職エージェントのハタラクティブでは、転職先の企業との調整を引き受けてくれるので、働きながらでも転職活動をスムーズに進めることができます。一人での転職活動に不安を感じている方は、お気軽にご相談ください。

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