高卒向け！キャリアを築ける仕事を紹介

高卒の方でキャリアを築ける仕事を探している方はいませんか。このコラムでは、キャリアアップを目指す高卒の方におすすめの「営業職」と「エンジニア」についてまとめました。おすすめの理由と併せて、それぞれの職種の詳しい仕事内容や求められるスキルについて解説。また、キャリアアップに役立つ経験の紹介もしています。高卒の方は、ぜひキャリア形成の参考にしてください。

営業の種類

営業の仕事は「個人向け営業」と「法人向け営業」に大別されます。

個人向け営業

個人向け営業は、商品やサービスを個人の顧客に対して提案する仕事です。電話や飛び込み訪問などを通じて、営業活動を行います。個人向け営業で扱う商材は、不動産や旅行代理店、ウェディングプランなど。お客さまのプライベートに関わる商材が多いという特徴があります。

法人向け営業

法人向け営業は、企業が抱える課題の解決を目指して、商品やサービスの提案を行います。取引先は会社などの団体で、アポイントメント・商談・見積もり・受注という流れが一般的です。商材の例としては、ネットワークシステムサービスや製造メーカーの売り出すオリジナル商品などがあります。

上記はそれぞれ、新規開拓を中心とした「新規営業」と既存顧客を対象とした「ルート営業」のセールス方法があるのが特徴です。「新規営業」や「ルート営業」について知りたい方には関連コラムの「ルート営業と新規営業の違いとは？業務内容や求められる能力を詳しく解説」がおすすめです。それぞれのメリット・デメリットが分かりやすくまとめてあるので、チェックしてみてください。

高卒でキャリアを形成したい方に「営業職」がおすすめなのはなぜ？

営業職は、高卒や既卒といった学歴に関係なく、頑張り次第で着実にキャリアを築くことができる職種といえます。なぜなら、営業の仕事は、成績や結果が数字で表されるので誰の目にも分かりやすく、評価がされやすいからです。営業の仕事を通じて、ビジネススキルを身につけることもできるでしょう。また、営業部に配属後、企画や人事などほかの部署に異動することも可能です。営業職を経験したあとにキャリアプランを立てていくことも、選択肢の一つとして考えてみると良いでしょう。

営業職に求められること

営業職にとって大切なのは、個人、法人問わずお客さまとの信頼関係です。個人個人との丁寧なコミュニケーションを通じて顧客との信頼関係を構築し、自社の商品についても「あなたが勧めるなら買いたい」と思ってもらうのが営業の仕事。営業の目的は商品を買ってもらうことなので、信頼関係の構築が結果として売上成績に反映されることも期待できるでしょう。

営業職でキャリアアップに役立つ経験

営業職としてキャリアを築いていく際、学生時代のどのような経験が役立つでしょうか。以下で挙げてみました。

・スポーツ経験
・コンクールなど、ライバル意識を持って何かを競争した経験
・クラスや学校などでみんなのために何かを企画したり工夫した経験
・アルバイトのリーダー経験
・キャンペーンやコンテストなどで実績を残した経験

上記のように点数にこだわって勝負したり、人をまとめるために創意工夫したりした経験は、売上トップを目指す営業職の仕事に活かすことができるでしょう。

エンジニアの種類

エンジニアとは「技士」「技術者」という意味。ひと言でエンジニアといっても、さまざまな業界で活躍しているそれぞれの専門分野のエンジニアが存在します。詳しくは「エンジニアとは何をする人？仕事内容や求められる能力をわかりやすく解説！」をご覧になってください。今回は、その中でも特に高卒の方に向けたエンジニア職をご紹介したいと思います。

ネットワークエンジニア

ネットワークエンジニアの仕事は、企業内や企業間の電子機器のネットワークを「設計」「構築」「保守」「運用」すること。情報処理技術者として、単にシステムをつくるだけでなく、クライアントの要望に沿ったシステムに改修したり、最適なシステム環境をこちらから提案するほか、システムが集約されたサーバルームで、物理的にケーブル配線なども行います。

ネットワークエンジニアに求められること

ネットワークエンジニアは、クライアントである企業ネットワークで起こっていることを全体的に把握し、トラブルを解決し、より良い環境をつくり出すことが求められます。そのため、クライアントの要望や意見を汲み取る力やコミュニケーション力、提案型の営業力が求められる仕事といえるでしょう。また、ネットワークエンジニアは学歴よりも知識とスキルが重視されます。高卒の方が、知識とスキルを磨くおすすめの方法は「自宅にネットワーク環境を構築してみること」です。詳細は「高卒で目指すネットワークエンジニア」にて紹介してあります。「LPIC（Linux技術者認定試験）」や「シスコ技術者認定」、「ネットワークスペシャリスト」など高卒の方におすすめの資格にも触れているので、参考にしてください。

生産技術エンジニア

自動車や航空機、電機などのメーカー、または、部品工場など、生産技術エンジニアが活躍する業界や企業は多岐に渡ります。主な仕事内容は、「機械設計」「電子設計」「生産技術」「品質管理」など。多機能で高性能な製品を開発・生産するために、どの業界でも優秀な生産技術エンジニアが求められています。専門技術を要する仕事ですが、学歴よりも現場での経験や実績を重視されることが多いので、高卒の方が就職後に長期的なキャリアを築くのに向いている職種といえるのではないでしょうか。

生産技術エンジニアに求められること

世界でもトップクラスだといわれる日本のモノづくりにおいて、生産技術エンジニアは要ともいえる職種。無駄を省き、コスト削減を念頭に置いた効率的な生産計画、設計、システムの構築など、全体の流れに一貫して幅広く携わる仕事なので、製造ラインに関する知識、機械や回路設計と言った知識も身に付けることが求められます。また、生産コストや人員配置などに関しては財務や経営的な視点も必要。他社や外国企業との競争もあるため、広く見聞する姿勢や将来を見通す力なども求められます。そして何より高品質の良いモノを生み出したいという意欲が大切だといえるでしょう。

今回は高卒向けの職種として「営業」と「エンジニア」の仕事をピックアップしましたが、ハタラクティブではほかにも、未経験者歓迎求人を多数ご紹介しています。高卒スタートで正社員としてキャリアアップを目指すみなさんに、キャリアアドバイザーがマンツーマンで就活や転職をしっかりサポート。サービスの利用はすべて無料です。まずはお気軽にご相談ください。