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第二新卒は転職エージェントを活用しよう!おすすめする理由と選び方を解説
更新日
この記事のまとめ
- 第二新卒には専任アドバイザーが付いて選考対策してくれる転職エージェントがおすすめ
- 第二新卒がエージェントを活用すると転職の軸が明確になり、選べる求人の幅が広がる
- エージェントを使う前に、第二新卒向けの評判やアドバイザーの実績を確認しよう
- 第二新卒が転職を成功させるには、離職理由と今後の展望を前向きに伝えることが重要
- 第二新卒がエージェントを利用して転職を成功させるためには担当者との相性がカギ
第二新卒の方の中には、転職エージェントを利用すべきか悩む人もいるでしょう。エージェントを使わないで転職活動をすることもできますが、専任アドバイザーのサポートを受けたほうがスムーズに進められます。このコラムでは、転職を目指す第二新卒がエージェントを利用すべき理由や、選び方のコツ、活用する方法を解説。エージェントを利用するときの流れも解説します。エージェントを賢く活用して内定を勝ち取りましょう。
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第二新卒はエージェントを活用して転職を叶えよう
入社から早い段階での転職を目指す第二新卒は、エージェントを上手く活用しましょう。第二新卒の場合、初めて転職するケースが多いうえ、新卒での就活との違いや注意点も分からず不安を抱えやすいためです。
ハタラクティブの「若者しごと白書2024(40p)」によると、18~29歳の正社員が転職活動を始めるにあたって不安を感じる理由には、以下のような点が挙げられています。
就職活動・転職活動を始めるときの不安要素 | |
---|---|
1位 | 選考時に上手く自分を伝えられるか不安だ(63.9%) |
2位 | 自分の経歴で就職/転職できる仕事があるかが不安だ(63.2%) |
3位 | 内定が出るまで就職活動を続けられるか不安だ(59.5%) |
4位 | 自分に向いている仕事(適職)がわからず不安(58.3%) |
5位 | 事前準備をたくさんする必要があり不安(57.0%) |
参照:ハタラクティブ「若者しごと白書2024」
回答結果をみると「選考時に自分を上手くアピールできるか」「自分に合う仕事が見つけられるか」など、多くの点に不安を抱えていることが分かります。第二新卒向けのエージェントを活用すれば、専任のスタッフが転職をサポートするため、不安を和らげ自信を持って転職活動に臨めるでしょう。
調査結果の詳しい解説は「『転職に不安しかない』と感じる理由を解説!おすすめの解消法もご紹介」のコラムでまとめています。転職に不安を抱く理由や不安の解消法を解説しているので、チェックしてみてください。
参照元
ハタラクティブ
若者しごと白書2024
第二新卒が転職エージェントを利用すべき9つの理由
第二新卒がエージェントを利用すべき理由について具体的に解説します。転職活動をするにあたってエージェントの利用を迷っている方は、よく確認したうえで検討しましょう。
1.転職活動の方向性を明確化できる
エージェントを活用すれば「転職の目的」や「転職先に求める条件」を整理しやすくなります。第二新卒での転職は、若さや数年の社会人経験が有利に働く一方、判断を誤ると早期退職につながりかねません。
転職を成功させるには、自分の状況や転職先の条件を客観的に分析して判断する必要があります。第三者を通して冷静に分析し、方向性を見定めることで「転職の軸」が明確になるでしょう。
2.第二新卒の強みを活かした戦略を立てられる
エージェントを利用すべき理由として、第二新卒の強みを熟知していることも挙げられます。転職・就職活動のプロであるエージェントは、業界や職種の違いに精通しているのが強みです。「ビジネスマナーの基礎が身についている」「前職のやり方に染まっていない」といった第二新卒の強みを活かして戦略を立て、新卒とは異なる企業へのアプローチ方法を考えてくれるでしょう。
3.キャリアを客観的に分析できる
