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職場で孤立するのは自分が悪い?考えられる原因や対処法をご紹介
更新日
この記事のまとめ
- 職場での孤立は人間関係の悪化が原因であることが多い
- 職場での孤立は周囲とのコミュニケーション不足が原因であることも考えられる
- 職場で孤立した際は「自分が悪い」と考えるだけでなく、状況の改善を目指すことが大切
- 「仕事と割り切る」「職場以外の楽しみを見つける」などで孤立を改善できる場合がある
- 転職も視野に入れてみよう
社会人の方のなかには、職場で「孤立しているかも」と感じている人もいるのではないでしょうか。職場で孤立する原因には、人間関係の悪化やコミュニケーション不足などが挙げられます。その場合は仕事だと割り切るほか、周囲に相談するのも一つの手です。このコラムでは、職場で孤立する原因やデメリットを解説。1人で過ごすことのメリットや職場で孤立した場合の対処法もあわせてご紹介するので、ぜひご一読ください。
「職場で孤立しても平気」という人は少ない?
1日の大半を過ごす職場で「孤立しても気にしない」という人は少ないでしょう。厚生労働省の「令和4年雇用動向調査結果の概況」によると令和4年の1年間、転職入職者が前職を辞めた理由は、個人的理由とその他の理由に分かれます。個人的理由を見ると、男性は「その他の個人的理由」19.6%、その次に多いのが「労働時間、休日等の労働条件が悪かった」9.1%、そして「職場の人間関係が好ましくなかった」が8.3%という結果になりました。
女性は「その他の個人的理由」 25%に次いで「労働時間、休日等の労働条件が悪かった」10.8%、「職場の人間関係が好ましくなかった」10.4%とほぼ同率で挙げられています。
性別/理由 | その他の個人的理由 | 労働時間、休日等の労働条件が悪かった | 職場の人間関係が好ましくなかった |
---|---|---|---|
男 | 19.6% | 9.1% | 8.3% |
女 | 25% | 10.8% | 10.4% |
引用:厚生労働省 「令和4年雇用動向調査結果の概況(15p)」
転職するきっかけとして、職場の人間関係が原因になる人は少なくありません。職場に苦手な人がいたり周囲と意見や方向性が分かれたりすると孤立しやすくなり、やがて退職につながる場合があるようです。
参照元
厚生労働省
雇用動向調査
職場で1人で過ごすメリットと孤立するデメリット
職場で孤立することはデメリットが多いと思われがちな一方で、裏を返せば1人で過ごせるメリットもあるといえます。自分自身の考え方を工夫することで、職場での孤立も前向きに捉えられるでしょう。
職場で1人で過ごすメリット
職場で1人で過ごすことには、いくつかのメリットがあります。まず、人間関係に左右されずに業務に集中できることが挙げられます。周囲の人々に振り回されることが少なく、より効率的に仕事に取り組むことができるでしょう。
また、社内イベントへの参加が減ることも一つのメリットです。無理に飲み会や行事に出席する必要がなくなり、自分の時間を大切にできるため、プライベートな友人との交流の時間を持つことも可能になります。
一人でいることを受け入れることで、職場での気苦労が軽減され、ストレスが少なくなることが期待できるでしょう。結果として、仕事とプライベートのバランスが取りやすくなり、より充実したライフスタイルを送れる可能性があります。
職場で孤立するデメリット
職場で孤立していると、業務においていくつかのデメリットが生じることがあります。まず、仕事のやり取りがスムーズにできなくなり、コミュニケーション不足が業務に影響を及ぼすことがあるでしょう。さらに、困ったときに助けてもらえないと感じることが多く、頼れる人が周りにいないことがストレスになると考えられます。
孤立を受け入れていても、人と話す機会が少なくなると、時折寂しさを感じることもあります。また、他の同僚が楽しそうにランチをしている姿や、上司との良好な関係を築いている様子を見ると、自分のコミュニケーション能力を疑い、「自分はダメだ」と自己評価が低くなってしまうこともあるでしょう。
