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転職が決まらない!よくある原因と選考過程・年齢別の対策
更新日
この記事のまとめ
- 転職が決まらない原因は「目的が不明確」「理由が後ろ向き」などが考えられる
- 転職が決まらないときの過程別対策として、自己分析や応募書類を見直すことが重要
- 転職が決まらない場合は年齢別の原因も考えられるため、年代に合った対策を行う
- 転職が決まらなくても必要以上に焦ったり落ち込んだせず、休むことも検討する
「転職が決まらない」と悩んでいる人もいるでしょう。なかなか転職が決まらない場合は、転職の理由を明確化したり企業分析や自己分析をやり直したりすることが重要です。強みやスキルをもう一度洗い出し焦らず転職活動に臨むことで、内定獲得に近づくでしょう。
このコラムでは、転職が決まらないときに多い原因を解説。選考過程別と年齢別の対策も紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。
転職が決まらないときに多い原因
転職が決まらないときに多い原因として、「転職の目的が不明確」「転職理由が後ろ向きな内容になっている」などが挙げられます。転職活動が上手くいかないと感じている人は、自分がつまづいている箇所を振り返ってみましょう。
転職の目的が不明確
転職の目的やゴールが定まっていないと、転職活動が長期化してしまうことがあります。
たとえば、「今の会社より面白そう」「なんとなく興味があるから」といった漠然とした目的で応募しても、企業に転職の意思が伝わりにくいでしょう。企業の求める人物像とマッチする可能性も低いため、マイナス評価になり選考を突破しにくくなることがあります。
自己分析が不足している
自己分析は、仕事を選ぶ指針になる材料を明確にする重要な作業の一つです。自己分析をとおして深める自己理解が不足していると、応募企業の条件設定や企業選びでミスしやすくなります。
自分を過大評価すると現時点で身についているレベル以上のスキルを求められる仕事にばかり応募してしまい、選考を通過できないという事態に。反対に、自分を過小評価しても、遠慮や謙遜から理想の仕事に就くチャンスを逃してしまうことがあります。
応募書類の内容を使いまわしている
「どうせ見られてないから」「同じような分野だから」と応募書類に書く内容を使いまわしていると、内定が遠のきやすくなります。
応募書類には、企業ごとに合った志望動機や自己PRを練って記入することが大切です。同業他社にも通用する内容の応募書類では、採用担当者に「具体性がない」「自社以外で良いのでは」と思われ、熱意や意欲が伝わりにくくなるでしょう。
転職理由が後ろ向きな内容になっている
転職理由で「人間関係」「給与が安い」「会社の方針に合わなかった」といった後ろ向きな理由を述べると、応募先企業に不信感を抱かせる原因になります。
正直過ぎる転職理由は、採用担当者に「また同じ理由で辞めるのではないか」という印象を与え、採用を敬遠されてしまうのです。
転職が決まらないときに多い原因については、「転職に失敗するときの特徴とは?成功するポイントとあわせて解説」でも解説しています。あわせてご覧ください。
転職が決まらない過程別の対策
転職が決まらないときは、自己分析をやり直したり面接を振り返ったりして対策をしましょう。
ここでは、具体的な改善策について選考の過程別に解説します。
応募企業が決まらないとき
応募企業が決まらず迷っているときは、自己分析と企業分析をやり直してみましょう。自己分析でこれまでの経験を棚卸しして転職の目的を定めたら、企業分析で企業のニーズと自身の希望条件を擦り合わせます。
自己分析をやり直す
自己分析では、強みやスキル、経験の棚卸しに加え、「なぜ転職したいのか」「転職してどうなりたいか」といった面をもう一度洗い出すことが大切です。
身についているスキルや転職する目的をもとに、どのような分野や職種であれば即戦力として活躍できそうかを考えます。未経験の職種に応募する場合も、自己分析の結果から、希望する職種に活かせるスキルや経験があるかを探せると良いでしょう。
