ニートやひきこもりなど青少年の社会問題に向き合い、多彩な支援事業を実施【一般社団法人 アイネット】

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はじめに

一般社団法人 アイネットは、ニート・ひきこもり・不登校・非行といった青少年の社会問題の支援を行っています。
当事者および保護者の方のSOSの声に耳を傾けて、前向きに生きていけるようにサポート。青少年の自立と、良好な親子関係の構築に貢献している団体です。家庭環境をより良くすることも目標に掲げ、『あせらない、あわてない、あきらめない。』をモットーに多くの活動を実施しています。
本記事では、そんな同団体の事業内容について詳しくご紹介していきます。

事業内容・実績紹介

一般社団法人 アイネットは、内閣府が実施する「子供と家族・若者応援団表彰」において内閣府特命担当相表彰の受賞実績を持ちます。ひきこもりなどの問題を抱える当事者および保護者の方を対象とした、相談や社会復帰促進といった多彩な取り組みが評価されました。
同団体ではさまざまな事業を手掛けており、各事業によって利用の対象が異なります。サポステ部門は15歳から49歳まで、ひきこもり部門は65歳まで、障がい者部門は18歳から65歳まで。生活困窮部門は、年齢制限はありません。令和3年度のひきこもり関係の延べ相談件数は5000件を越え、全国屈指の実績をあげています。また、ほとんどの相談事業が公的事業のため料金はかかりません。

就労支援事業

厚生労働省「地域若者サポートステーション」運営事業

働くことに悩みを持つ15歳から49歳までの若者を対象に、就労に向けた支援を行っています。

茨城労働局事業

就職・自立促進講習事業等生活保護受給者等の自立に向けて、職業訓練へのスムーズな移行を目指しています。

自治体事業

就職に対して困難を抱えた方が就労できるように、キャリアコンサルタントや就労支援員がさまざまな訓練メニューを行っています。

ひきこもり支援事業

茨城県「ひきこもり相談支援センター」運営事業

茨城県在住のひきこもり当事者および保護者の方を対象に、これからのことを一緒に考えていく事業です。必要に応じて、適切な支援機関などを紹介しています。

ひきこもり支援フォーラムの実施

ひきこもり当事者および保護者の方の支援を目的とし、ひきこもりへの理解を深める内容を発信しています。

ひきこもり者の居場所

ひきこもり当事者が自分はひとりではないと実感し、未来への希望を生み出せる居場所としての役割を担っています。

生活困窮者支援事業

・筑西市委託事業
・つくばみらい市/守谷市委託事業
仕事や生活に不安を抱えている方を支援している事業です。仕事や住まい、家計などのご相談を受け、個々の生活状況や課題に合わせた支援プランを作成。課題の解決に向けた支援を行っています。

障がい福祉サービス事業

主に精神・発達障がいの方を対象に、支援計画に基づく各種サービスを提供しています。働く訓練をしたい、居場所がほしいなど、さまざまな悩みをお持ちの方が支援を受けられています。

・就労移行支援事業
・就労継続支援B型事業
・自立訓練(生活訓練)事業
・指定特定相談支援事業

シェルター・シェアハウスの運営

シェルターの運営

ヤングケアラーやDV、虐待を受けて避難を必要としている方のために、同団体では3ヶ所の緊急避難所を設置。避難所には家具や食器類、寝具などを完備しています。

ひまわりハウスの運営

ひきこもりの方の次のステップとして、4人の方を受け入れ可能なシェアハウスを運営しています。サポステ、イマココの支援により、自立を目指します。(男性のみ)

フリースクールの運営

miniPlusフリースクールの運営

ひきこもりや不登校の状態でもう一度学び直したい方のために、パソコン・英語・プログラミングを中心に学べる環境を用意しています。

講演会活動

各種講演会を開催し、不登校やひきこもり、ニート、発達障がいなど困難を抱える方の支援を行っています。
令和2年度には、オンラインを含む18回の講演を実施。これまでに、延べ200回以上講演を開催しています。

青少年の様々な問題の相談、助言、情報提供

不登校やひきこもりといった青少年の問題を解決するために、個別相談や各種情報提供などを行っています。

保護者・当事者の会の開催

毎月第3水曜日に「親の会」を、毎月第1土曜日に「当事者の会」を、毎月第3土曜日に「女子会」を開催しています。

いばらき県西 若者サポートステーション

一般社団法人 アイネットでは、事業の一環として「いばらき県西 若者サポートステーション」を運営しています。
「正社員で働くために必要な準備を知りたい」「働きたいけどなかなか動き出せない」「仕事が継続しない」など、さまざまな理由で就労に踏み出せない方やその保護者の方が支援の対象です。専門のカウンセラーやキャリアコンサルタントによる個別相談、就労支援セミナー、職業体験といった多彩な支援を通じて働き始める力を身につけ、社会に出るためのサポートを行っています。

サポステとは

サポステとは地域若者サポートステーションの通称で、厚生労働省委託の支援機関として全国各地で展開されています。利用の対象は、学校を卒業・中退後または離職後の一定期間無業状態にある、15歳から49歳までの方とその保護者の方。働くことに悩みを抱える若者が就労に向かって踏み出せるように、多彩な支援を行っています。
支援プログラムは、以下の4つに大きく分けられます。

体験

職業見学・体験、農作業体験など

学ぶ

コミュニケーショントレーニング、パソコンスキルアップ、社会人としてのマナー講座など

つなぐ

ハローワーク、ジョブカフェ、各種就労支援機関など

みんなで

フリースペース有効活用、仲間づくり、ボランティア活動など

上記の支援プログラムは、若者一人ひとりに合ったものをスタッフと相談しながら始めていきます。これらの支援を重ね、支援の必要がなくなるまでサポート。就職決定後も、アフターフォローを行っています。

支援プログラム

いばらき県西 若者サポートステーションでは、次の支援プログラムを展開しています。

コミュニケーショントレーニング

コミュニケーションが苦手な方を対象に、自己表現力や関係構築力を高めるためのトレーニングです。

職場見学/体験

実際の仕事を体験することで、自分にどんな仕事が合っているのかを肌で感じることができるプログラムです。

ステップアップ

サポステを卒業し、さらなるスキルアップを目指す方にも継続的に支援を行っています。

詳細情報

一般社団法人 アイネット

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