エージェントを利用すると、キャリアをより客観的に分析し、自分に適した転職先を見極めやすくなることもメリットです。エージェントは求職者の経歴やスキルを深く理解し、強みを引き出しながらキャリアの選択肢を広げるサポートをしてくれます。客観的な視点で自分の適性や強みを見つけてもらえるので、応募する企業や業界に合わせてアプローチしやすくなるでしょう。
4.非公開求人にも応募できる
エージェントを使えば、一般的な転職サイトには掲載されていない非公開求人にも応募できます。非公開求人とは、一般に公開されていない求人のことです。収入や労働時間、勤務場所、仕事内容など、公開求人より希望に合う求人に出会える可能性があります。通常の求人数も豊富なため、希望条件が明確な第二新卒の方には特におすすめです。
5.客観的な自己分析ができる
エージェントでは、転職活動のプロが面談で客観的な意見をくれるので、新たな気づきが得られます。たとえば、カウンセリングを通じて、自分には合わないと思って避けていた分野が実は得意分野であることが発覚することもあるでしょう。自己分析に加え、エージェントでの面談で得た客観的な意見を取り入れれば、本当に自分に合う業界や企業と出会える可能性が高まります。
6.履歴書作成や面接対策ができる
エージェントは転職活動を全面サポートしてくれる点も大きなメリットです。応募書類の添削や模擬面接をプロ目線で行ってくれるため、選考に通過する確率を上げるのに役立ちます。応募先の企業や業界・職種に特化したアドバイスをくれたり、面談で第二新卒としての強みをアピールするコツを教えてくれたりするでしょう。
7.希望条件の交渉を代行してもらえる
第二新卒が転職エージェントを利用すると、求人紹介から内定後のフォローまで転職活動をサポートしてもらえる点にも注目です。エージェントによっては、面接日程の調整や労働条件の交渉といった企業とのやり取りを代行してくれることもあります。転職サイトなどを使って1人で転職活動を進めるのが不安なら、手厚いサポートが受けられるエージェントを活用するのがおすすめです。
8.中途と差別化できる強みを探せる
エージェントを利用することで、中途との差別化が図りやすくなります。中途の人に比べると、第二新卒はスキルや経験不足が否めません。しかし、エージェントは柔軟性や吸収力、ポテンシャルといった第二新卒の強みを効果的にアピールする方法を教えてくれるので、経験の浅さを補う自己PRが可能になります。企業が抱きやすい第二新卒への懸念を払拭するためのアドバイスも得られるでしょう。
第二新卒と中途の違いについては「第二新卒は『中途』『新卒』どっち?区分の違いや転職成功のコツを紹介」のコラムで解説しています。第二新卒と中途を採用するメリットも説明しているので、あわせて参考にしてください。
9.入社後のミスマッチが起こるリスクを減らせる
転職エージェントを利用すると、入社後のミスマッチが起こるリスクも軽減できるでしょう。エージェントは求人先の企業情報を事前に収集して求職者に伝えるため、職場の環境や社風などの理解が深まり、入社後のミスマッチが起こりにくくなります。エージェントが直接訪問し、リアルな情報を把握している企業も多いため、求職者の不安解消にも役立つでしょう。
転職エージェントの利用をおすすめする理由については「転職エージェントを利用するメリットとは」のコラムでも詳しく解説しています。ぜひあわせて目を通してみてください。
第二新卒におすすめの転職エージェントを見極めるコツ
第二新卒が転職エージェントを選ぶ際に注目したいポイントを詳しく解説します。エージェントごとに提供するサービスやサポート内容が異なるため、違いをよく見極めて自分に合うエージェントを利用しましょう。
第二新卒におすすめの転職エージェントを見極めるコツ
- 第二新卒向けの求人が多い
- 非公開求人がある
- 第二新卒の転職実績が豊富
- 第二新卒向けの転職サポートが充実
- 口コミや評判が高い
- キャリアアドバイザーとの相性が良い
1.第二新卒向けの求人が多い
自分の強みが活かせる求人を紹介して欲しいなら、第二新卒に特化した求人数の多いエージェントがおすすめです。未経験者歓迎の求人が多かったり、掲載している求人数が多かったりすると希望条件に合う求人を探しやすいでしょう。
