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ニートの若者の割合は?ニートになる理由や就職活動のポイントをご紹介!
更新日
この記事のまとめ
- ニートとは、「就学」「就労」「職業訓練」のいずれも行っていない人を指す言葉
- 若者がニートになる主な理由は「病気や怪我のため」「仕事や就活に不安がある」など
- 年齢が若いほど企業はポテンシャル採用を行う傾向があるため、少しでも早く行動しよう
- 若者がニートを脱出するには生活リズムを整えたり、アルバイトから始めたりすると良い
- 若者ニートが就職活動を始める際は、就労支援サービスを利用してみるのもおすすめ
若者世代でニートをしているものの、「そろそろ正社員として働きたい」と考える人もいるでしょう。このコラムでは、若い世代でニートになる理由や、就職を目指すうえでのポイントを解説します。年齢が若いほど就活で有利になる理由やニートから抜け出す方法もまとめたので、就職活動をスタートする前にご一読ください。若者ニートから卒業する方法を知って、スムーズな社会復帰を目指しましょう。
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ニートの概要
ニートとは、就学・就労・職業訓練のいずれも行っていない人を指す用語。「Not in Education Employment or Training」の頭文字を取ったイギリス発祥の言葉です。日本では、15~34歳の非労働力人口のうち、家事も通学もしていない若年無業者をニートとほぼ同様の意味で扱っています。総務省統計局の「労働力調査」によると、2023年の若年無業者数は平均59万人で、35〜44歳の無業者数は平均37万人です。なお、若年無業者のタイプは求職希望の有無によって、以下の3つに分類できます。
- ・求職型=就業希望で求職活動を行っている
・非求職型=就業希望でありながらも求職活動は行っていない
・非希望型=就業を希望していない
上記のうち、一般的にニートと同様の扱いをされているのは「非求職型」「非希望型」の2つです。
ニートの定義や就活のポイントについては、「ニートの定義とは?フリーターとの違いや就職を目指す際のコツも解説」のコラムでも解説しています。
参照元
総務省統計局
労働力調査(基本集計) 2023年(令和5年)平均結果の要約
- 向いてる仕事なんてあるのかな?
- 避けたいことはあるけれど、
- やりたいことが分からない・・・
若者がニートになる理由
ニートの道を選ぶ理由は人それぞれですが、主に以下のようなことが考えられるでしょう。
- ・病気や怪我のため
・社会で働くうえで知識や能力に自信がない
・仕事を探したが見つからなかった
・希望する仕事がありそうにない
「病気や怪我のため」はやむを得ない事情といえますが、仕事や就職活動に対して不安があって踏み出せない人や、仕事を探しても「応募できる求人が見つからない」と感じて就職を諦めてしまった人もいるようです。
ニートとして過ごす期間が長引くと就業機会を逃しやすくなったり、業務経験が少ない場合、社会に出て仕事をすることに自信がもてなくなったりする恐れもあるでしょう。しかし、若年層の方であれば就職のチャンスは多いといえます。ポイントを押さえて就職活動をすれば、ブランクや経験の少なさはカバーできるでしょう。
「未経験から就職できる仕事の特徴は?求人の見極め方やおすすめ業種を紹介」のコラムでは、業務経験がなくても挑戦できる仕事について紹介しているので、ぜひご一読ください。
年齢が若いニートの就職が有利になりやすい理由
この項では、年齢の若いニートの方が就職活動で有利になりやすい理由を紹介します。
少子高齢化の影響による慢性的な人材不足により、若い人材は企業からのニーズが高い存在です。そのため、求人数が多かったり、採用において能力よりも柔軟性や人柄などのポテンシャルを重視されたりする傾向があります。業務経験の少ないニート経験者の場合も、企業側の求める人物像にマッチしていれば、採用の可能性は十分あるといえるでしょう。
就職先の選択肢が幅広い
就職活動において、多数の求人のなかから業種や職種の選択肢を広くもてたり、未経験分野にも挑戦しやすい点は、年齢の若いニートの方が就職で有利になりやすい理由の一つです。年齢が上がるほど求人の数は減少する傾向にあるため、若いうちに多くの選択肢のなかから仕事を探せるのは利点です。また、一般的な企業の人材育成方針は、「20代のうちはさまざまな経験を積んでもらい、30代以降は専門性を高めてもらう」というものが多いため、年齢が若いほど未経験者を歓迎する求人に挑戦しやすいといえます。
就活では将来性を期待されやすい
企業は若い人材を採用するうえで、「一から教育して会社の中核を担う人材を育成したい」と考えます。そのため、将来性に期待して採用されやすいことも、就職で有利になりやすい理由といえるでしょう。
業種や職種によっては、未経験者からステップアップできる仕組みや教育環境を整えている企業もあるようです。そのため、「ブランクがあるから」「経験がないから」と諦めるのではなく、自分のこれまでの経験を振り返り、自分にどのような強みがあるのかを考えることから始めてみましょう。年齢の若さは武器になることを理解したうえで、「今の自分がどのような価値をもつのか」に焦点を合わせ、前向きに就職活動に取り組むことが大切です。
「20歳ニートが就職するためのコツ!若さを武器に正社員になろう」のコラムでも、若い年齢で就活を始めたほうが良い理由について触れています。
若者がニートから抜け出すには?
