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キャリアチェンジとは?失敗したらどうなる?
更新日
この記事のまとめ
- キャリアチェンジとは、未経験の業界や職種に転職すること
- 若さが武器になる20代は、キャリアチェンジのチャンス
- 30代以上のキャリアチェンジは、収入減の覚悟が必要
- 面接ではポータブルスキルをアピールしよう
- キャリアチェンジの理由は前向きに説明しよう
「キャリアチェンジしたいけど、うまくいくか不安…」という方へ。確かに、キャリアチェンジは年収が下がるリスクや、新しい環境に馴染む大変さがあります。しかし、キャリアチェンジで希望の仕事に就けば、高いモチベーションで働くことが可能です。このコラムでは、20代でキャリアチェンジするのが良い理由や、転職を成功させる秘訣を解説。キャリアチェンジのやり方やタイミングに迷っている方は、ぜひご覧ください。
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キャリアチェンジとは
キャリアチェンジとは、今まで経験したことのない業界や職種に転職すること。キャリアチェンジには、以下の3パターンがあります。
未経験業界の未経験職種に転職する
(例)総合商社の営業職からIT企業のシステムエンジニアに転職する
前職と同じ業界の未経験職種に転職する
(例)アパレル企業の販売員からアパレル企業のバイヤーに転職する
前職と同じ職種で未経験の業界に転職する
(例)不動産会社の営業から生命保険会社の営業職に転職する
キャリアアップとの違い
「キャリアアップ」とは、経歴や職務経験を高めるという意味。具体的には、すでに経験のある業界・職種で、今より高い地位に昇進・昇格することを指しています。他の企業に転職するだけではなく、同じ職場での昇進・昇格も含まれる点が、未経験の業界・職種に挑戦するキャリアチェンジとの相違点です。
キャリアチェンジの具体的な方法
ここからは、現職からの具体的なキャリアチェンジ方法を解説していきます。「キャリアチェンジしたいけど、どうやって今の環境を変えたり、次のキャリアを見つけたりすれば良いのか分からない」という方は、ぜひ参考にしてください。
転職市場における自分の価値を知る
転職市場における自分の位置づけや価値を考え、転職のタイミングを見極めましょう。たとえば、新卒入社後3年以内で転職する人は、「第二新卒」となります。「20代はキャリアチェンジのチャンス」で詳しく説明しますが、第二新卒は転職に最適な時期。若手を求める企業の高いニーズが期待できます。
希望する業界や職種を決める
転職を希望する業界や職種を絞り込みます。イメージだけで仕事を決めると、入社後のミスマッチにつながるので注意が必要。
事前に業界や職種をよく調べ、希望する働き方が叶うか確かめましょう。業界や企業の情報は、業界地図などの書籍や企業の公式Webサイト、ビジネス情報誌、新聞の経済欄などで手に入ります。できれば希望する業界・職種で働く知人の話を聞き、よりリアルな情報を手に入れましょう。
求人を探す
転職サイトやハローワーク、転職エージェントなどを使って求人を探します。どこで自分に合う求人に出会うか分からないので、求人を探す手段は複数持っておくのがおすすめ。プロのアドバイスが欲しいときは、転職エージェントを活用しましょう。
また、キャリアチェンジしたいけど、未経験から目指すならどの業界がおすすめなのか気になるという方に向けて「異業種への転職は若いほど有利?転職しやすい職種とは」では、未経験から転職しやすい業界をまとめています。未経験からのキャリアチェンジを検討されている方は、ぜひご覧ください。
キャリアチェンジのメリット・デメリット
キャリアチェンジするか迷う方は、メリットとデメリットの両方を把握しておきましょう。デメリットも知っておくと、転職後に「こんなはずではなかった…」と後悔するのを防げます。
メリット
まずは、キャリアチェンジするメリットを解説します。
希望する業界で働ける