2.非公開求人がある
第二新卒がエージェントを選ぶときは、転職サイトにはない非公開求人があるかどうかも確認しておきましょう。非公開求人は一般公開されないぶん、競争率が低い傾向がある点がメリットです。非公開求人の中には、転職サイトにはない大企業の求人や、業界で有名な企業の求人が含まれている場合もあります。
3.第二新卒の転職実績が豊富
第二新卒の転職実績が豊富かどうかも重要なポイントです。第二新卒が強みにできるポイントや、企業側が第二新卒に求めるニーズに精通していれば、的確なアドバイスを受けられる可能性が高まります。豊富な成功事例から、業界の流れや転職市場の動向についての情報提供も期待できるため、転職活動がスムーズに進むでしょう。
4.第二新卒向けの転職サポートが充実
第二新卒向けの転職サポートが充実しているエージェントを選ぶことも重要です。たとえば、応募書類の作成や面接のアドバイスだけでなく、キャリアカウンセリングや職務経歴の整理といったサポートが充実していれば、自身の強みを効果的にアピールできます。企業研究や職場の雰囲気についての情報を事前に得られ、安心して転職活動に臨みやすい点もメリットです。
5.口コミや評判が高い
転職エージェントを活用する際、口コミや評判を事前にチェックしておきましょう。実際に利用した人の口コミを見れば、サポートしてくれるエージェントの実態を知る手がかりになります。ただし、求職者とアドバイザーの相性によっても評価は異なるので、口コミだけを鵜呑みにするのは避けましょう。
6.キャリアアドバイザーとの相性が良い
エージェントを上手く活用するには、キャリアアドバイザーとの相性も重要です。相性が良ければ、キャリアの方向性や価値観を理解し、理想に合った提案やアドバイスをしてもらえます。面談時に「親身になって相談に応じてくれるか」「希望する業界への理解が十分か」「信用できそうか」といった点の確認が必要です。相性が合わない場合に担当者を変更できるかも確認しておきましょう。
第二新卒が転職エージェントを選ぶときに注目したいポイントは「転職エージェントとは?特徴や選び方について解説」のコラムでも紹介しています。ぜひあわせて参考にしてください。
第二新卒の転職を成功に導くエージェントの選び方
第二新卒の方は、転職の理由やこだわりをもとにエージェントを選ぶことで、より希望に近い求人紹介や自分に合ったサービスを受けられる可能性が高まるでしょう。転職先を選ぶときの条件別に、エージェントの選び方のポイントを解説します。
未経験業界への転職は総合型エージェントがおすすめ
前職の経歴に自信がなく、違う業界を希望する場合は、大手の総合型エージェントがおすすめです。総合型のエージェントは幅広い求人を扱っているため、学歴や経歴が問われない求人も紹介してもらえるでしょう。
第二新卒や未経験者の就職支援に力を入れているエージェントであれば、支援セミナーなどでサポートしてもらえるため、自分に合った業界・職種を選べる可能性が高まります。面談を重ね、プロにアドバイスをもらいながら転職活動を行えば、安心して新しい業界・職種に挑戦できるでしょう。
エージェントを利用して未経験の業界に転職したい方は「転職エージェントを使うと未経験業界にも挑戦できる?成功させるコツとは」のコラムもご覧ください。
収入増・待遇改善を狙うなら希望業界の転職実績に注目
「同じ業界でさらに年収を上げたい」「スキルアップして上を目指したい」という場合は、希望業界の転職実績が豊富なエージェントを活用しましょう。企業交渉のサポートが充実しているエージェントもおすすめです。
第二新卒者は新卒入社した会社で身につけた基本的なビジネススキルがあるため、実務経験を活かせるエージェントを選ぶと良いでしょう。大手総合型エージェントや20代・第二新卒向けエージェントを併用すれば、経験がある業界や職種でより一層のキャリアアップが目指せます。
希望条件が明確なら特化型エージェントを検討しよう
希望条件が明確な第二新卒は、職種や属性に特化したエージェントを検討しましょう。特化型のエージェントは、大手には掲載されていない非公開求人を多数保有しており、より専門的なサポートを受けられます。
