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一族経営とは?特徴と企業選びのポイントをご紹介!
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この記事のまとめ
- 一族経営とは、家族で企業や組織の株式を占有し、経営を支配していることを指す
- 一族経営の企業では、経営者の個人的な理由から待遇が良くなったり悪くなったりすることがある
- 一族経営はメリットとデメリットの両方あるので、企業研究を十分にした上で自分に合った企業を選ぼう
日本の企業は多くが一族経営と言われています。一族経営は親族などの身内側であれば出世が早い、待遇が良いなどの恩恵を受けることができますが、親族と関係のない社員はそうはいきません。
当コラムでは、一族経営について詳しく解説しているので、就活や転職の参考にご覧ください。
◆一族経営とは
一族経営とは、一つの家族、もしくは親族が実質的な支配権を持って会社や組織を経営していることを指します。
「同族経営」「ファミリービジネス」とも呼ばれ、中小中堅企業が行っていることが多いですが、大手企業や上場企業であっても創業家一族が経営に関わっていれば一族経営と言えます。
社長もしくは代表取締役などの経営者が、自分の子供または配偶者に跡を継がせたり、実績のない親族に要職を与えたり、一族で株式と経営権を占有しているのが特徴です。
一族経営は、企業が拡大するに従い、創業・経営者一族が利益を得ることができ、特に上場時には莫大な資産を獲得できる、という経営者にとって大きなメリットがあります。
以上の理由から、一般的には「創業者一族が経営に関わっており、支配力を持っている」として、あまり良いイメージを持たれていません。
しかし、実際には日本企業の多くが一族経営であり、就職・転職活動ではそのような企業を目にする機会が増えるでしょう。
◆一族経営の企業で働くということ
一族経営の企業は株式と経営権を創業・経営者一族が握っているので、株式買収に遭うリスクが低く、安定して働くことができます。
企業理念に賛同できれば、大きなやりがいを持って仕事に取り組めますし、企業規模や経営者によっては、気に入られると待遇が良くなることもあるでしょう。給料アップや好待遇はもちろん、出世が早くなり会社の重要なポジションに就くことも可能です。
しかしその反面、経営者の個人的な理由から能力よりも好き嫌いで評価される、経営者の一存でルールが変わる、などのデメリットがあります。
社員の意見や提案は一切、聞き入れてもらえない場合が多く、意見や提案をすることすらできない場合もあるようです。
そのため、一族経営の企業で働く方にとって、窮屈な労働環境であることがよくあります。
また、一族の利益を株主や社員よりも不当に優先させることもあるようで、親族の生活費や遊興費を社費で賄うなど会社を私物化している経営陣に対し、不満が蓄積することも多々あるようです。
◆企業選びは慎重に
前述した通り、一族経営の企業で働くことはメリットとデメリットの両方があります。
就職先や転職先を探す際は、企業研究を十分に行い、その企業の特徴を理解した上で自分に合う企業を選びましょう。
特に、応募したい企業が一族経営か気になる方は、経営陣のプロフィールに着目してください。
経営陣に社長と同じ名字の人物がいれば、その企業は一族経営の可能性があります。
求人情報に経営陣のプロフィールがない場合は、企業のWebサイトなどには必ず記載されているので、確認しましょう。
また、もし一族経営の企業なら「何代目の社長か」「社員構成の比率」「企業規模」は気にしておいたほうが良いかもしれません。
何故なら、初代の経営者なら自分で作り上げた企業の全てを把握しており、二代目も初代が苦労している姿を見ているから経営の要諦を自然と身に着けています。しかし三代目となると、企業は既に大きくなっているため苦労を知らず、経営を危うくする恐れがあるとされているからです。
さらに、比較的小さな企業だと、社員数が10人から30人程度なので、重要な役職が親族や親族の友人で固められていることがあります。以上の特徴を踏まえた上で、企業研究は徹底的に行なっておきましょう。
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一人ひとりの経験、スキル、能力などの違いを理解した上でサポートすることを心がけています!
京都大学工学部建築学科を2010年の3月に卒業し、株式会社大林組に技術者として新卒で入社。
その後2012年よりレバレジーズ株式会社に入社。ハタラクティブのキャリアアドバイザー・リクルーティングアドバイザーを経て2019年より事業責任者を務める。