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観光英語は仕事とプライベートで役に立つ?
更新日
この記事のまとめ
- 観光英語検定では海外旅行や外国人とのコミュニケーションに必要な英語力が試される
- 観光英語を学ぶことで旅行によく使われる言い回しや専門用語の知識が身につく
- 観光英語検定は観光業に従事する人、外国人への接客の機会がある人におすすめ
- 観光英語検定では国内外の観光名所や出入国の手続き、ホテルでの苦情対応が聞かれる
観光英語検定は1989年にスタートした、30年以上の歴史がある資格で、これまでに20万人以上の方が受験しています。今後、外国人観光客数が増加傾向にあることから、各観光地でさらに活用場面が増えていくでしょう。今回のコラムでは、観光英語検定の概要と各級のレベル、役立つ場面について詳しくまとめています。
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観光英語検定とは?
観光英語検定(全国語学ビジネス観光教育協会主催)とは、海外旅行や訪日外国人とのコミュニケーションに必要な英語力を測る検定です。しばしば実用英語検定やTOEICなどと比較されますが、海外旅行で役立つ英語のほか、外国人への観光ガイドや接客に使える英語の取得を目的としており、国際人としての英語力はもちろん、観光分野に特化した語学力が試されます。観光英語検定では、筆記とリスニングで構成され、旅行や観光業によく使われる言い回しや専門的な用語が出題され、中学や高校で習う英語とは異なる知識が必要です。空港やホテル、観光など実際の場面を想定した問題が多く、観光や案内に欠かせない国内外の文化や歴史、地理の知識も問われるので、事前の対策が肝心となるでしょう。
級の種類と検定の実施概要は以下の通りです。
- ・級の種類・・・3級、2級、1級
・実施時期・・・10月下旬
・受検料・・・3級3,950円、2級4,950円、1級10000円
・併願・・・1級と2級、2級と3級の併願が可能
(2023年7月時点)
参照元
全国語学ビジネス観光教育協会
観光英語検定
観光英語検定の受験におすすめの人
近年外国人観光客が増加し、ホテルや旅館、レストランなどのサービス業で働く人は観光英語検定の受験することがおすすめです。外国語、特に英語を使う場面が東京や大阪などの大都市だけでなく、各観光地で急増しています。数ある英語関連資格の中でも、観光英語検定では業界特有の表現を学習することができるので、外国人客へのよりきめ細やかな対応が可能となるでしょう。最近では社員教育の一環として観光英検を導入している企業も増えており、職場によって手当がついたり、キャリアの選択肢が増えたりする嬉しいメリットがあります。もしあなたが観光業で働いていて、今より高いレベルの接客を目指すつもりなら、観光英語検定を最初のステップにするのもよいでしょう。
また、今後旅行業で働きたい場合も、検定資格を持っていると就職に有利になるかもしれません。なぜなら、TOEICや通常の英検よりも、観光英語検定を重視する旅行会社があるからです。
具体的に観光英語検定はツアーコンダクターやホテルスタッフになる場面で活躍しています。「ツアーコンダクターとは?必要な資格は?ガイドとの違いと仕事内容を解説!」や「ホテルへの就職に資格は必要?有利になるスキルと重視される要素を紹介」では、旅行業界やホテル業界への就職についてまとめてあるのでぜひ参考にしてみてください。
観光英語検定は海外旅行が好きな方であれば、プライベートで取得しても損のない資格です。特に旅行会社を介さず自分で1から海外旅行を計画したい人は、各種手続きや旅行中のやり取りに検定の知識が役立つでしょう。
観光英語検定の各級レベル
各級の試験内容と難易度をそれぞれご紹介します。
観光英語検定3級について
観光英語検定3級に必要な語彙力は約3000語で、高校2年生程度の基本的な文法や構文が試されます。海外旅行で何人かの仲間と英語を使って行動できる、また国内で外国人に道やパンフレットを説明できることなどを想定しています。
設問内容の例
- ・曜日、時刻
・英語の掲示、パンフレット
・地名
・日本と世界の観光名所
・日本の年中行事や民芸品、挨拶
・初歩的な英語と英会話
観光英語検定3級は、TOEICのスコアにすると220~470、実用英語検定では3級と同等のレベルです。
観光英語検定2級について
観光英語検定3級に必要な語彙力は約5000語で、高校卒業程度の文法や構文が試されます。自分で日程を組んで個人旅行ができる、また国内では外国人に観光地や名所を英語で案内できることなどを想定しています。
設問内容の例
- ・予約関連業務
・ホテル関連業務
・出入国の手続き
・食事や通貨など観光に必要な英語と、英語による日常会話
観光英検2級は、TOEICのスコアにすると470~600、英検では2級と同等のレベルです。
観光英語検定1級について
観光英語検定1級は、3級、2級と比べて難易度が大幅に上がるため、入念な事前対策が必要になるでしょう。必要な語彙力は約8000語で、正確な文法や構文が試されます。想定されるのは、異文化や国際儀礼について英語で理解でき、国内で外国人に通訳ガイドができるレベル。ホテルやレストランなどの各種施設で、苦情や説明などさまざまな状況に対応する実務英語の能力が問われます。出題される文書の種類は手紙、ファクシミリ、チケットなど多数。旅行会社や空港、ホテルで使用される略語や専門用語の知識に加え、世界の文化・習慣、国際儀礼(プロトコル)も学習しておく必要があります。観光英語検定1級は、TOEICにすると600~860、実用英語検定では準1級、1級と同等のレベルです。
現代社会では、グローバル化がどんどん進んでいき、英語は今後ますます求められる必須スキルとなっています。英語を武器にすることで、あなたの活躍の幅も広がっていくでしょう。英語を使った職業を考える際に、「英語を使う仕事は未経験でも挑戦可能?歓迎されるスキルや就職のコツを紹介」を参考にしてみるのもおすすめです。
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一人ひとりの経験、スキル、能力などの違いを理解した上でサポートすることを心がけています!
京都大学工学部建築学科を2010年の3月に卒業し、株式会社大林組に技術者として新卒で入社。
その後2012年よりレバレジーズ株式会社に入社。ハタラクティブのキャリアアドバイザー・リクルーティングアドバイザーを経て2019年より事業責任者を務める。