キャリアチェンジの大きなメリットは、希望する業界や職種で働けること。新卒で就職できなかった業界や、社会人経験を重ねるうちに興味が出てきた業界で働けるようになります。
転職前は仕事への意欲が低かった人も、希望の業界・職種に就くことで、モチベーションアップが期待できるでしょう。
新しいスキルが身につく
今までと違う業界・職種で働くことで、新しいスキルが身につきます。特に自分に合わない仕事をしていた人は、向いている業界・職種で働くことでスピーディーにスキルアップできるはず。未経験の仕事でも、適性があれば早く業務に馴染めます。
デメリット
続いて、キャリアチェンジするデメリットです。キャリアチェンジにはメリットも多い一方、デメリットやリスクも存在しているので、キャリアチェンジを決断する前にしっかり押さえておきましょう。
収入が下がる可能性がある
未経験者が最初から即戦力になるのは難しいと判断され、キャリアチェンジ前に比べて年収が下がる恐れがあります。もちろん、経験を積めば年収アップできますが、一時的には収入が減少する可能性があるでしょう。
業界に馴染むの時間がかかる
前職の経験が長いと、転職先の慣習に馴染むのに時間がかかることがあります。業界や企業によって独特のルールがある場合が多いので、転職時は新しい環境に適応する柔軟性が必要です。
また、転職やキャリアチェンジのメリット・デメリットをより詳しく知りたい方は「転職に迷うときにやるべきことを解説!やめたほうがいい人の特徴も紹介」にて解説しています。ぜひ、参考にしてください。
20代はキャリアチェンジのチャンス
キャリアチェンジに適したタイミングは人によって異なります。ただ、社会人経験が2年以上ある場合は20代後半がキャリアチェンジのタイミングといわれています。その理由を確認してみましょう。
若さを武器にできる
20代は若手を求める企業のニーズが高い年代。特に、1社目で基礎的なビジネススキルを身につけた第二新卒は、研修コストが抑えられる面で企業にとってメリットがあります。
20代の転職は、「まだスキルがないから難しい?」と考えがちですが、そうではありません。若手を求める企業は、ポテンシャルや人柄を評価して採用を行っており、20代はチャンスの年代といえます。
転職先に馴染みやすい
前職の経験が長いと、新しい業界や職場に馴染むのに時間がかかります。その点、社会人経験が浅い20代は、職場に馴染みやすいのが特徴。
新しい環境に慣れると仕事もスムーズに進みます。転職先に馴染みやすいことは、企業側だけではなく、自分自身にとってもメリットになるでしょう。
30代以降はハードルが上がる
30代以降は実績や即戦力が求められるようになり、転職のハードルが上がります。また、30代は20代より収入が上がっていると考えられるので、キャリアチェンジは収入減の覚悟も必要。特に業界・職種ともに未経験の場合、収入ダウンの可能性が高まります。キャリアチェンジ成功の秘訣
では、キャリアチェンジを成功させるには何をすれば良いのでしょうか?ここでは、キャリアチェンジを成功させるための方法をご提案します。
業界や企業研究を十分に行う
キャリアチェンジを検討している業界や企業研究をしっかりと行いましょう。決してイメージや知名度だけで転職してはいけません。業界・企業研究を行えば、どんな経験やスキルが求められるのか、必要な資格などはあるのか、将来性はあるのかなどを知ることができます。
転職先で活かせるスキルを分析する
未経験の業界・職種に転職する場合も、今までの経験の中から活かせるスキルを洗い出しましょう。
足りないスキルがあると感じたら、資格を取得したり、現職の教育プログラムを活用したりして、スキルを身につけることも大切です。
ポータブルスキルをアピールする
業界・職種ともにまったくの未経験分野にチャレンジする場合、ポータブルスキルをアピールしましょう。
ポータブルスキルとは、どの業界・企業でも役立つ汎用的なスキルのこと。具体的には、コミュニケーション能力やマネジメント能力、プレゼンテーション能力、企画力、語学力などです。
これらのスキルはどの職場でも重宝するので、積極的に伝えるようにしてください。
熱意を伝える
