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正社員の年収はどれくらい?フリーターの平均収入との違いについても解説
更新日
この記事のまとめ
- 正社員の平均年収は産業や年齢、性別で異なる
- 正社員と非正規社員の年収額の差は、年齢が上がるほど大きくなる傾向がある
- フリーターから正社員を目指すなら、年収にこだわりすぎないのがおすすめ
「正社員の年収はどれぐらい?」と疑問を持つ人は少なくないでしょう。正社員の年収は、年齢や性別、業界などによって違いがあります。このコラムでは、正社員の年収を産業別にデータでご紹介。また、正社員と非正社員の年収の違いを性別・年齢別に解説しています。フリーターから正社員を目指したいという方は、将来の方向性を考える際の参考にしてください。
正社員の年収は?業界別に紹介!
厚生労働省の「令和5年賃金構造基本統計調査の概況 第6-3表」のデータをもとに、産業別に見た正社員の平均賃金について、年収が高めの業界と低めの業界を以下にそれぞれ表でまとめました。
<年収が高めの業界>
業界 | 平均賃金 | 平均賃金×12で算出した年収額 |
---|---|---|
電気・ガス・熱供給・水道業 | 42万1,300円 | 505万5,600円 |
学術研究、専門・技術サービス業 | 40万3,800円 | 484万5,600円 |
金融業、保険業 | 40万3,100円 | 483万7,200円 |
引用:厚生労働省「令和5年賃金構造基本統計調査の概況 第6-3表」
<年収が低めの業界>
業界 | 平均賃金 | 平均賃金×12で算出した年収額 |
---|---|---|
宿泊業、飲食サービス業 | 28万4,100円 | 340万9,200円 |
運輸業、郵便業 | 30万4,500円 | 365万4,000円 |
生活関連サービス業、娯楽業 | 30万6,900円 | 368万2,800円 |
引用:厚生労働省「令和5年賃金構造基本統計調査の概況 第6-3表」
上記のデータを見ると、専門知識が必要な業種になるほど年収が高くなることがうかがえます。ただし、賞与の有無や企業の規模などによっても年収は変わります。上記のデータはあくまで参考として留めておくと良いでしょう。
フリーターから就職しやすい業界はある?
これまでの経験に自信がないという方は、未経験歓迎の求人の多い業界や、研修に力を入れる業界の求人を探してみるのも一つの方法です。「フリーターが就職しやすい職種とは?おすすめの職業と業界を紹介」のコラムで詳しく紹介していますので、これから正社員への就職を考えるフリーターの方は、参考にしてください。参照元
厚生労働省
厚生労働省の「令和5年賃金構造基本統計調査の概況」
正社員と非正規社員の年収の違い
厚生労働省の「令和5年賃金構造基本統計調査の概況 第6-1表」によると、20~24歳の雇用形態別の賃金は、正社員22万8,700円、非正規社員19万4,800円となっています。このデータをそれぞれ12ヶ月分に換算して計算すると、20~24歳の雇用形態別の年収は、正社員が274万4,400円、非正規社員233万7,600円です。また、性別・年齢別の正社員と非正規社員の年収の違いについて、以下に表でまとめました。
<男性>
年齢 | 正社員・正職員 | 正社員・正職員以外 |
---|---|---|
20~24歳 | 23万2,200円 | 20万2,000円 |
25~29歳 | 27万1,400円 | 22万9,100円 |
30~34歳 | 30万7,000円 | 23万8,100円 |
引用:厚生労働省「令和5年賃金構造基本統計調査の概況 第6-1表」
<女性>
年齢 | 正社員・正職員 | 正社員・正職員以外 |
---|---|---|
20~24歳 | 22万4,800円 | 18万9,800円 |
25~29歳 | 25万2,600円 | 20万6,800円 |
30~34歳 | 27万200円 | 21万500円 |
引用:厚生労働省「令和5年賃金構造基本統計調査の概況 第6-1表」
上記のデータを見ると、性別に関わらず、フリーターを含む非正規社員に比べて正社員・正職員のほうが賃金が高いことが分かります。また、年齢が上がるにつれて、正社員・正職員と非正規社員の賃金の差が大きくなることも読み取れるでしょう。フリーターと正社員の収入の違いについては、「フリーターと正社員の収入の違いはどれくらい?就職のためのコツも解説」のコラムでもまとめているので、あわせてご覧ください。
参照元
厚生労働省
厚生労働省の「令和5年賃金構造基本統計調査の概況」
非正規雇用者の割合はどれくらい?
総務省統計局の「労働力調査(詳細集計)2023年(令和5年)平均結果の概要」によると、2023年平均での非正規雇用で働く人の数は2124万人で、2年連続で増加しています。また、年齢階級別に見た非正規の職員・従業員の割合は、25~34歳で22.5%という結果でした。
非正規雇用で働く理由
非正規雇用で働く理由は、男女で多少違いがあるようです。総務省統計局の「労働力調査(詳細集計)2023年(令和5年)平均結果の概要」によると、女性が非正規雇用で働く理由として多いのが「自分の都合のよい時間に働きたいから」。次いで「家計の補助・学費等を得たいから」「家事・育児・介護等と両立しやすいから」と生活に密着した回答が多い傾向にあります。一方、男性の場合は「自分の都合のよい時間に働きたいから」という理由が最も多いのは女性と同じものの、次いで「正規の職員・従業員の仕事がないから」が多いようです。
上記のように、同じ非正規雇用でも男女間で理由が多少異なることが分かります。女性の場合は家庭を優先した考えが強い一方で、男性の場合は正社員での仕事がないことを理由として非正規で働いているといえるでしょう。非正規雇用で働く理由については、「正社員になりたくない理由は何?パートや派遣で働くリスクも紹介!」のコラムもチェックしてみてください。
参照元
総務省統計局
労働力調査(詳細集計)2023年(令和5年)平均結果の概要
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一人ひとりの経験、スキル、能力などの違いを理解した上でサポートすることを心がけています!
京都大学工学部建築学科を2010年の3月に卒業し、株式会社大林組に技術者として新卒で入社。
その後2012年よりレバレジーズ株式会社に入社。ハタラクティブのキャリアアドバイザー・リクルーティングアドバイザーを経て2019年より事業責任者を務める。