公開日:
【このページのまとめ】
・退職金は法律で定められていないため、就業規則にない限り支払わなくても違法ではない
・退職金制度には退職一時金、企業年金、前払いの3つの制度がある
・退職金は企業規模が大きく、学歴が高いほうが金額が上がる傾向にある
・従来の「年功型」から、近年は「成果報酬型」の企業が増えている
新卒や第二新卒など、若いうちは関係ないように思える退職金。
しかし、退職金は採用している制度により金額が大きく変わることがあり、なかには退職金そのものがもらえない企業も。
ここでは、平均額を中心に退職金についてまとめています。
実は退職金についてよく知らない、という方はこちらのコラムを参考にしてみてください。
ハタラクティブは20代の
フリーター・既卒・第二新卒に
特化した就職支援サービスです。
ハタラクティブは
20代のフリーター・既卒・第二新卒に
特化した就職支援サービスです。
オンライン面談実施中!【無料】就職相談はこちら
そもそも退職金とは、退職する際に必ずもらえるものではありません。
退職金は法律で定められているわけではないので必須ではなく、定めるのはそれぞれの企業の就業規則です。そのため、就業規則に退職金に関する定めがなければ、支払われなくても原則違法ではありません。
退職金の有無や受け取れる金額、受け取るための最低勤務年数などは企業によって異なります。
退職金制度の種類は、退職一時金制度、企業年金制度、前払い制度の3つです。
・退職一時金制度
多くの人のイメージと合致するであろう、退職の際に一括で支払われる退職金制度。
税制優遇が設けてあり、多くが非課税になること、支払いが確約されることがメリットです。
・企業年金制度
年金のように、一定の金額を継続して支給する制度。この場合は、公的な年金ではなく民間の年金です。
・前払い制度
毎月の給料に上乗せして払っていく制度のこと。
終身雇用が前提でなくなった現代にマッチした制度ですが、あくまで給与扱いなので保険料や所得税がかかります。
ここでは、退職金制度の導入割合や平均額など、退職金に関する統計データをみていきましょう。
平成25年の厚生労働省の調査では、退職金制度のある企業は全体の75.5%です。
企業規模別にみると、従業員数が1000人以上の企業では93.6%、300~999人の企業では89.4%、100~299人は82%、30~99人の場合は72%と、企業規模が大きいほど退職金制度の導入割合が高いことが分かります。
また、産業別では電気・ガス・熱供給・水道業のインフラ関係が最も導入率が高く、96.3%です。
退職金の額は、学歴や企業規模、退職理由などにより幅があります。
ケース別で比較すると、大学卒で勤続20年以上の場合、定年退職は1,941万円ですが、会社都合では1,807万円、自己都合だと1,586万円、早期優遇は1,966万円です。自己都合退職が最も低く、早期優遇退職が最も高くなっており、どの学歴でも同じ傾向があります。
勤続20~24年の場合を例に挙げて学歴別に比較すると、大学卒が826万円、高校卒(管理・事務・技術職)が505万円、高校卒(現業職)が433万円と、学歴が高いほど退職金も高くなるようです。
参照元:厚生労働省 - 「平成25年就労条件総合調査(制度導入)」 http://www.mhlw.go.jp/toukei/itiran/roudou/jikan/syurou/13/dl/gaiyou04.pdf
厚生労働省 - 「平成25年就労条件総合調査(平均額)」 http://www.mhlw.go.jp/toukei/itiran/roudou/jikan/syurou/13/dl/gaiyou05.pdf
現在、働き方の変化とともに退職金制度にも変化が生まれています。
これまでは、長く勤めた人ほど金額が高くなる「年功型」が主流でした。
しかし近年では、どれだけ会社に貢献してきたのかを金額に反映する「成果報酬型」を採用する企業が増加傾向にあります。従来のような終身雇用制度が前提でなくなった今、長く勤めなくても会社に貢献することで、ある程度の退職金をもらえるというメリットがあるからです。
ただし、長く勤めるだけで実績が伴わない場合は退職金の額が少なくなる可能性があります。
長く働ける環境でモチベーションを保ちながら、会社への貢献も果たしていければ、退職金額はそれ相応の金額になるのではないでしょうか?
そのためには、将来を見据えて、自分が働きやすい環境で働くことが大切です。
自分に合った仕事が分からない、求人票だけでは職場環境が見えないなどお悩みの方は、エージェントの利用をおすすめします。
ハタラクティブは、若年層に特化した就職・転職エージェントです。
プロのアドバイザーが、あなたの転職活動をサポートします。ぜひお気軽にハタラクティブにご相談ください。
ご利用者の口コミ
真那
私のカウンセラーの方がとても親身になって色々手伝って貰いました …
2021/02/26
Kaede Komatsuzaki
カウンセラーの方が親切丁寧に対応してくださり、初めての就職活動でし…
2021/02/01
まり
就活未経験だったのですが親身になって話を聞いてくださり的確なアドバ…
2021/01/27
大槻智映
親身になって、最後まで手厚いサポートをしてくださいました!おかげで…
2020/12/21
加藤直哉
紹介してくれる求人の質に関しては他社としっかり比較していないので分…
2020/12/14
ka
担当の方がとても親身になって相談に乗ってくださったので、第一希望の…
2020/12/12
Dan
担当の方のサポートが素晴らしかったおかげでトントン拍子に就活を進め…
2020/12/01
昔野貴方
カウンセラーの方が親切で、こちらの事情にそって仕事先をいくつか紹介…
2020/11/26
鶴岡雅史
とても親切で丁寧な対応だったと思います。この状況下で転職に対する不…
2020/11/10
みやみや
未経験のことで不安と緊張がありましたが、カウンセラーの方が丁寧に教…
2020/10/01
おすすめ記事
RECOMMEND
おすすめ記事
中卒フリーターが正社員になるためにまずやることリスト
有給がとれない!休暇の仕組みや制度まとめ
就活用語としてよく聞く「第二新卒」ってどういう意味?
転職活動は在職中と仕事を辞めた後のどちらにする?
既卒が就職できない原因と成功させる4つのポイント
年収103万円超えたらフリーターは親の扶養を外れる?税金が増える?
やりたくない仕事を続ける?…それとも転職する?
清掃業は大学中退でも正社員になれる?
マナーを押さえて面接突破!転職するなら知っておこう
今日の出勤は無理そう…当日仕事を休む理由まとめ
最終面接まで行ったなら、読んでおきたい攻略法!
ハローワークの相談サービスを活用して正社員就職を!
転職したのにすぐ辞めたい…こんな時どうする?
年収低すぎ?基準はいくら?業界・年齢別の平均給料や給与アップ方法を紹介
ハローワークでは県外の求人を紹介してもらえるの?
履歴書が嘘八百!バレた後に起こること
内定のお礼状を出して印象アップ!書き方と例文を紹介
「若者雇用促進法」のメリットと今後の課題について
「働かずに生きる」は可能?貯金はいくら必要?実現方法を解説
性格が関係している?ニートになった理由と卒業方法