38歳ニートは正社員になれる?就職の方法とポイント

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この記事のまとめ

  • 就職には「29歳の壁」と「34歳の壁」があり、38歳のニートはどちらの年齢も上回ることから中途採用は厳しいのが現状
  • しかし、一定の難しさはあるものの就職できないわけではない
  • 就職するなら、人手不足の業界に焦点を当てる、職種を選ばない、視野を広げて求人を探すといった点を重視しよう
  • 業務に関する資格を取得したり、職業訓練に参加して働くイメージを掴んだりするのもおすすめ

ニートからの卒業を目指す人の中には、年齢がネックになってなかなか前に進めない…という方もいるかもしれません。
一般的に年齢が高くなるほど就職は厳しくなると言われていますが、38歳のニートの方は就職できるのでしょうか。
当コラムでは、38歳ニートの就職事情についてまとめています。
就職状況はどうなのか、職歴の有無は関係あるのか、どのような点に注意して就活を進めるかといった内容なので、38歳の方はもちろん、脱ニートを目指す方は、ぜひご覧ください。

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◆38歳ニートの現状

一般的にニートは「15歳から34歳までの、通勤・通学・家事・就業訓練を受けていない人」を指すことから、「ニートは若い人」といったイメージを抱く人もいると思います。
しかし、実際にニート生活を送る人の中には、34歳以上で「ニートの年齢層」に当てはまらない方も多いのが実情。
では、今回のコラムのテーマである38歳のニートは、どのような状況に置かれているのでしょうか。

まず、採用の場では「29歳の壁」「34歳の壁」というものがあります。
それぞれの説明は以下のとおりです。

【29歳の壁】

人材を採用するときは年齢と経験を重視する傾向がありますが、若いと経験が少ないケースが多いため、年齢に重点を置く企業がほとんど。
29歳までは「20代」という枠組みに入るので、特筆するような経験がなくても年齢が武器になったり、将来性やポテンシャルを買われたりして採用されることも多いようです。
以上のことから、採用の場でいう「29歳の壁」とは、「未経験でも採用のチャンスがあるのは20代最後の年齢である29歳まで」「29歳という壁を超えると未経験からの採用は厳しくなる」という意味として捉えられるでしょう。

【34歳の壁】

ニートの定義も34歳までとなっていることから、34歳は「若年層として最大の年齢」と言えます。
また、求人の多くが20代~30代前半に集中していることや、各種支援機関の対象年齢のほとんどが34歳までということから、34歳を超えると求人自体が少なくなって就職は厳しくなる…という状況を表した言葉が「34歳の壁」です。

38歳は、29歳や34歳を上回る年齢。
年齢が上がれば上がるほど仕事に対する経験や保持する能力が重視されるため、職歴がなかったりブランク期間が長かったりする38歳の場合、中途採用で入社するのは厳しいのが現状でしょう。


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◆働かなかった理由と働きたい理由

では、なぜ38歳でニートの方は今まで働かなかったのでしょうか。
代表的な理由として以下のものが挙げられます。

【仕事以外にやりたいことがあった】

目指す資格や職業があった、音楽や文学などで成功を目指していたなど、仕事よりも優先して取り組むことがあったというケース。
中には世界一周や海外ボランティアを行っていた人もいるようですが、社会に出るタイミングを逃した人が多いと言えるでしょう。

【仕事に興味がなかった】

就業していたものの、仕事内容に興味を持てなかったので退職した、という理由もあります。
再就職を考えていても、興味のある仕事を見つけられずにそのままニートになる…というケースも多いようです。

【怪我や病気で働けなかった】

怪我や病気が理由で働きたくても働けなかった…という人も。
しかし、中には完治しているにも関わらず働く意欲が沸かないのでニートになった、という方もいるでしょう。

【介護など家庭の事情】

親や親族に介護が必要な人がいて、自分しかサポートする人がいなかったので働けなかったケースも考えられます。

学校を卒業してからずっとニートの方もいれば、就業経験のある人もいるでしょう。
また、そもそも仕事に対してやる気がない人や、働きたくても働けない人など、ニートになった理由や原因は人によって異なります。