企業分析で理解を深める
企業選びでは、業務内容だけでなく、経営理念や社風、会社の動向、求める人物像を把握して自分と合うかを分析することが重要です。
企業のWebサイトを閲覧したり経営者が考える今後の展望をチェックしたりして理解を深めたうえで、「自分の価値観と合っているか」「やりたいことができるか」といった部分を判断すると、よりマッチ度を測れます。
キャリアプランを達成できるかどうかも検討しよう
転職活動を成功に導くため企業のニーズに沿うことも大切ですが、転職した先で自身が望むキャリアプランを達成できるかどうかも検討しましょう。「5年後にはチームリーダーになりたい」「10年後に独立したい」などの目標を明確に設けて将来を見据えた企業探しをすれば、転職活動成功のカギになり得ます。
書類選考がとおらないとき
書類選考で通過できないときは、応募書類の書き方と内容を見直しましょう。
自身の強みやスキル、経験に一貫性をもたせることや、応募企業・職種の求める人物像を把握することで、書類選考通過の道筋が見えやすくなります。
強みやスキル、経験の一貫性を整理する
転職の応募書類には、一貫性のある強みやスキルを記載しましょう。
企業は、強みやスキル、またそれらを得た経験から、自社にどのように貢献してくれる人材なのかを判断します。要素を羅列するだけでは、採用担当者にとっては「結局この人の強みはなんだろう」という印象になる可能性も。経験に基づいた強みやスキルのなかから、応募職種に活かせる内容を軸に伝えることで、一貫性をもたせてアピールできるでしょう。
応募企業・職種の求める人物像を把握する
自分の得意不得意を見極めたら、応募企業・職種の募集要項などから求める人物像を把握しましょう。
自身のスキルや実績が応募先企業の求める人物像とマッチしているかも、「転職が決まらない」という事態を防ぐための重要な要素です。企業のニーズと自身との接点を網羅した内容で応募書類をまとめると、書類選考通過に一歩近づきます。
面接のハードルが高く感じるとき
「面接のハードルが高く感じる」「苦手意識があって上手くいかない」という場合は、これまでに受けた面接の振り返りや練習の繰り返しが大切です。面接の評価が選考結果に大きく影響することもあるため、成功に向けて下記を参考にしてみてください。
面接を振り返る
これまで受けた面接を振り返り、答えに詰まった質問やよく聞かれた質問などを思い出してみましょう。
企業によって質問は異なりますが、志望動機や自己PRといった質問はよく聞かれるため、あらかじめ回答をシミュレーションすることが可能。よく聞かれる質問に加えて、応募企業・職種ならではの質問にもスムーズに答えられるよう、あらかじめ対策しておくのがおすすめです。
これまでに受けた面接で回答に詰まった質問があった場合は、対策が足りていない項目として回答を準備しましょう。
自信がつくまで練習を繰り返す
自信がつくまで練習を繰り返すことは、面接対策として有効な手段の一つといえます。特に「緊張で頭が真っ白になる」「考えていたことを上手く伝えられない」などの事態を避けるためにも、声に出して練習することは重要です。
回答の丸暗記はプレッシャーの原因にもなったり、面接官に「暗記して話している」と思われることがあるため、あくまで自分らしく伝えることを意識します。
入退室方法や姿勢、話し方などのマナーを見直そう
面接でつまづいている場合は、入退室方法や話し方などの面接マナーも見直してみましょう。面接では、質問に対する回答内容だけでなく、入退室方法や身だしなみ、挨拶はもちろん、姿勢、声のトーン、表情、話し方なども評価対象として見られています。
社会人としての常識が備わっていることを示すためにも、「面接マナーは大丈夫?転職でマナーが重視される理由とは」のコラムで、改めて面接マナーへの理解を深めておきましょう。
転職が決まらない年齢別の原因
転職がなかなか決まらない原因は、年代によっても異なります。たとえば、20代では中途採用の選考対策不足、30代では応募先企業の求める条件に一致していないことなどが挙げられるでしょう。
以下で年代別の原因を解説するので、改善策の参考にしてみてください。
