同業他社へ転職するときに注意するポイントとは

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【このページのまとめ】

  • ・転職を考えている人は、現在の勤務先に競業避止義務(競業禁止規定)があるか否かを確かめる
    ・転職活動を行うことは、現在の職場の人には明らかにしないほうが無難
    ・転職先が決まっていたとしても「退職してから探す」と濁し、明言しないほうがベター
    ・転職後のミスマッチを防ぐには、社風や業務内容などの事前リサーチが重要

転職を考えた際、今までのスキルを活かしたいと考えるのは当然のことでしょう。しかしながら、同業他社に転職するのは何となく気がひけるかもしれません。また、上司や同僚の目も気になるところでしょう。

同業他社に転職するのは一般的にはどうなのか?憲法に照らし合わせながら、是非を考察していきます。

◆同業他社へは転職できない?

これまでの経験やスキル、知識などを活かしステップアップしたい、とお考えの方が転職をする際、同業他社を検討されることは珍しくないでしょう。しかし、正直なところ、同僚や上司の反応が気になると思われます。
そもそも、同業他社に転職するのは問題ないのでしょうか?法規に照らし合わせながら、考察していきます。

憲法により「職業選択の自由」が定められているので、転職すること自体は問題ありません。
ただし、「競業避止義務(競業禁止規定)」が会社規定により設けてある場合は、注意が必要です。

【職業選択の自由とは】

日本国憲法第22条第1項において「何人も、公共の福祉に反しない限り、居住、移転及び職業選択 の自由を有する。」 と規定されています。これは、日本国民が職業を自由に選択できることを保障しているものです。
自由に選択できるとはいえ、採用する側にも人材を選ぶ権利はあります。つまり、採用云々ということではなく、どんな職業に就くのも個人の自由だということを表しています。

【競業避止義務(競業禁止規定)とは】

従業員が会社と競合する同事業を開業したり、競合他社の役員を務めたりすることを制限する義務を定めたものです。これは、会社独自の技術や顧客情報、研究内容などが流出することを避けるために設けられています。
制限には期間が設けられており、その範囲は各企業によって異なっているとのこと。

上記2つの規定を踏まえると、同業他社に転職することは可能ですが、立場や関わっていた業務内容により制限の対象となる場合がある、ということが言えるでしょう。ときには、前社から訴えられることもあるようです。
しかしながら、会社の機密情報を扱っていた人や役員などが同業他社に転職したり、情報を意図的に流出させたり、という特殊な場合でない限り、訴訟に発展する可能性は低いでしょう。

◆同業他社に転職するメリット

転職を考える際に、在籍中の会社と同じような事業のところを選ぶのはなぜでしょうか?

転職後、イチから仕事を覚えるのは簡単ではないでしょう。そのうえ、業務だけではなく新たな人間関係にも気を使うことと思われます。
一方、スキルや経験が活かせる同業への転職ならば、心理的な不安が減らせるでしょう。気持ちに余裕があると周囲がよく見えるようになり、仕事にも人にも早く慣れそうです。

また、仕事に慣れている分、戦力として早くから活躍できるため、内定が出やすいと想像できます。
採用する側としても、ビジネスマナーや技術を備えている人物を雇うほうが、教育に時間を割かなくて済むため助かるでしょう。同業他社への転職は、雇用側と被雇用側の両者にとってメリットがあると言えます。

◆転職活動で注意すること

現在の会社に勤める最後の日まで、気持ちよく過ごせるよう以下のことに留意しましょう。

【転職活動中】

まずは、現在勤めている会社に、競業への転職を禁止する規則があるか否かを確認。就業規則や雇用契約書、入社時の誓約書などに記載されていることが多いようです。
転職活動をしていることは、極力秘密にしておくほうが良いかもしれません。同じ職場で働いている人にとっては、仲間が転職するとなると非常に複雑な気持ちになるでしょう。
もしも、転職活動をしていることが明らかになると、あなた自身の居心地も悪くなる心配があります。お互いに気持ちよく仕事をするためにも、退職1ヶ月前までは慎重に行動した方が良さそうです。

【退職を周知した後】

退職することを会社側に伝えたのちは、おそらく次の職場について尋ねられるでしょう。転職先が決まっていたとしても、明言する必要はありません。「退職してから決める」と答えるのが賢明です。

【転職後】

同業他社の会社に転職したとしても、社風や仕事内容は前の会社と異なるかもしれません。以前のことにとらわれず、転職先にうまく馴染めるよう柔軟な姿勢と思考で対応しましょう。

転職後のミスマッチを防ぐには、事前に会社の社風や業務内容について調べることが大切だと言えます。自身のスキルのレベルや性格に合うか否かを見極めることが必要でしょう。
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