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第二新卒と新卒の違いは?メリット・デメリットを知って就活を進めよう
更新日
この記事のまとめ
- 第二新卒と新卒とでは、定義・就職時期・就活のアプローチ方法に違いがある
- 新卒にはない第二新卒のメリットは、基本的なビジネスマナーが身についていること
- 第二新卒は早期退職を懸念されやすいため、面接ではポジティブな退職理由を述べよう
- 企業によっては第二新卒者も新卒枠に応募できることがある
- 第二新卒の新卒とは違う就活のポイントは、前職の経験を積極的にアピールすること
第二新卒と新卒の違いを知りたい方もいることでしょう。このコラムでは、第二新卒と新卒の違いを紹介。定義や就職時期、就活時のアプローチ方法などについてまとめました。また、新卒にはない第二新卒のメリット・デメリットも解説。さらに、第二新卒ならではの就活のポイントも紹介しています。就職活動の悩みを抱えている第二新卒の方は、ぜひ本コラムをお役立てください。
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第二新卒と新卒の違いとは
第二新卒と新卒とでは、「定義の違い」「就職時期の違い」「就活時のアプローチ方法の違い」の3つの違いがあります。以下にて、それぞれ解説しています。
1.定義の違い
第二新卒と新卒では、そもそもの定義が異なります。第二新卒の定義は、学校卒業後に就職したものの3年以内に退職した求職者のことです。一方、新卒の定義は、3月で学校を卒業し4月から就業可能な学生のこと。第二新卒は社会人経験があるのに対し、新卒は就業経験がない学生を指します。
2.就職時期の違い
就職の時期も、第二新卒と新卒の違いの一つ。第二新卒の採用は企業が人材を確保したいタイミングで行われるため、1年を通して行われています。対して、新卒の場合は大学4年生の6月から選考が始まり、4月に入社するのが一般的です。
3.就活でのアプローチ方法の違い
第二新卒と新卒では、就活のアプローチ方法も違います。第二新卒の場合、自分自身で志望企業の下調べを入念に行い、自身の価値観や適性とマッチする求人に応募することが大切です。志望する企業のWebサイトや転職サイトなどに目を通し、社風や福利厚生などもチェックしましょう。
一方、新卒は大規模な企業説明会や大学内の就職セミナーなどの機会に恵まれているのが特徴。就業経験がないため、より多くの企業情報の中から興味を持てる求人を探す方法が適しているといえます。
第二新卒と既卒の違いとは
既卒とは、学校は卒業しているものの、正社員として働いたことがない人のことを指します。第二新卒と既卒との違いは、就業経験の有無であるといえます。詳しくは「既卒と第二新卒の違いは?どちらが有利?定義やメリット・デメリットを解説」をご一読ください。企業側から見た第二新卒のメリットとは?
企業から見た新卒にはない第二新卒のメリットは、「基本的なビジネスマナーが身についている」「柔軟性に優れている」「学ぶ意欲がある」の3つです。それぞれのメリットについて、以下で詳しく紹介しています。
1.基本的なビジネスマナーが身についている
第二新卒は、すでに前職でビジネスマナー研修を受けている場合が多いため、入社後にマナー教育の必要がないというメリットがあります。すぐに実践的な教育に移れるため、即戦力として成長するまでの期間の短縮も期待されるでしょう。
2.柔軟性に優れている
第二新卒は柔軟性に優れているため、教育しやすいのもメリットの一つ。第二新卒者は就業年数が短いため、前職の社風や仕事の進め方に染まっていない傾向にあるようです。前職の経歴が長い人の場合、新しい環境に慣れるまでに時間がかかってしまうことも。そのため、すでにスキルを備えている人を中途採用するよりも、第二新卒を一から教育するほうが効率が良いと考える企業は多いでしょう。
3.新しい知識を学ぶ意欲がある
新卒で入社した会社を退職し、新しい環境にチャレンジしようとする第二新卒の姿勢は、学ぶ意欲が高いと評価されやすいようです。20代という年齢の若さからも、新しい知識を吸収する力や成長スピードの速さが期待されるでしょう。
また、第二新卒の転職を有利に進めるポイントについては「第二新卒の転職は有利?不利?新卒や中途に引けをとらないアピール方法とは」のコラムで詳しく解説していますので、こちらも併せてご覧ください。
新卒にはない第二新卒のデメリット
第二新卒は前職を短期間で辞めていることから、経験不足や早期退職を懸念されやすいようです。新卒にはない第二新卒のデメリットを理解し、就活での失敗を回避しましょう。
中途採用枠では経験不足とみなされることがある
第二新卒は就業経験が浅いため、即戦力が求められる中途採用では不利になってしまう可能性があります。新卒採用と同様に人柄やポテンシャルをアピールするためにも、経験を積んだ転職者が多く応募する大手企業や専門職の中途採用枠は避けたほうが良いでしょう。
給与や待遇が前職より下がるケースも
第二新卒の転職では、前職よりも給与や待遇が下がるケースがあります。給与や待遇はスキルや経験年数によって上昇するもの。しかし、第二新卒の実務経験は長くても3年で、即戦力として活躍しづらいため、転職によって給与や待遇アップを図るのは難しいのが実情です。早期退職を懸念されやすい
前職を短期間で離職している経験から、第二新卒は早期退職を懸念されやすいというデメリットもあるようです。就職経験のない新卒にはないデメリットなので、しっかり対策を行う必要があります。企業側の不安を払拭するためには、面接でポジティブな退職理由を述べることが大切です。退職理由として前職の不満のみを伝えると「入社しても不満があればすぐに辞めてしまうのでは」という疑念を持たれてしまう可能性があります。早期退職への懸念を払拭する方法については、「第二新卒の就活は厳しい?うまくいかない原因と成功に導くやり方を解説」で詳しく解説していますので参考にしてみてください。
第二新卒が新卒枠に応募することは可能?