こうした孤立感や自己否定は、精神的な負担となり、結果として業務にも悪影響を及ぼしかねません。そのため、孤立している現状を苦痛に感じたときは、少しでも他の人との接点を持つ工夫をすることが重要だといえます。
職場で孤立する原因
職場で孤立したと感じるときは、「内的要因」「外的要因」の2つが考えられます。以下でそれぞれ見ていきましょう。
職場で孤立する原因が外的要因の場合
外的要因とは、環境の変化など自分でコントロールをするのが難しい要素のことを指します。いじめやパワハラなどが平然と横行するような職場であれば、常に誰かがターゲットになっている可能性は高いでしょう。そういった環境下では、孤立を助長することになりかねません。職場で孤立する外的要因には、以下のようなものがあります。
職場の環境が原因で人間関係が悪化している
人間関係や職場環境が悪化することで孤立する原因になると考えられます。社内でのコミュニケーションが不足していると、情報共有や信頼関係の構築が難しくなります。また、嫉妬心が強い社員が多いと競争が過熱し、協力的な雰囲気が失われがちに。さらに、人事評価制度が曖昧であれば、社員は不公平感を抱き、モチベーションが低下する原因にもなるでしょう。
また、タスクが多過ぎても社員はストレスを感じ、周囲を気遣う余裕がなくなる場合があります。過剰な業務量に加えて失敗が許されない環境であったり、無理なノルマが課せられたりすることも、職場の士気が下がり人間関係が悪化する原因になるでしょう。
新人だから職場に馴染めていない
新しい職場に入社したばかりだと、まだ周囲との信頼関係が十分に築かれていないことが多く、「孤立している」と感じることがあります。たとえば、入社から3カ月が過ぎても親しい同僚ができず、休憩時間を一人で過ごすことが続くケースが考えられるでしょう。
このような状況への対策として、「最初の半年間は周囲に馴染めなくても問題ない」と考えることが大切です。新しい職場では、業務の進め方や社内のルールを覚えることが最優先。仕事を進めやすいように人間関係を築くことも大切ですが、「まずは仕事に慣れることに集中しよう」と割り切って、孤立しても気にしないようにしましょう。
「入社してから半年」を一つの目安とし、業務やルールに慣れたと感じられたら、少しずつ同僚との関係を深めていくのがおすすめ。考え方を変えることで焦りを軽減し、自分のペースで人間関係を築きやすくなるでしょう。
職場で孤立する原因が内的要因の場合
内的要因とは、主に個人の性格や考え方のことを指します。ここでは、職場で孤立する原因が内的要因の場合の具体的な例をいくつか挙げてみました。下記のような要素を持っている、または態度をとっているといった心当たりがある場合は注意が必要です。
勤務態度に問題がある
普段から無断で遅刻したりスケジュールを守らなかったり、勤務態度に問題がある場合、周囲からの信頼を得られず職場で孤立してしまうでしょう。勤務態度に問題あることが原因で、職場の同僚や顧客とトラブルを起こしてしまう場合も同様だといえます。問題行動を起こした際には、自分の中で反省点を明確にし、改善策を実践することが重要です。
仕事に対し誠実に向き合っていない
責任を他人に押しつけたり、常に指示を待つ消極的な姿勢を持っていたりすると、仕事に対し誠実に向き合っていないと判断され、職場で孤立しやすくなるでしょう。また、周囲に対して厳し過ぎたり、仕事に対する考え方や姿勢が周りと大きく異なる場合も、ほかの人から距離を置かれることがあります。反対に、周りに優しく前向きに仕事に取り組んでいる人は、周囲からの信頼が厚く職場で孤立しづらいと考えられるでしょう。
職場でのコミュニケーションが不足している
周囲との会話を避けていたり、会話をしていたとしても内容が業務のことばかりであったりすると、周りから「話しかけにくい存在」として認知され、職場で孤立する傾向にあります。馴れ合いをする必要はありませんが、他愛もない日常会話にも積極的に参加することで、周囲と協調する意思を示せるでしょう。