20代の転職では、スキルと同等かそれ以上に、仕事への熱意や入社意欲をアピールすることが重要です。
特にスキルが未熟な異業種への転職では、現在勉強していることや今後の展望を伝えるのがポイント。スキル不足を補う向上心があることを伝え、入社後の伸びしろを強調しましょう。
プロの力を借りる
より確実に転職を成功させるには、転職エージェントを活用してはいかがでしょうか。転職エージェントは求職者の職歴や適性を踏まえたうえで、キャリアチェンジが叶う企業を提案してくれます。
プロ目線のアドバイスで自分の強みが分かったり、今まで頭になかった業界が視野に入ったりすることもあるでしょう。
転職理由は前向きに説明する
入社後短期で離職している第二新卒の場合、多くの面接で退職理由を尋ねられます。その時に、「仕事が合わなかったから」とネガティブな理由を答えるのはNG。
企業は退職理由から、応募者の価値観や人柄を判断しており、後ろ向きな退職理由は高評価につながりません。
不満がきっかけで退職した人は、「退職して何をやりたかったのか」に着目して退職理由を考えるのがコツ。たとえば、「前職では◯◯の技術を身につけるのが難しかったので、スキルの幅を広げるために転職を決意した」と表現すれば、仕事への前向きな姿勢が伝わるでしょう。退職理由は志望動機と一貫性を持たせることで、説得力がアップします。
また、職種を変える時の注意点を知りたい方は「職種を変える転職がしたい!キャリアチェンジの叶え方と注意点」にて解説しているので、ぜひ参考にしてください。
キャリアチェンジで失敗してしまうケース
ここからは、キャリアチェンジできたものの、後悔してしまうケースや失敗してしまうケースを解説します。
現在の年収や待遇にこだわりすぎてしまう
まず、現在の年収や待遇と比較しすぎてしまうと、キャリアチェンジが失敗に終わってしまいやすくなります。なぜなら、キャリアチェンジとは未経験から別業界や業種にチャレンジすることが多く、大半の場合はポテンシャル採用だからです。そのため、スキルや経験を積めている現職と比べると、待遇は見劣りしやすくなります。そのことを理解せずキャリアチェンジ先を探し続けると、なかなか希望の企業は見つかりにくいといえるでしょう。
業界・企業研究が不十分な状態で転職する
メディアの情報やネームバリュー、先入観などで転職先を決めてしまうと、失敗しやすいです。そもそも業界や企業に対して深く理解できていないため、採用になったとしても思っていた仕事と違ったり、自分の考えていた働き方や希望の業務ができなかったりする可能性が高くなります。
転職理由を聞かれたときの例文
ここでは、転職理由を聞かれたときの例文をご紹介します。
例文1 営業事務から営業職へのキャリアチェンジ
営業事務として営業職をサポートしているうちに、より厳しく実力が試される営業の仕事に魅力を感じるようになりました。営業事務で培った経験を活かして頑張りたいと思います。
例文2 介護職から営業職へのキャリアチェンジ
前職は介護職として働いていましたが、転職した元同僚の話を聞くうちに、介護業界の人材コンサルタント企業で活躍する営業職に関心を持つようになりました。私は前職を通して、介護職にありがちな悩みや不安を理解しているため、その点を活かして適切なアドバイスができるように精進していきたいです。
例3 営業職から商品開発部へのキャリアチェンジ
営業職としてお客様の声を聞く中で、自分自身でお客様のニーズに合った商品を考えたいと思うようになりました。商品開発部は未経験ですが、顧客の声を汲み取った役立つ商品を生み出したいと考えています。
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京都大学工学部建築学科を2010年の3月に卒業し、株式会社大林組に技術者として新卒で入社。
その後2012年よりレバレジーズ株式会社に入社。ハタラクティブのキャリアアドバイザー・リクルーティングアドバイザーを経て2019年より事業責任者を務める。
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