第二新卒者も新卒枠に応募できる場合があるようです。ただし、新卒採用の対象者は企業によって異なるため、志望する会社の応募条件をしっかり確認することが大切です。
第二新卒者が新卒枠に応募できる背景
企業によっては、第二新卒を新卒扱いで採用する場合があります。現在の日本では労働人口の減少が進んでおり、年齢が若く将来の成長が見込める第二新卒の需要が高まっているからです。とはいえ、募集対象は企業によって異なるため、事前の確認が必要です。志望企業の募集要項に明記されていない場合は、メールや電話で問い合わせてみると良いでしょう。
就業期間が短いほど新卒扱いされやすい
第二新卒は、前職の就業期間が短いほど新卒に近い扱いになるといえます。たとえば、新卒入社後半年で離職した人と3年間勤務した人とを比較すると、前者のほうが新卒扱いされやすいと考えられるでしょう。就業年数が長くなるほど、年齢やスキルの面で新卒との差が開くからです。そのため、新卒枠での就職を目指している第二新卒者は、できるだけ早い段階で転職活動を始めたほうが良いといえます。ただし、離職時期が早いほど忍耐力のなさを懸念される恐れがあることも、同時に認識しておいてください。
中途採用枠のほうが有利になる場合も
前職で得た技術や知識を活かせる業界・職種への転職であれば、中途採用枠を選ぶほうが有利になることがあります。一般的な中途採用で重視されるのは、即戦力となるスキルです。新卒入社後、3年間就業した第二新卒の中には、専門的な業務や責任あるポジションに就いていた人もいるでしょう。積み上げた経験と20代半ばという若さが考慮されて、中途採用枠でも採用される可能性は十分あるといえます。第二新卒の新卒とは違う就活のポイント
新卒とは違う第二新卒の就活のポイントは、「前職の経験を積極的にアピールする」と「具体的なキャリアプランを考える」の2点です。以下で詳しく解説していますので、就活を成功させるための参考にしてみてください。
前職の経験を積極的にアピールする
就業していた期間が短くても、前職の経験は積極的にアピールすることが大切です。前述したように、第二新卒の就活では人柄やポテンシャルが重視されます。採用担当者は、前職での工夫や努力の過程から「社風に合いそうか」「将来の伸びしろはあるか」という点をチェックしているのです。新卒時にはないアピールポイントなので、選考が始まる前にこれまでの経験を振り返って整理しておくと良いでしょう。
また、失敗した経験も、伝え方次第ではアピール材料として役立ちます。「失敗の原因は自分のスケジュール管理の方法にあると考え、根本から見直しを行って改善を図りました」というように、失敗から学んだことと改善方法を述べることが肝心です。第二新卒だからといって臆することなく、応募先企業で働きたいという意欲や向上心をしっかり伝えましょう。
具体的なキャリアプランを考えておく
第二新卒の面接では、入社後のキャリアプランについて聞かれることがあるので、事前に考えておきましょう。社会人経験を経ているため、新卒のときよりも具体的に説明できるように準備しておくことがポイント。たとえば、「○年後にはチームリーダーになりたい」「資格を取得してスキルアップを図りたい」などです。自分が成し遂げたいことを明確に伝えられれば、仕事への熱意も評価されるでしょう。キャリアプランの考え方については、「キャリアプラン例や具体的な立て方を解説!面接で効果的な答え方もご紹介」のコラムで紹介していますので、参考にしてみてください。
第二新卒の就活では、転職エージェントを利用してみるのもおすすめです。転職エージェントとは、民間企業が運営する就職支援サービスのこと。カウンセリングに基づく求人紹介や、選考対策などのサポートを受けられます。選考での不安や疑問をアドバイザーに相談できるので、新卒のときとは違う就活に戸惑いを感じている人も、安心して就職を目指せるでしょう。
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一人ひとりの経験、スキル、能力などの違いを理解した上でサポートすることを心がけています!
京都大学工学部建築学科を2010年の3月に卒業し、株式会社大林組に技術者として新卒で入社。
その後2012年よりレバレジーズ株式会社に入社。ハタラクティブのキャリアアドバイザー・リクルーティングアドバイザーを経て2019年より事業責任者を務める。