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休職中のおすすめの過ごし方を紹介!休んでいる間の給料についても解説
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この記事のまとめ
- 休職中は体力の回復を優先する
- 休職中は可能な限り休職前と同じ生活リズムや体力を維持する過ごし方がおすすめ
- 休職中の給料は出ないが、傷病手当金や労災保険がある
- 休職中は休んでいることへの罪悪感や、体調への不安が表れることがある
- 休職中であっても、体調やメンタルに良いとされれば外出しても問題ない
- 休職が明けたら元の職場に復職するか、転職するか考えておこう
休職中は病気やけがの治療に専念するのはもちろんですが、休んでいる以外に何をすれば良いのか、過ごし方について悩んだ方もいるのではないでしょうか。また、「皆は会社で働いているのに自分だけ寝ているなんて…」と休職に対して罪悪感を抱いてしまうこともあるでしょう。このコラムでは、休職中の過ごし方や悩みについて解説しているので、ぜひ参考にしてみてください。
休職中はどう過ごせば良い?
病気やケガの治癒のために休職することになったら、自宅でどのように過ごせば良いか悩んでいる方もいるのではないでしょうか。ここでは、休職中の過ごし方についていくつかご紹介します。
体調を整える
休職中に最優先すべきは、体調を整えることです。休職するに至るほど体調を崩していたり、けがをしていたりするのであれば、まずは体を健康にするのを優先に日々を過ごすべきでしょう。主治医の判断や説明をしっかり聞いて、処方された薬は忘れずに飲む、食事の栄養バランスに気を付け睡眠をしっかりとるなど、健康面に気を遣って生活してみてください。
できる限り就業中と同じ生活リズムを心掛ける
休職中であってもできる限り、就業中と同じ生活リズムを保つようにしましょう。休職しているからといって昼夜を問わず起きている、または寝続ける生活を送っていると、頭痛や倦怠感などの症状が表れる恐れがあります。最初は病気やけがの回復を優先すべきなので、起床・就寝時間にばらつきが出るのは仕方ありません。しかし、ある程度体力が戻ってきたら、生活リズムを徐々に就業時と同じものに戻していきましょう。そうすることで、復職後に休職時のブランクを感じにくくなります。
就業中に元々不規則な生活を送っていたという方は、体調が安定してきたら早寝早起きの習慣をつけることをおすすめします。睡眠不足や栄養の偏りなどからも体調不良が引き起こされやすくなるので、長期間の休みがあるうちに生活リズムを整えておきましょう。
リラックスできる方法を見つける
休職中、自宅にいてもできる自分なりのリラックス方法を見つけましょう。療養のためとはいえ自宅に居続けるとストレスが溜まってしまう方もいるので、精神面の健康を保つためにも息抜きは必要です。アロマテラピーや半身浴、軽めのヨガなど、無理をしない範囲で自分が最もリラックスできる方法を試してみてください。
体力を維持する
休職中はどうしても体を動かす機会が減ってしまうので、療養しつつ体力を維持することも大切です。病気やけがが治っても体力が落ちたまま復職すると、以前より疲れやすくなり仕事に影響が出てしまう可能性もあります。最悪の場合、再度休職することになりかねません。体力の維持には30分前後のジョギングや散歩など、軽めの運動がおすすめです。ただし、病気やけがの種類によっては運動を控えなければいけない場合もあります。運動を開始する前にはあらかじめ主治医に相談し、その日の体調を鑑みながら少しずつ実践してみましょう。
休職の原因と再発防止策について考える
休職して時間に余裕があるうちに、会社を休まざるを得なくなった原因や再発防止策について考えてみましょう。休職中は職場から距離を置くことで、これまでの自分の状況を客観的に見やすくなります。就業中は忙しさで分からなかったことも、「以前から体が辛かったのに、仕事を疎かにできなくて無理をしていた」といった心当たりに気づけるでしょう。また、復職後に再度休職することにならないよう、再発防止策を考えることも大切です。原因が過度な激務であれば時短勤務を上司に相談したり、業務自体がストレスだったなら異動やチームの配置換えを申し出たりなどの対策が必要でしょう。復職後に健康な状態で働くためにも、休職中に原因と対策について考えてみてください。
休職明けにやりたいことを考える
休職明けにやりたいことを考えるのは、心をポジティブにするのに効果的です。「元気になったら友達に会う」「回復したら遊びに行く」「家にいたらできないことをやりたい」など、内容は些細なもので構いません。休職中ずっと明るい気分でいられるという方はそう多くはないので、落ち込んでしまったときに考えるのがおすすめです。体を治して早く復職したいと思っている方は、先述した再発防止策とともに休職が明けたらどのように働くかを考えてみるのも良いでしょう。
体調が良くなっても自己判断で通院や服薬を中断するのはやめよう
休職期間中に体調が良くなっても、自己判断で通院や服薬を中断するのは危険です。一時的に体調が回復すると「もう元気だから薬を飲まなくて大丈夫かな?」と思ってしまう方もいますが、自己判断で通院・服薬をやめることで症状がぶり返してしまう恐れもあります。一時は休職せざるを得ないほど具合が悪かったことを忘れずに、治療の方針を変更したい場合は主治医に相談して指示を仰ぎましょう。
休職中に給料は出るのか
休職中の給料の有無ですが、基本的には無給としている企業が多いようです。しかし、休職していても厚生年金保険料や健康保険料は支払う必要があります。生活費や医療費などの出費もあるため、休職中は金銭面に不安を覚える方もいるでしょう。以下の制度により休職中に手当てを受け取ることができるので、ぜひご活用ください。
傷病手当金