20代によくある原因
20代での転職が決まらないときによくある原因として、「新卒時と同じ対策をしている」「転職でよく聞かれる質問や適切な回答を知らない」などが挙げられます。
中途採用には新卒採用時と違った質問をされることが多いため、中途採用で頻出する質問の対策を行う必要があるでしょう。頻出質問に回答できないと、「事前対策が不足している」という印象になったり、自分の魅力を適切にアピールする機会を逃してしまったりするでしょう。
20代前半と後半で見られるポイントの違いがある
第二新卒と呼ばれる2~3年の正社員経験がある20代前半の求職者と、正社員のキャリアを4年以上積んだ20代後半の求職者では、企業から評価されるポイントが異なる場合も。20代前半の求職者はやる気や熱意、得意なことなどのポテンシャルのアピールが重要です。一方、20代後半の求職者はスキルや経験が重視されるため、即戦力を裏付けられる実績を示す必要があります。現状に合わせてアピールポイントを精査しましょう。
30代によくある原因
30代で転職が決まらない原因として、応募先企業の求める条件に一致していないことが考えられます。
30代は、20代以上に成熟した社会人経験と専門的なスキルが重視されるもの。アピールできる実績や成果が不十分だと、採用の決め手に欠けてしまいます。
今までのキャリアから、転職先で貢献できる自分の強みを見つけだし、具体的なエピソードや実績とともに効果的にアピールしましょう。
30代の転職については、「30歳で転職は可能?未経験職種にも挑戦できる?成功させるポイントを紹介」でも詳しく解説しているので、ぜひご覧ください。
40代によくある原因
40代で転職が成功しない原因は、柔軟性に欠けた扱いにくい印象を与えてしまっている可能性が挙げられます。
企業が40代の求職者に求めるのは、若手にない豊富な経験やマネジメント能力、物事の全体を見る力などです。しかし、どんなにスキルがあってもこれまでの肩書きや実績を過信して、謙虚な姿勢が見えない人材は敬遠されることも。豊富なスキルやキャリアがあるからこそ、「新しい環境でも柔軟に自分の力を発揮できる」「周囲の意見に耳を傾ける器量がある」とアピールすることが大切です。
転職が決まらずモチベーションが下がったときの対策
転職が決まらず不採用通知ばかり届くと、徐々に転職に対するモチベーションが下がるでしょう。焦らずスケジュールに余裕をもたせて組んだり、違う雇用形態を検討してみたりするのも一つの手です。
以下で具体的な対策を解説するので、モチベーション維持に役立ててみてください。
焦らずスケジュールに余裕をもたせる
転職活動が長引いて焦るときほど、スケジュールに余裕をもたせて一つひとつの企業にじっくり向き合うと良いでしょう。
前述したように、企業分析や自己分析、応募書類の準備が不十分なまま選考を受け続けても、内定獲得は遠のいてしまいます。「△日まではじっくり自己分析する時間にあてる」「この日は面接対策をする」など、余裕があるスケジュールを組むことで、転職の質を高めやすくなります。
一般的な転職活動期間は1〜3ヶ月程度
条件でばらつきはあるものの、厚生労働省の「令和2年転職者実態調査の概況 (3)転職活動を始めてから直前の勤め先を離職するまでの期間(p.20)」によると、転職活動期間として最も多いのは全体の28.8%を占める「1〜3ヶ月程度」です。あわせて3~6ヶ月程度が15.7%であることを加味すると、転職活動を始めて間もない場合は焦り過ぎる必要はないでしょう。
一方で「もう1年近く転職が決まらない」という場合は、「本当に転職する必要があるか」「今の会社でできることはないか」といった転職理由の再考と目的の明確化を行うと良いでしょう。これまで紹介した対策を参考にしてみてください。
参照元
厚生労働省
令和2年転職者実態調査の概況
あまり落ち込み過ぎない
転職が決まらない期間が長引くほど、自分を否定されているように感じることもあるようです。そのようなときは、「企業との相性や採用のタイミングがたまたま合わなかっただけ」と考えるのがおすすめ。過度に自分を責めたり落ち込んだりしないようにしましょう。