就職活動を始める前に、まずはニートからの脱出を目指しましょう。空白期間の長さにもよりますが、ニートの状態から抜け出すには、以下のような方法を試してみてください。
生活習慣を改善する
長期に渡ってニート生活を続けてきた場合、まずは生活習慣の改善に努めましょう。たとえば、夜型生活が当たり前になっているなら、昼間に体を動かすのがおすすめ。適度な運動は外出するきっかけになり、体力作りができるメリットがあります。心地良い疲れを感じることで、早寝・早起きを習慣づけることを目指しましょう。
また、ゲームやインターネットに没頭していた場合は、スマホやPC、ゲーム機器から距離を置くなど、自分なりのルールを設けるのも有効です。少しずつ使用時間を減らしていけば、その分の時間をほかのことに充てられます。
前述したように、若さは就職活動を有利に進める要素の一つです。少しでも早く就職活動をスタートできるように、時間の使い方を工夫しましょう。
ニートから脱却するための方法は、「ニートから抜け出すには?その方法や就職活動のコツを世代別に紹介!」のコラムでも詳しく紹介しているので、ぜひチェックしてみてください。
アルバイトから始める
会社で働いた経験がない場合は、アルバイトからスタートするのもおすすめです。アルバイトの就業経験から自分の得意なことが見つかったり、就職に役立つスキルを身につけられたりする可能性もあるでしょう。最初は数日や数週間など、短期の仕事から始めて、長期のアルバイトに移行すると無理なく経験を積めます。
就職活動の準備としてアルバイトを始めるのも有効
就職活動には、スーツの購入や証明写真の撮影、面接会場までの交通費など、お金が必要になる場面もあります。そのため、就職活動の資金を貯める目的も含めてアルバイトを始めてみても良いでしょう。その際、アルバイトで働きながら、就職活動を行ううえで資金としていくら稼ぐのか目標額を算出しておくと、働くモチベーションにつながりフリーター期間が長引くのを防ぎやすくなるでしょう。職業訓練を受ける
就職するうえで、業務に役立つ知識やスキルを身につけておきたいと考えているなら、ハローワークが実施している職業訓練を受けるのも一つの手です。厚生労働省の「求職者支援制度のご案内」によると、求職者支援制度は雇用保険の受給者でなくても、以下の条件を満たしている人であれば、無料で職業訓練を受けられます。
- ・ハローワークに求職の申込みをしていること
・ 雇用保険被保険者や雇用保険受給資格者でないこと
・ 労働の意思と能力があること
・ 職業訓練などの支援を行う必要があるとハローワークが認めたこと
また、一定の条件を満たす場合、職業訓練を受けることで、職業訓練受講給付金や通所手当、寄宿手当が支給される制度もあるようです。職業訓練を受けたい場合は、自分の適性と照らし合わせて訓練コースを決め、ハローワークに問い合わせてみましょう。
ニートから就職活動を始める方法やコツを知りたい方は、「ニートから就職するには?6つの理由別の対処法やおすすめの職種をご紹介!」で詳しく解説しているので、ぜひ参考にしてください。
参照元
厚生労働省
求職者支援制度のご案内
若者ニートが就職活動を進めるうえでの3つのポイント
この項では、年齢の若いニートの方が就職活動を進める際のポイントを紹介します。以下で、確認してみましょう。
1.条件の優先順位を決める
空白期間を経て就職活動を始める際には、自分が大切にしたい条件を洗い出し、優先順位をつけるのがおすすめです。仕事内容や社風、給与など、大切にしたい条件を把握することで、入社後のミスマッチ防止に役立ちます。とはいえ、条件を挙げ過ぎると選べる求人の幅が狭まってしまう可能性があるため、あらかじめ優先順位を付けて、特に優先したい事項を絞り込んでおくことが重要です。
就職活動での軸を見つける方法は、「就活の軸とは?大切な理由と答え方の例文を紹介」のコラムでもまとめているので、こちらもぜひご覧ください。
2.広い視野で仕事を探す
