10代の「個性」を輝かせ、個々の可能性を広げられる社会づくりのために活動する団体【特定非営利活動法人Grow ＆ Leap】

はじめに

既存の価値観やモデルが通用しない現代。「やりたいことがわからない」と、自分の将来に悩む中高生は少なくありません。そのような中高生が「個性(感性、思考)」を活かし、自分らしいキャリアを見つけられるよう支援しているのが、NPO法人Grow & Leapです。

このコラムでは、同団体の活動内容について詳しくご紹介していきます。

概要

NPO法人Grow & Leapは、予測不可能な時代を生きる中高生が「自分らしく生きる」ためのキャリアデザイン支援を行っています。多くの若者が将来への展望を描けずに悩む現状に対し、Grow & Leapは「個性(感性、思考)」が未来を切り開く鍵だと考えています。 一人ひとりが「感じたこと、考えたこと」を「個性」として捉えている同団体。何かの事物に対して抱く感性や思考は人それぞれであり、その感覚は絶対的です。それぞれのバックグラウンドに従って、各々違って存在する、この「個性(感性、思考)」を引き出し、磨き、可能性を広げることで、中高生が自分らしい人生を歩む力を育みます。

Grow & Leapのプログラムは、一人ひとりの状況や成長段階に合わせ、多彩な実践を通して視野を広げる機会を提供しています。この活動を通して、受講生は自己理解を深め、将来への希望を見出し、コミュニケーション能力や主体性などを高めます。参加した中高生の保護者からも、個々に寄り添った指導が高く評価されています。

Grow & Leapは、中高生の個性を輝かせ、理想を超える未来の創造を目指し、個性あふれる社会の実現に向けて活動を続けています。

事業内容

My Story Project

6ヶ月間の集中プログラムであるMy Story Projectは、「自己探究」に重きを置いて、キャリアデザインをメンターと共に描くプログラムです。「個性を活かした将来を応援したい」「勇気ある行動を後押ししたい」という思いから始動しました。「やりたいことがわからない」「将来のために何かしたい」10代が、人生の羅針盤であるキャリアアンカーを言語化できるようサポート。また、持続的にキャリアデザインしていけるよう、アントレプレナーシップを培っている点も特徴の一つです。プログラムでは、主体性・実践力・共創力の3つの力を鍛えていきます。マンツーマンで安心して話せる空間と、異世代との交流で、より良い未来への一歩に繋げています。

個性教育プログラム

Grow & Leapの個性教育プログラムは、90分間で中高生の「個性(感性、思考)」を発見・研磨し、可能性を広げることを目指しています。プログラムは「Co*Sharing」「Co*Practice」「Co*Finding」の3つのセクションで構成されています。
まず、「Co*Sharing」（約20分）では、メンターと31種類のテーマについて認識観を共有し、「個性(感性、思考)」を磨くための基盤を作成。これは、ダイヤモンドの原石を扱う技術を学ぶ段階に喩えられます。次に、「Co*Practice」（約60分）では、イベント企画や動画作成など、6つの実践コースを通して「個性(感性、思考)」を磨きます。ダイヤモンドの原石を磨く工程に相当します。最後に、「Co*Finding」（約10分）では、メンターとの対話を通して自身の「個性(感性、思考)」を振り返り、新たな気づきを得ます。磨かれたダイヤモンドをじっくり観察する段階です。
この個性教育プログラムを通じて、中高生が、自分自身の価値や他者の価値を理解し、共創力を発揮できるように成長することを目的としています。

参加者の声

実際に参加した方の声を一部抜粋してご紹介します。
「言いたいことを取捨選択し、自分の意見をわかりやすく、簡潔に述べる力を身につけることができました。回を重ねるごとに自分の意見に自信が持てるようになり、自分の個性を認識し、認められるようになってきたと思います。」（高校2年生）

詳細情報

特定非営利活動法人Grow ＆ Leap