焦りや不安は思わぬ失敗を招いてしまうことがあるため、適度に肩の力を抜いて、前向きな気持ちを維持できるように心掛けるようにしてください。
沈んだ気持ちを解決する方法は、「転職活動が『うまくいかない』『つらい』ときは?長期化する理由と解決策」でも紹介しているので、あわせてご覧ください。
メンタルがつらくなるときにできること
どうしてもメンタルがつらくなるときは、一旦転職活動を休んでリフレッシュするのもおすすめです。
つらい気持ちのままでは冷静な判断力を保てないほか、面接の表情や声のトーンにも影響する可能性があります。転職活動を休止しない場合でも、応募のペースを落としたりストレス発散をしたりしながら、心身の回復を優先しましょう。また、身近な人に話を聞いてもらうと、思わぬ解決策が見つかることもあります。
相談相手がいないときは、ハローワークや転職エージェントといった専門機関を頼り、誰かに相談する機会を設けてみてください。
応募社数を増やす
応募社数が少ないことが原因で、なかなか転職が決まらないときもあります。そのような場合は、応募社数を増やすことを検討してみても良いでしょう。応募社数が少ないということは、これから多くの企業と出会えるチャンスがあると考えられます。
ただし、興味関心のない分野や、希望条件から大幅にずれた求人へ手当たり次第応募するのはNG。「新しい経験ができる」「キャリアプランが達成できる」「スキルが活かせる」など、自分の希望条件から合致する点を探してみたら、応募の幅も広がるでしょう。
派遣や契約社員にも応募してみる
「どうしてもやりたい仕事がある」「叶えたいキャリアプランがある」という場合は、まずは派遣や契約社員として転職先が決まらない状況から抜け出す道もあります。
転職市場では即戦力が求められやすいため、未経験分野の正社員転職はハードルが高く感じられることも。希望する企業が経験者を求めているなら、まず派遣や契約社員で正社員になるために必要なスキルや経験を身につけ、そのうえで正社員に応募するという方法も検討してみましょう。
在職中に転職活動を行う
在職中に転職活動を行えば、転職が決まらないことで生まれるストレスが軽減されやすいでしょう。
退職後に転職活動をスタートすると、時間は確保できるものの、長引いてしまえば経済的な不安が生じてしまいます。精神的なプレッシャーは選考にも影響するため、なるべく仕事を続けながら転職活動を行うのがおすすめです。
在職中で、「転職したいけど忙しくて時間が取れない」「スケジュールを組むのが難しい」という場合は、書類提出から応募先企業とのやりとりまで代行してくれる転職エージェントを活用すると良いでしょう。
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転職が決まらないことに関するお悩みQ&A
ここでは、「無職の期間は不利になる?」「転職活動が長引いて疲れてしまった…」といった、転職が決まらないことに関するお悩みを解決します。
離職後、無職の期間があると不利になる?
「無職の期間が何ヶ月以上だと不利」という明確な線引きはありませんが、1年や2年など、無職の期間が長いほど面接で「何をしていたのか」を尋ねられる可能性が高まります。
働く意欲をアピールするためにも、離職期間に取り組んだことや将来を見据えて行動したことなどを整理しておくのが大切です。
詳しくは「無職期間が長いと転職では不利?与える影響や効果的な過ごし方を解説」で解説しているので、チェックしてみましょう。
短期離職をすると転職が決まりにくくなる?
短期離職は、企業に「またすぐ辞めるのではないか」という印象を与えるおそれがあります。合否にまったく影響しないとは言い切れません。長く働ける人材であることをアピールするためにも、一貫性があるポジティブな転職理由を伝えましょう。
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その後2012年よりレバレジーズ株式会社に入社。ハタラクティブのキャリアアドバイザー・リクルーティングアドバイザーを経て2019年より事業責任者を務める。