一つの分野や職種に囚われず、幅広い視野をもって仕事探しを行うのも、就職活動を進めるうえでのポイントの一つ。「絶対にこの業種や職種でなければダメだ」と考えていると、自分に合う仕事や働き方を見逃してしまう可能性もあります。
また、根拠のない情報やイメージだけで仕事を選ぶと、入社後に「思っていたのと違う」と後悔する可能性もあるため、正しく情報収集し理解することが大切です。
3.就労支援サービスを利用する
「自分だけで就職活動を進めるのは不安…」と感じる方は、第三者の手を借りて就職活動を進めてみましょう。ハローワークや若者サポートステーションなどの国や地域が運営する支援サービスのほか、民間の就職エージェントを利用するのもおすすめです。
20代向け就職・転職エージェントであるハタラクティブでは、就職活動が初めての方も安心できるようなサービスを展開しています。求職者一人ひとりに専任のキャリアアドバイザーがつき、就職活動に関するさまざまなお悩みに対応。求職者の適性や希望条件にぴったりの企業をご提案します。「未経験者歓迎」「職歴・学歴不問」の求人も多数ご紹介できるので、業務経験やスキルに自信がない方も挑戦可能です。また、応募書類の添削や面接対策も実施。1分程度で仕事での適性が分かる「適職診断」もご用意しております。サービスの登録・利用はすべて無料のため、これから正社員就職を目指したい方は、お気軽にご相談ください。
若者ニートに関するQ&A
ここでは、若者ニートに関する疑問や質問をQ&A方式でまとめました。悩みがある方は、ぜひ参考にして自分の就職活動に活かしましょう。
若者がニートになる原因はなんですか?
若者がニートになる主な原因は、病気や怪我などやむを得ない事情のほか、仕事や就活に不安があることなどが考えられます。しかし、人それぞれ違った原因があるため、一概にいうのは難しいでしょう。就職活動では、年齢が若いほど求人が多かったり、採用においてポテンシャルを重視されたりする強みがあります。そのため、「自分に合う仕事が分からない」「業務経験がなく不安」という方は、早めに行動することで就職できる可能性が高まるでしょう。
ニートからの就職活動については、「ニートから就職を目指したい方へ!就活のポイントをご紹介します」のコラムでも詳しく解説しています。ぜひ参考にしてみてください。
若者でニートになったまま高齢者になるとどうなる?
ニートのまま高齢になった場合、生活を維持するのが難しくなることが考えられます。親や家族がいるうちは養ってもらえたとしても、高齢になると頼れる人が少なくなり、金銭面が苦しくなる恐れも。そのため、生活保護を受給することも視野に入れる必要があるでしょう。ニート期間を長引かせないためにも、若い年齢で就活を始めることをおすすめします。ニートを長期間続けるデメリットを知りたい方は、「ニートの社会への影響や問題点とは?定義やフリーターとの違いも解説」もあわせてご覧ください。
なかなかニートを脱出できません
就職したい意欲があるのなら、まずは就職してこなかった理由について掘り下げてみるのがおすすめ。就職しなかった理由は人によって異なりますが、「コミュニケーションが苦手」「働く自信がない」「好きなことを続けたい」などが考えられます。原因に合った対策が分かれば、効率良く就職活動ができるでしょう。
自分では原因が掴めない場合、第三者に相談して客観的なアドバイスをもらうのも有効です。ハタラクティブでは、プロのキャリアアドバイザーが就活に関するお悩みをカウンセリングし、あなたの適性に合った仕事探しをサポートします。
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京都大学工学部建築学科を2010年の3月に卒業し、株式会社大林組に技術者として新卒で入社。
その後2012年よりレバレジーズ株式会社に入社。ハタラクティブのキャリアアドバイザー・リクルーティングアドバイザーを経て2019年より事業責任者を務める。
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