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芸術の力でまちとひとを元気に!芸術を通じた社会貢献事業を行う団体【認定NPO法人 あっちこっち】
公開日
はじめに
「認定NPO法人あっちこっち」は、2011年8月に任意団体として設立し、芸術を通じた社会貢献事業を行っている団体です。普段の生活のなかで「もっと気軽に芸術を楽しめたら…」そんな思いから、同団体の活動はスタートしました。
本記事では、同団体の活動内容について詳しくご紹介していきます。
概要
「認定NPO法人あっちこっち」の理事長を務める厚地美香子氏は、約20年間音楽マネジメント会社で勤務し、芸術に触れる多くの機会を得ました。その経験を活かし、被災地で音楽を通じた社会貢献活動をスタート。今では学校や介護施設などにも活動の場を広げ、2012年から2021年までに300回以上に及ぶコンサートやワークショップを開催しています。
同団体は行政とも連携を図っており、子どもたちの豊かな情操を養う機会の拡大につながる活動が評価されています。
2015年には「第9回かながわ子ども・子育て支援対象特別賞」を、2021年には子ども・若者育成支援部門の活動に対して内閣府より「内閣府特命担当大臣表彰」を受賞。このほかにも数々の受賞実績を持っています。
プロまたはプロを目指すクラシック音楽家や美術家、ダンサーなど才能ある若手芸術家とともに、「あっちこっち」へ芸術の持つ魅力を届ける活動をしている団体です。
活動内容
認定NPO法人あっちこっちが行っている芸術を通じた社会貢献活動には、次のようなものがあります。
子どもの芸術体験事業
親子で楽しむ子ども食堂とアート体験
認定NPO法人 あっちこっちでは、横浜市寿町健康福祉交流センターにて、どのような状況の子どもたちも安心して芸術と食を楽しめる居場所を提供。2020年9月より、月に1回のペースで開催しています。
同事業では、SDGsのゴール1である「貧困をなくそう」に該当する「子どもの貧困問題」を、幅広い視点で考えています。食の支援はこども食堂という形で、心の支援はプロのアーティストによるアート体験という形で、地域の子育て世代の経済的・精神的貧困の解決に貢献している事業です。
一時間ほどのアート体験を実施したあと、こども食堂の部で食事を共にします。
こどもホスピス芸術学校
こどもホスピスの運営団体と連携を図り、学校に通えない難病の子どもたちに芸術を通じて楽しく学ぶ時間を施設内にて届けています。子どもたちの興味やリクエストに合わせ、プロのアーティストたちが授業をアレンジして行います。
子どものためのわくわくワークショップ
芸術を発信する本格的な文化・芸術施設で、子どもたちが本物の芸術に触れられる機会です。本格クラシック音楽作品による舞台制作体験に挑戦します。
ワークショップは、次の4部構成です。
1部:舞台美術・衣装製作
会場に用意した材料を使い、講師のアドバイスをもとに自由な発想で舞台衣装や装飾を行います。
2部:音楽とダンスの創作ワークショップ
テーマとなる音楽をベースとした即興演奏を聴き、ダンスの講師に教わりながら振り付けを考えます。
3部:子どもたちの発表
美術・音楽・ダンスを融合した制作を発表します。
4部:講師の発表
舞台上で講師の発表を鑑賞します。子どもたちも制作過程と発表を体験しているため、心の準備を万全の状態にして集中して鑑賞できるのです。
横浜市芸術文化教育プラットフォーム~アーティストが学校へ
前述した「子どものためのわくわくワークショップ」の活動が認められ、横浜市教育委員会より2015年にコーディネートの委託を受けています。横浜市内の複数の小学校を対象に、授業の一環として合唱・オペラ・邦楽のワークショップを行います。
国際交流事業
日本と海外のアーティストによる、芸術を通じた国際交流事業です。子どものためのワークショップや、被災地でのプロジェクト、国際教育音楽祭などを制作しています。
Paper Planet ペーパー・プラネット
2018年に宮城県南三陸町にて、2023年に横浜市にて宮城県南三陸町にて開催されたワークショップです。
子どもたちのアイデアからインスピレーションを得て、アートや音楽によって想像上の世界を作り出します。
The KARAOKE Project カラオケ プロジェクト
2018年に、神奈川県横浜市にて開催された参加型のアート作品です。
世界共通語にもなっている「KARAOKE」を通じて、国や世代を超えてコミュニケーションを図ります。
Dining Room Tales ダイニング ルーム テイルズ
アーティストが食を通じて自身の人生を語る、「ダイニング ルーム テイルズ」の日本初演です。2019年に、オーストラリアとの国際交流事業として横浜市、関西およびオーストラリア・シドニーで開催されました。
若手アーティストの人材育成事業アート・フォー・コミュニティ
芸術を必要とする地域コミュニティに対し、アート体験を提供する事業です。コミュニティの課題解決に適したイベントをアーティストが企画制作し、コミュニティを持続的に活性化するための方法をともに探ります。
2018年より事業をスタートし、年間を通じて開催しています。
被災地支援事業
被災地を訪問してカフェ・コンサートを開催したり、仮設住宅集会所や子ども施設を訪問しボランティアによる手作りお菓子のお届けなどを行っています。
東日本大震災の被災地支援のために、2011年から行っている取り組みです。2014年からは福島県内で、2017年からは熊本県内でも開催。今までで、200回ほど行っています。
2024年3月3日には、13年間続けてきた「被災地にお菓子を届ける会@横浜山手」の最終回が行われました。
利用者の声
認定NPO法人あっちこっちのサービスを利用した方々から届いた声を、一部抜粋してご紹介します。
鎌倉芸術館の施設のあり方、役割を考える貴重な機会
(鎌倉芸術館 事業ご担当者様)
「地域の文化拠点として、市民の文化活動、とりわけ青少年を対象とした参加機会を提供する事業を模索していたところ、『わくわくワークショップ』のアート・音楽・ダンスを一度に体験できる企画内容に魅力に感じ、自主事業として取り上げさせていただきました。
熱心な『あっちこっち』のスタッフの皆様と制作に携わり、こどもたちの豊かな感性を目の当たりにしたことは、今一度、鎌倉芸術館の施設のあり方、役割を考える貴重な機会となりました。」
何よりも、心豊かで楽しいアートを舞台で実現しようという心意気が強く感じられました。
(市川市文化会館 事業ご担当者様)
「あっちこっちスタッフと参加するアーティストたちの想像と創造力、何よりも、心豊かで楽しいアートを舞台で実現しようという心意気が強く感じられました。
私たち市川市文化振興財団も子供たちのためのコンサートを積極的に行っていますので、学ばせていただいたことを、事業実施の糧としています。」
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一人ひとりの経験、スキル、能力などの違いを理解した上でサポートすることを心がけています!
京都大学工学部建築学科を2010年の3月に卒業し、株式会社大林組に技術者として新卒で入社。
その後2012年よりレバレジーズ株式会社に入社。ハタラクティブのキャリアアドバイザー・リクルーティングアドバイザーを経て2019年より事業責任者を務める。