Before
新卒2カ月で退職。友人が働くなか「レールから外れた」焦燥感
After
未経験から銀行事務へ。マニュアル完備・土日休みで心に余裕
新卒2カ月で退職。友人たちが働くなか、社会のレールから外れた私

─学生時代はどのようなことに打ち込み、どのような経緯で最初の就職先を選ばれたのですか?
学生時代は芸術系の大学に通い、演劇に没頭していました。演者として舞台に立ち、仲間と一つの作品を作り上げる日々にやりがいを感じていました。しかし、プロの道は厳しく、周囲と比べて実力や熱意の差を感じていたため、卒業後は就職することを選びました。
特にやりたい仕事が見つからず、「着付けができる」「人と話すのが苦ではない」という理由から、着物の販売を行う会社に応募しました。正直なところ、就職活動を少し甘く見ていた部分もあり、最初に内定が出たその会社に「縁があるだろう」と深く考えずに入社を決めました。大学で仲のよかった友人も同じ会社に決まっていたので、安心感があったのも理由の一つです。
─入社後わずか2カ月で退職されたそうですが、どのような理由があったのでしょうか?
入社前の研修では「店舗によっては緩い雰囲気だよ」と聞いていたのですが、配属された店舗は規則が厳しく、想像していた環境とは異なっていました。
何よりつらかったのは、仕事内容が自分の性格に合わなかったことです。購買意欲が低そうなお客さまにもお声がけして引き留めたり、先輩と「強引に売るためのロールプレイング」を繰り返したりすることに、心がついていきませんでした。
また、常にきれいな立ち姿を意識しなければいけないため、毎日気が抜けず疲弊してしまいました。「お客さまのためになっていないのではないか」という葛藤とプレッシャーに耐えられず、入社して2カ月経たないうちに退職を決断しました。
体力仕事はもう限界。でも「短期離職・資格なし」の私に事務職なんて無理

─退職後はどのように過ごされ、再就職に向けてどのような悩みをお持ちでしたか?
退職後は、給食の調理補助の短期アルバイトを始めました。しかし、そこでの仕事は重い食器を運ぶ重労働で、食器同士がぶつかる音が常に響く環境でした。体力的にきついだけでなく、大きな音が苦手だという自分の性質にも気づき、長くは続けられないと感じました。
販売職と肉体労働を経験し、「自分には落ち着いて作業できる事務職のような仕事のほうがが向いているのではないか」と感じ始めました。しかし、大学で特別なスキルを身につけたわけでもなく、資格もありません。さらに、新卒ですぐに退職した経歴もあるため、「今の私に事務職なんて無理だろう」と諦めに似た気持ちを抱え、不安な日々を過ごしていました。
─どのようなきっかけでハタラクティブに登録されたのですか?
実は、最初から正社員就職を目指して登録したわけではありませんでした。夏休みに入り給食の調理補助のアルバイトがなくなるタイミングで、次の仕事を探すために求人サイトを片っ端から見ていました。そのなかで偶然、ハタラクティブを見つけて登録したのがきっかけです。
最初は「つなぎのバイトが見つかれば」程度の気持ちでしたが、担当のキャリアアドバイザーと話をするうちに、「アルバイトではなく、自分に合った正社員の仕事を探したほうがいいのではないか」と考えるようになりました。一人で悩んでいても選択肢が狭まるだけだったので、プロの視点でアドバイスをもらえたことが、再就職へ向かう大きな転機になりました。
「経歴を隠さなくていい」背中を押してくれたキャリアアドバイザーの言葉
─以前はほかの就職サービスも利用されていたそうですが、アドバイスの内容に違いはありましたか?
はい、ありました。ほかのサービスでは、2カ月で辞めたことについて「その理由はネガティブに捉えられるので、隠したほうがいい」と言われていました。
しかし、ハタラクティブのキャリアアドバイザーは「自分に合った仕事を見つけるために、正直に話したほうがいい」と言ってくれました。その言葉を聞いて、「ここなら信頼できる」「自分に合う職場を探せるかもしれない」と安心して相談を進められました。
─そのアドバイスを受けて、就職活動に対する意識はどのように変わりましたか?
以前は、面接官に好印象を与えることばかりを気にして、本来の自分とは違う自分を演じようとしていました。しかし、キャリアアドバイザーの言葉のおかげで、無理に取り繕うのではなく、自分の特性や経験を正直に伝えたうえで、それを受け入れてくれる会社を探そうと切り替えることができました。
短期離職の経歴を受け止め、前向きに採用してくれた現在の勤務先
─面接では、短期離職の経歴についてどのように聞かれましたか?
面接官の方が穏やかで話しやすく、短期離職については事実を確認する程度に軽く触れられただけで、「過去は過去として、これからどう頑張っていくか」という未来に目を向けてくれました。圧迫感がなく、自然体で話すことができました。
─内定が出たときの気持ちと、入社を決めた理由を教えてください
単純にうれしかったのと同時に、ようやくスタートラインに立てたという安心感がありました。なかなか就職活動がうまくいかず、「社会のレールから外れてしまった」と周りと比べて焦りを感じていた時期もあったので、私を受け入れてくれる会社が見つかったことで安心しました。
入社を決めた理由は、面接の温かい雰囲気と、私が希望していた「自宅から通いやすい」「土日休みで自分の時間が取れる」という条件にマッチしていたからです。また、研修制度があるため、未経験の私でも安心して始められるという点も魅力的でした。
未経験から銀行事務へ。充実のマニュアルと質問しやすい環境で、無理なく働ける毎日