大手総合エージェントも併用すると、自分に合う職場が見つかる可能性を高められるでしょう。「専門職の求人を見つけたい」「女性が多く活躍している転職先を探したい」「20代の転職に強い担当が良い」など、希望する条件に強いエージェントを探しましょう。
転職エージェントのランキングを参考にするのもあり
どのエージェントが自分に合っているのかを見極めるために、ランキングを参考にするのも一つの手段です。第二新卒向けのエージェントは多く存在するため、ランキングを参考にしつつ、自分の目指すキャリアに合ったエージェントを選ぶのが成功につながります。各エージェントの特徴を理解することで、求人数やサポート内容の違いが明確になり、より良い選択ができるはずです。高評価のエージェントを利用することにより、理想の転職が実現しやすくなるでしょう。
第二新卒がエージェントを使って転職を成功させる方法
第二新卒がエージェントを使って転職を成功させるには、プロのサポートをいかに上手く活用できるかがカギといえます。第二新卒の転職活動は、新卒の就活や転職サイトなどを使う場合とは違うアプローチをしていかなければなりません。ポイントを押さえて選考に向けた準備を進めましょう。
第二新卒がエージェントを使って転職を成功させる方法
- 第三者目線から見た自分を理解する
- 転職理由や転職後の展望を明確にする
- 応募先企業のニーズを把握する
- 面接対策は徹底して行う
- 疑問や不安は必ず解消しておく
- 複数の転職エージェントを利用する
1.第三者目線から見た自分を理解する
転職エージェントを活用する際には、第三者から見た自分を理解することが重要です。エージェントのキャリアアドバイザーは、豊富な経験を活かして求職者の性格や強みを分析し、適性に合う職場環境をアドバイスしてくれるでしょう。思いも寄らない提案もあるかもしれませんが、アドバイザーの意見を受け入れることで新たな発見が得られる可能性があります。
また、アドバイザーからのアドバイスを最大限活用するためには、自分から具体的な質問をすることも大切です。「この経験をどう活かせますか?」「〇〇の仕事に必要なスキルは何ですか?」といった質問を積極的にしてみましょう。質問を繰り返すことでより深い洞察を得られるようになり、転職活動を効果的に進められるようになるはずです。
第二新卒として転職すべき人とそうでない人の違い
第二新卒として転職すべき人は「やりたいことが明確に決まっている人」「現職が合わず心身に影響が出ている人」などです。一方で「辞めたい理由が明確ではない人」「現職で状況改善の余地がある人」などは、転職を再検討すべきといえます。一時的な感情で仕事を辞めてしまうと無収入の期間が発生したり、転職先でも同じ理由で退職することになったりする可能性があるので注意しましょう。
2.転職理由や転職後の展望を明確にする
第二新卒が転職を成功させるには、初職を辞めた理由や転職後の展望を明確にする必要があります。転職の動機が明確でなければ、転職活動のモチベーションを維持しにくくなるでしょう。採用担当者に早期離職を懸念され、採用が遠のく可能性もあります。
厚生労働省の「令和5年雇用動向調査結果の概要」によると、20代前半の転職者(第二新卒含む)が前職を辞めた理由の上位3つは以下のとおりです。(「その他の個人的理由」を除く)。
男性 | 女性 | |
---|---|---|
1位 | 労働時間、休日等の労働条件が悪かった(11.4%) | 労働時間、休日等の労働条件が悪かった(15.6%) |
2位 | 給料等収入が少なかった(10.5%) | 職場の人間関係が好ましくなかった(13.3%) |
3位 | 職場の人間関係が好ましくなかった(7.5%) | 給料等収入が少なかった(9.1%) |
参照:厚生労働省「令和5年雇用動向調査結果の概況(15p)」
前職の離職理由で最も多いのは、男女ともに「時間や休日などの労働条件の悪さ」です。男性は「仕事内容」や「将来性」、女性は「人間関係」や「収入の少なさ」を重視する傾向があることも分かります。
