手取り15万円で一人暮らしはきつい？生活費の振り分けと節約方法

手取り15万円で一人暮らしが可能なのか、疑問に感じる人もいるのではないでしょうか。当コラムでは、手取り15万円で生計を立てていく際の生活費の内訳と振り分け方、各支出ごとの節約のコツなどを解説します。水道・光熱費や食費などの基本生活費を安く抑えたい方、やりくり上手を目指したい方は、参考にしてみてください。

手取り15万円で一人暮らしはできる？

生活に充てる金額が少なめであっても、工夫次第で家計をやりくりしていくことはできます。そのためには、お金の使い道をしっかりと決めて管理することが大切です。以下では、手取り15万円の場合の支出の内訳と振り分け方について解説します。実際の生活費の予測を立てたいという人は「一人暮らしの生活費をシミュレーション！平均金額や最低限にする方法も紹介」と併せてご覧ください。

家賃

家賃の目安は、手取りの25％〜30％内が妥当とされています。家賃は毎月決まった額を支払う必要があり、なおかつ月々の支出の中でも大きな割合を占めることになるため、家探しをする前に予算を明確にしておくと良いでしょう。詳しくは「家賃の目安は手取り額で決まる？収入に対して理想の割合を解説」を参考にしてみてください。

水道・光熱費

水道・光熱費は、手取りの5％程度に留めるのが理想です。使用量のほか、水道の場合はメーター口径、電気の場合は契約アンペアによってもかかる費用は異なります。

食費

理想の食費割合は、手取りの15％程度といわれています。外食が多い人は、自炊をメインにすることで食費を節約できるでしょう。ただし、食費を切り詰めすぎると栄養バランスが偏り、体調を崩す可能性があるので注意が必要です。

通信費

電話代やインターネット回線利用料、郵送費用などの通信費は、水道・光熱費と同程度の支出が適しているとされます。

なお、手取りが15万円であっても、毎月額を決めて貯金に回すことはできます。貯蓄をするには、まずは現在の支出を正確に把握することです。そのうえで次に紹介する節約方法を実践していけば、計画的な貯金が可能になるでしょう。

手取り15万円の一人暮らしで実践できる節約術

本項では、支出に対する節約のコツを紹介します。「『お金を使わない』ベストな貯金法とは？」と併せて一読すると、より理解を深められるでしょう。

家賃

勤務先に社員寮が完備されていれば、そちらを利用して家賃負担を軽減するのも一つの手です。ただし、企業によっては年齢を制限していたり、自宅から勤務先までの通勤距離・時間が定義されたりと、条件を設けているケースがあるので、入居を希望する際は条件に該当するか否か確認しましょう。また、一人暮らしにこだわらなければ、家族や友人とルームシェアをするという選択肢もあります。

水道・光熱費

洗髪や歯磨きなど、水を使う際は出しっぱなしの状態にせず、こまめに止めるようにすると水道代の節約につながります。毎日洗濯をするという人は、洗濯機の使用回数も減らしてみましょう。また、水道と同様に電気やテレビのつけっぱなしも無駄な電気代が発生します。テレビを見ていないときは消す、昼間は照明を使わないなど、小さな無駄をできるだけ省くことで光熱費を抑えることができます。

食費

特売日などを狙って食材を買うことで、食費を節約することが可能です。カフェ、コンビニなどは手軽に利用できますが、頻繁に買い物をしていると出費がかさむ原因に。こうしたお店の利用回数を少なくすることも、食費節約のコツといえます。

通信費

「スマホ料金が高い」という人は、現在利用している料金プランが自分に合っているか一度見直してみましょう。不要なサービスを解約することで、さらに通信費を抑えられる可能性があります。また、無料通話アプリを活用したり、格安スマートフォンに乗り換えたりするのも通信費削減のポイントです。

手取り15万円フリーターの一人暮らしは大変？

フリーターと同年代の正社員と比較した場合、前者の方が年収が低くなる傾向にあります。また、昇給の機会があまりなく、年収が上がりにくいこともフリーター生活を続けるうえで一考を要するポイントです。収入がなかなか増えないとなると、一人暮らしをしていくことも難しくなる可能性があります。フリーターは年齢が上がるにつれて求人数が減るとともに、正社員との賃金格差も開いていきます。こうした事情も考慮すれば、今のうちに正社員になる、または転職することを検討しておくのが良いといえるでしょう。

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