- フリーター就職支援「ハタラクティブ」TOP
- お役立ち記事TOP
- 志望動機の伝え方とは?例文やNGな答え方も解説
志望動機の伝え方とは?例文やNGな答え方も解説
更新日
この記事のまとめ
- 志望動機の伝え方は、結論から話す
- 志望動機の伝え方は、表情や話すスピードも意識する
- 志望動機は具体性と熱意を伝え、給与や福利厚生だけを話題にするのは避ける
- 志望動機の伝え方や内容は、各企業ごとに対策する必要がある
- 志望動機の伝え方に悩んだら、就職エージェントに相談することもおすすめ
「志望動機の伝え方が分からない...」とお悩みの方はいるでしょう。志望動機は結論から話し、履歴書との一貫性がある内容を伝えることが大切です。給与や福利厚生に関する内容を最優先で話すと、働く意欲が低い印象になるため注意しましょう。
このコラムでは、志望動機の伝え方に焦点を当て、具体的な例文やNGな回答について解説しています。志望動機は応募企業ごとに作成する必要があるため、ぜひ参考にしてみてください。
志望動機の基本的な伝え方
面接官は、求職者の志望動機から、自社で長期的に働く意欲やキャリアビジョンの実現可能性などを判断します。結論から話し始め、分かりやすく簡潔に伝えることが大切です。
以下で、志望動機を伝える際のポイントを紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。
結論から話す
志望動機を明確に伝えるためには、結論から話し始めましょう。
「経営理念に共感し、御社を志望いたしました」とはじめに結論を示すことで、面接官が話の全体像を掴みやすくなります。そのあとに説明する根拠や背景についても、軸からブレずに話しやすくなるため、より、面接官に伝わりやすくなるでしょう。
簡潔に伝える
面接で志望動機を伝える際は、簡潔に伝えることを意識します。長々と話してしまうと逆効果になります。話すのが苦手な人は、日頃から1分以内にまとめる練習をすると良いでしょう。志望動機の締めくくりが印象に残りやすいので、最後に重要なことを再度伝えることが大切です。
表情や話すスピードを意識する
面接で話す内容が良くても、表情や話のスピードによっても相手が抱く印象は変わります。志望動機を伝える際も、以下のポイントに注意しましょう。
- ・柔らかい表情を心掛け、笑顔や穏やかな表情を保つ
- ・相手の目をしっかり見つめることで、自信や真剣さを伝える
- ・相手が理解しやすいスピードで話す
- ・重要な部分やポイントを強調する際には、少しスピードを落としてはっきりと伝える
答える文字数や長さに注意
一般的に志望動機の長さは1分から2分。文字数だと300文字から600文字程度が目安とされています。ただし、企業によっては時間を指定される場合もありますので、定められた時間内に収めるように注意しましょう。履歴書の内容と大きく変えない
面接で志望動機を伝える際は、履歴書やES(エントリーシート)に記載した内容から大幅に変えないようにしましょう。
面接官は、履歴書やESに記載された志望動機を事前に確認しています。異なる内容を伝えると、一貫性がないと評価される可能性があります。履歴書の志望動機を記入する欄に記載しきれなかった内容があれば、面接で補足しながら伝えるのがおすすめです。
詳しく知りたい方は、「面接の志望動機は履歴書と同じ内容でOK?答え方や作成のポイントを解説」こちらのコラムも参考にしてください。
キャリアプランを伝える
面接官は、応募者が「どのような仕事をし、どう成長したいと考えているか」を把握し、将来を見据えて自社を志望しているかを評価します。これにより、入社後のミスマッチがを防ぎやすくなります。志望動機を伝える際は、その企業で実現できるキャリアプランを具体的に伝え、熱意をより強くアピールしましょう。
志望動機と自己PRの違いを確認
志望動機では、「企業を選んだ理由」を述べ、入社後にどのように貢献し、何を達成したいかを伝えることが重要です。一方、自己PRでは、「自分の強み」を示し、それが入社後にどのように役立ち、どのように活躍できるかを具体的に伝えると良いでしょう。両者を混同せず、自分の強みを活かしてどのように貢献できるかと、応募企業の魅力や目指す目標を簡潔に伝えることが大切です。応募企業の強みや特性に沿って伝える