では、働きたいと思った理由にはどのようなものがあるのでしょうか。
38歳のニートが働きたいと思った理由の多くが、「将来に対する不安」。
30代後半になると親も高齢になり、年金生活を送っているケースもあると思います。
ニートの多くは親に生活を支援してもらっているため、収入が減った状況に対して不安を感じて就職を検討するのではないでしょうか。
また、同世代の友人の出世や成功を聞いたり、やりたいことや欲しいものができたりして就職を決意する人もいるようです。


◆38歳ニートは就職できる?

働くことに対して前向きになった場合、38歳のニートが就職することはできるのでしょうか。

社会人経験が全くない場合は38歳で未経験という状況になるため、就職するには一定の難しさがあるのが実情ですが不可能ではありません。
就職を叶えるには、職種を選ばない、自分に向いていないと決めつけない、視野を広くして仕事を探すといった工夫が必要。
求人に「35歳まで」と記載されていてもチャレンジする、といった行動力も大切です。

また、正社員として働いた経験があって、一定期間をニートとして過ごしていた人と、全く職歴のないニートの人では就職の難易度は異なります。
職歴がある場合は、そのときの経験やスキルを活かせる求人に応募するのがおすすめ。
一度でも正社員として雇用された経験がある人は、社会人経験のない人に比べて有利に就活を進めることができるかもしれません。


◆就職活動のポイント

38歳のニートの方は、むやみに就活をしても結果につながらないことも多々あるようです。
就活のポイントをまとめたので、参考にしてください。

まず、求人を探す際は人手不足の業界を選ぶこと。
近年では介護福祉業界や運送業界、飲食サービス業界などが人手不足と言われています。
人手が足りないので、働きたいという意欲があれば採用されるチャンスは高いと予想できるでしょう。

仕事に必要な資格の取得や職業訓練を受けるのもポイント。
仕事によっては、未経験でも有資格者であれば採用している…というケースもあるようです。
また、仕事に関する資格の勉強を通して具体的な業務を想像できるので、就職後のミスマッチを防げる効果も。
自力での勉強が難しい場合は、ハローワークが主催する職業訓練に参加してみても良いでしょう。
通常の学校のように毎日決まった時間に通学する必要があるので、崩れた生活リズムを取り戻せるかもしれません。
パソコンスキルや簿記といった事務系から溶接や電気工事などの技術職まで、幅広い職業・資格から選ぶことができます。

全く職歴がなく、働くことに対して不安な場合は、アルバイトや派遣などの非正規から始めるのも良いでしょう。
正社員より勤務時間や業務量、責任が少ないので、「働くことに慣れる」という目的で挑戦しやすいと言えます。
ただし、気楽という理由でフリーターや派遣社員で満足してしまうと、正社員になるチャンスが遠のくので気をつけましょう。


◆30代後半から正社員を目指すなら

ニート生活に見切りをつけて就職したい、という38歳の方は多いと思います。
30代後半から正社員を目指すなら、早めに動き始めることが大切。

前項でお伝えしたように、若ければ若いほど就職は有利になるため、1日でも早いほうが就職できる可能性は高いと言えます。
アルバイトから始める場合でも、「半年したら正社員になる」など期限を決めると良いでしょう。

また、1人で就活を進めるよりも、就職サポートサービスを利用して選択肢を広げるのもポイントです。
就職サポートサービスには公的なものと民間のものがあり、代表的な機関は公的サポートのハローワーク。
しかし、選択肢を広げるという目的であれば、民間が行っているサービスを活用するのがおすすめです。

民間の就職支援サービスには、そのエージェントしか持っていない「非公開求人」が多いのが特徴。
そのため、1人で就活をするよりも、応募できる求人の選択肢を大幅に広げることが可能できるでしょう。

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