年収の平均はどのくらい？正社員とフリーターを比較

フリーターとして年収が少ないのが不安です。このままで大丈夫でしょうか？

正社員とフリーターの年収には大きな差があるのが現状です。アルバイトの年収は年齢が上がってもほぼ横ばいといえます。不安な場合は正社員を目指して、早めに就職活動をした方が良いでしょう。

就活アドバイザーに詳しく聞いてみました！

年収に不安を感じ、「このままフリーター生活を続けても良いのだろうか…」と悩んでいる方もいるでしょう。このコラムでは、正社員とフリーターの年収を紹介しています。また、「手取り」との違いや日本の平均年収など、年収に関するさまざまな質問にも就活アドバイザーが回答。ぜひ、今後の参考にしてみてください。

年収の平均はどのくらい？正社員と正社員以外を比較

正社員と、フリーターや契約社員など正社員以外の年収をそれぞれ紹介します。

正社員の場合

国税庁の「令和4年分民間給与実態統計調査（p15）」によると、正社員の平均年収は約523万円です。正社員は年齢や経験によって給与額が上がりやすい傾向があるほか、各種手当やボーナスなど、基本給以外の収入も上乗せされます。

手当については、「手当の意味は？一方的なカットが法律違反になる場合や対処法も解説」のコラムでも解説しています。興味のある方は、こちらも併せてご覧になってください。

正社員以外の場合

上述の国税庁の調査によれば、正社員以外の1人当たりの平均年収額は、約201万円という結果が出ています。アルバイトは基本的に昇給やボーナスなどがないため、年齢や経験を重ねても給与額が変化することはほとんどありません。

正社員と正社員以外の年収には大きな差があり、比較すると約300万円以上の差になります。そのため、収入アップを目指したいのであれば、スキルや経験が給与に反映される正社員を目指したほうが良いでしょう。平均年収や手取りに関しては、「平均収入の実態を紹介！年収を上げる方法や転職の注目ポイントを解説」のコラムもおすすめです。ぜひチェックしてみてください。

参照元
国税庁
令和4年分民間給与実態統計調査

年収に不安があるなら早めの行動を

もし、フリーターの方で、将来に少しでも不安を抱いているなら、できるだけ早めに正社員を目指して行動するのがベストです。若い人材の場合、採用担当者はスキルより伸びしろを重視する可能性があります。また、年齢が若いうちであればポテンシャル採用で未経験の職種や業界に挑戦できるチャンスも。まずは行動に移すことが大切でしょう。

正社員として就職したいけれど、何から始めればいいのかわからない、自信がないという方は、就活エージェントの利用を考えてみましょう。若年層向け就職・転職エージェントのハタラクティブでは、経験豊富なアドバイザーがあなたの就職活動をフォロー。就職活動に詳しいプロのサポートを受けられるので、初めての方も安心してお仕事を探せます。また、面接対策や書類作成のアドバイス、面接の日程調整など、充実のサポート体制を整えています。フリーターから正社員の就職を目指すなら、ぜひハタラクティブにご相談ください。

こんなときどうする？年収に関するQ&A

年収に関するさまざまな質問にQ＆A形式で回答をしていきます。

年収と手取りの違いはなんですか？

年収は会社から支払われる給与の総額を指します。一方で、手取りは総支給される金額から保険料や年金、市民税などの税金が引かれた金額のことです。手取りとして、実際に手元に残る金額は、「額面給与のおよそ75〜85%」になるといわれています。金額に、変動が起きるのは、年収の増減によって税率や保険料の割合が変わってくるためです。詳しくは「年収と手取り額の違いとは？税金や社会保険料の計算方法と平均額を紹介」のコラムをご覧ください。

日本の平均年収はどれくらいですか？

国税庁が公表している「令和4年分民間給与実態統計調査（p15）」によると、2022年度における日本人の平均年収は約458万円です。男女別で見てみると、男性は約563万円、女性は約314万円というデータが出ています。日本の平均年収は、過去10年間で上昇傾向にあるようです。

参照元
サイト名：国税庁
令和4年分民間給与実態統計調査

扶養内で稼げる年収はいくらですか？

扶養控除には、健康保険や厚生年金などの「社会保険上の扶養控除」と、配偶者控除・配偶者特別控除の「税制上の扶養控除」の2つが存在しています。扶養内での控除には、それぞれ年収の上限額の基準が設けられており、通称「△万円の壁」と名付けられているのが特徴です。社会保険の扶養は、会社の規模によって変わります。基本的には、給与年収106万円と130万円がボーダーとなる場合が多くなるでしょう。自分が扶養内である場合は、きちんと状況を把握しておきましょう。扶養については「扶養者とは誰のこと？社会保険と所得税での「被扶養者」条件の違いも解説」のコラムで分かりやすく解説しているので、ぜひ目を通してみてください。