志望動機は、面接を受ける企業や業界の特性を把握し、企業の強みや特徴に沿って伝えることが重要です。志望理由を応募企業の強みや特性に沿って伝えることで、企業研究を熱心に行ったことや入社意欲があることなどを面接官にアピールする機会にもなり得ます。
業界の規模やトレンド、応募企業の提供する商品やサービスについて理解することで、キャリアビジョンもより明確になるでしょう。
面接官の「なぜうちの会社なのか」という疑問を拭う伝え方をする
面接で志望動機を伝える際には、面接官の「なぜうちの会社なのか」という疑問を拭う説明をすることを心掛けましょう。前述したように、具体的に企業理念や事業内容、提供する商品・サービスについて共感した点を述べることが重要です。自分が「なぜその会社を選んだのか」を説得力を持って伝えることで、自分の熱意や会社への理解が伝わります。志望動機の考え方や書き方について詳しく知りたい方は、「志望理由の書き方とは?就活で志望動機を考える際のポイントや例文を紹介!」も参考にしてください。
志望動機の伝え方の例文
ここでは、志望動機の回答例文を紹介します。「同業界の同職種に就きたいとき」「異業界の同職種に就きたいとき」「異業界の異職種に就きたいとき」といった、転職のシチュエーション別に解説しているので、ぜひ参考にしてください。
同業界の同職種に就きたいとき
以下は、同業界の同職種に就くための志望動機の例文です。
「御社を志望する理由は、御社の『世界中の人々の健康で豊かな生活に貢献する』というビジョンに共感したからです。現在、私は医療メーカーで働いており、製品の開発に携わっています。この経験から、医療技術の発展と人々の健康増進に貢献することの重要性を強く感じています。
御社は医療メーカーとして世界的に知られ、その製品やサービスは多くの人々の健康と生活に影響を与えています。
私は、御社の一員として活躍し、より良い医療製品やサービスの提供に貢献したいと考えています」
異業界の同職種に就きたいとき
以下は、異業界の同職種に就きたいときの志望動機の例文です。
「営業スキルをさらに高め、新たなキャリアにチャレンジしたいと考え御社を志望いたしました。
私は現職の文房具メーカーでの営業職において、過去数回にわたり月間売上No.1を達成しました。しかし、現職ではチームノルマがあります。より個人の成績を評価する環境で働きたいと思い、御社のインセンティブ制に惹かれました。
営業経験を通じて培った人間力や交渉スキル、顧客とのコミュニケーション能力を介護用品の営業職において活かし、より多くの人々の生活に貢献したいと考えています」
異業界の異職種に就きたいとき
以下は、異業界の異職種に就くための志望動機の例文です。
「御社のビジョンである『住まいは選ぶものではなく作るもの』という考えに共感し、御社で働くことを志望しています。
私はインテリアが好きで、これまでにインテリアショップで販売員として働いた経験があります。お客様から部屋のコーディネートについて多くの質問を受け、そのなかで住まいに関する知識を深めました。
営業職は未経験ですが、売上上位店舗での接客経験を活かし、丁寧で誠実な顧客対応ができると自負しています」
志望動機の伝え方についてもっと例文を知りたい方は、「志望動機のサンプル付き!採用担当者の心を掴むためのポイントをご紹介」も参考にしてください。
志望動機のNGな伝え方
志望動機を伝える際には、具体性と熱意が大切です。
以下では、NGな志望動機の例を挙げているので、志望動機を作成する前にチェックしてみてください。
具体性がない
漠然とした表現や受身的な言葉では働くことへの熱意が伝わらないため、具体性をもたせることが大切です。
たとえば、「自分の能力を活かせる部分が大きいと感じました」「自分の経験と重なる業種だと感じました」と表現するだけでは、その企業を志望する具体的な理由が示されていません。
具体性をもたせるためには、過去の経験を振り返ったり、企業や業界についての研究を行い、なぜその企業を志望するのかを明確に説明することが重要です。また、将来の目標や興味を述べることで、なぜその企業が自分にとって最適な選択肢なのかを具体的に示すことが可能でしょう。
