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厚労省認定「サポステ」で、働きたい若者へ「面接力アップセミナー」開催「準備」「自己PR」テクから「模擬面接」まで
更新日
総務省が発表した2017年5月分の労働力調査(※2)では、完全失業率が3.1%、前月比で0.3ポイント上昇。15~34歳の若年層の失業者数は約76万人に上るという結果に。働く意欲があるにも関わらず就業できない若者が、数多くいることを示しています。
そんな中「ハタラクティブ」は6月13日(火)、若者の就労を支援する厚生労働省認定事業の多摩若者サポートステーション(通称サポステ/東京・福生市)(※1)で、「1Day面接力アップセミナー」を開催。ハタラクティブのキャリアコンサルタント後藤祐介が、10代後半~30代前半の参加者に、面接力を上げるノウハウを約4時間にわたって伝授しました。
※1 「サポステ」とは… 15~39歳までの若者を対象に、就労支援する「地域若者サポートステーション」の略。厚生労働省が委託したNPO法人、民間企業などが運営している。キャリアコンサルタントなどによる専門的な相談を始め、各種就職支援プログラムを提供
※2 「労働力調査 平成29年(2017年)5月分(速報)」
http://www.stat.go.jp/data/roudou/sokuhou/tsuki/pdf/201705.pdf
講師を務めたハタラクティブのキャリアコンサルタント後藤祐介
第1部 書類のニオイもポイント?『事前の準備』
第1部では就職活動に適した服装や、提出書類について気を付ける点などを解説。まず、いわゆるダメな就活ファッションに身を包んだ男女1名ずつが写った写真を各テーブルに配り、どこが問題なのか参加者に当ててもらうよう指示しました。すると、各テーブルからは活発な意見が。
続いて反対に良い就活ファッションの例を見せて、洋服や髪型、化粧など企業に好印象を与える就活ファッションを一つひとつ丁寧に説明すると、熱心にメモを取る参加者の姿が目立ちました。
ダメな就活ファッションのNG部分を次々と挙げる参加者
NG部分を示す丸が写真のあちこちに
さらに履歴書などの書類を提出する際には、折り目や汚れだけでなく、食事やタバコから付くニオイにも気をつけてほしいと注意を促し、面接を受けるまでの流れを説明。面接会場には何分前に着けばいいのか、万一遅れてしまった場合どうすればいいのか、面接での着席タイミングや名刺の扱い方などについても指導しました。
第2部 慣れない敬語より「です」「ます」で。『面接で大切なこと』
第2部では、具体的な面接の中身について解説。冒頭で、面接官が最も重視している点は求職者と「一緒に働きたいかどうか」で、求職者が面接で「スムーズに会話できているか」「がんばりたいと思っているか」をチェックしていると話しました。
メモを取りながらセミナー内容に耳を傾ける参加者
セミナー中、出された問題に参加者が勢いよく手を上げる場面も
そして面接では慣れない敬語を使って失敗するよりも、「です」「ます」調で丁寧に話したほうがいいこと、質問には過去、現在、未来についての質問と、逆質問の4つしかないことを説明。参加者自身が自己PRしたり、自己紹介文を作りました。
自己PRについては、企業が求める長所や強みを挙げるのがポイントで、良いアピール材料が見つからない場合には「今は何のとりえもないけれど、これからがんばっていく」などと伝えると効果的だとアドバイス。参加者は真剣に、時に周りの参加者同士で相談しながら自己紹介文を作成していました。
不明点を就活アドバイザーがアドバイス。上手く書けない参加者を、手伝う参加者もいた
第3部 目線や姿勢もアドバイス。『模擬面接』
第3部では、ハタラクティブの就活アドバイザーと参加者が1対1で模擬面接を行いました。持ち時間は参加者1人につき面接10分、フィードバック5分。
模擬面接は、面接官役の就活アドバイザーが面接室に入ってきて参加者に名刺を渡す場面からスタートしました。会場には、習いたての面接のルールやノウハウを思い出しながら質問に懸命に答えようとする参加者と、参加者の話し方や目線、回答内容について具体的にアドバイスする就活アドバイザーの熱気が漂っていました。
第1部、2部には無かった熱気が漂う模擬面接会場
慣れない面接に苦戦する参加者が多かったが、就活アドバイザーが丁寧にフォロー
模擬面接を終えた参加者の皆さんからのコメント
"喋り方とネガティブな伝え方、姿勢が悪いことを指摘されてハッとした"(20代女性)
"大好きなこと、やりたいことについてはサラサラ言葉が出てくるけど、そうでないことについては言葉に詰まってしまった"(20代男性)
"無意識に使っていた言葉があり、それが就活向きではないと教えてもらえて良かった"(20代男性)
セミナー終了後、後藤は次のように語りました。
「今回のセミナーはハタテクティブのユーザー以外を対象にした初めてのセミナーで、就職活動を始める前の方もいるとのことだったので、どんな内容にすれば参加者にリアルに感じてもらえるかという点を工夫しました。
実際には意欲の高い積極的な参加者が多く、他の参加者とも助け合いながらワークに取り組んでいただくなど、とても充実した内容になりました。
このセミナーは面接準備のためのもので、皆さんはまだ就職活動のスタートラインに立ったばかりです。学んだ内容を少しでも活かして、ぜひ希望する企業から内定をもらえるように頑張っていただきたいです」(後藤)
セミナーを終えた参加者の皆さんからのコメント
"色々教えてもらえたので、前より就活への緊張が減った気がする"(10代男性)
"思ったより身だしなみを色々チェックされると知って、びっくりした。ピシッとしなきゃと感じた"(20代女性)
"1人で就活をしていたら気付なかったことに気付けて良かった"(20代女性)
"自分の強みが分かった。これしかないと思えた"(30代男性)
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ハタラクティブでは、自己PR・模擬面接など就活にすぐ役立つノウハウ指南から、将来どう働いていけばいいか分からない、という人に向けたキャリア設計まで、不定期でセミナーを開催しています。豊富な就職支援実績を持つ就活アドバイザーが講師を務めるセミナーは、多くの方にご好評をいただいています。
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一人ひとりの経験、スキル、能力などの違いを理解した上でサポートすることを心がけています!
京都大学工学部建築学科を2010年の3月に卒業し、株式会社大林組に技術者として新卒で入社。
その後2012年よりレバレジーズ株式会社に入社。ハタラクティブのキャリアアドバイザー・リクルーティングアドバイザーを経て2019年より事業責任者を務める。