- フリーター就職支援「ハタラクティブ」TOP
- お役立ち記事TOP
- 若者正社員チャレンジ事業とは?利用するメリット・デメリットを紹介
若者正社員チャレンジ事業とは?利用するメリット・デメリットを紹介
更新日
この記事のまとめ
- 若者正社員チャレンジ事業とは、正社員経験の少ない若者に向けたサービスのこと
- 若者正社員チャレンジ事業は、東京都が民間と連携して行っている
- 実習の例としては、社員を顧客に見立てた営業ロールプレイや電話対応指導などがある
- 若者正社員チャレンジ事業に参加するなら、希望する業界の実習先があるか確認する
若者正社員チャレンジ事業とは何か知りたい人も多いでしょう。若者正社員チャレンジ事業とは、ニートやフリーターといった社会人経験が少ない人に向け、正社員になれるよう就職サポートを行っている事業です。
このコラムでは、若者正社員チャレンジ事業の具体的な内容や事業に参加する方法などを紹介します。実習内容についても解説するので、ぜひ参考にしてみてください。
自分に向いている仕事を
簡単に診断してみましょう
性格でわかる
私の適職診断
就職・転職でお困りではありませんか?
当てはまるお悩みを1つ選んでください
若者正社員チャレンジ事業とは?
若者正社員チャレンジ事業とは、正社員としての勤務経験が少ない、もしくはほとんどない若年層に対し、正社員を目指す就職サポートを行っている事業のことです。
総務省統計局の「労働力調査」で、非正規雇用で働く若者の割合を見てみましょう。
引用:総務省統計局 「労働力調査 令和4年平均結果の概要 Ⅱ 詳細集計(2p)」
2022年には、非正規雇用で働く15~24歳の割合が50.4%となっています。また、25~34歳は22.2%が非正規雇用です。25~34歳の非正規雇用率は減少傾向にあるものの、15〜24歳では増加しています。
若者正社員チャレンジ事業は、未就職または非正規雇用が長い若年者の雇用環境を改善し、正社員就職を希望する若者の支援をするのが目的です。事業では、就職セミナーと職場体験・企業内実習を組み合わせたプログラムを行っています。
非正規雇用については「正規社員と非正規社員の違いは?働き方とそれぞれのメリット・デメリット」のコラムで紹介していますので、ぜひご覧ください。
参照元
総務省統計局
労働力調査
- 自分に合った仕事を見つけたい
- なんとかうまく生きていきたい・・
- どうすればいいか教えて欲しい・・
若者正社員チャレンジ事業では何ができる?
若者正社員チャレンジ事業は、正社員経験が少ない若者に職場体験をしてもらうのが主な目的です。若者正社員チャレンジ事業の委託を受けている事業者は、就職セミナーや合同企業説明会、参加企業の開拓と斡旋(あっせん)、実習前のアドバイスなどを提供します。
この実習の特徴といえるのが、受入準備金とキャリア習得奨励金です。受入準備金は、参加企業に対し実習者一人あたり日額6,000円が支払われます。
一方、キャリア習得奨励金は実習者(求職者)に支払われ、金額は日額5,000円です。5~20日間の企業内実習後、実習者を正社員として採用した企業に対しては、6ヶ月後に一人あたり10万円の採用奨励金が支給される仕組みです。
若者正社員チャレンジ事業を運営しているのは?