給与や福利厚生を最優先で話す
福利厚生や給与に焦点を当てた志望動機は、避けるのが良いでしょう。「業務への関心は薄いのでは」「働くうえでの目標がないのでは」といった印象になりかねません。
志望動機を伝える際には、福利厚生や給与よりも、自身のスキルや経験が企業の成長や発展にどのように寄与できるか、また自身がその企業で成長したい理由や魅力を感じた点を具体的に示しましょう。
将来的な離職が前提にある
多くの企業は安定した雇用関係を築き、長期間にわたって活躍してくれることを望んでいます。そのため、志望動機で離職を前提とした話題を話すことは、企業にとっては好ましくありません。
起業を目指すこと自体はNGではありませんが、志望する企業や業界について慎重に考え、その企業でどのように成長し、貢献していきたいのかを明確に伝えることが重要です。
自己評価に過不足がある
自己評価に過不足があることが分かる内容を、志望動機に盛り込んでしまわないよう注意しましょう。
自分の実績やスキルをアピールすることは重要ですが、過剰な自慢や偉そうな態度になってしまうと、マイナスな評価になる可能性があります。たとえば、前職での実績を誇示し「この会社も私が入社すれば成長できるはずです」といった発言は避けましょう。自分の実績やスキルを適切に把握したうえでキャリアビジョンを定め、謙虚な姿勢を保つことが大切です。
志望動機の伝え方で入社意欲をアピール
志望動機の伝え方によっては、入社意欲をアピールする機会になり得ます。前述したように、企業研究や業界分析を徹底したうえで志望動機を作成し、自分がその職場で成し遂げたいことや挑戦したいことを素直に伝えましょう。「この会社に入りたい」「この会社で長く働きたい」という強い意欲や覚悟を伝えられれば、好印象を与えやすくなります。
ハタラクティブの「若者しごと白書2024 3-11. 就職活動・転職活動における選考中の不安度(p.41)」によると、フリーター・正社員ともに「事前の面接対策」や「面接でのアピール方法」など面接に対して不安を感じている求職者の割合が多いことがわかります。
参照元
ハタラクティブ
若者しごと白書2024
各企業が求める志望動機は異なるので、面接前にしっかり準備をすることが大切です。事前の面接対策に不安がある・悩んでいる方は、就職エージェントに相談してみましょう。
就職・転職エージェントのハタラクティブでは、若年層を対象にした就活全般のフォローを行っています。経験豊富なキャリアアドバイザーがカウンセリングを行い、一人ひとりに合った求人をご紹介。書類添削や面接対策など、マンツーマンで手厚いサポートを行っています。「どのような面接対策をすれば良いかわからない」「魅力的な志望動機が書けない」といったお悩みにも回答しているので、就職・転職活動が不安な方も安心です。
サービスの登録・利用料はすべて無料ですので、ぜひお気軽にお問い合わせください。
- 経歴に不安はあるものの、希望条件も妥協したくない方
- 自分に合った仕事がわからず、どんな会社を選べばいいか迷っている方
- 自分で応募しても、書類選考や面接がうまくいかない方
ハタラクティブは、主にフリーター、大学中退、既卒、そして第二新卒の方を対象にした就職・転職サービスです。
2012年の設立以来、18万人以上(※)の就職・転職をご支援してまいりました。経歴や学歴が重視されがちな仕事探しのなかで、ハタラクティブは未経験者向けの仕事探しを専門にサポートしています。
経歴不問・未経験歓迎の求人を豊富に取り揃え、企業ごとに面接対策を実施しているため、選考過程も安心です。
※2023年12月~2024年1月時点のカウンセリング実施数
一人ひとりの経験、スキル、能力などの違いを理解した上でサポートすることを心がけています!
京都大学工学部建築学科を2010年の3月に卒業し、株式会社大林組に技術者として新卒で入社。
その後2012年よりレバレジーズ株式会社に入社。ハタラクティブのキャリアアドバイザー・リクルーティングアドバイザーを経て2019年より事業責任者を務める。