転職を考えている第二新卒は、前職を辞めた理由や転職先に求める条件を明確にしたうえで転職先を探すと、求人のミスマッチを減らすのに有効です。サポートするエージェントも面談時によりマッチ度の高い求人を提示しやすくなるでしょう。
参照元
厚生労働省
令和5年雇用動向調査結果の概況
転職理由はポジティブに伝える
面接で前職を辞めた理由について聞かれたら、できるだけポジティブに伝えましょう。「人間関係が上手くいかなかった」「給与が上がらなかった」「業界・職種が向いていなかった」といったネガティブな理由をそのまま伝えると、マイナスのイメージを持たれる可能性があります。
嘘をつく必要はありませんが、転職する理由はポジティブな表現に言い換えて伝えることを意識しましょう。おすすめの言い換える方法は「第二新卒の転職理由はどう伝える?ネガティブな印象を与えない例文も紹介」のコラムで解説しています。具体的な回答例も紹介しているので、参考にしてください。
3.応募先企業のニーズを把握する
エージェントとの面談では、第二新卒向けのアドバイスをもらいましょう。エージェントは業界や企業の事情に精通しているプロです。応募先企業の採用傾向も把握しているため、アドバイスを活かすと企業のニーズに合わせてアピールしやすくなります。
自分の能力がどの業務に役立つのかを関連づけてアピールすれば、企業に採用のメリットを感じてもらえるはずです。応募先の企業と直接関係がないスキルだとしても、習得するまでの過程がアピールになることもあるので、伝え方を工夫してみましょう。
4.面接対策は徹底して行う
転職エージェントでは面接対策や書類添削のサポートを受けられるため、しっかりと対策しておくことが重要です。エージェントでは、面接でよく聞かれる質問に対する回答のコツや、効果的な自己PRのアドバイスを受けられます。
特に、前職の退職理由や転職の動機など、第二新卒がよく聞かれる質問をリストアップし、具体的な回答を準備しておきましょう。事前に模擬面接を受けておくと自信を持って面接に臨め、採用の可能性を高められます。第二新卒の面接でよく聞かれる質問は「第二新卒の面接でよくある質問15選!好印象を与えるコツも解説」を参考にしてください。
5.疑問や不安は必ず解消しておく
気になることはどんどん質問し、後悔のない転職活動を進めていきましょう。転職エージェントを利用する大きなメリットの一つは、企業の実情に関するリアルな情報を得られることです。労働環境や社風、給与、残業時間といった企業には直接聞きづらい情報も、エージェントが仲介することで確認できる場合があります。
自分から率先して企業情報を質問することで、納得のいく企業選びが可能になるでしょう。応募先企業に対する不安要素も解消しておけば、迷いなく転職活動に集中できるはずです。
6.複数の転職エージェントを利用する
転職活動においては、複数の転職エージェントに登録しましょう。一つのエージェントに依存すると求人の選択肢が限られ、受けられるアドバイスも狭まってしまいます。複数のエージェントを利用すれば、さまざまな求人情報が得られるうえ、相性の良いキャリアアドバイザーを見つけるチャンスも広がるでしょう。
ただし、複数のエージェントを利用すると連絡の手間が増えてしまいます。はじめは気になるエージェントをいくつか試し、最終的に自分に合った2、3社に絞るのが理想です。同じ企業に対して異なるエージェントから応募すると、内定取り消しやエージェントからの信用を失うリスクがある点には注意してください。
転職エージェントへの登録前に第二新卒がすべきこと
第二新卒として転職を成功させるために、転職エージェントの利用は非常に有効な手段です。しかし、ただエージェントに登録するだけではスムーズな転職活動は期待できません。成功に近づくためには、エージェントに相談する前に自分自身でしっかりと準備をしておくことが大切です。
自己分析を行って自分を客観的に把握する
転職エージェントを利用する前に自己分析を行い、自分がどのような人材なのかを客観的に把握しておきましょう。自己分析を行っておくと、面接時にも効果的にアピールしやすくなります。自己分析をするためのツールも多く存在するので、必要に応じて活用すると良いでしょう。自己分析のやり方は「自己分析とは?実施のメリットと就活・転職活動での必要性を解説」のコラムも参考にしてください。
