はじめに

就労移行支援事業所 えくすぺは、NPO法人Oneが運営している団体です。岡山県倉敷市に拠点を置き、就職への一歩を踏み出したい方の就労支援を行っています。
人が「ナリタイジブン」を見つけるためには、たくさんの経験・体験が必要だと同団体では考えています。体験が少なければ、「ナリタイジブン」を見つけにくくなる。そうした考えから、たくさんの体験ができる機会を用意し、「ナリタイジブン」を見つけるためのお手伝いをしています。本記事では、そんな同団体の活動内容について、詳しくご紹介します。

就労支援事業所  えくすぺについて

就労支援事業所 えくすぺでは、どんな仕事をしたいのか、将来どんな生活をしたいのかという質問に対して「分からない」と答える若者たちが「ナリタイジブン（人生の目標）」を見つけるための支援を行っています。
若者が「ナリタイジブン」を見つけるために大切なのは、たくさんの体験をすること。同団体では企業体験をはじめ、勉強や遊び、スポーツ、人とのコミュニケーションなど、さまざまな体験の機会を用意しています。多彩な体験をしながら「ナリタイジブン」を見つけ出し、就職への足掛かりとなれるように支援している団体です。
就職してもそれがゴールではなく、働き続けることが大切だと考えています。就職先が決まったら支援が終了するわけではありません。職場への訪問や定期相談、余暇活動のアドバイスといったアフターフォローも実施しています。
支援スケジュールは予約選択制で、個々の目標に沿って支援内容を組み合わせて受けられるようにしています。

えくすぺの3つの就職支援

就労支援事業所  えくすぺが行っている就労支援は、以下の3つです。

①ジョブコネクト

ジョブコネクトは、就労支援事業所 えくすぺが独自で行っている体験型のキャリアカウンセリングシステムです。仕事をした経験がない・仕事の経験はあっても自分に合った仕事が分からない・障がい者雇用について知りたい、こんな方の利用におすすめです。
自分に向いている職業が分からないという疑問は、就職活動においてたくさんの方が考えることです。同団体では協力企業への見学と体験によって、適正を見つけ出せるようにしています。協力企業の業種は、製造業・農業・PC事務・清掃業・医療福祉・卸／小売業・建設業・サービス業・飲食業の9つです。まずはその中から5つの企業を選んで見学に行きます。
その後、5つの見学先の中からさらに3つを選んで、1日～2週間の職業体験を行います。
この体験を通して自分の適性や「ナリタイジブン」を見つけ、就職をはじめとする今後の方向性を決定できるように支援しています。

②ベーシックプログラム

ベーシックプログラムの目的は、座学やパソコン作業、スポーツなどの多彩な体験を通して、仕事をする上で必要になる生活リズムを整え、知識や体力も身につけていくことです。仕事をしたいと思うけど自信がない・まずは生活リズムを整えたい・仕事に必要な体力をつけたい・コミュニケーションを磨いて人に慣れたい、といった方におすすめのプログラムです。

ビジネス：就労に必要な知識や社会人として必要なマナー・礼節を習得できるように支援しています。
プレパレ／PC：ワード・エクセルをはじめとする最低限のパソコンスキルに加えて、就労に必要な集中力も身につけられるように支援しています。
コミュニケーション：働く上で必要な話す・聞く力を含めたコミュニケーション能力向上を目指しています。
フィールドワーク：行ったことのない場所で普段はできないことにチャレンジし、経験の幅を広げる活動を実施しています。
やってみよう：主に屋内にて、普段の生活ではできないことにチャレンジします。
体力：スポーツをはじめ簡単に体を動かす活動を通じて、就労に必要な基礎体力を修得できるように支援しています。

③個別支援

「ナリタイジブン」を見つけ出すことができても、その後はどう動けばいいのか分かりにくいものです。就労支援事業所 えくすぺでは、専門スタッフによる個別支援も行っています。個別支援の内容は、ハローワークへの同行支援・面接同行・ジョブコーチ支援・職場訪問。就職活動の支援をはじめ、就職後の定着支援も含まれます。
同団体には、精神保健福祉士（PSW）のジョブコーチが複数名勤務しています。支援は専門スタッフがマンツーマンで行います。

詳細情報

就労移行支援事業所 えくすぺ