若者正社員チャレンジ事業は、東京都がハローワークおよび「公益財団法人東京しごと財団」と連携しながら運営を行っています。若者正社員チャレンジ事業を行っている「東京しごとセンター」について知りたい方は、「東京しごとセンターの就職支援サービスとは?年齢別の利用方法を紹介!」のコラムもあわせてチェックしてみてください。
若者正社員チャレンジ事業に参加している業種
若者正社員チャレンジ事業に参加している企業数は約100社以上で、業種は多岐にわたります。下記に例を挙げましたので参考にしてみてください。
・IT、インターネット
・人材サービス
・映像機材、設備
・設備工事、メンテナンス
・編集、広告制作/物流、貿易関連
求職者の適性と希望に寄り添えるよう、職種も営業や事務、製造、販売など幅広い内容となっています。特に、「IT企業」の仕事が多いのが特徴です。IT業界の人材不足から、即戦力よりも数年後を見据えたうえで長期的に人材を育てていく必要があるためでしょう。
IT企業の仕事については「IT企業とは?仕事内容や代表的な職業を分かりやすく解説!」で紹介していますので、ぜひご覧ください。
若者正社員チャレンジ事業では、自分が行きたい実習先に必ず行けるわけではありません。分からないことや希望などはアドバイザーに相談してみましょう。
若者正社員チャレンジ事業での実習内容
実習の内容は企業によって異なります。
たとえば、営業の実習では、受け入れ先企業の社員を顧客に見立ててやりとりをするロールプレイや、実際の営業に同行して仕事のやり方を間近に見るプログラムなどがあります。
また、資料のまとめ方や電話対応についてのレクチャーもあり、社会人の基本スキルを学べる内容です。
「営業はやりがいのある仕事!求められる能力や面白さ、魅力を知ろう」では営業の仕事について紹介していますので、ぜひご覧ください。
若者正社員チャレンジ事業に参加する5つのメリット
若者正社員チャレンジ事業に参加する5つのメリット
- 未経験から正社員になれる業種や職種が多い
- アドバイザーによるサポートを受けられる
- 企業内実習によって実務経験を積める
- 学歴に関係なく利用できる
- 週1回の面談で進捗や状況を相談できる
ここでは、若者正社員チャレンジ事業に参加するメリットをいくつかまとめました。若者正社員チャレンジ事業の利用を検討しているニートや非正規労働者は、ぜひ参考にしてください。
1.未経験から正社員になれる業種や職種が多い
若者正社員チャレンジ事業を利用するメリットの一つに、未経験から正社員になれる業種や職種の多さがあります。若者正社員チャレンジ事業とは、「正社員としての勤務経験が少ない、もしくはほとんどないという若年層に対し、就職サポートを行う」というコンセプトの事業です。そのため、未経験者やスキルが身についていない人を受け入れる体制が整っている企業が多く参加しています。
人材育成を目的としているため、就職が不安だったり自信がなかったりする人にとって安心して正社員を目指せる環境でしょう。
2.アドバイザーによるサポートを受けられる
若者正社員チャレンジ事業には、就職に向けてのアドバイスや面接対策などを指導してくれるアドバイザーが存在します。このアドバイザーのサポートによって、就職経験がない人や就職活動に対して苦手意識がある人なども安心して就職の準備ができます。
もし、希望の業種や職種などが絞れたとしても、就職活動がうまく進められなければ正社員にはなれません。就活の知識が少ない方にとって、プロのアドバイザーとともに準備できることは心強い経験となるでしょう。
面接練習のやり方は「面接練習のやり方を解説!よく聞かれる質問や一人で行う方法は?」のコラムでも詳しく解説しているため、参考にしてみてください。
3.企業内実習によって実務経験を積める
若者正社員チャレンジ事業では、求人紹介を受けられるだけでなく、企業内実習によって実務経験を積むことができます。
社会人未経験の場合、入社後の雰囲気を想像するのは難しいでしょう。就職前に実習として実務経験を積めるのは大きなメリットといえます。
実習は給料が発生する
実習を行う場合は、約20日前後の日数で最大約10万円のキャリア習得奨励金が支給されます。
なお、お金が支給されたからといって、実習をした企業へ就職しなければいけないわけではありません。実習を通じてきちんと企業を見極め、自分が働きたいかどうかをよく考える期間として業務に挑みましょう。
基本的なビジネスマナーが身につく
実習を通して仕事を経験すれば、ビジネスマナーが身につき、社会人になる土台を作れます。実習先での就職を希望しなかったとしても、企業での経験は就職活動の役に立つでしょう。4.学歴に関係なく利用できる
若者正社員チャレンジ事業は、申込日に29歳以下の求職者であれば学歴不問です。ニートやフリーター、学生など幅広い層が利用できます。
若者正社員チャレンジ事業の対象者は、以下の要件のうちいずれかを満たす人です。
(1)学校教育法に定める学校又は専修学校等を卒業後、就職したことがない方※学生不可
(2)非正規雇用としての職歴のみを有する方
(3)同一企業における正社員としての雇用期間が3年を超えない方
ただし、申し込み受付が終了している場合もあるので事前の確認は必須です。
ニートから就職を目指す方法をさらに知りたい方は、「ニートが使える就労支援機関は?引きこもりから就職する方法を解説」のコラムもぜひ参考にしてみてください。
参照元
東京しごとセンター
若者正社員チャレンジ事業
5.週1回の面談で進捗や状況を相談できる
若者正社員チャレンジ事業に参加すると、専任アドバイザーによる週1回の面談が設けられます。面談を実施しているのは、現在の状況や気持ちの変化などを聞き、一人ひとりに合った就職活動へシフトチェンジするためです。また、就活についての精神的なダメージや不安、悩みなどを解決するための相談にも対応しています。