転職先の希望条件を明確にしておく
次に、希望する転職条件を明確にしておきます。具体的には、求める給料や希望する業界、仕事内容、勤務場所や労働時間などを洗い出すことが大切です。具体的な条件や目標があることで、エージェントとの初回面談がスムーズに進み、自身に合った求人を紹介してもらいやすくなるでしょう。
転職エージェントの評判・口コミを確認する
ネット上で転職エージェントの評判や口コミを確認することもおすすめです。同じ業界や状況に置かれた人の体験談を参考にすると、エージェントの質やサービス内容を把握しやすくなります。
ただし、匿名で書かれた情報の中には信ぴょう性の低いものもあるため、悪いコメントをそのまま鵜呑みにしないよう注意が必要です。実際に利用した人の声を参考にし、信頼できるエージェントを選びましょう。
転職先が決まる前に現職を辞めない
転職を希望する場合は、在職中にエージェントに登録し、転職活動を始めるのがおすすめです。転職先が決まる前に現職を辞めると、退職後に転職先がなかなか決まらず、無収入の期間が生じる可能性があります。金銭的な余裕がなくなれば、転職先を慎重に選ぶ余裕もなくなり、望まない転職につながりかねません。
在職中に転職活動を行えば焦って決断する必要がなく、落ち着いて判断ができます。たとえ失敗しても今の生活に大きな影響を及ぼさないので、面接でも心に余裕を持ちやすくなるでしょう。第二新卒の転職に適したタイミングは「転職活動は在職中と退職後のどちらですべき?伝えるタイミングはいつ?」のコラムでもチェックしてください。
第二新卒が転職エージェントを利用する際の注意点
第二新卒が転職エージェントを利用する際には、あらかじめ知っておくべき点がいくつかあります。エージェントを利用するうえでの注意点を把握したうえで、効果的に活用しましょう。
転職活動を自分のペースで進められない場合がある
転職エージェントを利用する際、必ずしも自分のペースで転職活動ができるわけではありません。担当のキャリアアドバイザーが転職を前提に話を進めたり、求人を強く紹介したりしてくるケースがあるためです。第二新卒の場合、転職活動の事情がわからず、流されてしまうこともあるでしょう。先輩や上司と一緒にいるときにエージェントから連絡がくる可能性もあります。
転職を迷っている状態で転職エージェントに登録する場合「転職を無理強いしない」「今すぐ転職しない人にも丁寧な対応をしてくれる」といった評価を受けているエージェントを探しましょう。担当のアドバイザーに「まだ転職するか迷っているので待って欲しい」と正直に伝えるのも一つの手です。
希望条件と異なる求人を紹介されることがある
転職エージェントを利用しても、希望とは異なる求人を紹介される可能性があります。初回のカウンセリングが上手く噛み合わず、求職者とエージェントの間に行き違いが生じ、紹介される求人が希望と合わないこともあるでしょう。もし希望と違う求人を紹介された場合は、はっきりと断ることが大切です。
また、希望条件が高すぎても、希望とかけ離れた求人を紹介される場合があります。希望条件を高く設定していると感じる場合は、転職エージェントとの面談やキャリアカウンセリングの際にアドバイスを受けましょう。担当者のアドバイスを参考にしながら、条件を見直してみることが重要です。
担当者との相性によっては上手く進まない場合がある
転職エージェントを利用する際に知っておくべきこととして、担当者の当たり外れがある点が挙げられます。求職者の希望に沿って丁寧な対応をしてくれる担当者もいれば、逆に頼りにならない担当者も存在するのが現実です。
エージェントを利用するうえで、担当者の質は転職の成功に大きく影響します。あまりにも対応が悪い場合、理由を説明したうえで担当者の変更を申し出ましょう。転職活動を成功させるためには、信頼できる担当者と協力することが大切です。
第二新卒がエージェントを使わないで転職する方法
転職活動をするには、エージェントの利用以外にも方法があります。ハタラクティブの「若者しごと白書2024」によると、企業探しの手段・利用サービスとして最も利用されているのが、求人・転職サイトでした。
