同じ経験を持つ当事者目線で不登校・ひきこもりの悩みに寄り添いながらサポート

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はじめに

2023年度の不登校の小中学生は約30万人に達しました。不登校の当事者である子ども、その家族で誰に相談していいのかわからないという方も多いでしょう。
そのような不登校の子どもの居場所づくり、当事者の家族の交流・学びの場づくりを行いながら支援しているのが、NPO法人ネモちば不登校・ひきこもりネットワークです。この記事では、同団体の活動内容について詳しくご紹介します。

概要

2003年に設立されたNPO法人ネモちば不登校・ひきこもりネットワーク。千葉県内の不登校・ひきこもりの当事者や経験者、その家族が立ち上げ、運営しているNPO法人です。親サロンやひきこもりサロン、相談事業、子どもの居場所運営など、さまざまな活動を行っています。
「ネモ」とは、ラテン語で「誰でもないもの」という意味です。「誰でもなくても、君ならそれでいい」という考え方を基本として、本人の意思を第一に尊重しています。運営者の自らの経験に基づいて、不登校・ひきこもりの子どもやその家族に寄り添っています。

活動内容

ひきこもりサロン

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同団体では、20代以上の方を対象としたひきこもりサロンを実施しています。参加者は30代から40代の方が中心です。ひきこもり当事者の集いである茶話会では、お茶を飲みながらゆったり過ごせます。このサロンでは、話したくないことを話す必要はなく、聞くだけの参加も可能です。実際にひきこもりを経験した当事者やその家族がスタッフとして運営しており、「普段は家にいる方が落ち着くけれど、たまには外に出てみたい」とお考えの方に寄り添っています。参加費は無料で、オンラインを併用して開催することもあります。

親サロン・ご相談

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不登校・ひきこもりのお子さんについて、誰に相談してよいかわからないご家族(親・祖父母)の方が参加できる場が「親サロン」です。専門家や経験者などを講師として招いた講演会、シンポジウムなども行っており、我が子を理解し受け入れるための学びを深めていただける機会を提供しています。
運営するスタッフは、実際に不登校・ひきこもりの経験を持つ子どもの親たちなどのため、同じ思いや経験を分かち合う機会にもなります。「親サロン」では、不安なことや気になること、誰にも相談できなかったことを話し合います。ひとりで悩んでいる方やつらい思いを抱えている方が、そっと誰かに思いを話すことができるかもしれません。

同団体では、「親サロン」以外に個別相談や電話相談も受け付けています。不登校・ひきこもりの当事者である子どもとそのご家族が対象です。電話相談は無料で行っています。有料の個人面談は、専門スタッフが対面で相談を受けています。いずれも、自身がひきこもりの経験を持つスタッフ、自分の子どもが不登校・ひきこもりを経験した親スタッフが相談に対応します。

フリースクール ネモ

同団体は、学校に行かない子や、家にいる子が安心して自分らしくいられる居場所として「フリースクール ネモ」を運営しています。習志野市と市川市の2ヶ所のフリースクールには、小中学生を中心としたメンバーが利用中です。
学校のように決められたカリキュラムはなく、ミーティングで子どもたち自身が活動内容を決定する点が特徴です。スタッフは、子どもの意思を大事にしており、ありのままを受け止めています。

詳細情報

NPO法人 ネモ ちば 不登校・ひきこもりネットワーク

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