30歳の基本給は？目安となる平均賃金や収入アップのポイントを紹介

30歳の基本給はどれくらいか疑問に思う方もいるでしょう。厚生労働省の調査によると、2023年における30～34歳の賃金の平均額は、男性は約30万円、女性は約26万円です。そこから各種手当を差し引いた金額が、基本給の大体の目安と考えられます。このコラムでは、30歳の基本給を考察するほか、仕事での立ち位置や年収アップの方法などについて紹介しています。

30歳の基本給の目安

30歳は、新卒から働いていた場合、ある程度キャリアが形成されている年齢です。中には、自分と同年代の人がどのくらい収入を得ているのか、気になる方もいるでしょう。
厚生労働省の「令和５年賃金構造基本統計調査の概況」によると、30～34歳の賃金の平均額は、男性は30万2,100円、女性は25万9,600円という結果が出ています。この金額には役職手当や通勤手当なども含まれているので、それらを除いた金額が基本給であると考えられるでしょう。

ただし、学歴や産業、勤続年数など、さまざまな要素によって賃金は異なるため、一概に「30歳の基本給はこの金額」とは断言できません。平均額はあくまで参考程度に留めると良いでしょう。自分が今の収入に満足しているのか、将来生活していけるのかが大切です。

「30歳の平均年収はどれくらい？必要なお金や収入アップのコツを解説」のコラムでは、30歳の平均年収について紹介しています。あわせて参考にしてみてください。

参照元
厚生労働省
令和５年賃金構造基本統計調査の概況

30歳は仕事でどんな立ち位置になる？

30歳は、新卒から転職せずに働いた場合で想定すると、勤続年数が5年以上となります。そのため、大きな仕事を任されたり、チームリーダーや役職に就任したりなど、キャリアアップする方が増えてくる年代です。それに比例して、昇給などで年収の増加も見込めます。仕事で脂が乗り始める時期といえるので、大きなミスや事故を起こすことなく着実に業務をこなし実績を残していけば、役職をもらうほか、収入アップも期待できるでしょう。

30歳は、これまで仕事で積み重ねてきたものによって、評価が大きく分かれる年代ともいえます。真剣に仕事に取り組んできた人は、今までの頑張りが目に見える形となって反映されていくでしょう。

年収を上げるにはどうすれば良い？

現在の収入に満足していないという方は、資格を取得したり昇進を目指したりすることで年収アップに繋がる可能性があります。以下で詳しく解説します。

資格を取得する

企業によっては、特定の資格を取得することで資格手当が支給され、給与がアップします。会社がそのような制度を導入しているなら、資格の取得を目指すのも有効です。

ただし、資格手当といっても、毎月の給与に反映される場合もあれば、一時金として支給される場合もあります。自分の希望と食い違いが生じないよう、資格手当の条件を確認しておきましょう。

資格取得に向けた勉強方法については、「社会人が勉強時間を確保するには？意識したいポイントなどもあわせて解説」のコラムをご覧ください。

昇進を目指す

大きな仕事に携わり成果を上げ、役職に就くことで年収が上がる可能性も高まります。今よりも多くの収入を得たいと考えている方は、昇進を目指して仕事に取り組んでみると良いでしょう。「頑張っているのに評価されない…」と感じている場合は、思い切って会社に交渉を持ちかけてみるのも1つの手です。
昇進を目指す方は、「出世する人の特徴は？仕事への向き合い方や習慣についても解説！」のコラムも参考にしてみてください。

転職する

今の環境では年収アップは厳しいと感じているなら、転職も視野に入れましょう。転職先によっては年収が下がる可能性もありますが、自分のキャリアと希望をしっかり示し合わせたうえで仕事を探せば、年収アップは十分に期待できます。
転職で年収をアップさせる方法については、「転職による年収アップの平均相場は？収入増を叶えた割合や交渉のコツも紹介」のコラムを参考にしてみてください。

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