- フリーター就職支援「ハタラクティブ」TOP
- お役立ち記事TOP
- 退職金は勤続年数によって金額が変わる?
退職金は勤続年数によって金額が変わる?
更新日
この記事のまとめ
- 退職金とは、従業員の退職時に会社が支払うお金のこと
- 退職金に関して法律で定められていないため、制度を導入していない企業もある
- 退職金を導入している企業では、勤続年数によって金額が異なる場合がある
- 退職金は勤続年数だけでなく、学歴や退職理由などによっても金額が変わることがある
- 退職金制度の種類には、「退職一時金制度」「企業年金制度」「前払い制度」などがある
- 給与面や退職金の有無だけでなく、働く環境にも注目しながら求人を探そう
「退職金は勤続年数によって貰える額が変わる?」という疑問を持つ方は多いのではないでしょうか。退職金とは、従業員の退職時に会社から支払われるお金のことを指します。導入している企業によっては、勤続年数によって退職金の金額に差が出ることもあるようです。このコラムでは、退職金は勤続年数によって金額に違いが出るかどうかについて解説。また、退職金制度の概要や種類についてもまとめています。
退職金とは
退職金とは、従業員の退職時に会社が支払うお金のことを指します。以前は、終身雇用が主流であったため、定年を迎える従業員の退職後の生活を支える資金として、退職金制度が導入されたといわれています。しかし、退職金は法律で定められているものではないため、就業規則に記載している場合を除き、会社側は支払う義務がありません。近年では、退職金制度を導入しない、もしくは廃止する企業が増えてきてはいるものの、多くの企業では現在も退職金制度を設けている傾向にあります。
退職金は勤続年数によって金額が異なる?
前述したように、以前は定年退職が主流でした。そのため、今でも勤続年数が長ければ長いほど退職金が多く支払われる傾向にあります。一方で、勤続年数が極端に短いと退職金が支払われないというケースも。企業によっては「学歴」や「退職理由」などで退職金に差が出ることもあるようです。厚生労働省の「令和5年就労条件総合調査の概況」のデータをもとに、勤続年数ごとの退職金の平均額(管理・事務・技術職)を以下の表にまとめました。
勤続年数 | 大学・大学院卒 | 高校卒 |
---|---|---|
20~24年 | 1,021万円 | 557万円 |
25~29年 | 1,559万円 | 618万円 |
30~34年 | 1,891万円 | 1,094万円 |
35年以上 | 2,037万円 | 1,909万円 |
引用:厚生労働省「令和5年就労条件総合調査の概況 第23表退職給付(一時金・年金)制度の形態別定年退職者1人平均退職給付額(勤続20年以上かつ45歳以上の定年退職者)」
上記のデータを見ると、大学・大学院卒の場合、勤続年数が20~24年と35年以上では、1,000万円以上の差があることが分かります。このことから、退職金の平均額は、勤続年数が長くなるほど高くなるといえるでしょう。また、近年増加しているのが「早期退職」です。早期退職の場合、退職金を上乗せをする企業が多く、上乗せ金額によっては高額な退職金をもらえる可能性があります。
早期退職とは
早期退職とは、事業縮小や人員削減などの理由で早期退職希望者を募ったり、リストラを行ったりすることです。定年前に退職を希望する従業員に対して、優遇措置をとって自主的な退職を促します。早期退職については、「早期退職とは?メリット・デメリットや再就職を成功させる方法を解説」のコラムでも詳しく紹介しているので、参考にしてみてください。
参照元
厚生労働省
令和5年就労条件総合調査 結果の概況
退職金制度の種類
退職金制度には、さまざまな種類があります。企業で取り入れられている主な制度は以下のとおりです。
退職一時金制度
企業が設定した金額を、退職時に一括で支払われる制度です。支給額や支給時期などは、企業によって異なります。
企業年金制度
退職後に年金として、定額を一定期間支払われる制度です。会社によって「確定給付型」や「確定拠出型」などと種類が異なります。
前払い制度
毎月の給与やボーナスに、退職金の一部を上乗せして支払われる制度です。
上記のほか、退職一時金制度と企業年金制度を組み合わせている企業もあります。どの制度を導入しているかは企業によって異なるため、「どれくらいもらえるか」「会社の退職金制度が知りたい」ということが気になる場合は、勤務先の就業規則をチェックしてみてください。
退職金制度の種類については、「退職金は何年目から出る?制度の種類と基礎知識を知ろう!計算方法も解説」のコラムでも紹介しているので、参考にしてみてください。
転職をする際に気をつけたいポイント
転職先を選ぶ際、給与面や退職金の有無などを重視する人もいるでしょう。しかし、自分に合った職場で働きたい場合は、「キャリアパスが充実しているか」「やりがいを持って続けられるか」など、働く環境にも目を向けながら求人を探すことが大切です。自己分析や企業研究を入念に行い、自分に合った職場を見つけましょう。「「良い仕事」とはどんなもの?価値観や条件から自分に合う仕事を見つけよう」では、自分に合った仕事を探す方法などを紹介しているので、参考にしてみてください。
「退職金が出る仕事に就きたい」「どの会社が自分に合っているかわからない」「自分に合った職場で働きたい」などとお悩みの場合は、ハタラクティブの利用を検討してみませんか。
ハタラクティブは、若年層の就職・転職支援に特化したエージェントです。専任のアドバイザーがつき、マンツーマンでカウンセリングを実施。求人サイトに掲載されていない非公開求人をはじめ、求職者一人ひとりの希望や適性に合わせてお仕事を紹介します。また、応募書類の添削や面接対策などにも対応。提供するサービスはすべて無料で利用できるので、まずはお気軽にご相談ください。
- 経歴に不安はあるものの、希望条件も妥協したくない方
- 自分に合った仕事がわからず、どんな会社を選べばいいか迷っている方
- 自分で応募しても、書類選考や面接がうまくいかない方
ハタラクティブは、主にフリーター、大学中退、既卒、そして第二新卒の方を対象にした就職・転職サービスです。
2012年の設立以来、18万人以上(※)の就職・転職をご支援してまいりました。経歴や学歴が重視されがちな仕事探しのなかで、ハタラクティブは未経験者向けの仕事探しを専門にサポートしています。
経歴不問・未経験歓迎の求人を豊富に取り揃え、企業ごとに面接対策を実施しているため、選考過程も安心です。
※2014年12月~2024年1月時点のカウンセリング実施数
一人ひとりの経験、スキル、能力などの違いを理解した上でサポートすることを心がけています!
京都大学工学部建築学科を2010年の3月に卒業し、株式会社大林組に技術者として新卒で入社。
その後2012年よりレバレジーズ株式会社に入社。ハタラクティブのキャリアアドバイザー・リクルーティングアドバイザーを経て2019年より事業責任者を務める。