全国健康保険協会協会けんぽ「傷病手当金」によると、傷病手当金は、傷病による休職中の生活を保障してくれる制度です。以下の4つの条件に当てはまる方は傷病手当金を受給できます。
1.業務外の病気やけがで療養している
2.労務が不可能と判断される
3.連続する3日間を含む4日間以上就労できない
4.休んでいる間に給与の支払いがない
また、1日あたりの支給金額は、支給開始日以前の12ヶ月間の各標準報酬月額を平均した額÷30日×(3分の2)です。傷病手当金の支給期間は、支給開始日から最長1年6ヶ月となります。1年6ヶ月を経過した場合は、就労できない状態であっても傷病手当金は支給されないので注意しましょう。
参照元
全国健康保険協会 協会けんぽ
傷病手当金
労災保険
労災保険は、雇用されている労働者が通勤途中や仕事中に発生した病気やけがなどに対する保険給付制度です。労災保険の場合は療養費用の自己負担がなく、休職中の手当についても傷病手当金より手厚い補償となっています。休職中の給料については、「休職中の給料ってどうなるの?」のコラムでも詳しく解説していますので、あわせてご参照ください。
休職中に多い4つの悩み
ここでは、休職中の方が抱えやすい悩みについて解説します。今まさに休職のことで悩みがあるという方は、ぜひ参考にしてみてください。
1.このまま回復しなかったらどうしようという不安
休職中なかなか体調が回復しないと、「ずっと治らなかったらどうしよう」と不安を抱えてしまう方もいるでしょう。特に、仕事を長期的に休まなければならない病気に罹ったことがない方であれば尚更です。治療に時間を要することもあるため基本的には主治医の判断と治療方針を尊重すべきですが、どうしても納得できない場合はほかの医師に意見をもらうセカンドオピニオンも可能です。セカンドオピニオンでも方針が変わらなかったときは、多少納得できないことがあっても今と同じやり方での治療の検討が必要な場合もあるでしょう。
2.仕事を休むことに対する罪悪感
真面目に働いてきた方に特に見られやすいのが、仕事を休むことに関する罪悪感です。休職して仕事に穴をあけてしまうことに後ろめたさを感じてしまうことも。職場の同僚に対して申し訳なく感じてしまうかもしれませんが、仕事で空いた穴は会社が調整してくれるので心配ありません。自分のせいで会社に負担をかけてしまったと考えず、あまり思いつめ過ぎないようにしましょう。
3.復職を想像したときの恐怖
過労になってしまうほどの激務のほか、職場での人間関係が原因で体調を崩してしまった場合、復職を想像すると恐怖が蘇ることもあるでしょう。復職が恐怖になっている場合は転職を検討したり、退職するほどではないが、様子を見たいという場合は勤務を隔日や時短に切り替えたりしてもらうのがおすすめです。
4.休職中は外に遊びに行けないという閉塞感
休職中は外に遊びに行けないという閉塞感で気分が落ち込んでしまう方もいます。休職中は通院や買い出しなど、必要な用事以外での外出は推奨されませんが、まったく外に行ってはいけないわけではありません。たとえば、回復のための日帰り温泉など、自分の体調やメンタルに良いことであれば問題ないこともあります。ただし、小旅行や遠出を計画している場合は主治医に問題ないか確認をとった方が良いでしょう。また、休職中に外出する旨をSNSなどで報告しないよう注意してください。不要不急の外出が会社に発覚してしまった場合、人事評価や職場の人間関係に傷がつく恐れがあります。
休職中に復職や転職についても検討しよう
ここでは、休職明けに復職したい、または転職したい場合どうすれば良いかを解説します。休職期間が満了したとき、自分はどのように働きたいかを考えてみましょう。
元の職場に復職したい場合
元の職場に復職したい場合、主治医からの復職可能の診断書の提示と産業医の判断を仰ぐ必要があります。復職直後は時短勤務や軽めの業務から始めさせてもらい、問題がないようなら少しずつ休職前と同じ仕事量に戻しましょう。また、ある程度体調が良くなり「早く働きたい」と考えている方は、休職前と同じ状態まで回復しなくとも復職は可能です。ただし、企業の就業規則にもよるので復職前に確認が必要となります。その場合も最初はフルタイム勤務は避け、少しずつ業務に体を慣らしていくようにしてください。
新しい職場に転職したい場合
新しい職場に転職したい場合は、志望する企業を休職中にいくつかピックアップしておき、復職後に転職活動を開始しましょう。休職とはあくまで復職を前提とするものなので、休職中に転職活動を行うのは良くありません。もし休職中の転職活動が会社に発覚してしまった場合、不信感を持たれてしまうこともあります。そこから転職活動がうまくいかずに在職を選ぶと、人間関係が悪化する恐れもあるでしょう。円満に退職するためにも、現在の職場との関係性は良好に保って転職することをおすすめします。休職明けからの転職活動のやり方は、「休職後の転職は不利?タイミングと就職成功のポイントを解説」や「職務経歴書への休職期間の書き方は?ブランクを書かないのはOK?」のコラムにも掲載していますので、こちらも参考にご覧ください。
新しい職場に転職したいと考えている場合は、転職支援エージェントを利用した求人選びをすると準備がスムーズになるでしょう。求人サイトを見ながら自力で転職先を探すことももちろんできますが、自分の希望する条件に合う求人情報から休職のブランクOKの職場を探すのは簡単とはいえません。転職支援エージェントではアドバイザーが求人を選定してくれるので、転職活動がぐっと楽になるでしょう。
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一人ひとりの経験、スキル、能力などの違いを理解した上でサポートすることを心がけています!
京都大学工学部建築学科を2010年の3月に卒業し、株式会社大林組に技術者として新卒で入社。
その後2012年よりレバレジーズ株式会社に入社。ハタラクティブのキャリアアドバイザー・リクルーティングアドバイザーを経て2019年より事業責任者を務める。