引用:ハタラクティブ「若者しごと白書2024(33p)」
また「同調査(35p)」によると、就職活動・転職活動の情報収集方法については「求人サイトや就職・転職情報サイト」をメインで活用していることが分かります。
引用:ハタラクティブ「若者しごと白書2024(35p)」
一人でマイペースに転職活動を進めたい場合は、求人サイトや転職サイトを活用してチャレンジするのも一つの手です。どれか一つの方法に絞るのではなく、求人・転職サイトやハローワークとエージェントのサポートを併用するのも良いでしょう。いろいろなサービスを上手く組み合わせて活用すれば、より希望条件に合った求人を探せるはずです。
転職エージェント以外で仕事を探す方法は「転職エージェントは使わない方がいい?利用のコツとやめとけといわれる理由」のコラムで紹介しています。エージェントと併用して活用できるサービスも紹介しているので、目を通してみてください。
参照元
ハタラクティブ
若者しごと白書2024
第二新卒がエージェントを利用して転職するまでの流れ
第二新卒がエージェントを使って転職するまでの流れを紹介します。大まかな流れは「エージェントに登録→面談→面接対策→面接→内定獲得」です。細かい流れはエージェントによって異なるので、担当者に確認しながら進めましょう。
1.エージェントに登録
各エージェントのWebサイトに設置されている指定のフォームから登録をしましょう。エージェントは無料で利用できる場合が多いので、金銭的な余裕がない場合でも気軽に登録ができます。
2.キャリアアドバイザーと面談
登録が済んだら、エージェントとの面談予約をしましょう。オンライン面談を実施しているエージェントの場合は、来社面談かオンライン面談のどちらかを選びます。
企業に直接取材しているエージェントであれば、細かい労働条件や職場の雰囲気など、Webサイトに載っていない情報を面談で教えてくれることもあるでしょう。応募先の企業に関して気になることがある第二新卒は、この段階で聞いておくのがおすすめです。
3.履歴書作成・面接対策
エージェントでは、自分の強みや第二新卒ならではの魅力を、面接でアピールする方法を教えてもらえます。面接時のマナーや注意点、面接官に好印象を与える方法などを面談で直接聞くことも可能です。実際の面接に見立てて行う「模擬面接」のサポートを実施しているエージェントもあるので、面接が上手くいくか不安な第二新卒の方は活用してみてください。
応募書類の添削もしてもらおう
履歴書や職務経歴書といった応募書類の書き方に自信がない第二新卒の方は、面談時に添削してもらうのがおすすめです。面談当日までに応募書類が完成していなくても、アドバイザーが一緒に内容を考えてくれるので、面談の際は忘れずに持参しましょう。
4.面接
エージェントの面接対策で学んだことや、第二新卒ならではの魅力を活かし、面接に臨みましょう。もし緊張から上手くアピールできなくても「次回の面接に経験を活かせば良い」と前向きに捉えることが大切です。アドバイザーによっては企業に応募者の魅力を伝えてフォローしてくれる場合もあります。
5.内定獲得
早い方だと、エージェントに登録後2~3週間程度で内定を獲得することもあります。エージェントによっては、現職を円満に辞めるためのアドバイスや、初出勤日の調整などを行ってくれる場合もあるでしょう。転職後の悩み相談も受け付けているので、安心して次の仕事に就けるはずです。
エージェントの利用を検討している第二新卒の方には、就職・転職エージェントのハタラクティブの利用がおすすめです。ハタラクティブは、ニートやフリーター、既卒、第二新卒といった若年層の就職・転職支援に特化したエージェント。一人ひとりの経歴や強みに合わせた求人の紹介や丁寧な面談、応募書類の添削、面接対策などによって、就職・転職活動を徹底サポートいたします。
ハタラクティブ利用時の流れは「ご利用の流れ」で確認が可能です。サービスは無料で利用できるので、ぜひお気軽にご登録ください。
第二新卒の転職やエージェント選びに関するFAQ
第二新卒が抱えがちな、転職やエージェントに関するお悩みにQ&A方式で回答します。
第二新卒と新卒の選考対策の違いは?