知識や経験がないなか、一人で就活を進めていると不安なものですが、就職のプロからのサポートやフォローがあれば内定までやり抜けるでしょう。
若者正社員チャレンジ事業のデメリット
若者正社員チャレンジ事業のデメリット
- 実習がきついと感じる場合がある
- 大企業の実習先がほとんどない
- 大企業の実習先がほとんどない
- 希望する業界の実習先がない可能性がある
ここでは、若者正社員チャレンジ事業で発生する主な3つのデメリットをまとめました。利用を検討している方はぜひチェックしてみてください。
1.実習がきついと感じる場合がある
若者正社員チャレンジ事業の実習内容では、「辛い」「きつい」と感じる場合があるようです。特に、ニートからの挑戦の場合、慣れない仕事がきついと感じる可能性は高いでしょう。
企業側は実習を通して、応募者が自社の仕事内容ややり方に対して適性があるかどうかを見ています。実習中といえども、キャリア習得奨励金が支給されたうえで正社員としての働きを学べるため、求められるレベルも高くなるでしょう。実習内容は企業によって異なるので、不安を感じる人は事前に日数や実働時間などを確認して企業を選びましょう。
2.大企業の実習先がほとんどない
若者正社員チャレンジ事業は、基本的に従業員の数が300人以下の都内中小企業を実習受入れ企業としています。そのため、実習先には大企業がほとんどありません。実習希望先は選べますが、大企業での実習は難しいでしょう。
若者正社員チャレンジ事業に参加している企業は、長期的な目線での人材育成を望んでいる中小企業が多いのが特徴です。
「中小企業に就職するメリットは?後悔しない優良企業の探し方をご紹介」では中小企業について詳しく解説しています。ぜひあわせてご覧ください。
3.希望する業界の実習先がない可能性がある
希望する業界の仕事が、若者正社員チャレンジ事業に参加していない場合もあります。多くの企業が参加しているプロジェクトではありますが、すべての業種が参加しているわけではありません。自分が働きたい仕事や業界が絞れている場合、希望が叶うのかを確認しましょう。
若者正社員チャレンジ事業の流れ
若者正社員チャレンジ事業を利用する場合の具体的な流れを解説します。
1.参加登録
参加登録をするために、説明会へ出向いて事業の説明を受けましょう。キャリアアドバイザーが行うカウンセリングを通して、自分の適性は何かを見つけてください。
登録には事前予約が必要なので、電話やWebから申し込みましょう。
2.事前セミナー(2日間)
登録後、正社員として働くイメージを深めるセミナーを受講します。セミナーの内容は、「主な業界や職種についての理解」「自分の強みを活かせる仕事を見つける」「求人票の正しい見方を知る」「求められる人物像を知る」などです。実習先企業決定の前に、セミナーを通じた企業研究もできます。
3.合同企業説明会・企業見学会
実習先の企業と交流できる「合同企業説明会」や、企業内実習(インターンシップ)先を事前に訪問できる「企業見学」が可能です。仕事内容や職場の雰囲気から、自分に合うと感じる企業や興味を持った企業を選び、実習先として設定します。
企業見学を行う際のマナーは「企業訪問のメールマナーを確認しよう!お礼や返信はどうする?」で解説しているため、参考にしてみてください。
4.実習前セミナー(2日間)
実習先が決まると、実習の目的を明確にするためのセミナーがあります。セミナーを通じて、就職したあとで役立つ社会人として必要なビジネスマナーやコミュニケーション、ビジネス基礎知識などを学べます。スムーズに実習を受けるためにも、セミナーでしっかりと学びましょう。
5.企業内実習(インターンシップ)
企業内実習(インターンシップ)では、自分に合った職場かどうか把握できます。週1回程度キャリアアドバイザーが職場を訪問するので、実習中に不安や悩みなどがあれば相談してみましょう。
インターンシップについて詳しく知りたい方は「インターンシップとは?参加のメリットや目的を解説!社会人は参加できる?」をご覧ください。
6.企業内実習振り返り面談
キャリアアドバイザーとのカウンセリングを通して企業内実習を振り返りましょう。上手くできたことや今後の課題を明確にしたうえで、実習先企業への応募意思があるかどうかを確認します。
7.書類添削・面接対策・応募・面接
企業に応募すると決めた場合、キャリアアドバイザーが面接・選考合格に向けたアドバイスをしてくれます。具体的には、応募書類の添削や面接で聞かれるであろう事柄の整理、模擬面接などです。応募に至らなかった場合や不採用になった場合でも、自分で見つけた求人へ応募する際にはサポートが受けられます。
8.正社員入社・入社後アフターフォロー
応募企業に採用されたら、正社員としての社会人生活がスタートします。企業内実習(インターンシップ)先企業へ正社員として就職した方は、就業開始から6ヶ月の間、面談や職場訪問など継続的な支援を受けることが可能です。
若者正社員チャレンジ事業以外の就職支援
就職先の選択肢を増やすなら、若者正社員チャレンジ事業のほかにも民間の就職・転職エージェントを利用してみましょう。就職・転職エージェントとは、人材を求める企業と求職者を結びつけるサービスで、求職者へのカウンセリングや求人提案、面接対策などを行っています。
就職・転職エージェントのなかでも、ハタラクティブは若年層の就職支援に特化しているサービスです。社会人経験がない方が応募可能な求人を数多く取りそろえております。「就活のやり方が分からない」「自分に向いている仕事が分からない」という方にも、1からカウンセリングと指導を行いますのでご安心ください。経験豊富なアドバイザーが一人ひとりにあったアドバイスを提供し、正社員の就職を最後までサポートいたします。
若者正社員チャレンジ事業に関するよくあるQ&A
ここでは、若者正社員チャレンジ事業に関してよくある疑問にQ&A方式でお答えします。利用するか迷っている方はぜひ参考にしてください。
若者正社員チャレンジ事業の評判は?