仕事の愚痴や文句を口にし過ぎている
「仕事を辞めたい」「●●さんから避けられている気がする」など、仕事の愚痴や文句を口にし過ぎていると、周りのモチベーションが下がってしまうため、徐々に周囲から避けられていく傾向にあります。ネガティブな思考は悪いことばかりではありませんが、発言には細心の注意を払う必要があるでしょう。
「職場で孤立したら?孤独を感じる理由や対処法を解説」では、職場で孤立していると感じやすい人の特徴を挙げています。上記で挙げた原因とともに、ぜひ参考にしてみてください。
職場で孤立してしまったときの対処法
1日の大半を過ごす職場で孤立してしまった場合、仕事だと割り切ったり周囲に相談したりするのがおすすめです。また、職場以外での楽しみを見つけるのも一つの手でしょう。以下では、職場で孤立してしまったときの対処法を解説していきます。
「仕事」と割り切る
職場で孤立したときは仕事だと割り切って、自分のやるべき業務に集中するようにしましょう。業務に集中することでタスクを効率良く進めることができたり、周囲と比べるストレスが減ったりする傾向にあります。仕事だと割り切るためには、周りからどう思われているかを気にせず、プライベートとのメリハリをつけることなどが効果的だといえるでしょう。
「割り切る」ことは「開き直る」ことではない?
割り切ることは、開き直ることではありません。職場において「割り切る」というのは、交流を遮断するということではなく、あくまで相互理解するための観点の一つといえるでしょう。仕事に誠実に向き合いつつ、前向きな姿勢で改善策や対処法を検討することが必要だと考えられます。
上司や先輩に相談する
仕事を全うできないほどのいじめやパワハラを受けているのであれば、我慢をせずに先輩や上司を頼りましょう。職場で孤立している状況を相談することで、自分では考えつかなかったアドバイスをもらえたり、解決してくれたりといったことに期待を持てます。
「職場で嫌がらせを受けたときの対応は?具体的な対処法をご紹介」では、職場での嫌がらせでよくあるパターンや対処法、相談すべき外部の窓口などを紹介しているので、あわせて参考にしてみてください。
家族や友達に相談する
家族や友達に相談することで、気持ちが軽くなることがあります。身近な存在であれば親身に対応してくれるので、些細な悩みでも話しやすいのが大きな利点です。また、経験に基づくアドバイスをもらったり、共感してもらえたりすることもあるでしょう。
自分に否がないか振り返る
職場で孤立してしまったと感じる場合、「職場で孤立する原因が内的要因の場合」の項で挙げたような言動をしていないか、自分の態度を思い返してみましょう。思い当たる節があるのであれば、改善に努めてみてください。
職場以外での楽しみを見つける
職場で孤立してしまったときは、プライベートを充実させることが効果的です。帰宅後に何もすることがないと、職場での孤立を思い返してしまうことも。趣味を持ったり友人と遊んだりなど、プライベートの時間を充実させることで、仕事と私生活の切り替えがスムーズになるでしょう。
転職を検討する
上記で挙げた改善策に取り組んでも職場での孤立が解決しない場合、転職を検討するのも一つの選択肢です。特に、「プライベートな時間にも仕事の悩みが頭を離れない」「仕事に行くのが辛い」と感じている方は、早めに転職を考えた方が良いかもしれません。「転職でやることをチェック!準備リストに沿って手続きを効率良く進めよう」では、転職活動の進め方や、内定が決まったら行うことをまとめています。ぜひ参考にしてください。
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一人ひとりの経験、スキル、能力などの違いを理解した上でサポートすることを心がけています!
京都大学工学部建築学科を2010年の3月に卒業し、株式会社大林組に技術者として新卒で入社。
その後2012年よりレバレジーズ株式会社に入社。ハタラクティブのキャリアアドバイザー・リクルーティングアドバイザーを経て2019年より事業責任者を務める。