新卒が学校生活やアルバイトで培った経験をアピールするのに対し、第二新卒は基本的に前職の業界での経験をアピールするのが大きな違いです。さらに第二新卒は、社会人としてのマナーが求められたり、前職を早期退職した理由について聞かれたりすることに対する対策をする必要もあります。
就職・転職活動における新卒と第二新卒の違いは「新卒と第二新卒の違いとは?就職難易度の差や転職のコツを解説」のコラムでも解説しているので、ぜひお役立てください。
第二新卒と新卒の選考時期の違いは?
新卒の選考は6月~9月に行われるのが一般的ですが、第二新卒の選考時期は企業ごとに異なります。新卒の就活スケジュールの詳細は「就活はいつから始まる?スケジュールと事前にしておくべきことを紹介」のコラムで解説しているので、確認しておくと良いでしょう。第二新卒の転職に適した時期が知りたい方は「第二新卒の転職時期はいつが良い?失敗しない求職活動のコツを解説!」のコラムでチェックしてください。
第二新卒が転職活動を始めるタイミングは?
第二新卒は、現職を辞める前に転職活動を始めるのがおすすめです。転職先が決まる前に仕事を辞めると、無収入の期間や空白期間が生じます。金銭や心の余裕がなくなると、妥協して転職先を選んでしまい、後悔することも考えられるでしょう。
ただし、十分な貯蓄があったり、現職が辛くて心身に影響が出ていたりする場合などは、退職後に転職活動をする方が良いケースもあります。ベストなタイミングが知りたい方は、転職エージェントのハタラクティブにご相談ください。
第二新卒がエージェントを使わないで転職するには?
転職エージェント以外にも、求人サイトやハローワークを活用して転職する方法があります。
求人サイトは希望条件をもとに求人検索ができ、気軽に求人を閲覧できるのが特徴です。ハローワークは国が運営する就職支援機関で、求人情報の閲覧や転職の相談ができます。ただし、どちらも転職エージェントのように転職活動を全面サポートしてくれるわけではない点には注意しましょう。
転職エージェントとハローワークの違いが知りたい方は「転職エージェントとハローワークの違いを比較!併用は可能?利用方法も紹介」のコラムに目を通してみてください。
エージェントから紹介された求人は断っても良い?
エージェントから面談で紹介された求人でも、自分の希望に合わない場合はっても構いません。ただし、断る場合は「なぜ応募しないのか」を伝えることが重要です。担当アドバイザーと認識をすり合わせていけば、より理想の求人に出会える可能性が高まります。希望に合った就職先が見つかるよう、自分の意見をしっかりと述べましょう。
転職エージェントを上手く利用するコツや注意点を知りたい方は「転職エージェントの使い方を解説!利用時の基本の流れと賢く使い倒すコツ」のコラムもチェックしておきましょう。
- 経歴に不安はあるものの、希望条件も妥協したくない方
- 自分に合った仕事がわからず、どんな会社を選べばいいか迷っている方
- 自分で応募しても、書類選考や面接がうまくいかない方
ハタラクティブは、主にフリーター、大学中退、既卒、そして第二新卒の方を対象にした就職・転職サービスです。
2012年の設立以来、18万人以上(※)の就職・転職をご支援してまいりました。経歴や学歴が重視されがちな仕事探しのなかで、ハタラクティブは未経験者向けの仕事探しを専門にサポートしています。
経歴不問・未経験歓迎の求人を豊富に取り揃え、企業ごとに面接対策を実施しているため、選考過程も安心です。
※2023年12月~2024年1月時点のカウンセリング実施数
一人ひとりの経験、スキル、能力などの違いを理解した上でサポートすることを心がけています!
京都大学工学部建築学科を2010年の3月に卒業し、株式会社大林組に技術者として新卒で入社。
その後2012年よりレバレジーズ株式会社に入社。ハタラクティブのキャリアアドバイザー・リクルーティングアドバイザーを経て2019年より事業責任者を務める。