いろいろな意見や評判があります。自分の望む仕事内容の企業が存在していたり、実習という制度が有効に感じたりという場合は満足している人が多いようです。
一方で、「実習が辛かった」「すべてが良い企業とは限らない」などの意見も出ています。
内容から自分に合う事業なのかを見極めることが重要です。実習先の選び方が分からない方は、「会社の雰囲気を見極める方法をご紹介!働きやすい企業の特徴とは?」を参考に企業を選んでみてください。
若者正社員チャレンジ事業は東京都でやっていますか?
対象エリアは東京都のみで、東京都の雇用問題に対応している「東京しごとセンター」が行っている事業です。ただし、東京都内で就職を希望しているなら他府県に住んでいても利用が可能です。詳しくは、「東京しごとセンター」の公式Webサイトをチェックしてみてください。
参照元
公益財団法人 東京しごと財団
東京しごとセンター
若者正社員チャレンジ事業に参加する意味は?
正社員として働くための実践的な能力を身につける機会が得られるでしょう。学歴は不問でニートの方も利用できるので、迷っている方はこのコラム内の「若者正社員チャレンジ事業に参加する5つのメリット」を参考にしてください。
若者正社員チャレンジ事業以外の就労支援サービスは?
民間の就職エージェントがおすすめです。専任のアドバイザーがマンツーマンで対応し、あなたに合った求人紹介を実施しています。書類作成や面接対策なども指導してもらえるので、安心して就活に挑めるでしょう。
初めての就職が不安な方は、ぜひハタラクティブの利用もご検討ください。
- 経歴に不安はあるものの、希望条件も妥協したくない方
- 自分に合った仕事がわからず、どんな会社を選べばいいか迷っている方
- 自分で応募しても、書類選考や面接がうまくいかない方
ハタラクティブは、主にフリーター、大学中退、既卒、そして第二新卒の方を対象にした就職・転職サービスです。
2012年の設立以来、18万人以上(※)の就職・転職をご支援してまいりました。経歴や学歴が重視されがちな仕事探しのなかで、ハタラクティブは未経験者向けの仕事探しを専門にサポートしています。
経歴不問・未経験歓迎の求人を豊富に取り揃え、企業ごとに面接対策を実施しているため、選考過程も安心です。
※2014年12月~2024年1月時点のカウンセリング実施数
一人ひとりの経験、スキル、能力などの違いを理解した上でサポートすることを心がけています!
京都大学工学部建築学科を2010年の3月に卒業し、株式会社大林組に技術者として新卒で入社。
その後2012年よりレバレジーズ株式会社に入社。ハタラクティブのキャリアアドバイザー・リクルーティングアドバイザーを経て2019年より事業責任者を務める。
この記事に関連する求人
未経験から始められる研修体制◎通信環境の点検などを行うルート営業☆
ルート営業
滋賀県/京都府/大阪府/兵庫県…
年収 228万円~365万円
完全週休2日制◎人材紹介会社でライター・取材担当を募集中!
ライター・取材担当
東京都
年収 315万円~360万円
未経験者が多数活躍★人材紹介会社で営業職として活躍しませんか?
営業
東京都
年収 328万円~374万円
完全週休2日制☆マーケティングアシスタントとして活躍しませんか?
マーケティングアシスタント
東京都
年収 315万円~360万円
転勤なし☆成長中の販売代理店で、ショップスタッフのお仕事!
ショップスタッフ
埼玉県/千葉県/東京都/神奈川…
年収 228万円~319万円