はじめに

2011年3月に発生した東日本大震災から歳月が経過しましたが、復興の道のりはいまだ半ばです。「風評問題」や「事業継続問題」、「人員不足」など、NPO活動団体が抱える問題は多岐にわたっています。
2025年4月末時点で、福島県のNPO法人数は930団体を超え、東北で最も認証数が多い県です。福島県内で頑張っているNPO・市民活動団体に寄り添い、伴走を続けているのが、認定特定非営利活動法人 ふくしまNPOネットワークセンターです。

本コラムでは、同団体の活動内容についてご紹介します。

概要

認定特定非営利活動法人 ふくしまNPOネットワークセンターでは、福島県内で活動するNPO・市民活動団体の支援として、「資金調達」「相談・アドバイス」「情報収集・発信」「講座等の開催」「災害支援」「人材育成」「地域ネットワークづくり」などを行っています。
また、福島県や福島市からの受託事業として、県や市のNPO支援センターも運営しています。
「人材育成」では、経験に合わせてNPО経営者同士が学べる場を創出するほか、修了生のネットワークの構築やNPO体験などを通した若者共育プログラム（共に成長する）も実施。「資金調達」では、助成金プログラムの展開による伴走やNPOと企業とのマッチングなどを行っています。

支援内容／活動内容

助成金プログラムを通した活動資金の応援

２つの助成プログラムを展開しています。福島県北地域で地域の課題解決に取り組む活動を対象とする「のっぽ基金助成金」、福島県内で地域の抱える問題を自分たちで解決しようと取り組む活動を対象とする「ふくしま元気市民活動助成金」。
活動資金を提供することで活動の環境を整えることと、活動の相談に対応することですることでサポートすることが、同事業の目的です。

相談サポート

開館時間は午前9時から午後5時まで（土日祝日・年末年始を除く）。
「設立」「運営」「資金調達」「人材育成」「組織マネジメント」「報告書の作成」など、NPO活動に関する各種相談に対応しています。

情報収集・発信

県内外の関係機関・NPO団体と連携し、災害支援・NPO活動に必要な情報、助成金プログラム情報などを収集し、ニューズレターやコミュニティラジオ、ホームページなどを活用した情報発信を行っています。
また、地域の活動団体のイベントなどの情報についても当組織の広報ツールを活用し、広報サポートを行っています。

講座開催や講師派遣

福島県内のNPOなどの「組織の基盤強化」や「活動促進」を目的に、実務的・実践的なな講座の開催や専門スキルを持つ同団体の役員や職員の派遣を行っています。

詳細情報

認定特定非営利活動法人 ふくしまNPOネットワークセンター

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