希望条件はどう伝える？履歴書にある本人希望欄の書き方

「希望条件は履歴書にどう記載すれば良い？」と疑問に思っている方もいることでしょう。このコラムでは、履歴書の本人希望欄の書き方を詳しく紹介。一般的に記載される4つの希望条件についてまとめました。また、履歴書に記入する際のポイントも解説しています。例文も紹介しているので、ぜひ本コラムを就職・転職活動の参考にしてください。

どんな希望条件を履歴書に記載する？

働くうえで何かしらの希望条件がある場合は、履歴書の本人希望欄に記載します。一般的には、以下の4つの内容を記載することが多いようです。

就職するうえで最低限の希望条件

「親の介護が必要なため近くの勤務地を希望する」「育児のため10時から17時勤務を希望する」というように最低限考慮してもらえないと入社が難しいと思われる条件を記入します。希望を記載する際は、なぜそれを希望するのかという背景についても触れておきましょう。「欲を言うとこういう面にも考慮して欲しい」という程度の条件であれば、記載は避けたほうが無難です。

連絡がつきやすい時間帯

面接日のお知らせや調整などで企業側から電話連絡が来る可能性があります。出られない時間帯と出られる時間帯についても伝えておきましょう。

入社可能日

特に、在職中に転職活動をされている方は、企業側もいつから働けるのか気になるポイントといえます。いつから働くことができるのか具体的な日にちを示しておきましょう。

希望の配属先

いくつもの職種を募集している企業の場合は、自身の希望する配属先についても触れておくと、選考がスムーズに進みやすいです。名称を記載する際は、企業が提示しているものと合わせてください。たとえば、「Webライター」を「ライター」と省略したり、「営業事務スタッフ」を「営業アシスタント」と書き換えたりすると、企業側を混乱させてしまう可能性があるため避けましょう。

なお、「給与に関する希望」は履歴書では書かないほうが無難です。「待遇ばかり気にする」「謙虚な姿勢が見られない」など、あまり良い印象を持たない採用担当者もいるためです。

好印象な履歴書を作成したい方には「履歴書は手書きが良いとされる理由とは？評価されやすいポイントをご紹介」のコラムがおすすめ。手書きかパソコンかの作成方法の見極めや、評価される履歴書についても解説してあるので、ぜひ参考にしてみてください。

希望条件を「本人希望欄」に記入するときのポイント

本人希望欄に希望条件を書く際のポイントを以下にまとめました。

簡潔に書く

記入事項が多くあったとしても、欄内にびっしり書いてしまっては、注文の多い人だと思われてしまう可能性があります。記入する際は、本人希望欄の8割程度に留めることを意識しましょう。

箇条書きで書く

記入事項が複数ある場合は、箇条書きを用いてください。内容の分かりやすさ、読みやすさを意識するのがコツです。

書くことがないときは「貴社規定に従います」

特に書くことがない場合は、「貴社規定に従います」と記入します。空欄や「特になし」と記載するのは避けた方が良いでしょう。

希望条件を記入した本人希望欄の例文

では、実際に記入するときのポイントを意識した例文を見てみましょう。

勤務先を限定したいとき

以下のように記載してください。

希望勤務先：同居している父の介護で転勤が難しいため、自宅から通える範囲を希望します。

連絡がつきやすい時間帯を記入したいとき

以下のように記入しましょう。

希望連絡時間帯：現在在職中のため、平日10時〜19時は電話に出られません。平日はこの時間帯以外、土日祝日は終日連絡可能です。

勤務可能日を記入したいとき

以下のように記載しましょう。

希望勤務日：3月末に退職のため、4月◯日から勤務可能です。

以上のように、端的に分かりやすく記入します。履歴書の「本人希望欄」は、基本的に「貴社規定に従います」と書くのが一般的。内容については、譲れない条件のみを書くようにすると良いでしょう。

関連コラムの「「貴社の規定に従います」はどう使う？？履歴書の本人希望欄の書き方を解説」や「履歴書の本人希望欄を活用！在職中の転職活動をスムーズに行うポイント」でも、本人希望欄の書き方について詳しく解説していますので、併せてご覧ください。

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