個々の状況に応じたオーダーメイド型支援で就職への一歩をサポート【いたばし若者サポートステーション】

はじめに

厚生労働省委託・東京労働局の委託事業である、いたばし若者サポートステーション。（委託先：NPO法人青少年自立援助センター）
東京都板橋区に拠点を構え、働きたい若者のサポートを行っている就労支援機関です。大まかなサポート内容は、スタッフ相談・キャリアカウンセリング・就活こころ相談・各種セミナーなど。本記事では、同支援機関の活動内容について詳しくお伝えしていきます。

概要

いたばし若者サポートステーションでは、働きたい気持ちはあるものの「未経験/ブランクがあり、働くことに自信がもてない」「何が自分に合っているかわからない。方向性どうしよう」「面接が上手くいかない・苦手意識がある」といった悩みや不安のある無業状態の方に対して、相談者の働きたい気持ちに寄り添いながら就労準備から応募のサポート、就職決定後の定着支援まで、就労に向けて一貫したサポートを行っています。
対象年齢は、15歳から49歳まで。そのうち、特に20代〜30代前半までの方が多く、板橋区外や埼玉県在住の方も利用しています。

特徴

全国177箇所に拠点のある地域若者サポートステーション（通称サポステ）。委託先法人の方針・地域毎のニーズ等によって支援の特徴・プログラム内容は異なることもあります。その中で、豊富な支援プログラムがあることも、いたばし若者サポートステーションの特徴の1つです。
以下では、同支援機関の支援の特徴を一部ご紹介します。

ふらっと参加できる説明・見学会

予約不要で気軽に参加できる見学会・説明会「ふらっとサポステ」の開催も特徴の一つ。いたばし若者サポートステーションに興味がある方や、どんなところかを実際に見てみたい方（ご本人のほか、ご家族や関係機関の方も含む）を対象に毎月サポステを開放しています。
詳しくはホームページやX（旧Twitter）で確認することができます。

オーダーメイド型のサポート体制

いたばし若者サポートステーションでは、一人ひとりの状況や悩みに応じてオーダーメイド型の支援を実施しています。オーダーメイド型支援とは、利用者の課題や希望をヒアリングして、支援者側の見立てを交えた活動計画に基づく伴走支援のことです。
基本的にはスタッフとの個別相談を中心に行い、必要に応じて各種プログラムを組み合わせて実施しています。

ステージ毎のプログラムが充実

いたばし若者サポートステーションでは、ステージごとにきめ細やかなプログラムを用意し、働きたい方の就職への一歩を応援しています。

生活改善

日中の通所に慣れていくこと、生活リズムを整えていくことを目的としたプログラムです。プログラムの中でも1人で黙々と取り組めるような気軽に参加しやすいタイピングを実施。このほか、地域の歩道や公園、川沿いなどの散策を楽しみながら定期的に町のクリーン活動など、さまざま行っています。

就労準備

就労準備は主に、「自己理解」と「仕事理解」のプログラムに分かれます。
「自己理解」では、ワーク型や心理検査など月によって異なるセミナーを開催。プログラム参加後は個別相談にて振り返り、自己理解を深めます。
職業検査では、興味：キャリアインサイト・適正：GATBの2種類のツールを用いて客観的に自己理解を図っています。このほか、興味適性を図るため簡単な作業を通じた作業体験も実施。手先の器用さを知る作業やパソコン作業、屋外での作業体験などを、少人数で行います。

「仕事理解」では、業界・職種に詳しい外部講師や企業の方を招き、説明会を行います。また、協力企業のもとでのインターンも実施。未経験の仕事へのチャレンジや、職場環境に不安を感じる方が働くイメージを具体的に掴むための貴重な経験になっています。

就活応援

採用面接・初対面・オンラインなど、異なる場面ごとに必要なコミュニケーションを学ぶセミナーです。フリーアナウンサーの方を講師に招き、「初対面の人とのコミュニケーション」「「好印象な話し方を身につけよう」「雑談力を磨こう」など毎月テーマを変えて開催。コミュニケーションに苦手意識を持つ方におすすめのセミナーです。
「コミュニケーションセミナー」のほかには、履歴書の書き方や自己PR・志望動機の書き方、PCの基本操作を学ぶセミナーなど、毎月さまざまなテーマで就活に役立つ「就活セミナー」も実施しています。時期によっては、ハローワーク池袋や職業訓練校への見学会も行っています。

利用者の声（ハッピー報告）

いたばし若者サポートステーションを利用して就職が決定した方の声が、同支援機関のWebサイトの「ハッピー報告」にて掲載されています。決まった進路やどうサポステを活用したか、就活を進めたかなど、参考になります。

詳細情報

いたばし若者サポートステーション