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精神疾患がある本人もその家族も誰もが生きやすい社会を目指すNPO法人【NPO法人 CoCoTELI】
公開日

はじめに
NPO法人CoCoTELIは、精神疾患の親をもつ子ども・若者のメンタルヘルスにアプローチして、彼らが生きやすい社会づくりに取り組む団体です。
本コラムでは、同団体の理念や活動内容について詳しく紹介していきます。
概要
精神疾患のある親をもつ子ども・若者は、子ども全体の15%~23%にものぼると言われています。彼らは、親の病気による不安やストレスを抱えながらも、社会的に「見えない存在」となりがちです。そのため、必要なサポートを受けられず、自身も精神疾患を発症するリスクが他の子どもと比べ2.5倍にも高まると言われています。こうした現状を打破するために、精神疾患のある親をもつ当事者である平井登威氏が2020年に設立したのが、CoCoTELI(2023年にNPO法人化)です。同団体は、「対当事者」「対社会」双方のアプローチから、精神疾患の親をもつ子ども・若者を支援するため、日々尽力しています。
活動内容
同団体の活動は、大きく分けて「個別相談」「居場所(オンライン)」「メディア」の3つの柱で構成されています。
個別相談
同団体では、スタッフが悩みを聞く個別相談を行っています。精神疾患がある親をもつ25歳以下の方が対象です。オンラインでの相談なので、全国どこからでも参加できます。対応するスタッフは、精神疾患の親をもつ同世代の若者とソーシャルワーカーです。同じ境遇で育ったからこそ、相談や雑談を通じて、相談者にしっかりと寄り添います。必要に応じては、他団体連携等も行っています。
居場所(オンライン)
精神疾患の親のことを、誰にも相談できず孤独感を感じている若者のために、オンライン上で「居場所」を設けています。いつでも利用できるチャットアプリやオンラインでの交流会、不定期に開催されるイベントを通じ、「1人じゃない」と感じてもらえる居場所を提供。当事者限定で、匿名で参加も可能のため、安心して参加できます。
メディア
精神疾患の親のことで悩み、誰かに相談できずに苦しんでいる若者もいるかもしれません。同団体は、そのような若者に向けて、メディアを展開しています。同じような境遇にある若者の想いを描いたストーリーや、専門家による応援記事などを掲載。ラジオ感覚で聴くことができるポッドキャストもあるため、文章を読むのが苦手という方も安心です。
当事者の声
当事者の方の声を、一部抜粋してご紹介します。
「母親は入退院を繰り返したり、警察が家に来るなど大きなトラブルが数回あった。いろんな不安を感じていたとき、ふとしたきっかけで『精神疾患の親をもつ25歳以下』という言葉が目に入った。「周りの人って何を思っているのだろう?」そう思い、勇気を出してCoCoTELIのLINEに連絡してみた。
次の日、CoCoTELIのスタッフとお話しすることになった。勇気を出して自分にとってヘビーなことを話してみたら普通に聴いてくれた。CoCoTELIとつながってから周りにも家族の話を徐々にできるようになってきた。自分の状況や気持ちを伝えることのハードルが下がった気がする」
(大学生Bさん)
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