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発達障害の当事者が立ち上げた、当事者支援活動および啓発活動を行っている団体【特定非営利活動法人 DDAC】
更新日
はじめに
NPO法人DDAC(発達障害をもつ大人の会)は、ADHD、LD、ASDなどの神経発達症のある大人の当事者のための、当事者によって運営されているNPO法人です。
ニューロダイバーシティ(脳の多様性)の考え方を基に、個性を尊重し、活かしあえる環境づくりを目指しています。
本コラムでは、同団体の活動内容について詳しくご紹介していきます。
概要
特定非営利活動法人DDACは、2008年4月に任意団体を設立し、2010年5月に法人設立を果たしました。
発達障害の大人が社会でありのままを受け入れられ、能力を発揮できるように、セルフヘルプグループの運営支援や啓発活動などに取り組んでいます。
事業内容
特定非営利活動法人DDACでは、さまざまな活動を通じて、発達障害を持つ大人が自分らしく生きられる社会の実現を目指している団体です。
主力事業の一つである講演・講師派遣では、「企業向け」「保護者・教育関係者・支援者・一般向け」「当事者向け」の3つの大枠を設け、テーマごとに講演を行っています。
講師を務めるのは、NPO法人DDACの代表である広野ゆい氏。広野氏自身もADHD当事者であり、当事者が主体的に活動するという同団体の理念に則った活動に力を入れています。
セルフヘルプグループの運営(関西ほっとサロン・北摂ほっとサロン)
セルフヘルプグループとは、共通の課題や生きづらさを抱える人々が自主的かつ主体的に活動するグループです。自助グループ・当事者グループとも呼ばれており、たとえば「障害の本人、親・家族の会」「慢性疾患や難病を抱える本人・親の会」「マイノリティの会(LGBTQなど)」「不登校、ひきこもり経験者・親の会」「DV・虐待被害者の会」「自死遺族の会(グリーフケア)」など、多様なグループがあります。
関西ほっとサロンとは、DDACが運営・協力する当事者サロンです。同じ困難や悩みを持つ仲間が集い、体験や心情を分かち合い、情報を交換しています。
サロンでは、共感的理解と無条件の受容による安心できる居場所作りを重視。ピア・カウンセリングを通して自己回復、自己実現を目指しています。
ピアリーダー育成事業(ピアリーダー研修会)
発達障害・発達凸凹の当事者が孤立せず、よりよく生きるための居場所となる当事者グループの全国展開を目指し、グループ運営リーダー・スタッフの育成と、リーダー間の交流・つながり強化を図ることを目的に行われている研修会です。
2006年からスタートしたピアリーダー研修会は、ピアサポーター研修会、ピアリーダー養成講座など形を変えつつ開催。2017年からは、年に1〜2回オンラインと会場のハイブリッド形式でピアリーダー研修会を開催。これまでに輩出したピアリーダーは、100名以上に上ります。
セルフヘルプグループ運営の基礎知識、傾聴ワーク、発達障害支援の現状、対人援助、当事者グループと支援者の協働など、さまざまなテーマで研修が行われています。
ハッタツ凸凹相談室
発達障害やグレーゾーン、ひきこもり、50-80問題など、複雑化する生きづらさに対応するために開設された相談室です。
個人相談
発達障害(HSP含む)の当事者、そのご家族、支援専門職の方などが対象です。
特性理解、診断の要不要、仕事・家庭・子育ての悩み、対人関係、ストレス軽減などのあらゆる相談に対し、必要に応じて心理・キャリアカウンセリング、情報提供を行います。
親と家族のためのグループ相談会
診断の有無を問わず、発達障害当事者のご家族が対象です。悩みや情報を共有し、 どうしたらよいかを一緒に考えていきます。
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