─現在はどのようなお仕事をされていますか?また、未経験でのスタートに不安はありませんでしたか?
現在は、人材会社の無期雇用派遣社員として、銀行で事務の仕事をしています。具体的には、海外のファンドに関連する書類の確認や、システムへのデータ入力、関係部署への転送業務などが中心です。
最初は「銀行事務」「海外ファンド」と聞いて、専門知識や英語力が必要なのではないかと不安でした。しかし実際に働き始めると、業務マニュアルがしっかりと整備されており、メール対応なども雛形が用意されているため、イチから自分で文章を考える必要はありませんでした。専門用語も多いですが、マニュアルに沿って一つずつ確認しながら進められるので、未経験の私でも覚えられています。
─実際に働いてみて感じる職場の雰囲気や、前職と比較しての変化を教えてください
配属されたチームは少人数で、わからないことがあればすぐに周りの人に質問できる環境です。皆さん穏やかで、未経験の私にも丁寧に教えてくれるので、働きやすいと感じています。前職のような「常に見られている緊張感」や「無理に商品を売らなければならないプレッシャー」がなく、コツコツと作業を進める今の仕事は、自分の性格に合っていると感じます。
また、残業はほとんどなく土日祝日もしっかり休めるため、プライベートの時間も充実しています。以前はシフト制で友人と予定を合わせるのが難しかったですが、今は休日に遊びに行く余裕もでき、心身ともに健康的な生活を送れています。
読者へのメッセージ

─最後に、就職に悩んでいる方へメッセージをお願いします
私も最初は「短期離職してしまった」「スキルがない」と一人で悩み、焦って行動しては失敗を繰り返していました。でも、偶然見つけたハタラクティブに相談し、流れに身を任せてみたことで、自分一人では見つけられなかった自分に合う仕事に出会うことができました。
一人で考え込みすぎると、どうしてもネガティブな方向に考えがちです。もし今、行き詰まりを感じているなら、思い切ってプロに頼ってみるのも一つの方法だと思います。誰かの手を借りることで、意外と道は開けるものです。
Nさんのように、新卒ですぐに退職してしまい、特別なスキルや資格がなくても、プロに頼ることで理想の働き方は手に入ります。
「社会のレールから外れてしまった」と焦り、一人で悩み続ける必要はありません。もし今、将来への不安で立ち止まっているなら、ぜひ勇気を出して「エージェントに登録する」という小さな一歩を踏み出してみてください。その一歩が、あなたの新しい可能性への扉になるはずです。